最終更新日:2026/8/3

(株)IHIキャスティングス【IHIグループ】

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 非鉄金属
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

航空・宇宙、産業などの先端分野を支える、ハイレベルな技術“精密鋳造”を担う!

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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自らの専門性を高めながら、精密鋳造の品質向上に取り組む!

製造工程の管理・改善、鋳造過程のシミュレーション、鋳造品を中空構造に形成するセラミックコア。専門知識を深め、経験を積み重ねながら高性能な精密鋳造を支える3人の社員の仕事への思いとやりがいを聞いた。

【写真右】
生産技術部生産技術G
垣内 陸さん/2022年入社
工学研究科生産システム工学系専攻 修士

【写真左】
生産技術部生産技術G
松田 涼さん/2019年入社
総合科学研究科地域創生専攻
地域産業コース金型・鋳造プログラム 修士

【写真中】
生産技術部治工具/コアG
河原井 真彦さん/2011年入社
理工学研究科機械工学専攻 修士

基礎理論を学ぶとともに、経験を積み重ねながら知識・技術を高めていける環境で、成長を実感する日々!

将来は航空・宇宙関連の業界で働きたいという思いがあった私ですが、大学では金属材料系の分野を学んでいました。金属材料は、工業系の世界では切っても切れない要素なので、身につけた知識・感覚のようなものを活かせる仕事というフィルターをかけつつ、航空・宇宙に関わりのある企業を調べていくと、IHIキャスティングスが浮かび上がってきました。企業ガイダンスや工場見学を通して、精密鋳造に特化したものづくりに興味を抱いたことも大きかったですね。

私は、航空機用タービンブレードの製造工程の管理・改善業務を担当しています。当社の製品は、グループ会社のIHIなどが作成した図面、仕様にもとづいて製造していますが、及第点となる製品の歩留まりを高めるために製造工程の改善などを行うことが私の仕事。精密鋳造では発生する鋳造欠陥により、つくったものが不良品となってしまう場合があります。課題となっている鋳造欠陥を解決するために鋳造工程を工夫するわけですが、1つの工程で改善を加えた際に、他の工程の作業に影響が出ることもしばしばあるため、現場の作業員との調整や確認も重要になります。金属材料に関わる知識だけでなく、コミュニケーションも大切な仕事であることは、入社して初めてわかったことでした。

ジェットエンジンの仕組みや精密鋳造に関する基礎理論は入社後の研修で学びますが、実際の現場作業は目で見て経験を通じて身につけていくことが多いです。ベテランの先輩に聞けば“こういった変更を加えると、こんな課題が生じやすい”といった経験則を教えてもらえますし、しっかり相談に乗ってくれるので、安心して覚えていくことができました。

“この方法では製造が難しい”といった現場の指摘も受けつつ、どうすれば良いか自分で考えながら理解できる部分が増えたことに加え、改善には現場とどんな調整が必要かといった工程への影響なども把握できるようになってきたことが、自分自身で成長を感じられる点。鋳型をつくる、金属を流し込む、部品を加工するといった製造工程のいずれかを掘り下げ、知識を深めることが今の目標。最終的には全工程を網羅できる技術者を目指します!
(生産技術部生産技術G/垣内 陸さん)

仕事のやりがい、おもしろみ!

「多様な工程を経て製品ができる精密鋳造の工程。各現場の作業を考えながら調整・改善を行って製品の品質を高めることができた時、大きな達成感があります!」(垣内さん)

鋳造シミュレーション解析の技術を社内で確立させて、欠陥原因を見つけ、製品の歩留まり向上に貢献したい!

私は大学で、鋳造を専門にするゼミに所属し、主に鉄系の鋳造品の研究を行っていました。企業研究を行う中、鋳造で航空機の部品をつくる特殊な当社のものづくりに興味を抱いたことが入社のきっかけ。とはいえ、精密鋳造は、ほぼ初めての分野。入社後に、現場で学びながら知識を身につけてきました。ちなみに、精密鋳造は、ワックス(蝋)で製品模型をつくり、周囲を耐火物の液状物や砂で固め、ワックスを溶かして抜いて、鋳型にする製造方法。複雑な形状の部品などをつくれることが特徴です。

現在、私が担当しているのは、鋳造シミュレーション解析業務。鋳造は、金属を溶かして固めるというのが製造プロセスですが、金属が適切な温度で的確に流れ、順序良く冷え固まらなければ欠陥が発生します。そこで、どのように金属が流れるか、どこから冷えていくかといったことをモデルを使って専用ソフトでシミュレーション。その結果をもとに、金属が流れる経路などを示す鋳造方案を考えることがメインの仕事になります。シミュレーションと同時に、金属を流し込む工程で、実際に温度を測定して検証する仕事も担当しています。

私は、2019年の入社以来、生産技術部門に所属し、当初2年ほどは、特定部品の欠陥解消などを担当。その後、1年ほどグループ会社に出向し、鋳造製品を加工する工場で品質改善などを担当しました。そこから戻り、鋳造シミュレーション解析の専任に。1年半にわたって、シミュレーションに詳しい先輩から、解析方法、結果の読み方などを学びました。鋳造シミュレーション解析は、当社で本格的にスタートしたところ。もう一人の担当者とともに、解析技術を確立させるべく奮闘中です。

シミュレーションによる解析で製品に欠陥リスクが見えた時、その状態を読み解き、金属が流れる経路、冷却の順番などを考えて新しいモデルを作成。再度、解析すると問題が払拭され、試作しても欠陥がなくなった時はとてもうれしいです。これまで、社内で解決しきれなかった欠陥リスクや、量産製造の中で起きがちだった問題について解析してほしいという依頼が届いています。原因を推定し、対策を行うことにより、製品の歩留まりを高めることに貢献できればと思っています。
(生産技術部生産技術G /松田 涼さん)

仕事のやりがい、おもしろみ!

「溶けた金属の経路などを示す鋳造方案づくりは、自分の肌に合っていて楽しいんです。やりたいと思ったことを実現しやすい環境も、意欲を高めてくれますね!」(松田さん)

海外のセラミックコアメーカーともコミュニケーションを図り、多くの人とやり取りするおもしろさがある!

私が担当しているのはセラミック製品。鋳造製品を中空構造にするためのセラミックコア(中子)と呼ばれる部材です。近年、エンジンのタービンに入ってくるガスの温度が高温化し、タービンの合金の融点を超えることがあります。そこで、中空構造にして冷却空気を送り、冷却しながらエンジンを稼働させます。その中空をつくるのが、セラミックコア。鋳造の際に一緒に鋳込み、最後に化学的に溶出させます。セラミックコアの製造管理と、寸法の保証が私の仕事となっています。

早いもので入社から15年。当初3年間は、松田さんの話にあったワックスの模型を射出成形する部門を担当していました。その後、セラミックコアを扱う部門に異動しています。大学では航空宇宙工学を学び、大学院で粉末冶金の研究に取り組みました。粉末状の素材を焼成してつくる金属材料を扱っていたのですが、入社して担当したのはワックスやセラミック。そのため、技術的な知識は入社後、指導員のもとOJTで一から学んできましたが、業務を通じて興味が深まっていきました。

私が担当しているセラミックコア、同じ部署内で手がけている金型設計、検査治具の設計にあたっては、材料系の知識に加えて機械工学的な知識も必要になるというのも発見でした。生産現場では機械を使ってものづくりを行っているので、たとえば油圧で動く機械に関する知識や、機械の電気図なども読めるとプラスになるなど、幅広い知識を活かすことができますし、多様な知識や技術が集約することで、当社の製品製造が成り立っているところに、私は魅力を感じています。

セラミックコアは社内で製造しているほか、専門のメーカーに製造を依頼しているものもあり、品質を管理するサプライヤーコントロールのような業務も担当しています。技術的な相談・調整に応じたり、アドバイスを行ったり、逆にサポートをお願いすることもあります。さらに、海外のメーカーからもセラミックコアを購入しており、そのやり取りも担当。ビジネス習慣や文化の違い、時差などの難しさもありますが、やりがいも大きいですね。こうして、社内外でコミュニケーションを図り、多くの人とやり取りを行うといった業務も入社前には想像もしなかった、おもしろみのある仕事だと実感しています。
(生産技術部治工具/コアG/河原井 真彦さん)

仕事のやりがい、おもしろみ!

「最終的な製品は金属で、自分が学んだこととリンクしますが、業務で扱っているのはセラミック製品。意外なおもしろさに入社後、出会いました!」(河原井さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 垣内さんが感じる職場の雰囲気
  • 松田さんが感じる職場の雰囲気
  • 河原井さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

大学で専攻した分野の業界や企業にこだわらず、やってみたい、進んでみたいという企業を選んでも良いと思います。特に大学院まで進んだような方は、別の分野の企業ガイダンスなどで「なぜ、ここにきたのか?」と見られる不安が強いかもしれませんが、そこは臆せずに突破し、「こういう分野ですが必要としていますか?」といったようにアプローチしてみてほしいですね。(垣内さん)

“自分が学んだ専門分野などに縛られることはない”というのは私も同じ考えです。私はもともと鋳造について研究していましたが、砂型を使う一般的な鋳造と精密鋳造ではまったく異なりましたし、大学で扱っていた鉄と、当社で使うニッケルも大きく異なります。入社してから学ぶことの方が多かったですし、むしろ航空関係に興味があったので、今があると思っています。(松田さん)

私も2人の話にまったく同感です。大学では専門分野を突き詰めてきたようでいて、同様の分野に進んでも、学んできた知識などがそのまま役立つ環境というのはそう多くはありません。それよりは、自分の専門は一旦忘れて、広い視野で興味のある企業をどんどん調べてみてください。よく調べてみると、分野外だと思っていたけれど、意外な共通点が見つかるかもしれませんよ。(河原井さん)

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若手が多く活躍しており、活気がある和気あいあいとした雰囲気の職場も魅力だ。その中で、先輩から後輩、ベテランから若手へと、しっかり“技術継承”が行われている。

マイナビ編集部から

今回、取材に協力してくれたのは、いずれも生産技術部に所属する入社16年目、8年目、5年目の3名。業務内容、経験ともにそれぞれ異なるが、技術的なことも、自身の経歴についても、三者三様の視点から実に快活に、自由に話してくれたことが印象的だった。意識を持って業務に取り組みさえすれば、のびのびと働くことができる職場であることが想像できた。

IHIグループとして同社が精密鋳造を手がけ始めたのは1977年。およそ半世紀にわたり、航空機エンジンなどに使われる高精度の鋳造部品製造に取り組んできた。ワックスを製品形状に成型し、型をつくり溶かし出して空洞をつくるロストワックス製法、鋳物に冷却用の中空をつくるセラミックコア。すべてを理解できたわけではないが、それでも特殊かつ精密な製品づくりの一端には驚きを感じた。航空機やロケットのエンジン、産業用ガスタービン、エンジンのターボチャージャーなど、航空・宇宙、産業の最先端分野において、いずれも過酷な環境で使われる特殊部品を手掛ける同社。

それだけに、専門特化した知識も求められるが、近年は、たとえば農学部の出身者が入社するなど、求める人材の幅も広がっているという。材料、機械、化学といった専攻に加え、コミュニケーション力、調整力など、多様なスキルが結集してできあがっている同社の製品。興味が向いたなら、真っ先に企業研究をしてほしい企業だ。

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意欲を持って取り組みたいことがあれば、どんどんチャレンジさせてくれる風土が根づく同社。若手のうちから、その考えや思いを尊重し、役割を与えてくれる環境だという。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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