最終更新日:2026/6/30

(株)染めQテクノロジィ

業種

  • 化学
  • 建設
  • 検査・整備・メンテナンス
  • 日用品・生活関連機器
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)

基本情報

本社
茨城県

取材情報

記事で読む社会科見学

新技術で、社会を変えるということ。

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営業と研究開発が語る自社開発の強み

塗料の枠を超えた技術で、社会インフラの課題解決を進め続ける染めQテクノロジィ。営業と研究に携わる先輩たちに、ナノ結合技術や強靭化工法といった代表的な技術の特長、用途などについて聞いてみた。

C.O.さん(写真中央)
SDユニットSD2チーム/2025年入社

N.U.さん(写真左)
SDユニットSD1チーム/2025年キャリア入社

A.A.さん(写真右)
R&D LABユニット R&D LABチーム/2021年入社

【C.O.さん】「ナノ結合技術」が、あらゆる素材をきれいに“染める”

私が所属するSDユニットは、他社でいえば営業部門にあたる部署。単なる塗料メーカーではなく、世の中の課題を多角的に解決する“技術開発研究所”を標榜している当社では、既存製品を販売するというよりは、お客さまの困りごとを引き出したうえで、その解決策となる技術を新たに生み出していくことを信条としています。だからこそ、提案の最前線に立つSDには幅広い知識が不可欠なものとなっています。

当社の代表的な製品の1つに、「染めQエアゾール」というカラースプレーがあります。こうしたスプレーは一般的には、革や布、木材といった素材ごとに異なる種類が用意されています。しかし、染めQの場合、どんな素材にも1本で対応できる点が支持を集めています。主にホームセンターで販売されており、個人のDIYのみならず、コスプレイヤーの方々にも愛用していただいています。

上塗り塗装のプライマー(下地)となる「ミッチャクロン」も人気のアイテムです。自動車塗装や建築現場で用いられていますが、これも金属や樹脂などの素材を問わずに対応しているだけに、現場のプロからは作業時間の削減と効率化につながると好評を博しています。

こうした技術を実現している根幹となるのが、当社自慢の「ナノ結合技術」です。従来の塗料の場合、粒子が大きいがゆえに素材表面の凹凸に入り込むことができませんでした。しかし、ナノ結合技術では、粒子を従来の約1,000分の1まで微細化することで、凹凸の細部にまで隙間なく入り込み、高い“結合力”を実現しています。

私自身、技術とは関係のない学科出身だけに、こうした技術をどうやって提案すればいいのか、最初は全くわからない状態が続きました。それでもお客さまの役に立ちたいとの思いで提案を繰り返していく中で、「染めQさんの話を聞いてよかったよ」という喜びの声をいただける場面が増えていきました。

最近は提案の幅も広がり、身近な場所にある歩道橋、学校などの課題解決にも乗り出しています。私が担当ではなかったものの、母校が染めQの技術を使って補強されたとも聞きました。表には出ないけれど当社の活躍の場は本当に広く、社会に役立っていると思えるのもモチベーションとなっています。

先輩から一言

「若手にもどんどん経験をさせてくれるおかげで、1年目から主体的に商談に臨むことができています。提案力を磨くために、先輩の事例を学んでいます」(C.O.さん)

【N.U.さん】建物を壊さず、長く活用し続けるソリューションを提案

前職は別企業の営業として働いていましたが、実はそれ以前、自衛隊に所属していました。末端の隊員の一人ではあったものの、防錆や補強をする際に「染めQ」の名が飛び交っており、価値ある技術を提供しているブランドだとの認識を持っていました。転職を考えた時には、「染めQ」を活用して建物を“強く”する部分に貢献することで、自衛隊とは別角度から国を守りたいと当社に飛び込みました。

以来、SDユニットの一員として全国の商社や飲食店などに対する提案営業に臨んでいます。商材を問わず幅広く提案していますが、軸としているのは「大改修時代」。日本では高度経済成長期に建築された建物が、数十年の歳月が経った今も活用されています。かなり劣化が進んでいるものの、建て直しをするには予算や環境負荷などを考慮すると難しい部分が多く、持ち主は大きな悩みを抱えています。そうした問題を解決するべく、建物を壊さずにリニューアルする技術の集合体として「大改修時代」を提供しています。

大改修時代の根幹となるのが「強靭化工法」です。ナノ結合技術と強靭化技術を組み合わせて誕生した工法で、塗るだけで鉄やコンクリートなどさまざまな素材の強度を回復することが可能。物理的な交換が困難で、なおかつ稼働を止められない場所では、工事の手間がかからない強靭化工法の親和性が非常に高く、例えば大型自動車工場や自衛隊の駐屯地などで活用されています。

建て直すよりは安価とはいえ、強靭化工法も決して気軽に導入できる金額ではありません。その中でもお客さまに価値を感じていただくには、SDが自信を持って技術の価値を伝える必要があります。まだ経験の浅い私は提案に苦慮したりもしましたが、先輩の商談に同席したり、社内の関係部署に問い合わせたりして自分の幅を広げてきたつもりです。

ときには橋梁や下水管という身近な場所の工事を提案することも。私が関与したことでインフラの寿命が延び、社会を救うために貢献できているのがやりがいにつながっています。これからもお客さまの困りごとをしっかりと解決できる存在となれるように、自分を高め続けるつもりです。

先輩から一言

「これまでになかった技術を通して、日本が直面する社会問題を解決する。まさに人の役に立つ事業であるため、誇りを胸に仕事に取り組めています」(N.U.さん)

【A.A.さん】錆を封じ込める「強靭化工法」が、社会インフラの安全を実現する

R&D LABチームでは塗料をベースにしつつ、コーティング剤や接着剤など多様な材料の研究開発に携わっています。SDの2人が語っていたようにお客さまの困りごとを解決するのが当社のポリシー。それだけに研究開発もお客さまの課題が起点となってスタートしており、飲食店での清掃が負担だという声を受けて清掃回数を減らすコーティング剤を作り出し、配管の破損でお困りだというお客さまを助けるために修繕や補強を行う材料を開発しています。

私の場合、主に「強靭化工法」に取り組んできました。屋外にある錆びた階段が歩行不可能になったとして、新たに交換するとどうしてもコストがかさんでしまいます。そこで、当社では新素材を活用することで、元の構造物を生かした強靭化工法にたどり着きました。その源流は防錆塗料にあります。従来は錆を除去してから塗装するのが一般的でしたが、当社では強固な塗膜で錆そのものを封じ込めることで、錆がついたまま塗れる技術を世に送り出しました。これを応用して劣化した構造物の強度そのものを復元していく強靭化工法にたどり着いたというわけです。

私は強靭化工法の新用途や新性能の開発にかかわっています。ラボの中ではうまくいっているのに、現場に持ち込むと作業性が悪くてとても実用化できない――そんな事態が何度も発生しましたが、自社に施工部隊を有しているのが大きな強み。現場で材料の性質を確認していくと改善すべき場所がよく見えてきます。しかも、エンドユーザーと対話する機会も多いですし、他社との共同開発にも乗り出していますので、ラボの外でアクティブに行動しながら、よりよいモノづくりが実践できています。

強靭化工法に関しては最近、下水管や橋梁などへの展開が進められています。一般的な建物に比べて塗るべき場所のスケールが大きくなり、新しい発想での改良が不可欠。難しい仕事ではありますが、自分のアイディアで社会の課題を解決に導けたときの達成感はたまらないものがあります。強靭化工法はまだまだ未対応の場所も多いですので、これからも真摯に研究開発に取り組んで、その発展に貢献したいですね。

先輩から一言

「規模が大きすぎないだけに、他部署との連携もしやすいですし、お客さまとの距離が近いので、より実態に即した研究開発を進めることができています」(A.A.さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • C.O.さんが感じる職場の雰囲気
  • N.U.さんが感じる職場の雰囲気
  • A.A.さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

■企業の良し悪しを判断するには、実際に足を運び、社員の醸し出す雰囲気を感じるのが一番。インターンシップや仕事体験などの機会を積極的に活用して、判断材料を増やすことを心がけましょう。規模の大きさではなく、早い段階で挑戦できるチャンスがある企業にも注目してほしいと思います。
<C.O.さん>

■若いうちは成長できる環境に身を置いたほうがいいと思います。募集要項を見ているだけでは判断できない部分なので、できる限り多くの企業の話を聞いて、そこから成長できそうな環境を探してみてください。ちなみに当社では会社見学をしている学生の姿を頻繁に見かけます。いつでもウェルカムな雰囲気がありますから、メーカーという世界を知りたい人は遠慮なく会社見学へ来てみてほしいです。
<N.U.さん>

■“やりたいこと”も確かに大切ですが、長く安心して働くのであれば職場環境はかなり重要な意味を持ってきます。企業研究をするときには、働く人と実際に会ってみて、その会社の環境を見極めてみてください。私自身、コロナ禍での緊急事態宣言下で企業研究をしていたので、直接会える企業があまりなかったのですが、当社は訪問する機会があったおかげで環境面の良さがよく伝わってきましたので、会社へ訪問することは大事なのだと思いました。
<A.A.さん>

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染めQテクノロジィでは年次を問わず意見を発信し、挑戦を続けていくことができる。若手たちも自分らしいスタイルで働きながら、お客さまの課題解決に勤しんでいる。

マイナビ編集部から

お客さまの“困った”を解決する技術研究所を標榜する染めQテクノロジィでは、鉄やコンクリート、木材、革製品、プラスチックなど、多様な素材に塗布する新製品や新サービスを続々と送り出してきた。ナノテクノロジーを駆使した「ナノ結合技術」をはじめとする技術を有している点は、3人の先輩社員の話からも十分に伝わってくるものがあった。

同社を訪れて印象深かったのは、美しくかつ機能的なオフィス環境である。部署の仕切りがないので職種を超えたコミュニケーションもしやすく、日常的なふとした雑談の中から新しいアイデアがどんどん生まれているのがよくわかる。また、特徴的なのは社員食堂の「染めQビュッフェ」。ハンバーグやグリーンカレーといったおしゃれなメニューが1食300円で味わえるなど、社員の健康と財布にやさしいサービスを提供しているのも同社らしいところだ。

同社の技術の数々は、形こそ異なれど、いずれも社会課題の解決に直結するものばかり。簡単に作り出せる技術ではないが、社内空間や各種制度を見れば、イノベーティブな仕事を生み出すために、会社が全力で社員を支えていることを取材を通して感じた。

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近未来的な社内には個性的なディスプレイが随所に施されている。社員同士が気軽に集まって相談ができるスペースも多く、社内コミュニケーションの活性化に一役買っている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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