最終更新日:2026/6/16

社会福祉法人悠和会【銀河の里】

業種

  • 福祉サービス
  • 農林・水産
  • 食品
  • 官公庁・警察・消防

基本情報

本社
岩手県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

暮らしながら、農業に触れながら、アートを感じながら、心に寄り添ったケアを実践!

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ともに悩み、気持ちを理解し、ケアを通して自分自身も成長する場

”人と人”として対峙する姿に惹かれた。農業も学べることに興味を抱いた。一緒に生活するという視線に共感した。現場の最前線に立つ中堅、若手社員に「銀河の里」での日々と仕事、そして環境や理念の魅力を聞いた。

佐原 愛香さん(写真中央)
特別養護老人ホーム銀河の里/介護リーダー/2022年入社
人文社会科学部卒

三浦 伊義さん(写真左)
特別養護老人ホーム銀河の里/相談員/2020年入社
文学部卒

福岡 春花さん(写真右)
特別養護老人ホーム銀河の里/生活相談員/2018年入社
社会福祉学部卒

【佐原さん】利用者さんと職員ではなく、”人と人”として対峙している施設の姿に惹かれ入職を決めました。

大学では、人間・文化・社会・環境などについて研究する学部に所属していました。将来なりたいものがなかった私は、そこで勉強しながら自分のあり方を探してみたいと考えていたのです。そして学ぶなかで、人は人のことをどのように見つめているのかといった視点をもつことに興味を持ち、人と密接にやりとりする福祉の仕事に目を向けました。「銀河の里」とは、企業説明会で出会い、その話に関心を持ちました。介護業務の説明よりも、職員の方々がどのように利用者さんと出会い、やりたいことを叶えるためにどんな取り組みをしたかといったエピソードが中心で、介護する・されるという関係を超えて、人と人として対峙している姿に惹かれました。

利用者さんや職員の方々との出会いを通して成長していける環境であると感じたことが、最終的な入職の理由でしたが、実は入職後も、自分は結局どうなっていくんだろう、と迷っている部分がありました。そんななか認知症の利用者さんから、まるでその迷いを感じ取ったかのような、私が将来を考えるうえで響く言葉をいただくこともあり、不思議な気持ちになると同時に、ここが自分の今のありようを見つめる場だと実感できました。

現在の私の担当業務は、ショートステイのユニットです。ある時、泊まりたくないという利用者さんの説得をしていた際、「泊まる、泊まらないという話をする相手ではなく、一人の人間として見てほしい」と言われたんです。ハッと我に帰り、自分が共感した「銀河の里」の思いを見つめ直す機会にもなりました。

そんなやりとりをしていると、介護業務が回らなくなることもありますが、業務なら職員で協力したり、空き時間に対応したりできます。一方、利用者さんとのやりとりは今しかありません。後回しにすると話したかった内容を忘れることもあるため、その瞬間が大事だと実感しています。また、そこでのやりとりは一対一でも、職員同士で見守る風土があるため、そうした時間を持てるのも「銀河の里」ならではですね。
現在、私は介護リーダーとして研鑽中ですが、同時に利用者さんの前でピアノを弾くなど音楽活動も行っています。楽器演奏を行う職員は他にもいるので、ライブなどの企画もしてみたいですね。職員がやりたいことを、どんどんやらせてくれる環境なのでぜひ、実現させたいと思っています。

「銀河の里」で感じること、考えること

「利用者さんの願いに応えることはどんな施設でも取り組んでいますが、内面の悩みや葛藤、願いなどを考えるのが『銀河の里』の特徴であり興味深い点ですね」(佐原さん)

【三浦さん】農業に従事していた利用者さんからの”ダメ出し”を糧に、米作りから多くを学んでいます。

私は転職で福祉の分野を目指し、「銀河の里」に入職しました。介護が必要になった家族の役に立てれば、という考えが大きかったですね。知識も介助技術もありませんでしたが、今は、この世界に飛び込んで良かったと思っています。
私はよく面倒をみてもらっていた祖父・祖母のことが大好きでした。その祖父が、自分の介護は誰がしてくれるのかと心配しながら亡くなったのを目にし、自分がしてあげられなかった介護を、人生のなかで取り組んでみたいという思いもありました。同じように家族が好き、大事にしたいという思いさえあれば、きっとやりがいをもって働ける仕事だと思います。私は一度も仕事が嫌だと思ったことがなく、充実感をもって取り組めています。

入職から3年ほど介護職を経験し、現在は生活相談員として、特別養護老人ホームの入居、ショートステイ利用のスケジュール調整・請求業務などを担当しています。入職して2年目からは法人が手がける田んぼで米作りにも携わっています。実はこれも、私が「銀河の里」に入職した理由の一つです。岩手県の主力産業である農業を体験できるということに、魅力を感じたのです。ただ、米作りはそんなに甘いものではないということも教えられました。地域柄、農業に従事してきた利用者さんも多く、作業によくアドバイスをいただきます。私たちもいい加減にやっているわけではありませんが、自然に感謝すること、高望みせず慎ましく向かうこと、といった大切なことを言葉で、視線で教えていただいています。田んぼでは、施設内ではしない話を聞けたり、意外な一面を発見したりすることもあるんですよ。

そんな利用者さんとの関わりのなかで私が大事にしているのが、否定から入らず、まず、すべてを受け入れるということ。利用者さんの話すことを正そうとせず、飲み込みます。認知症の方はイメージでお話されることもありますが、そのイメージを壊さずに把握することを大切にしています。それが、その方の理解にもつながります。
今は利用者さんの指摘などもあり、米作りにどんどんのめり込んでいます。許されるなら1年間、米のことを考えていたいと思えるほどです。「銀河の里」の特徴である農業と福祉・介護との関わりをさらに強いものにしていけたらと考えています。それが今、自分がここにいる理由だと感じています。

「銀河の里」で感じること、考えること

「ケアの現場でありつつ自らの手で糧を生み出す農業に取り組んでいることが『銀河の里』ならではの点であるとともに、職員として携われることも魅力ですね」(三浦さん)

【福岡さん】学びの延長で選んだ介護の仕事。多様な利用者さんが人生を教えてくれることが魅力です。

私は、福祉制度に加えて相互扶助によって福祉を支える地域福祉を大学で専攻していました。こうした分野に関わるなら、現場を知っておいた方が良いと考えたことが、介護の仕事に就いた理由です。「銀河の里」とは企業説明会で出会い、職員の主体性を尊重し、利用者さんと一緒に生活するという目線を大切にしていることに共感しました。実際に認知症の利用者さんの場合は、その方の意識の状態などによって、こちらは孫になったり娘になったり、そういう関係性を大切にしています。そして認知症の力を借りて、その方が成し遂げられなかった思いを見守るというイメージです。たとえば、先の戦争で弟さんを亡くされた方の、お弁当を作ってあげたかったといった思いを見守り、実際に一緒に作ると、心の整理がついて死別したことを受け入れられる、ということがありました。

5年ほど介護の現場を経験し、現在は生活相談員を務めています。ショートステイの利用調整などを担当していますが、ご家族の思いと利用者さんの意識に齟齬があるケースも珍しくなく、どんな方法で折り合いをつけるかといった調整も大切な仕事となっています。また、一対一対応が必要になるなど、受け入れにあたって慎重な対応が求められるケースでは、知識や経験のあるスタッフのシフトを調整して配置するなど、現場のコーディネートも必要になりますね。ご家族のほか、ケアマネージャーなどともやりとりしながら、広い視点で利用者さんを見ることにより背景がわかり、的確なアプローチもできるようになると同時に、それが自分自身のスキルアップにもつながっていることを実感できます。

私が何よりも面白さを感じるのは、自分自身の人生経験も積むことができるという点。同じ認知症でも、さまざまな個性があり、また実に多様な人生を歩んでいます。そうした方々から、まるで私の魂に触れてくるような話を聞いたり、できごとが起きたりすることもあります。利用者さんが語る話には、気持ちがザワザワするようなものもありますが、それをどう感じるかを知ることで、自分がどういう人間なのかが見えてきたり、利用者さんに照らしていただいているような感覚になることもあります。最初は介護の仕事にあまり興味はありませんでしたが、今はそうしたおもしろさに魅力を感じています。

「銀河の里」で感じること、考えること

「認知症の方は意思疎通ができないと思われがちですが言葉や表情、体調などもきっと意味があって発せられており、それを見出していきたいと思っています」(福岡さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 佐原さんが感じる職場の雰囲気
  • 三浦さんが感じる職場の雰囲気
  • 福岡さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

先入観にとらわれず、いろいろな企業を見たり、関連する情報を集めたりすることをお勧めします。かえって迷いが出てくるかもしれませんが、はっきりしたビジョンがない場合は無理に焦点を合わせようとせず、迷いながら情報収集するのも良いと思います。一方で大事なのが、どういう人たちと働くのか、人の雰囲気は自分に合いそうかということ。インターンシップなどで実感してほしいですね。(佐原さん)

企業研究では自分がなりたいものを明確にしなければいけない、という意識が働くかもしれません。そうでなければ、目指す企業が見つけられないと。私もかつては、将来について悩んでいました。しかし職員の方から「何になるかは人生という単位で見つければいいし、そのことにとらわれずに探すといい」と言われ、目が覚めた気がしました。今すぐ、何かになる必要はないし、肩の力を抜いて社会で経験を積んでみる、という感覚も大事だと思いますよ。(三浦さん)

学生時代にできるだけいろいろな経験をすることをお勧めしたいです。そして、さまざまな世界を見るなかから、自分に合う、合わないを感じ取るとともに、特に小さな違和感を見逃さないことが大事だと思います。企業研究では、どうしても背伸びをしたり、多少のことには目をつぶりがちですが、小さな違和感が後で大きく影響してくることがあります。それを察知する感覚を身につけてほしいですね。(福岡さん)

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職員同士、自然と支え合う風土があるからこそ、一人ひとりが全力で利用者さんと向き合うことができる。日々の情報交換から悩み相談まで、気兼ねなく話せる仲間がいる。

マイナビ編集部から

2000年に社会福祉法人として設立し、翌年から認知症高齢者サービスをスタートさせた同法人だが、実はその布石がある。首都圏で福祉事業に従事していた代表者の宮澤健氏が、環境が整い、衣食住が保障された施設には暮らしがないと直感し、”暮らしのなかでのケア”を求めて花巻に移住したことが始まりと、法人のホームページにはある。

移住後は農業(稲作、りんご栽培など)を営み、その加工なども行いつつ、高齢者福祉サービス事業、障害者福祉サービス事業に取り組んでいる。また、施設の日常のできごとなどをもとに、職員が絵やイラストを描いたり、作詞・作曲・演奏などを行ったりとアート活動も推進しており、職員の自主性を尊重し支援している。福祉事業、農福連携、地域を巻き込んだ芸術活動など幅広いテーマをベースにしながら、独自の福祉事業を展開している。

「人と話すことが、どちらかといえば苦手。思っていることを言葉にするのに時間がかかる。そんな自分のコンプレックスに”そのままでいいし、迷いながら、揺れながらやればいい”と言っていただいて、ここなら成長していけると直感しました」と、福祉系以外の専攻から入職した佐原さん。利用者さんと、ある意味対等に接し、ともに悩みながら寄り添っていく姿勢が伺えた。技術をもって何かを施す。そんなふうに抱いていた介護の仕事のイメージが大きく変わる取材だった。

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利用者さんと介護を行う職員という関係以前に、”人と人”として接し、その言葉、表情などに注意を凝らして、心のありようまでも考え、探りながらケアを行っていく。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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