最終更新日:2026/6/16

極東高分子(株)

業種

  • その他メーカー
  • 紙・パルプ
  • 化学
  • プラスチック
  • 印刷・印刷関連

基本情報

本社
北海道

取材情報

記事で読む社会科見学

お菓子、野菜、日用品まで食品・流通業界を支える包装資材の総合メーカーです。

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あなたの目の前にある商品も、当社のパッケージかもしれません。

スーパーやコンビニで毎日目にする食品。その包装やパッケージを製造しているのが極東高分子です。営業部の北川さんと経理部の広島さんの2人に、事業内容や製品づくりの秘密について聞きました。

食品メーカー、菓子メーカー、製紙メーカー、百貨店などが当社の販売先で、製品の約70%が食品向けです。

小樽市銭函に工場があり、ラミネートパッケージ、プラスチック容器、段ボール箱まで、自社で一貫製造しています。グラフィック部門もあり、デザインや印刷にも柔軟に対応できます。

「高い付加価値を創出する企業」と評価され、2018年には経済産業省の「地域未来牽引企業」に選ばれました。創業以来、黒字経営を続ける優良企業です。

私たちが提案するものは、パッケージだけにとどまりません。

当社の営業職は取引先ごとの担当制になっていて、私の場合は様々なメーカーを担当しています。パッケージの提案では、中身の商品を守りながら、売り場に陳列したときのインパクトも大切です。工場やデザイン室と一緒に、素材、形、デザインをとことん話し合い、何パターンも試作品をつくっていきます。

たとえば、「遊び心を取り入れたい」というリクエストがあり、絵柄を微妙に変えている包装資材、また、環境に配慮したサトウキビ由来のプラスチック容器等を納入しています。こうした臨機応変な対応ができるのも、社内に技術者やデザイナーがいるおかげです。

お客様と関係が深まると、パッケージのことだけでなく、商品企画や販売促進のアドバイスにも関わっていきます。先日はメーカーの方と、包装資材だけでなく内容物の味について打ち合わせをしました。さらに、取引先が創業間もない会社の場合は、工場のプランニングをしたり、提携先を探したり、販売先を紹介したり、事業の立ち上げからお手伝いすることも珍しくありません。

このようにパッケージの仕事は、お客様の要望が毎回違い、設計図がありません。既製品を売るというより、ものづくりに近い感覚がありますね。もちろんすべてが成功するわけではありませんが、たくさん苦労が詰まっているから、自分の関わった商品が店頭に並んでいるのを見るとうれしいんです。

そんな私の日課は情報収集です。スーパーやコンビニで新商品を見かけるとデザインや手触りをチェック。実際に商品を購入して、パッケージの開けやすさなども確かめます。お客様のどんな問い合わせにも素早く対応できるように、世の中の流行やトレンドにアンテナを張るように心がけています。

(営業部部長 北川大我)

中堅社員の2人がパッケージの世界ついて話します。

「先輩の仕事をただまねるのではなく、1年目から自分なりに工夫していました」と北川さん。包装管理士という専門資格も持ち、対応力は営業部でナンバーワンだ。

品質や納期に厳しくこだわり、さまざまな企業と取り引きしています。

当社は包装資材の総合メーカーです。お菓子、冷凍食品、お米、野菜等の食料品、トイレットペーパー、ティッシュ等の日用品、スーパーやコンビニに行けば、当社のパッケージを使っている商品を必ず見ることができます。また、商品を持ち帰るポリエチレンの買物袋や、自治体のゴミ袋なども製造しています。ビジネスの形はBtoBになりますが、私たちの暮らしにとても身近なものづくりの会社です。

パッケージの企画、加工、デザイン、印刷も含めて、自社工場で一貫製造できることが当社の強みですね。商品の顔となるラミネートパッケージ、食品そのものを包む個包装、ギフト用の化粧箱、運搬用の段ボール箱と、さまざまな素材に対応できる、道内でも数少ないメーカーだと自負しています。

半世紀以上におよぶ歴史の中で、会社では品質や納期を守ることを徹底してきました。特に食品のパッケージは、破れたりすると衛生面や安全性で大きな問題になります。そこで素材、形状、加工には細心の注意を払って、テストや製造をしています。そうした努力の積み重ねが信用になり、企業との取り引きにつながっています。

基本的には、お客様からの依頼を受けて提案する受注生産型ですが、最近では自社製品の開発にも取り組んでいます。紅しょうがやお漬物といった汁ものの食品をスマートに取り出せるように、パッケージを開発。「水切りたい」という名前で、実用新案を取得しました。いまは取引先に提案している段階で、近い将来このパッケージを使った商品が店頭に並ぶと期待しています。

最後に社内の雰囲気ですが、若手を積極的に登用していて、30代の管理職も誕生しています。仕事を効率化して残業を減らす取り組みもしていて、今後は研修制度やキャリアパスなども充実させていきたいと考えています。

(経理部部長 広島翔太)

中堅社員の2人がパッケージの世界ついて話します。

「黒子役として会社名が表に出ることはありませんが、当社の製品は身の回りにあふれています」と広島さん。小売店などで商品を見かけるとやりがいになるという。

中堅社員の2人がパッケージの世界ついて話します。

耐熱性、密封性、通気性など包装する食品に合わせて最適な素材を使っています。スタンド型、チャック付きといった形状や機能性も工夫しています。

企業研究のポイント

企業研究をしていると、知名度のある会社に目を奪われがちですが、身近なところにも優れた会社はたくさんあります。食品業界を例にあげると、食品メーカーだけでなく、製造や流通や販売で多くの会社が関わっています。パッケージを扱う当社もその中のひとつ。ぜひ研究を深堀りして、視野を広げてほしいと思います。

人が生きていくうえで切り離せないものが「食」です。そのため景気の波にあまり左右されないことも食品業界の特徴。例えば50年以上の歴史のある当社は、一度も赤字になったことはありません。企業研究の際にはこのような企業の安定性や将来性にも注目してみてください。
(広島さん)

仕事で大切なことが人とのコミュニケーションですね。サークル、アルバイト、ボランティアなど何でも構いません。学生時代にいろいろな活動をして交友関係を広げておくと役に立つでしょう。同級生だけでなく年齢の違う人と話す機会があると、なおいいと思います。

何事にも興味を持ち、知識を増やすことが企業研究に役立つと思います。当社の場合だと、普段の生活で「この商品のパッケージ面白いな」とか、「もっと開けやすい包装だといいのに」とか感じたことのある人に向いている業種なので、日ごろからさまざまな商品のパッケージをリサーチしている私にあっている会社でしたね。
(北川さん)

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社内には営業、営業事務、工程管理、生産業務、経理・総務といった部署があります。「ものづくりが好き」「食品に携わる仕事がしたい」という社員が集まっています。

マイナビ編集部から

プラスチック素材にいち早く着目して1965年に創業し、道内で指折りの包装資材メーカーに成長した極東高分子。製品の約70%は食品向けということで、北海道の一次産業や食品業界とともに歩んできた会社だ。パッケージとして使われている商品を聞くと、お菓子、チーズ、農産物、海産物と誰もが知っているものばかりで、親近感を感じることができた。

流行やトレンドの変化が激しい食品業界では、パッケージも絶え間なく進化している。新しい食品を売り出すときには、それに合わせたパッケージが必要だ。また、既存の商品もパッケージを刷新すると大ヒットすることがある。リサーチ能力、提案力、探究心が求められて、想像以上にエキサイティングな仕事だと理解できた。

社員インタビューでは、パッケージに関するこぼれ話もたくさんうかがうことができた。他社製品と差別化して売上げアップに貢献するため、気づかない部分にもアイディアや工夫が詰まっているという。何よりエピソードを話してくれた先輩社員がいきいきとしていて、この仕事を楽しんでいることが伝わってきた。

食品メーカーに勤めると自社製品にしか関わることができないイメージがあるが、パッケージを介していろいろな企業とコラボレーションできる点も面白い。商品を開封すると捨ててしまいがちなパッケージだが、この機会にじっくり観察してみてはいかがだろうか。

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小樽市銭函の広大な工場には、さまざまな大型設備がそろっている。研究・開発部門もあって取引先の要望にスピーディーに対応している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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