最終更新日:2026/6/29

シーコム(株)

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)

基本情報

本社
広島県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

チャレンジし続ける組織・仲間とともに、さらなる高みへ!

PHOTO

世界に、そして未来にはばたく技術を支えるエンジニア

1984年に設立し、広島市を拠点として多種多様な金属パーツの試作品・小ロット量産品を手がける試作製造メーカー『シーコム』。同社の最前線で活躍する先輩社員3名に、仕事の魅力ややりがいを伺った。

◆岡光 祐樹さん
航空品質保証部 航空品質保証課(観音工場)
2018年入社

◆西崎 晃洋さん
航空製作2課
2019年入社
 
◆占部 有輝朗さん
生産技術統括部
2016年入社

チャレンジングな企業風土と仲間の存在が、さらなる挑戦へ背中を押してくれる

品質保証部には品質保証課(本社工場)と航空品質保証課(観音工場)があり、私が在籍する航空品質保証課では主に航空機のエンジン部品の精密検査を行っています。製品検査を行うのはどちらも同じですが、航空宇宙製品に対しては、業界・クライアントの要求事項がより厳しく設定されている点が異なります。というのも、航空機部品は航空業界と航空機メーカーそれぞれに高度な安全基準があり、製品規格にも相応に極めて厳格なルールが設けられているからです。つまり材料の削り方ひとつでもルールを逸脱すれば、航空機部品として認められないのです。当然、当社としてはルールに徹してモノづくりを行うことになりますが、検討なしに受注をしてしまうと、場合によっては現場業務を圧迫したり製作コストが膨大になったりして損失・リスクを被る可能性もあります。そのため、その要求事項を満たせるか否かをあらかじめ精査する段取りを行うのも、私たち航空品質保証課の重要な役割なのです。

試作・開発の打診を受けたらまずは情報を集めて精査し、当社で実現可能な規格を立案。受注が確定したら実際の試作・生産工程に落とし込み、その後は既定の手順・手法に従って随時寸法測定や精密部品検査を実施します。また、「JISQ9100」認証を受けている当社の航空品質保証部においては、定期監査対応も重要な業務。受注判断のもとともなる規格を立案し、同時にルール通り・クライアントの要求通りにモノづくりができているかを担保する航空品質保証部は、いわば“当社のモノづくりの始まりと終わりを守る砦”のような存在です。

当然その責任は重大ですが、だからこそ心強いのは、損失・リスクを回避しつつも環境整備で乗り越えられるハードルは設備投資していこうという当社の前向きな企業風土。さらに現場の社員たちも全員がそのベクトルを共有し、「どうすればクライアントの要求に応えられるか」を誰もが考え、挑戦する姿勢が浸透しています。できない理由を探すのではなく、いかにしてハードルを乗り越えるかを考えることに夢中になれる。そんな仲間たちがいるからこそ、私自身も常に前向きに挑戦し続けられるのだと思います。

航空品質保証課 岡光 祐樹さん

『シーコム』のココも自慢!

「国内外に納入実績のある当社では、視察や監査などで海外からのお客様を迎えることもしばしば。自分たちの技術が世界で認められていることを実感できます」(岡光さん)

清潔・快適な職場環境と手厚い福利厚生のもと、多能工を目指したい

航空宇宙部門の製作部隊は1課と2課があり、1課では主に既存量産品を、2課では受託製品の製作を行っています。さらに製作2課内は組み立て係と仕上げ係に分かれ、私は組み立て係のひとりとして溶接工程を担当。前職では自衛隊員を務めていた私にとって、溶接はおろか、モノづくりは未知の世界。そのため入社後半年間は上司のサポートを受けながら溶接技術を学び、じっくりと経験を積み上げていきました。

溶接とは、同じ金属同士をつなぎ合わせる接合技術のことです。言葉にすると単純ですが、実際にやってみると想像よりはるかに難しく、はじめはなかなか思うようにいきません。特に私が苦労したのは、接合部分の表面を凸形状に仕上げる「溶接ビード」の出来栄えです。上司や先輩はとても丁寧に指導してくださいましたが、棒を入れるタイミングや火の強さなどは体感して初めて分かる感覚的なもの。何度も何度も繰り返し練習して、コツをつかめるまでに半年近くかかりました。一見地道な道のりですが、見事な溶接ビードが描けたときの達成感は絶大です。約5年のキャリアを経て、今では課内随一の腕前になれたと自負しています。

また、当社の工場内は実に快適な空間が整えられています。毎日の清掃活動でいつも清潔に保たれ、作業中の空調管理も万全。溶接作業中はさすがに汗もかきますが、仕事後はシャワーを浴びなければ出かけられないというようなことはありません。さらにうれしいのは、年末年始やGWなどの長期休暇はもちろん、業務の繁閑に関わらずいつでも気兼ねなく有給休暇が取得できること。持病のヘルニアで3カ月の休職を余儀なくされたこともあったのですが、見舞金や各種手当てといった手厚い福利厚生のおかげで、安心してじっくりと療養することができました。

そんな恵まれた環境である当社へ恩返しするためにも、私自身がさらに成長していかなければなりません。H3ロケットのエンジン部品のニーズは今後も間違いなく高まっていくでしょうから、これからは仕上げ工程もカバーできるよう多能工を目指して新しいことにもどんどんチャレンジしたいと思っています。

航空製作2課 西崎 晃洋さん

『シーコム』のココも自慢!

「世界に名だたるメーカーを支え航空宇宙分野にも参画する当社の製品は、文字通り世界にはばたくモノづくり。生まれたばかりの娘にも自慢できる仕事です」(西崎さん)

自動車部品の試作から量産品、航空宇宙分野まで広がり続ける舞台

私は、自動車から船舶、航空機などさまざまな分野の製品を手がけ、企画・試作段階からモノづくりに深く関われることに魅力を感じ、当社への入社を希望しました。実際、当社の品質保証部は製品の中間・最終検査だけでなくプレス課と協業して金型を修正したり、レーザー課と打ち合わせをしながら加工プロセスを作ったり、設計から製造まで各専門部署の技術に深く踏み込みながらモノづくりに臨めることが大きな魅力のひとつです。

といっても、私がこの業務の真の魅力や当社の強みを十分に理解するまでの道のりは、決して平たんではありませんでした。特に入社当初は試作品に携わる機会が多かったこともあって、いちから製作工程やルールを確立せねばならない苦労も多々ありました。さらに私は知識も経験もほぼゼロからのスタートでしたから、入社して間もないころは自分のしていることが正解なのかどうかも分からず、すべてが手探り状態。当然何をするにも不安がありました。それでも不思議と充実感があり目の前の不安さえ楽しみながら成長してこれたのは、直属の上司・先輩はもちろん、他部署の仲間たちがみんな親切で接しやすい人たちばかりだったからです。指導の際も、ただ一方的に従来のやり方を押し付けるのではなく、私自身が自分の頭で考える“余白”を残しながらその挑戦を大らかに見守ってくれたおかげで、私は試行錯誤とその成果を自分の達成感としてしっかりと味わうことができました。

そんな私は現在入社してから10年ほどが経ち、仕事内容は大きく変わりつつあります。この2年は主に産業ガスタービンの量産品を手がけ、半年ほど前には初めて航空部品の品質検査にも携わりました。製造業界全体が大きく変化していることもありますが、当社はもともと非常にチャレンジングな企業風土。自動車関連部品の試作案件が減少傾向にある中で、急速にニーズが高まる航空宇宙関連事業への進出が進み、私たち技術職には今までにない挑戦の機会が広がっています。これからますます広がり続ける可能性を存分に楽しみながら、社内外で信頼されるエンジニアになるためにも、今後いっそう知識や経験を磨いていきたいと思っています。

生産技術統括部 占部 有輝朗さん

『シーコム』のココも自慢!

「各分野の専門技術や資格を持ったエンジニアが集まり、工場には多様な加工機や測定機器も完備。一流の環境でモノづくりを担う誇りは絶大です」(占部さん)

企業研究のポイント

学生のみなさんの中には、企業の「立地」や「事業規模」、「福利厚生の手厚さ」などを軸にする方もいるでしょう。それが決して間違っているわけではなく、その過程でさまざまな企業を知っていくのはむしろとても良いことだと思います。まずは十分な情報を集めていろんな業種・職種への知見を広げ、自分の興味やこだわりを見極めましょう。

ただ、その入口が何であれ、「自分の理想を満たしているから」という理由だけで一度も現地を訪れないのは危険だと感じます。そもそも企業研究とは、その企業について知り、深く考え、理解すること。インターネットや活字でいくら表面的な情報を集めても、自分の目で実際に確かめなければ真の企業研究・企業理解にはつながりません。

多くの企業でインターンシップの機会が用意されていますし、数日~数週間のインターンシップに参加するのは難しくても、企業訪問の際に職場を見学するチャンスはあるでしょう。当社のように、要望があればひとりからでも工場見学に対応している企業も少なくないはずです。後から「こんなはずではなかった」ということにならないためにも、リアルな現場を体験・体感するプロセスは不可欠です。事前情報と自身の思いをしっかりとすり合わせ、納得感が得られる企業研究に取り組んでいただきたいと願っています。

総務部 周管 久敏さん

PHOTO
自動車産業から航空宇宙産業へ、試作品から量産品へ。時代の要請に応じて軽やかに変化・受容し続ける同社の風土は常に流動的で、社内の風通しの良さにもつながっている。

マイナビ編集部から

モノづくりはモノづくりでも、『シーコム』のモノづくりは少々特殊だ。ここ数年こそ量産品を手がける機会も増えているというが、もとは自動車パーツの試作工場としてスタートした同社の強みは“ゼロイチ”の開発ノウハウである。クライアントメーカーと協業のうえ製品の企画開発フェーズにも踏み込み、設計、加工、仕上げ、組立から検査手法の確立までゼロベースからノウハウを蓄積してきた実績は、一般的なモノづくりとは一線を画している。もともと自動車産業が中心だったが、今や全体の6割を航空宇宙関連事業が占めるまでになったのも、急速な技術革新に対応できる十分な設備・技術ノウハウがあったからこそ。打ち上げが成功したH3ロケット試験機2号機に搭載されたLE-9エンジンにも同社の技術ノウハウが多分に生かされており、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から感謝状が授与されたことは、現場の社員たちにとっても大きな自信になったことだろう。

しかし、同社社員たちの最大の誇りは、壮大な実績ばかりではない。自動車をはじめあらゆる輸送機器の動力系部品を手がける同社のモノづくりは、常に人の安心安全を守る使命を担う。その社会的責任の大きさ、社会貢献度の高さこそ、常に上を目指し続ける最大の原動力になっているに違いない。そう強く感じられた取材であった。

PHOTO
常に一歩先の未来を見据えてきた同社では、自動車・航空宇宙に並ぶ第三の事業の開発計画も進行中。自由な発想力や機動力を備えた人材が活躍できる環境である。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. シーコム(株)の取材情報