最終更新日:2026/6/30

(株)轟組

業種

  • 建設
  • 建築設計
  • 住宅
  • 設備工事・設備設計
  • 建装・ディスプレイ

基本情報

本社
高知県

取材情報

経営者の視点

地域の発展と人々の暮らしを支え続けて80年。総合建設会社としてさらなる高みへ。

PHOTO

創立80周年の節目をステップに「100年企業」へと歩みを進める

高知市に本社を置き、日本全国の土木・建築・港湾の分野で幅広く事業を展開している轟組。2026年は創立80周年の節目にあたる。これまでの歩みや見据えている未来について、小笠原副社長に話を聞いた。

■代表取締役副社長
小笠原 佳孝さん

3分野で事業を展開し、「豊かで安全な暮らし」や「地域のにぎわい」を支える

当社は「土木・建築・港湾」の3つの事業を手掛ける総合建設会社です。最初に、それぞれの事業の特徴や強みについてご紹介します。

土木分野においては、最も得意とするトンネル工事の実績が高く評価され、高知県内の公共工事をはじめ、高い技術が求められる大手ゼネコンのパートナーとして全国各地の要望に応えています。さらに、高知県内や四国エリアの主要な道路、橋梁、護岸工事を数多く手掛けており、高度な技術力や提出書類の精密さが求められる国土交通省管轄の工事の比率が高いことが特徴です。技術力の証として、国土交通省四国地方整備局から令和7年度の「工事成績優秀企業」に認定されました。(令和8年度も認定見込み)

建築分野では、特定のジャンルの建物に特化することなく、公共施設、文化・教育施設、防災施設、医療施設、商業施設、社屋・工場、一般住宅など、用途やサイズ、デザインの異なる多様な建築に対応しています。「高知県立高知城歴史博物館」、「OMO7高知 by 星野リゾート」など、高知県のランドマークとなるようなデザイン性の高い建築物も手掛けており、さらに近年は分譲マンションの建築を数多く行っています。

そしてもう一つ、当社の事業で特徴的なのが港湾分野です。これは自社でクレーン船を有しているからこそ行える事業といえます。高い技術と安全性の高い工法が評価され、大規模な海洋工事から多目的な湾岸作業まで幅広く対応。高知県内の港湾のみならず、全国各地で当社のクレーン船が活躍しています。

当社が手掛けるこの3つの事業は、どれも「人々の豊かで安全な暮らし」や「地域のにぎわい」につながっています。人や地域を支える意義深い事業に責任と誇りを持ち、創業から80年の歴史を重ねてきました。

轟組の強みや魅力

「各部門で20代の若手社員が活躍しているので、新人にとっては世代の近い先輩からサポートが受けられる心強い環境です。距離の近いフランクな人間関係の中で成長できます」

トンネル104キロメートル、航行距離地球8周分、80年の重みを数字が示す

今から80年前、当社が創立した1946年は終戦直後の時代です。高知でも1945年に大空襲がありました。戦災からの国土復興を目的として「轟組」は創立され、2026年で80周年の節目を迎えました。

80年という歴史の長さを、いくつかの面白い数字で紹介したいと思います。土木分野において、これまでに掘ったトンネルの長さは104キロメートルに及びます。これは、東京~箱根を往復する箱根駅伝の往路、復路とほぼ同じ長さです。建築分野でこれまでに築いた建造物は、改修工事を含めると約600件です。特に高知が地元の学生の方であれば、当社が手掛けた建物を知らず知らずのうちに目にしたり、使用したことがあるかもしれません。そして、港湾分野で当社のクレーン船がこれまでに航行した距離の総計は約32万キロメートルになります。これは地球約8周分もの膨大な長さです。80年の歩みを振り返る中でこれらの数字を算出し、私たちも改めて自社が築き上げてきた歴史の重みを実感しました。

地域と共に80年の歴史を歩んできた当社ですが、これまで自社のことを対外的に発信する機会はあまりありませんでした。そこで、当社のことを身近に感じてもらえるような情報を発信するために、80周年記念のロゴマークやWEBページ、CMを作成しました。これらは当社のホームページからご覧いただけます。さらに、SNSの開設も準備段階にあります。80周年を良いきっかけにして、これからも新たなチャレンジに取り組んでいきたいと考えています。

当社が80年間、貫いてきたこと。それは「人」のつながりを大切にするということです。お客様、協力会社、社員、地域の人々、人との出会いや、そこで生まれた縁を大切にして、誠実な仕事を続けてきたからこそ、今の轟組があります。時代の流れに乗った柔軟な変化、果敢なチャレンジを進めつつ、「人」を大切にする企業文化はこれからも不変です。

轟組の強みや魅力

これまでに手掛けたトンネルは200本以上。トンネル工事のエキスパートとしての技術力が認められ、大手ゼネコンのパートナーとして活躍するケースも多い。

100周年に向かってチャレンジ、変革の真っ最中。若手の活躍の場が広がっていく

これから入社する若手社員が経験を重ね、リーダーとして各現場で活躍する頃には、当社は創立90周年、そして100周年という大きな節目を迎えることになります。急速に変化する時代の中で、変化に後れを取ることなく対応していくことは100年企業を目指すにあたっては不可欠なミッションです。

ITやAIを活用した業務効率化も未来へ向けた取り組みの一例です。ITとコミュニケーションで現場とオフィスをつなぐ新しい職域「建設ディレクター」を育成し、現場社員が行っている申請書類作成などの事務作業を本社の社員が担うことで、現場の負担を軽減させたいと考えています。また、建設業に特化した書類作成AIの導入も検討中です。土木分野では既に新たなシステムが導入され、若手社員を中心に講習会を実施し、学びを深めています。さまざまな変革の過渡期にあり、ベテラン、若手が同じスタートラインに立ってスキルアップを図っているところなので、先端テクノロジーに対する感度が鋭い新人が主力となり、社内の変革を進めていくチャンスがあります。

その一方で、歴史の長い企業だからこそ培われてきた一流の技術をしっかりと受け継ぐ体制も整っています。先輩社員からのOJTだけに頼るのではなく、定期的な勉強会や外部講習などの研修制度が充実。資格試験前の勉強会や受験費用の負担、合格祝い金の支給など資格取得に向けたサポートも行っています。個人の成長をしっかりサポートし、挑戦を後押しする社風なので、経験の有無に関係なく本人の意欲次第で活躍できます。実際に、事務系の仕事から土木技術者に転身した文系出身の社員もいます。

法律で定められた日数を上回る子の看護等休暇や介護休暇制度、日々の生活費を抑えるための独身寮や社宅、現場が高知や四国にとどまらないからこその特別地域手当や帰省手当など、多様な福利厚生によって、一人ひとりのライフプランに合わせた働き方にも柔軟に対応することで、社員の誰もがワークライフバランスの整った生活を実現するための環境づくりを目指しています。創立100周年へと歩みを進めるにあたり、これからも「新しい総合建設業のあり方」を社員全員で考え、進化・変化を続けていきます。

轟組の強みや魅力

建築分野で近年力を入れているジャンルの一つが分譲マンション。デザイン性の高いマンションの建設を数多く手掛け、暮らしやにぎわいを生むことで地域に貢献している。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 小笠原さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

WEBを活用した情報収集は企業の所在地に関わらず、効率的に情報を得ることができる反面、そこで得られる情報は、「企業側の意図が反映された情報」であることを理解しておく必要があります。そのため、インターンシップや企業見学などの機会を活用して、実際の会社の雰囲気や仕事中の社員の様子など、現地でしか手に入れることのできない情報を多く集めてください。

インターンシップに参加した際には社員と積極的に話をして、生の声をたくさん聞くことがポイントです。例えば、初任給に関して、ホームページ上では一律に記載されている金額が、実際には職種や勤務地によって異なることがあります。疑問点を残したままにしてミスマッチが発生すると、双方にとってもデメリットが生じてしまうでしょう。遠慮することなく質問することで、リアルな話を聞き出してほしいと思います。

当社のインターンシップは工事現場で行われるので、実際の業務を見学し、測量や現場のパトロールなど簡単な作業を体験することができます。現場のスケール感や職人さんの雰囲気なども肌で感じることができるので、より自分が働くイメージを具体的に思い描けるカリキュラムになっています。
(総務部/山中 千春さん)

PHOTO
「その仕事の存在を知らなければ興味を持つこともできないので、幅広く企業研究を進めることをおすすめします。当社では文系出身者も現場で活躍しています」

マイナビ編集部から

創立80周年に向けた取り組みについて話を聞く中で、CMや特設サイト制作といった新たな試みの数々が、挑戦する企業文化を育むきっかけになっていることがうかがい知れた。小笠原副社長からは、SNSによる情報発信の強化、ICTやAIを活用した業務変革の推進といった具体的な施策が語られ、既に90周年、100周年という未来を見据えていた。

2009年に入社した総務部の山中さんは「社員一人ひとりのライフステージの変化に対応してくれる社風や制度が整っているので、長い目で見て働きやすい会社だと思います」と自社の魅力を語る。その言葉通り、育児や介護と仕事を両立させている社員が多く在籍する。育児休業を取得する社員も増えており、女性社員の復帰率は100%。「子の看護等休暇」や「介護休暇」を1時間単位かつ有給で取得可能なことも大きな特徴といえる。

専門性の高い3事業(土木・建築・港湾)で安定した経営基盤を築いていることに加え、新たなフィールドに挑戦する一面についても紹介しておきたい。

100年企業に向けたチャレンジに参加し、創立100周年を迎えた時に各部門の主力となって活躍できる。轟組はそんなチャンスに満ちた企業だと感じられた取材になった。

PHOTO
「社員と同じ目線で話すように意識しています」(小笠原副社長)、「部署を問わないチームワークの良さを感じます」(山中さん)と、それぞれの立場から社風を紹介する。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)轟組の取材情報