最終更新日:2026/10/2

永大化工(株)【東証スタンダード上場】

  • 上場企業

業種

  • 化学
  • プラスチック
  • 自動車・自動車部品
  • 建材・エクステリア
  • 家電・AV機器

基本情報

本社
大阪府

取材情報

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積み重ねた経験と磨きぬいた技術が、今を支え時代をつくるラストピース

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合成樹脂が持つ無限の可能性を切り拓きより豊かな社会を創りたい

代表取締役社長 浦 義則

合成樹脂製品の製造メーカーとして1956年に設立した永大化工。長年にわたって培ってきた技術力と徹底した品質管理で、大手企業からの信頼も厚く、現在はフロアマットを主とした自動車用品事業と、多様な資材を製造・供給する産業資材事業の2軸で事業を展開しています。今回は、浦社長にインタビューをして、私たちの生活や社会に同社の製品がどのように関わっているのかを、会社の概要とともに詳しく伺いました。

2つの事業を主軸に、身の回りにある完成品の重要なラストピースを担うモノづくりに挑戦!

1956年に設立した永大化工は、合成樹脂製品の製造メーカーとして、異型押出成形 と呼ばれるプラスチック素材の成形手法を用いて生産する部材を中心に事業規模を拡大し、世の中に必要とされる製品の完成に向けて欠かすことのできない重要なラストピースを担うモノづくりをおこなってきました。現在では、自動車の座席の足元に敷くフロアマットをメインとした自動車用品事業と、半導体等の搬送容器や下水道管の補修部材など、さまざまな業界のニーズに対応した産業資材事業の2つを軸に事業を展開しています。

当社の強みは、これまでに培ってきた技術とノウハウを活かして、製品の企画提案から開発、製造、品質管理、販売までを一気通貫でおこなっている点です。また、時代の変化をいち早くキャッチして、新製品・新素材の開発や研究にも注力するなど、当社が主体となって合成樹脂加工の可能性を広げてきました。
その結果、自動車用品事業では、国内外の多くの大手自動車メーカーの純正品フロアマットを任せていただいています。一方、産業資材事業においても、将来性を見据えて経営戦略を立てながら、各業界の大手企業と連携して社会に必要不可欠な製品づくりをおこなっています。

当社が手がける両事業の製品は、永大化工の社名が刻まれているわけではありません。それでも、私たちが日常生活で使用している製品やサービスを陰から支えているという点で、働く社員にとってもやりがいのある仕事といえるでしょう。特に、日本の主力産業である自動車業界に貢献できていることは、私自身も非常に誇りを持っています。

そんな私たちは、品質管理と納期厳守を徹底し、引き続き多くの企業から信頼されるモノづくりをおこなってまいります。そして、経営方針に掲げる「英知と活力を集結して事業の発展を目指し、法令順守のもと我々が誇れる会社を目指す。」にしたがって、社員一人ひとりが当事者意識を持って業務に取り組む強い組織づくりをおこなっていく所存です。今後も、人事理念である「指は自分に」を理解して行動できる人、つまり何事も自分を指さし、責任感を持って主体的に取り組める人(当社の社員)とともに、自動車用品と産業資材の最前線に挑戦していきたいと考えています。

浦社長が語る永大化工の魅力や事業の今後

「東証スタンダード市場に上場している当社は、大手企業を中心とした取引実績が多く、さまざまな環境の変化にも対応できる安定した経営基盤が強みです。」(浦社長)

カーボンニュートラル社会の実現に向けた持続可能なモノマテリアルフロアマットを開発!

1970年代に自動車のフロアマット分野に進出した当社は、押出成形で加工した合成樹脂にカーペット素材を貼り合わせた絨毯マットを開発しました。このフロアマットが多くの大手自動車メーカーから支持され、以来、当社は国内外の大手自動車メーカーの純正品フロアマットに携わり、安定した事業基盤を築いています。

純正品フロアマットの製造で苦労する点は、車種ごとのコンセプトに合わせて企画・デザインし製造しなければいけないことです。そのため、企画段階では、色や質感などを含めて細かくデザイン提案をおこないます。また、製造段階では自動車のフット部分の形状に沿って正確にカットするなど、不良品を出さない品質管理の徹底と、遅滞なく生産し納品する納期管理の徹底を大前提にメーカーの要望に応えていきます。このように、長年にわたり着実に実績を積み上げてきた結果、各メーカーと強い信頼関係が構築できています。

純正品に特化して製造している当社ですが、単にメーカーに付きっきりでモノづくりをしているわけではありません。常にフロアマットの付加価値を高めることを考えて、新製品の研究開発も積極的におこなっています。
直近では、「モノマテリアルフロアマット」が挙げられます。モノマテリアルフロアマットとは、単一素材だけでつくられたフロアマットのことです。従来のフロアマットは複合材で構成されており、リサイクルが困難でしたが、当社はリサイクルポリエステルを主原料にして、100%ポリエステル部品に置き換えたフロアマットを開発しました。これにより、原材料の製造にかかる二酸化炭素の排出量が大幅に減少され、自動車業界がめざすカーボンニュートラル社会の実現に貢献することができます。従来の製品に比べると決して安価ではありませんが、プレスリリースと同時にすでに多くのメーカーから注目を集めています。

また、今回のモノマテリアルフロアマットは、不要になったマットを回収して同様の新品マットを製造する水平リサイクルが可能です。この循環を続けていくことでサーキュラーエコノミーを実現し、より一層カーボンニュートラル社会の実現に貢献できると考えています。モノマテリアルフロアマットは、まさに自動車業界の今後を担う製品であり、時代のニーズに即した製品といえるでしょう。

浦社長が語る永大化工の魅力や事業の今後

「ガソリン車からEV車に変わり、自動運転が主流になっても、自動車から消えることはないフロアマット。将来を見据え、今後もその可能性を追求していきます。」(浦社長)

社会インフラ老朽化問題の解決を担う下水道管の補修部材を製造!

産業資材分野は、設立当初から異型押出成形の加工を用いて合成樹脂の部材を製造しています。これまでに生活家電に関連する部材や建設資材、公共資材、工業部品など、多種多様な業界の部材を手がけてきました。加工の汎用性が高いぶん、顧客からの依頼があれば対応できるものが多い分野ですが、自動車のフロアマットに比べると単価が低く、多くの業界、多くの製品部材に対応していると事業規模を拡大するのが難しい点が当社の課題でした。

そこで私が社長に就任してからは、当社の強みが最大限に活かせる3つの部材に絞って全力投球をすることにしました。まず1つ目が、半導体を保管・搬送するときに使用する「マガジンスティック」と呼ばれるプラスチックケースです。半導体は、私たちの生活に必要不可欠な製品の一部を担う重要なパーツであり、将来性のある製品です。そのため、マガジンスティックの需要も比例して増加すると考えられ、さらなる規模の拡大に努めています。

次に2つ目が、エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管部材です。こちらは、昨今の夏場における猛暑の影響もあり需要が急激に伸びており、さらに売上拡大を狙っていく考えです。

そして、3つ目が下水道管の補修部材です。50年以上前に整備された社会インフラの老朽化は、日本の早急に解決すべき課題として挙げられており、総距離約50万kmといわれている下水道管はそのひとつです。当社は以前から、一定規模以上の下水道管を内側から補修する合成樹脂製の部材を製造しています。これは、地下に埋まっている管路を掘り起こさずに補修するもので下水道管の補修に必要不可欠な部材であり、社会貢献性の高い製品を手がけているといえます。昨今国内では、下水道管が原因の道路陥没が全国で相当件数発生しており、そのほとんどが下水道管の老朽化によるものです。下水道管の老朽化は今後本格化することもあり、国内における下水道の補修ニーズは一気に高まることが想定されます。下水道管の補修部材においても、当社ならではの品質管理を徹底し、今後も確かな技術力で日本の課題に貢献していく所存です。

浦社長が語る永大化工の魅力や事業の今後

「今後はマガジンスティックとエアコンの配管部材、下水道管の補修部材に集中して産業資材事業の売り上げを伸ばし、フロアマット分野と比肩する事業にします。」(浦社長)

企業研究のポイント

企業研究を進める際は、情報サイトや企業のホームページなどを見て情報収集するだけではなく、実際に企業訪問をしたり、イベントや説明会に参加したりして、現役社員の声を聞くのが大切です。そうすることで、数字には表れない企業や社員の想い・熱意が伝わってくるはずです。また、年齢の近い先輩に話を聞くと、入社後の自分の姿がイメージしやすく、入社前とのギャップを感じずに仕事に取り組めるでしょう。

もし、まだ何も方向性が決まっていない人は、自身の趣味や好きなジャンルから業種や職種を絞ってみるのも良いかもしれません。当社の場合、モノづくりが好きな人はもちろん、自動車が好きな人も多く在籍しています。実際に、自動車用品事業で働いている社員は、休憩中に楽しく自動車の話をしている様子が見受けられます。趣味の分野を仕事にできれば、気の合う仲間と働けるのが魅力です。

企業の雰囲気と自身のやりたいことが理解できたらその次は、入社してからどのように成長できるのかを知るために、社内制度もチェックしておきましょう。当社では、入社後1年間は先輩社員が付いて新入社員をサポートするチューター制度を導入しています。また、全社員が定期的に上司と1on1面談をおこなうなど、常に周りに支えられながら知識やスキルを身に付け、自分らしいキャリアを形成できる環境です。
ぜひ、段階的に企業研究を進めて、自分に合った企業を見つけてください。

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「会社の規模感や事業拠点を調べるのもおすすめです。ベトナムに工場を持つ当社は部署によって出張する機会があり、仕事を通して異文化理解が深まりますよ。」(久保さん)

マイナビ編集部から

「以和為貴(和を以て貴しとなす)」を社是とする永大化工は、争いを避けるために同調するのではなく、お互いが納得するために話し合い、調和を大事にする考えが込められている。また、人材に対して同社の重要な指針を示す人事理念に「指は自分に」を掲げ、あらゆる課題に対して他責ではなく自責で捉えること、自分自身ができる解決策を講じていくことを社員一人ひとりに求めている。

もちろん、ただ社員に求めるだけではなく、同社も労働環境の整備に注力して、社員が働きやすい環境づくりに努めている様子がうかがえた。たとえば、心身の健康維持や増進を継続的にサポートするために、「歩こうフェス」「体組成測定会」といった社内イベントを年に数回定期的に実施。これらの取り組みが評価され、2024年、2025年と2年連続で経済産業省の健康経営優良法人にも認定されている。

今回インタビューを受けていただいた浦社長も社員との交流を目的に、月に1回の頻度で、10名前後の社員を集めてランチ対話会を開催しているそうだ。普段の業務では接する機会のない経営層と話せるのは、社員にとってもきっと貴重な場となっているだろう。気さくになんでも話してくださる社長の姿が想像できる。
今後も社員一丸となって、私たちの生活に関わる製品のラストピースを担う永大化工の将来が楽しみだ。

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国内では大阪を本社に、奈良県と栃木県に事業所を構える永大化工。本人の希望を考慮した配属をおこなうため、地元志向の強い人にとっても魅力的な職場環境といえる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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