最終更新日:2026/8/3

(株)タムラ製作所

  • 上場企業

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 機械
  • その他電子・電気関連
  • 化学
  • コンピュータ・通信機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

世界のエレクトロニクス市場を舞台に、オリジナリティを発揮して挑戦する技術者たち

  • 理系学科系統 専攻の先輩

PHOTO

多くの産業を支える、TAMURAのモノづくりの醍醐味を語る!

当社ならではの技術とアイデアを発揮し、社会の発展に貢献しているタムラ製作所。2024年に100周年を迎えた同社を成長の場に選んだ2名の若手技術者に、仕事内容やそのやりがいについて広く伺いました。

■高山 幸治さん(写真右)
電子部品 機構設計職
2023年新卒入社/工学部卒

■ 田中 佑太さん(写真左)
電子化学材料 研究開発職
2023年新卒入社/有機材料システム研究科修了

難易度の高い設計にも早々にチャレンジ。案件の数をこなして腕を磨いています/高山さん

大学では材料力学を専攻し、塑性加工の研究室で黒さびの研究をしていました。企業研究ではいろいろな業界を幅広く検討した結果、やはりモノづくりの会社に進もうと決意。「設計の高山さんといえばあの人」という存在でいられるような会社を志望し、中でも面接で一番しっくりときた当社への入社を決めました。

入社後は約2週間の集合研修と仮配属でのOJT期間を経て、7月に電子部品の機構設計を担う現部署に本配属となりました。3D CADのソフトの種類が学生時代に使っていたものとは違っていたので、まずはツールの習得に注力。学生時代は機械系の勉強が中心で、電気電子系の知識は十分ではなかったのですが、塾講師のアルバイトで理科を担当し、電磁誘導の原理を学び直せたことが思いのほか役立ちました。先輩や上司に教わったことはメモに残してまとめておき、同じことは何度も聞かなくて済むように意識しています。

現部署では産機・民生向けのトランスやリアクトルなど幅広い製品を扱っており、私自身もパワエレ関連やエアコン向けなど幅広く担当しています。お客様の要望に応えるカスタム品が中心で、既存製品の一部仕様を変更する設計、新しくイチから形作る設計の両方を担当しています。設計後のシミュレーションソフトでの解析や試作品に対する各種試験までが担当業務です。

短納期の案件もあれば、数年後の量産に向けて取り組む長期案件もあり、期間や難易度はさまざまですが、数はかなりこなせており、この2年強で数十件の設計に携わることができました。既存の型があるものは評価試験もスムーズですが、組立性や強度など解析だけでは検討しきれないようなチャレンジングな設計も任せてもらっています。成長の機会をいただく中で、自分で考えられる部分も少しずつ増えてきた実感がありますね。

直近で印象に残っているのは、クリーンエネルギーへの取り組みとして、水素関連装置に用いるリアクタの設計案件です。普段は工場にて組立工程を行うのですが、本件は必要台数を全て私たち自身で組み立てることになり、電気設計担当の同期と一緒に取り組みました。考えなければならないことが多く、また、先輩方にも助けていただきながら、試行錯誤の連続でしたが、同期と設計から試作出荷まで取り組めた楽しさもあり、納品できた瞬間の達成感はいつも以上に大きかったです。

先輩社員たちの横顔

「コロナ禍で留学を断念した経緯もあり、今は海外でモノづくりに携わることが目標です。手を挙げれば応えてくれる会社なので、積極的に思いを発信しています」(高山さん)

自由度高く研究に取り組める環境。若手ならではの視点を発揮したい/田中さん

大学から大学院にかけては、高分子プラスチックの研究をしていました。企業研究では「化学の知識を活かしながら、ゼロからイチを生み出せる仕事」を軸に定めた上で、研究開発職があり、その環境が整っているメーカーを幅広く見て回りました。当社に決めたのは、研究室のOBの先輩がいて直接良い話を聞けたことと、一番早く内定をいただいて縁を感じたことが理由です。

私が所属する事業所では、主にソルダーペースト(ペースト状のはんだ付材料)と、ソルダーレジスト(プリント基板上の電気配線を保護する絶縁材料)の開発をしています。まず入社後の2年間は、ソルダーペーストに用いる粉末のサイズや粒径について研究するという、部内でも珍しいプロジェクトに携わりました。

学生時代は有機材料が専門だったのですが、本プロジェクトでは無機材料や物理現象の知識が必要で、新たな学びが多かったです。近しい分野の論文なども参照しながら知識を広げていきました。1年目は知識のインプットが中心でしたが、実質2~3名の少数部隊だったこともあり、2年目は実験手法を一任いただいて自由度高くやらせてもらいました。

当社のプロジェクトには、お客様がいてその要望に応えながら研究開発を行うものもあれば、お客様がいない段階で「いずれ使えるかもしれない技術」を研究しているプロジェクトもあります。本プロジェクトは後者だったので、目標としていた数値を達成でき、一通りの成果を得られた段階で、プロジェクト終了となりました。

そして3年目になる今年からは、お客様がいるプロジェクトに携わっています。国内外の半導体製品に使われるソルダーペーストを扱っており、昨年とは異なる業務となるため、新たな気持ちで学べています。少しずつ理解を深めていきたいです。

私がやりがいを感じるのは、若手ならではの視点を活かして意見を出し、チームに新鮮な気づきを与えられたとき。的を射た意見であれば上司も耳を傾けてくれ、自分なりにレベルアップできたという実感が湧きます。最近は目標通りの結果が出たときや、考察を繰り返す中で新たな発見ができたときにも大きな手応えを感じます。

先輩社員たちの横顔

「長年サッカーをやってきたので、社内にスポーツのコミュニティが複数あるのが嬉しいですね。社会人サッカーなどにも参加しながらオフを楽しんでいます」(田中さん)

それぞれの目標やキャリア展望/社風について

今後の目標は、アメリカや中国などの海外拠点での勤務を経験すること。当社は「希望すれば海外で働くチャンスがある会社」だと知って以来、ずっと目標にしています。教育担当だった先輩も昨秋から海外拠点に行っており、先輩のキャリアは一つのロールモデルになっています。入社当初から親身に教えてくださり、今でもオンラインで気軽に質問や相談をしています。

海外赴任のチャンスを手にするためにも、英会話力を磨いておこうと思い、英語の勉強も始めました。申請すれば、このような勉強費用を割引してもらえる制度もあります。直近ではマラソン大会への出場費用の補助金なども申請させてもらいました。中学高校時代は野球部で、今でも休日にランニングをしているので、大会に出てみようと思った次第です。当社は在宅勤務も可能ですが、私はまだまだ勉強中の身で、先輩に気軽に質問したいので、基本的には出社派。20名ほどのチームのどの方にも緊張せず質問できており、入社前に想像していた以上に良い職場環境で働けています。
(高山さん)

直近の目標は、評価装置を適切に選定し使いこなせるようになり、テーマや目的に応じた解析を自分で考えて実行できるようになること。研究の目的がはっきりしていることは学生時代と異なる点ですが、スケールの大きな研究ができるチャンスがあることは、社会人として研究開発に携わる醍醐味だと思います。マーケットのニーズを先導するような案件もあり、ゼロから何かを生み出すような研究開発を任せてもらえる存在に成長していきたいです。目的に対して最適な手段を選択し、失敗も糧にしながらプロジェクトを進めていくことが好きな人なら、当社の仕事にきっとやりがいを感じられると思います。

職場環境としては、社内イベントや部活を通じて交流や情報交換ができる点が気に入っています。想像以上に多様なバックグラウンドを持った人が集っている会社で、中には特定競技のプロ資格を持っている人もいるので、話を聞くのが楽しいです。社内のサッカー部も活動が活発で、未経験者含め新たなメンバーをどんどん仲間に迎えて大きな組織にしていくことも、業務外の目標の一つです。
(田中さん)

先輩社員たちの横顔

「当社で活躍する社員の共通点は主体性があること。自ら発信したり、テーマを探しに行く姿勢があれば、いかようにも活躍の場を広げられると思います」(2名より)

企業研究のポイント

企業研究の時期には、幅広く業界や業種を見ておくことをおすすめします。私自身、はじめは製造業界や設計職だけでなく、金融業界や営業職なども広く検討しました。学習塾でのアルバイトを通じて「人と話す仕事」に興味を持ったことが理由なのですが、いろいろ見た結果、「やっぱりモノづくりの仕事がしたい」と納得感を持って選択できました。

入社前、先輩社員の方々が「自分が設計したものが手元に届くときが一番嬉しい」と仰っていて、当時は半信半疑だったのですが、あの言葉は本心だったのだなと今は思えています。自分が画面上で設計したものがカタチになるときの嬉しさは、モノづくりの仕事ならではだと感じます。
(高山さん)

企業研究では、聞いたことがある名前の企業に注目しがちですが、それ以上に大事なのは「自分が入社したら、そこで何ができるか」という目線だと思います。当社は早いうちから現場の最前線の業務を担当できるので、若手のうちから自分の仕事の成果を感じやすい環境です。

最後に、学生の方にはExcelソフトに慣れておくことをお勧めします。業務では思いのほかExcelを使う機会が多く、私は研究室時代にあまり使わなかったので、入社後それなりに苦労しました。抵抗なく使えるようになっておくと、スムーズに仕事に取りかかれると思います。
(田中さん)

PHOTO
「100年続いている企業はそう沢山はありません。当社は将来性ある分野を手がけており、国内外に多くの拠点を持つ上場企業であることを、まずは知ってほしいですね」

マイナビ編集部から

電子部品・電子化学実装・情報機器という3つの事業柱を持つグローバルメーカー・タムラ製作所。時代の変化を捉え、挑戦する先取の精神を強みに、2024年には世の中のひと握りの企業しか到達できない“百年企業”の一社となった。

そんな同社が、2050年にありたい姿として掲げているのは、「世界のエレクトロニクス市場に高く評価される脱炭素社会実現のリーディングカンパニー」だ。エアコンやスマートフォン、自動車など身近なところから、発電所や人工衛星まで、同社の技術は多くの製品で用いられているが、今後は電力インフラや、インダストリー、モビリティ、次世代通信などクリーンエネルギーの分野に注力し、カーボンニュートラル社会の実現にも寄与しながら、グローバルに事業の成長を図っている。

多くの技術者が活躍する同社から、「電子部品の機構設計」および「電子化学材料の研究開発」を手がける社員たちに話を聞いた今回の取材。2名ともそれぞれの部署で「我こそは」という思いを持ち、自分なりの考えやアイデアを意欲的に実践で試している様子が伺えた。先輩社員との仲の良さやクラブ活動への思い入れを含め、実にのびのびと働いている雰囲気があり、グッドカンパニーとはこういう会社のことを言うのだろうと感じたほど。この分野を志望する多くの学生に、企業研究に取り組んでみてほしい一社だ。

PHOTO
海外売上が6割を超え、アジア、アメリカ、欧州でも多くの生産拠点を展開する同社。2025年にはメキシコ第2工場も稼働を開始した。グローバル志向の人も注目の企業だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)タムラ製作所の取材情報