最終更新日:2026/6/1

(株)斉藤組

業種

  • 建設
  • 住宅
  • 住宅(リフォーム)
  • 建築設計
  • 建装・ディスプレイ

基本情報

本社
栃木県

取材情報

経営者の視点

地域に根ざして100周年。次の100年に向けて進化し続ける総合建設会社の今とこれから

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建設業界の変化も見据えて行う「斉藤組」の新たな取り組み

代表取締役社長 斎藤 和実

2025年に創業100周年を迎えた総合建設会社・斉藤組。さらなる拡大・発展を目指し、新たな試みに果敢に取り組んでいます。長い歴史に甘んじることなく挑戦する企業姿勢と同社の特徴、今後の展望について話を伺いました。

大正時代から地域貢献に尽力。選ばれ続ける理由は確かな技術力と素直な姿勢

当社は1925年に創業し、栃木県南エリアをはじめ茨城県西エリア、埼玉県で建設、土木、宅地造成を展開する総合建設会社です。手掛けてきた建築物は市庁舎や警察署、消防署といった地域のシンボルをはじめ、学校、病院、工場、店舗など多岐にわたります。土木事業では河川、道路、上下水道、農業用水など地域社会を支える生活インフラの改修・整備を任されてきました。災害時には緊急対応を行っており、地域の一員としての務めも果たしています。100年の歴史で培った実績と技術力は評価され、毎年、優良工事の表彰を受けています。

お客様から支持していただける一番の理由は「素直さ」と考えています。「誠実、親切、努力」という社訓のもと、過度に良く見せようとせず、謙虚になりすぎず、どのご依頼も真摯に取り組んでまいりました。常にフラットな視点で、お客様が求める以上の安全・工程・品質管理をご提供することに尽力する。これが当社の基本姿勢です。お客様からは「斉藤組は丁寧、かつ標準仕様でもプラスアルファを施してくれる」とお褒めの声を頂き、厚い信頼を得ております。社訓を徹底し、忠実に実行することが当社の強みにつながっていると感じます。

長く取引しているお客様が多い一方で、常に新たなお客様開拓にも取り組んでいます。長い社歴ゆえに保守的になってしまうことのないように、常にチャレンジ精神をもって活動しています。昨今の市場では価格競争が激化し、適正価格を提示しても高いとみなされてしまいます。今後、首都圏方面の拡大も見据えている中、価格競争に負けないためにも発注管理の見直しなど原価を抑える取り組みに努めています。品質や仕事ぶりに関しては各方面からお墨付きを頂いておりますので、さらに幅広いお客様からのご要望に応えられる価格を目指し、コスト削減などより一層の企業努力を続けていきます。

斉藤組の魅力

企業としての発展のみならず、社員の働きやすさを追求する斎藤氏。自社だけでなく建設業界全体のより良い未来をつくるため、型に捉われない働き方改革を推進中だ。

知識ゼロから技術者になれる手厚い教育体制を整備。目指すは社員の人生を豊かにする会社

当社は文系学部出身者も技術者として活躍しています。新人研修後は配属先で先輩のマンツーマン指導の下、現場での実践を通して業務内容を覚えていきます。OJT中に行う面談では各自の習熟度や苦手分野を確認し、一人ひとりに合わせた指導が当社の研修スタイルです。また、技能講習や安全衛生教育など業務に関する講習や、「施工管理技士」などの資格取得支援制度も整えています。入社前に知識がなくても、土木・建築に対する興味があって、地域社会や社会の基盤を手掛けたい意欲があれば成長できる環境です。

キャリアパスのロードマップも一新し、運用を開始しました。入社後5年・10年・15年のビジョンを描けるように、各段階で目指すことなど基準点を設けました。定期的な面談で、自分の現在地と目標に対する進捗を把握し、成長度合いを確認します。的確に自分の目標を捉え、キャリアを積んでいける体制は社員の成長に寄与できるものと自負しています。

社員を見ると、積極的にコミュニケーションを取り、何事も前向きに捉えて取り組む人が多いです。共通しているのは「素直さ」があること。自分をよく見せようとせず、等身大の自分で目の前の仕事に努める。実直に打ち込む人が自分の可能性を広げ、活躍しています。背伸びせずに働けるのは、アットホームな風土が影響しているからでしょう。社員数は50名ほどですので、全員の顔がわかる職場です。社員同士の距離が自然と近くなりますが、馴れ合いにならないようにメリハリのある空気づくりを心掛けています。

現在の人口は私たちの世代と比べて約3分の1。これは1人がかつての3人分の価値に匹敵するほど貴重と言えます。ですから社員には生き生きと働けるフィールドを用意することが私の役割だと考えています。その一環として、新社屋を建設しました。各自がポテンシャルを発揮するには心穏やかでいられる職場が不可欠。そこで、リラックスしながら働けるように、オフィスから外の景色を楽しめるデザインにするなど工夫を凝らしています。今後も社員の人生がより豊かになるよう成長やサポートを行う企業づくりに尽力していきます。そして、当社を支えてくれた地域へ恩返しができる会社として、事業内容に留まらず幅広く地域貢献できるよう成長していく所存です。

斉藤組の魅力

多様性を重んじる同社は社員の出身学部もさまざま。土木・建築学部出身者以外も活躍している。社員の個性・知見を生かし、可能性を広げられる環境づくりに注力している。

目指すは業界全体の改革。週休2日制の完全実施と労働時間の是正を推進

働き方改革が求められる中、当社も週休2日制に移行しました。工事現場は生きもので、天候の影響や思わぬハプニングによって進捗が前後します。工期遅れを巻き返すための休日返上は珍しくありません。以前から問題視されていたものの、手立てがなく改善されないままでした。このような働き方では、新しい人材を確保できません。深刻化する人材不足の解消のためにも、週休2日制は喫緊の課題です。会社全体にワークライフバランスの認識を深めるためには、誰かが率先して取り組む必要がある。業者ごとに勤務形態が異なり、休日が増えることで収入が減ってしまう人がいるのも承知していますが、次世代の建設業界を担う若い世代のためにも、慣習を変えるには今がチャンス。ご理解いただけるよう諦めずに働きかけていきます。

働き方改革としてもう一つ取り組んでいるのが、新たな職種の創出です。現場サイドの負担軽減を目的に、本社から現場をサポートする「建設ディレクター」というポジションです。以前から工事管理ソフトや3次元CADを導入し作業の効率化を図っていましたが、今後は専任を設けて工事現場のバックアップ体制を強化していきます。加えて、現場監督の労働時間の是正も目指します。現場監督は段取りや終業後の現場確認にも時間を費やし、残業時間がかさむ傾向にあることが課題の一つです。建設業界にも呼び掛けて、働き方改革の推進に向けて積極的な取り組みを行っていきたいと考えています。

社内のコミュニケーションの強化にも注力しています。毎日の朝礼や月1回の定例会議、部門会議、四半期ごとに行う全社会議といった意見交換の場を多く設けています。あわせて、社員のモチベーションアップや社員間の親睦を深めることを目的に、社内イベントも開催しています。アフターコロナの社会情勢に併せて、社員旅行も再開しました。昨年はタイのバンコクへ行き、日本とは異なる文化にも触れてきました。このような取り組みによって社内の一体感や結束力を高められていると感じます。

斉藤組の魅力

少数精鋭の良さは社員全員の顔がわかること。社員同士はもちろん、社長と社員の距離が近く、意見交換が活発。この風通しの良さが社内の一体感を高めている。

企業研究のポイント

働きたい業界の理解を深めるためにも、実際に企業へ足を運ぶことが大切だと思います。志望先にインターンシップなどがあれば、進んで参加してみてください。当社のようにイメージが湧きにくい業界ならなおのこと、自分の目で企業を見てほしいですね。また、キャリアプランの有無も企業の比較ポイントになると思います。当社でいえば、施工管理として年次ごとに何ができるようになっているのか、5年後10年後にはどのようなキャリアを積んでいるのかなど、指針を明確にしています。企業研究をする際には、自分が成長できる環境なのかどうかを確認してみてください。

必要な資格についてもあらかじめ調べておくことをおすすめします。建築業界で言えば、施工管理に取得必須の資格「施工管理技士」の受験要項が変わりました。1級の第1次検定に関しては、19歳以上の学生であれば受験資格が得られるので、時間に余裕があれば資格の勉強を始めたりすると良いでしょう。

自己分析で悩んでいる方は、友人や先輩・後輩に自分のことを尋ねてみると新たな発見があると思います。自分では気づかなった魅力や長所短所がわかり、それを機に本当にやりたい仕事や自分と合う企業風土が見えてくるかもしれません。悩んだときは一人で抱え込まず、周りの人にも頼ってみてください。
(総務部 部長 野口健志さん)

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「社内体制の見直しや新社屋建設など、社員全員が働きやすい環境を目指して取り組んでいます。当社の今後にぜひ注目してください」(野口さん)

マイナビ編集部から

大正14年創業の老舗総合建設会社・斉藤組。地域密着で公共施設をはじめ工場倉庫、神社仏閣、住宅など幅広い建築物と、生活に欠かせないインフラ整備を手掛け、地域社会を支えている。緊急災害時の復旧活動やCSRの一環として道路の美化活動にも精力的に取り組み、地域からの信頼も厚い。仕事を通して地域貢献したい人にとっては申し分ない環境だろう。また、17年連続黒字、無借金経営と盤石な経営基盤も同社の魅力だ。

今回の取材で老舗企業のイメージが覆された。長い歴史がある企業は伝統や古き慣習を守る印象があったが、同社はチャレンジを臆さない。働き方改革の取り組みは同社の組織力の底上げとともに建設業界をより良くするためのもの。建設業界に対する本気度が伝わってきた。

社員に対する思いやりも深い。働きやすさを追求し新たな試みにも果敢に挑戦。日頃から残業削減、有給取得を促すなど社員のワークライフバランスを重視している。完成した新社屋も社員の心地よさにこだわり、機能性・快適性に富んだ設計とのこと。「私の役割は、次の100年を担う世代が生き生きと働ける環境を整えること」という斎藤氏の言葉に胸打たれた。

全てに全力投球な同社なら、生き生きと働けることに違いない。無資格未経験でも技術職になれる体制も万全なので、少しでも土木建築に興味がある人はぜひ同社を見てほしい。

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100周年記念事業として完成させた、新社屋。働きやすさを追求し、作業に応じて選べるフリーアドレス席や緑豊かなロケーションを生かした景色を楽しめるスペースを設ける。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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