当法人では「職場の雰囲気」を何よりも大切にしています。
主任やリーダーなどの重要なポストは、年功序列ではなく、親切で仲間から信頼される人物を指名するやり方に改めました。例えば6つのクラスに分かれている保育園の場合、それぞれのクラスの責任者(クラスリーダー)は日々の仕事ぶり、周囲への思いやり、仲間からの信頼など、前年度の評価で決まるため、新卒3年目、4年目の職員が指名されることも珍しくありません。実際に令和7年度は6つあるクラスの内4つ、令和8年度は実に5つで20代の職員がリーダーに指名されています。
このような体制が機能しているのは、経験豊富なベテランの職員が若いリーダーを積極的にサポートする協力体制が出来上がっているからです。世代間のそのような関係は、長い年月をかけて少しずつ形成されてきました。例えば、年配の職員が我が子の子育てに忙殺されていた時期、子どもの急な発熱や保育園からの呼び出しでシフト変更が必要になった時、若手が協力を惜しまなかったことも、世代を越えた協力関係が築かれた要因の一つです。子育てが一段落した中堅職員が、そのお返しとして過去に世話になった若いリーダーを盛り立てているケースも見られます。保育園に限らず、現場のリーダーが若返った結果、職場は風通しがよくなり、だれもが安心して仕事に向き合える環境となりました。