最終更新日:2026/8/3

丸紅エネックス(株)

業種

  • ガス・エネルギー
  • 物流・倉庫
  • 石油

基本情報

本社
千葉県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

エネルギーの明日を、がっちりと支える仕事

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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貨物管理から設備メンテナンス・更新まで。ターミナル業務とは?

丸紅エネックスの中心拠点である千葉ターミナル。責任者の一人として部署を引っ張る井ノ川さん、堺への異動も経験した笹井さん、成長著しい若手の北村さんの仕事に迫ってみる。

井ノ川 順
千葉ターミナル LPG技術課 課長
機械工学科卒
1996年入社

笹井 大地
千葉ターミナル LPG技術課
化学生命工学部化学物質工学科卒
2016年入社

北村 篤嗣
千葉ターミナル 石油技術課
理学部化学科卒
2021年入社

【井ノ川さん】長く、安全にターミナルを使い続けるために、総合的な視点から仕事に挑む

約8万平米を誇る広大な敷地を構える千葉ターミナルでは、石油、LPガス及び、メタノールといった化学品などを貯蔵する多彩なタンクがズラリと並んでいます。私が管轄するLPG用タンクは、高さ約40mの巨大な威容を誇る3基が稼働中。入荷するや否や出荷が始まる状態が続いており、年間を通してフル稼働しています。

LPGが入荷される際には、大型の輸入タンカーが桟橋に着桟されることになります。ターミナルの社員たちは船の入荷作業などを行うとともに、保管中も高い品質基準をクリアした形で維持管理をすすめ、さらにはお客さまのもとに陸送するタンクローリーや船舶などへの積み込みを行います。これがオペレーション関係の業務ですが、さらには各種設備の維持管理、更新工事の取りまとめも私たちの役割となっています。

当社は少数精鋭での管理を身上としているだけに、千葉ターミナルの従業員は20数名程度。おのずと一人ひとりの責任は重くなりますが、安全管理が強く求められる以上、責任を一人で負わせるようなことはせず、必ず2人以上で現場作業にあたるのを鉄則としています。課長としてマネジメントする身である私は、迷ったらいつでも質問がしやすいような空気を作るべく、普段から風通しのいい職場環境づくりも心がけてきました。どうしてもデスクワークが多くなってしまう立ち位置ではあるのですが、できるだけ現場に顔を出して担当者と言葉を交わし、同じ目線で距離感を縮めていこうとしています。

千葉ターミナルは約50年が経過している古い施設でもあります。それだけに各所で設備の老朽化が見受けられており、近年はその改修工事を数多く進めています。直近では300m沖合まで伸びる桟橋の配管工事がスタート。桟橋に横付けされたタンカーから配管を通して陸地のタンクにエネルギー原料を送り出すという設備なのですが、工事を進める上で海上と言うこともあり天候の影響を大きく受けてしまうのが悩ましいところ。安全を第一としながら一つずつ確実に工事を展開しているところです。

仕様書の取りまとめ、工事会社への説明、工事管理、完成後の検収などを行った設備が、実際に形となって稼働をする様子を見られるのは、この仕事の何よりの醍醐味です。今後、設備の更新・メンテナンスにはいっそう力を入れていくことになりますが、多くの人材を育てながらより安全性の高いターミナル作りに挑む所存です。

会社の雰囲気は?

「気を使うことなく、何でも意見が言えるのが当社のよさ。終業時刻が16時15分なので、会社近くに住む人の中には17時前に自宅に帰っている人もいます」(井ノ川さん)

【笹井さん】チームの力で、安全・確実にターミナルを運営していく

化学を専攻していたこともあり、企業研究では地元の関西圏で化学品や石油製品を扱うメーカーを希望していました。当社に関しては学校のキャリアセンターの紹介で堺ターミナルへ見学に訪れたのが志望をしたきっかけとなりました。計器類がズラリと並ぶ制御室で、真面目に仕事に向き合っている先輩たちの姿を見て、私もここで成長していきたいとの想いに包まれたのが入社の決め手となった次第です。

新人は千葉ターミナルで学んでいくのが通例。私も最初の3年間は千葉の石油技術課の一員として、外航船の誘導などのオペレーション業務、施設のメンテナンスなどに取り組んできました。可燃性のある危険物を扱うと同時に、設備の一つひとつが巨大ですから、一人の力だけで乗り越えられるような仕事内容ではありません。チームでしっかりと連携をして課題解決をしていく姿勢を学ぶ新人時代でした。また、高圧ガス関係などの資格取得は、危険物を扱うこの仕事には必要不可欠。仕事をしながら学んで試験に臨むという日々を繰り返していました。

4年目からは堺ターミナルに異動。千葉よりもはるかに人数が少ない施設だけに、よりチームワークが重要だと実感しました。堺時代には石油ローリー積場の「ローディングアーム」を計17基更新するという大掛かりな工事を担当。レーンを稼働させながらの工事でしたから制限も多かったですし、消防への申請、工事業者との折衝、工事引渡し前準備など、調整すべき物事が多岐にわたっており、目まぐるしい毎日を過ごしていましたが、なんとか形にすることができたときは一つの自信をつけることができました

再び千葉ターミナルに戻ってきたのは約1年前のことで、今度は経験のなかったLPG技術課に配属になりました。マイナス40度以下のLPG製品を取扱っており、圧力管理も重要であり、石油とはまた違った形での専門性が問われています。年1回、県庁の担当者が来訪する保安検査の立ち合いも担当。綿密に事前準備をした結果、指摘事項なく無事に終了したときはホッとした気持ちに包まれました。

LPGに関してはまだ知らないことばかり。目の前の仕事を確実にこなし、先輩の作った過去の仕様書を読み込みながら、知識と経験を増やしていきたいと思っています。総合的な視野を身に付けたら、ゆくゆくは堺ターミナルに戻って責任ある立場を担いたいです。

会社の雰囲気は?

「優しい人が多く、なごやかな社風です。千葉は20数名、堺は約8名と人数が少ない組織だけに、一人ひとりの成長にしっかりと寄り添ってくれます」(笹井さん)

【北村さん】社会的影響力の大きな設備に携わる責任とやりがい

大学時代、化学について学んできた私は、地元の千葉で石油化学やガスといった社会に欠かせないインフラを担う企業を目指そうと考えていました。当社を選んだのは専門でもあった有機化学の知識が直結することに加え、千葉ターミナルの場合、定時が8時から16時15分と、自分のための時間がたっぷり取れる点、駅から会社のバス送迎があり、通勤し易い点に魅かれたのがポイントとなりました。

石油技術課に配属されてからは、まずは桟橋に横付けされるタンカーの荷役の監視、運ばれて来た石油の品質の確認といった定常業務に取り組んでいました。化学とは関わりのない知識も必要となるだけに、専門性を身につけるには苦労したところもありましたが、先輩も丁寧に教えてくれますし、毎日業務に臨んでいけば理解も自然と深まっていきました。

並行して石油関係設備の維持管理も担当。保管用のタンク、出荷に使われるポンプ、流速調整用のバルブなど、実に多種多様な設備が存在していますが、その点検等に携わりつつ、更新や修理が必要だと判断すれば、外部の工事業者に発注した上で当日の立ち会いや検査なども手掛けていくことになります。

本格的な工事を受け持ったのは2年目になってからでした。流量調節バルブの点検整備、歩廊の整備などさまざまな仕事を受け持ちましたが、特に印象に残っているのは敷地内の「接地抵抗測定」に携わったこと。静電気や落雷対策として、石油関連の設備は接地設備をつけることが義務付けられており、年1回、それらが基準値を満たしているか否か、確認をした上で補修をすることが義務付けられています。敷地内の接地設備は全て合わせると100数箇所にものぼります。

補修には地中を掘り返す必要があったのですが、敷地内にはさまざまな配管が通っているだけに、作業には慎重に慎重を重ねる必要がありました。万が一の事態が発生すると、最悪、出荷制限がかかり、供給先、荷主に迷惑をかけることになります。責任重大だからこそ、先読みをしながら問題を排除していくことを心がけてきました。

世の中にとって重要な施設だけにミスが許されない難しさがある一方、だからこそ、やりがいが大きいと感じる毎日です。来年度にははじめての新卒1年目の後輩が入ってくることになりました。後輩が責任感を持って仕事に取り組めるように、わかりやすく基礎知識を伝える力を身に付けたいです。

会社の雰囲気は?

「残業の日もありますが、16時15分の定時で帰れる日がほとんど。入社前に想像していた通り、メリハリを利かせて働くことができています」(北村さん)

企業研究のポイント

■企業研究中はもちろん、その後に控える本番の時期になっても、「自分を作らず、正直に」を心がけてください。自分を良く見せたい気持ちが強くなると、形だけは格好のいい内容でエントリーシートなどをまとめがちですが、それでは自分に合う会社に巡り合う可能性が低くなります。そのままの自分を表現する習慣を今のうちから身に付けておきましょう。
<井ノ川さん>

■自分に合う企業を探し出すのは非常に難しいこと。興味のある業界全体の地図を調べてみたり、自分の専攻に関連する企業の周辺に視野を広げたりしながら、自分の可能性を探っていきましょう。その中で興味を持てそうな企業と出会ったら、インターンシップなどで実際に訪れてみたり、先輩社員のインタビューを読み込んだりして、イメージを具体的に落とし込んでいきましょう。
<笹井さん>

■当社は機械や化学の知識が役立つ業界に位置していますが、周囲の先輩を見ていると農学や電気、生物系の人もいるなど、多彩な人材が活躍できるチャンスが広がっています。自分とは関係のない世界だと思い込んでいる人も、ぜひエネルギー資材・化学品を“保管”する当社の仕事も含め、さまざまな業界を企業研究の対象として調べていってほしいと思います。少ない人数で大きなエネルギー施設をまわすターミナル業務は、外から見ているとわかりづらいでしょうから、一度、見学に訪れると理解が深まるはずです。
<北村さん>

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少数精鋭の組織だけに、一人ひとりの成長が会社の発展に大きくかかわってくる。3人の先輩たちは長い目で見た教育を受けながら、確かなキャリアを築き上げてきた。

マイナビ編集部から

1973年に創業した丸紅エネックスは、世界の生産国で作られた液体状のエネルギー資材や素材を保管する物流基地(ターミナル)を、千葉・堺・門司に有している。各ターミナルからは顧客の依頼に応じて、タンクローリー等を介して国内の最終消費地へモノを運んでいくことになる。家庭や工場で用いられる燃料、化学製品の原料として活用される重要なモノを預かっているだけに、社員たちは責任とプライドを抱きながら仕事に臨んでいるのが、今回の取材でもひしひしと伝わってきた。近年は低炭素化社会の到来に向けてグリーン燃料への対応を進めており、半世紀の伝統に甘んじることなく次の一手を積極的に探り続けているのも、パイオニア精神あふれる同社らしいところだ。

社員一人ひとりがゼネラリストとして幅広い視点を養うことが、安定したエネルギー資材・素材の供給につながるからと、人材教育には特に力を入れているという。OJTを通して長い目で見た指導を施すほか、危険物取扱者や高圧ガス関連の資格取得の支援も行っている。入社後数年間は本社のある千葉ターミナル勤務となるが、その後は各拠点での仕事も経験しながら厚みあるプロフェッショナルへの成長も促している。働きやすい職場環境づくりも含め、長い視点で社員の成長を支えていく会社だけに、じっくりと腰を据えて働きたいと考える人にはピッタリの一社だと言えよう。

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千葉ターミナルにはエネルギーや素材などを保管する大型タンクがズラリとそろう。年季の入った設備が多いだけに、その更新がこれからのミッションとなる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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