最終更新日:2026/6/1

社会福祉法人正夢の会

業種

  • 福祉サービス
  • 財団・社団・その他団体
  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 教育
  • ホテル・旅館

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

利用者一人ひとりの個性を尊重し、「心に添った支援」を実践

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多様なスキルを身に付け支援を必要としている人の幸せを追求する

児童から成人まで幅広い年齢の障害児者に向け、通所施設や入所施設、相談施設など18の施設を運営する正夢の会。多様な支援を提供する現場の中でキャリアを重ねるスタッフたちの働き方とは?

■横塚 健さん(写真中央)
ラポールいなぎ(稲城市) 支援スタッフ(リーダー)/2015年入職
専門学校 ケアワークコース 卒業

■向井 恵里さん(写真左)
多摩市ひまわり教室(多摩市) 支援課長/2009年入職
コミュニティ福祉学部 コミュニティ福祉学科 卒業

■川島 由衣さん(写真右)
稲城市障害者総合相談センター マルシェいなぎ(稲城市)支援スタッフ/2012年入職
総合人間科学部 社会福祉学科 卒業

利用者の特性を大切にしながら、自分らしい支援を提供できるのがうれしい

正夢の会に入職する前は、特別養護老人ホームや他法人の障害者福祉施設に勤務し、現場で支援にあたっていました。複数の施設で経験を重ねるうち、自分が目指す支援や転職を考えるように。正夢の会の「心に添った支援」という理念を知った時、自分の理想とする支援と方向性が同じだと感じました。この理念に共感しているスタッフが多いということは、支援に対する姿勢や考え方も共感できる部分が多いはず。正夢の会で次のキャリアを重ねていこうと決心ました。

入職後5年間勤務したのは、成人の通所施設。そこでの経験で印象的だったのは、私が担当する利用者さんの一人が通所することが難しくなってしまった時のこと。心配だった私は、そのかたの自宅へ様子を伺いに行きたいと上司に相談したところ、快く「行ってきたら」と許可してくださいました。「利用者さんが困っているなら、そのかたのことを考えて、できることはやっていこう!」そんな施設としての姿勢をこの時に感じ、私自身もより積極的に支援を実践していいのだと気付かされたのです。

そんな一人ひとりに寄り添う支援を提供している環境で、もっと多様な経験がしたいと考えていたので、成人の入所施設の生活支援業務へ異動を打診された時は快諾しました。通所施設という“外”での顔とは違う、生活の中での利用者さんたちの表情に接しながら、彼らの本音や行動を受け入れ大切にするという想いで支援にあたっています。
毎朝、通所施設に向かう利用者さんたちを笑顔で送り出すことも大切な仕事。気持ちよく一日を過ごせるように、そんな想いを込めて送り出しています。

また、最近では支援業務と平行して、東京都社会福祉協議会の中にある知的障害発達部会の利用者支援研究会に所属し、東京都の支援事業に携わる人たちに向けての研修の企画提案などにも携わっています。多様な職種や法人に属する人たちが集まる研究会なので、これまで関わることの少なかった分野を学ぶことができ、横のつながりが広がっていくという魅力もあります。また当法人の他施設のスタッフも参加しているので、事業所の枠を超えた連携の契機にもなっています。
当法人や自分自身の障害者支援活動の幅を広げて、利用者さんへの支援の質を上げていくためにも、より多くの人と関わり、新たなテーマを見つける機会を増やしていきたいです。
【横塚 健さん】

この仕事の魅力とやりがい

「最初はなかなか心を開いてもらえずコミュニケーションが難しかった利用者さんが、時を経て相手から声をかけてくれるようになる。そんな一瞬がうれしい」と、横塚さん。

子どもたちが楽しいと感じていることを見逃さない。楽しさがあれば次への挑戦につながる

福祉のあり方、支援の方法は多種多様。私にはさまざまな支援に携わりたいという希望がありました。そんな私にとって、障害者支援を軸にした法人として、成人の通所施設や、成人の入所施設、児童の通所施設、相談事業などを展開する正夢の会は、理想とする働き方ができるという期待がありました。

入職後に配属となったのは、市社協から運営を引き継いだばかりの成人通所施設だったこともあり、新しく施設の方針を作り上げていくところから関わることができました。今振り返ると、施設の成長とともに自分自身の成長があったように思います。
いろいろな人が集まる施設としての役割を、このタイミングで見直すことになり、利用者さんの特性によって活動を分けたり、クラブ活動を充実させたり、旅行の行き先を選択できるようにしたり。従来の“みんな一緒”の支援から、個々に合わせる支援を提供するようになっていきました。「その人にとって何が良いか」を考える支援を実践したのです。

7年間、成人の通所施設に勤務し、その後は成人の入所施設に異動。これまでは利用者さんを迎える立場からの支援でしたが、次は利用者さんが“帰ってくる場”としての生活支援を行う立場に。この異動によって両方の役割を経験することができ、自分の合っている支援は何かということと向き合う機会にもなりました。
その結果、私らしく働けるのは利用者さんが通ってくる通所施設だと気付き、児童通所施設への異動を希望したのです。

児童通所施設での支援が、成人の支援と大きく異なるのは、子どもたちは成長や変化の渦中にあるということ。子どもの生活と深く関わる家族や、幼稚園、保育園などの施設とのつながりも持ち、子どもの特性などを共有することも求められます。
どんな時でも大切なのは、子どもが楽しいと感じていることを見逃さないことですね。楽しい気持ちが芽生えれば、次のアクションにも挑戦するようになり、さまざまな力がついていくのです。施設に通い始めたころは不安な顔をしていた子どもや保護者さんたちが、日を追うごとに笑顔で帰宅していくようになる、そんな変化を見るのが今の私の喜びです。

最近は、人材育成にも携わるようになりました。後輩たちが自ら考えながら挑戦できる機会を用意し、支援を提供する手応えを感じてもらうことができる。そんな指導を心掛けています。
【向井 恵里さん】

この仕事の魅力とやりがい

「子どもが療育を受けたいと思った時、その環境を提供できるようにすることが私たちの役割だと思っています」と、向井さん。

自治体や企業とも連携しながら、障害者の皆さんの働きたいという意欲を支援

正夢の会は理念として「心に添った支援」ということを掲げています。その言葉を胸に支援を実践している先輩スタッフたちの前向きな姿勢や、理念を実現するために何ができるかを常に考え、チャレンジしていく社風に惹かれて入職を決めました。

最初の配属は成人の通所施設。比較的、支援が困難な利用者さんが多い施設での勤務は、多様な考えを受け止める難しさに直面する毎日でした。言葉と、その言葉には表れない本当の気持ち。その想いとの向き合い方に悩みながら経験を重ねていきました。
そこで私が意識していたのは、利用者さんに不適応行動などが出た時、どんなことが、そのかたにとってつらいことなのかを想像することでした。そうして一人ひとりの苦手なことを知った後は、そのかたの強みはなんだろうという方向に視点を変えて、得意なことを伸ばしていくように支援するのです。次第に利用者さんの表情が生き生きしたものに変化していくことが、私の喜びになっていきました。

そんな通所施設での経験を経て入職5年目で、相談支援の中の障害者就労支援の分野に異動となりました。これは以前からやってみたいと希望し、上司にも伝えていたことでした。また、この異動から少しの時をおいて、結婚・出産というライフイベントも迎えました。相談センターは子育て経験のある上司や同僚が多く、産休や育休にも理解がある環境。育休を終えたら、私もみんなのように現場に復帰して一緒にがんばりたい、そう思える空気があり、安心して働きつづけることができました。

就労支援では、各市区町村とも連携しながら働きたいと考えている障害者と仕事をマッチングします。また、すでに仕事に就いている人に対しても安定的に長く働いていけるような支援も提供。本人だけでなく、雇用をしている企業からの相談への対応も大切な仕事です。
働きたいという気持ちがあっても、就職することに不安がある人には、実習の機会を用意することもありますね。その人が持つ力を最大限に生かすために、心に添った支援をすることを意識しています。私がその人になることはできないけれど、想像して共感することはできます。自信を持って働けるように、一人ひとりに合った支援をしていくこの仕事。長い目で利用者さんと関われることにもやりがいを感じています。
【川島 由衣さん】

この仕事の魅力とやりがい

現在は育児短時間勤務の制度を利用しながら、就労支援の相談員として活躍する川島さん。「自分の経験を生かしながら、多様な働き方ができるように支援したいです」

企業研究のポイント

学校で実習を担当している先生や、実習の際に訪問した施設で指導してくれる先輩たちから、リアルな声を聞くようにしていました。職場の実際の様子も、そこで働いている人だからこそ知っていることもあると思います。企業情報としてオフィシャルに作られたものや、説明会で用意された情報だけに頼らず、自分から積極的に話を聞く機会を作りましょう。自分なりの心づもりができると思いますよ。
【横塚さん】

学生時代には、できるだけ多様な経験をすることをおすすめします。それによって視野が広がり、自分が本当にやりたいことが見極められるようになると思います。私自身も、大学では児童福祉を専攻していましたが、児童養護施設での実習を経験してから障害児保育に関心を持つようになり、今につながっているのです。
また、興味のある企業は実際に現場を訪問して、自分の目で仕事の様子や職場の雰囲気などを見るようにしましょう。
【向井さん】

このタイミングは見聞を広げるチャンスでもあると思います。せっかくの機会ですから、最初から業界や企業を絞ってしまうのではなく、今まで自分に接点がなかったような業界も見てみると良いですよ。多くの企業を比較する過程で社会の仕組みに気付いたり、心から惹かれる業界や企業を発見できたりということもあると思います。
【川島さん】

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福祉を通じて人と関わり合うことが好きな明るいキャラクターのスタッフが多いそう。スタッフ間の風通しも良く、挑戦したい支援の形や意見を伝えやすい雰囲気がある。

マイナビ編集部から

東京都稲城市、多摩市、昭島市、中野区、日の出町に拠点を置き、成人や児童の障害児者の支援施設を展開している正夢の会。「心に添った支援」を提供することを理念として、成人の通所施設や入所施設、児童の通所施設、さらに相談支援センターや就労支援センターなど、幅広くサービスを提供している。

直接人と接する福祉や支援のサービスは、テレワークに移行することができない分野のひとつ。そんな中で自らの仕事に誇りを持ち、より良い支援の形を模索しながら役割を果たそうとするスタッフたちがいる。その強い想いの背景には、スキルアップのための段階的な研修はもちろんのこと、専門性を高めるための服薬支援研修や、マナー研修、虐待やハラスメント防止研修、安全運転研修など、多方面からスタッフの成長を支援する体制が整っていることもあるのだろう。
また、今回取材に応じてくださった川島さんをはじめ、産休・育休や育休から復職後の育児短時間勤務を利用して活躍するスタッフも増え、「お互いさま」の気持ちで助け合う風土が定着している。

多様なスタイルの施設を持つ法人であることから、話を伺った3人のようにさまざまな事業所でキャリアを重ね、視野を広げるスタッフも多い。異動というとプレッシャーを感じる人もいるかもしれないが、分野の異なる支援を数多く経験することで、それぞれのつながりを理解し、より深い支援が提供できる力が身に付いていくのだろう。

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児童から成人まで利用者一人ひとりの気持ちを尊重したサービスを提供。志を同じくするスタッフが集まり、管理者から若手まで、その想いを共有している。

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