最終更新日:2026/7/29

協栄産業(株)

業種

  • 環境・リサイクル
  • 化学

基本情報

本社
栃木県

取材情報

記事で読む社会科見学

国内で導入が進む「ボトルtoボトル」技術を強みにサステナブルな社会を目指す

PHOTO

循環型ビジネスの現場へ、3名の先輩社員がご案内。

みなさんが日常的に利用しているペットボトル飲料。使い終わったペットボトルは、その後どのような工程をたどるのか。高度なリサイクル技術を強みにする協栄産業の現場を、社員3名とともに見学してみましょう。

(写真左から)
◆松本 敬済さん
営業部 次長/2008年入社

◆岡本 美羽さん
環境・廃棄物管理部 環境対策課/2025年入社

◆谷中田 莉紗さん
運行管理部 主任/2022年入社


【松本さん】みなさんが日頃手にしている「ペットボトル」。その「これから」をつくる。

市場に出回るペットボトルのうち、3割以上がリサイクル原料からつくられていることをご存じでしょうか。協栄産業は、使用済みペットボトルを新しいペットボトルへと再生する「ボトルtoボトル」技術を国内で先行して取り組み、日本で初めて実現した会社です。私はその営業部門で、ペットボトルからつくった再生原料を飲料メーカーなどのお客様へお届けしています。そして、再生原料の使い道はペットボトルだけではありません。衣類の繊維、自動車の内装、医療用品、建材など、みなさんの暮らしのさまざまなシーンで活用されています。

協栄産業の強みは、石油からつくられる通常の樹脂と同等の品質を、リサイクル資材でつくれる技術力にあります。だから、使い道もどんどん広がっている。加えて、お客様の工場で出てしまった資材のロスを引き取り、原料に加工し直してお返しする「オーダーメイドのリサイクル」も大事な事業の柱です。使えなくなったはずのものが、また価値ある材料として生まれ変わるわけです。そんなループを、もっと太く、もっと遠くまで伸ばしていく仕事だと思っています。新しい用途を生み出すプロジェクトも、社内で常に動いているのです。

私が入社したのは18年前。リサイクルを社会貢献としてだけでなく、確かな事業として成立させている会社、というところに惹かれて当社を志望しました。入社から最初の2年間は製造部で、ペットボトルから「ペレット」と呼ばれる粒状の原料をつくる仕事を担当。3年目からは、その原料を社会へ届ける営業に異動しました。作り方を熟知しているからこそ、お客様に具体的な提案ができるので、製造現場での経験は私にとって大きな武器になっています。

社風は役職者と若手の距離が近く、自然と声を掛け合える温かい雰囲気です。ふとした雑談から、相談に発展することも多くコミュニケーションが活発であると感じます。また、大手出身のベテランが中途入社で加わるケースが多く、いろいろな分野の知識に触れながら成長できる環境です。仕事で起きたことには逃げずに真摯に向き合い、諦めずに聞いて、吸収して、また試す。それを続けられる人が伸びていく場所だと、18年間働いてきた今、強く感じています。

協栄産業で働く魅力は?

「サステナブルな循環の輪を太くしていく仕事。その実感を日々の営業の現場で得られることが、この仕事の大きな魅力です。まだまだ用途も広がる可能性が!」(松本さん)

【谷中田さん】リサイクルの価値を各地へ届ける物流をサポート。

資源をリサイクルする工程の中で、意外と見えにくいのが「運ぶ」という仕事です。協栄産業ではグループ会社の工場やお客様の現場から、使用済みペットボトルやリサイクル原料、産業廃棄物などを日々トラックで運んでいます。私が所属する運行管理部は、その動きを記録と照らし合わせながら整えていく部署です。私はドライバーの運転日報や伝票、配車依頼書のシステム入力を担当し、日々整合性を確認しています。

一見すると目立たないかもしれませんが、正確で安全な輸送ができなければ、リサイクルされた原料は社会に届きません。日報には「どこで積み込み、どこで降ろしたか」が一日単位で記され、これが請求処理や産業廃棄物の法令遵守にも直結します。日本のペットボトルリサイクル率は8割を超える水準。それを支えているのは、こうした物流の積み重ねでもあります。環境負荷の低減や持続可能な社会への貢献にもつながる当社の事業。その流れを全体に円滑に行き渡らせる役割を担っています。請求書処理の件数も多く、それだけ多くの場所に協栄産業のリサイクルが届いている証だと思うと、社会貢献度の大きさとやりがいを実感します。

実は私は、以前はまったくの異業種で働いていました。百貨店勤務から、将来を見据えてワークライフバランスを整えたいと考えて転職を決意。求人で目に留まったのが、国内で先行して取り組む水平リサイクル「ボトルtoボトル」技術を持つ協栄産業でした。今後も重要性が高まると感じたこの事業に携わりたいと考え、入社を決意。地元の栃木県内に工場があったことも、大きな後押しとなりました。

入社3年目に上司の推薦で昇格試験を受け、主任になりました。筆記試験と社長との面接は少し緊張しましたが、合格できたうれしさと同時に、責任感もぐっと増したことを覚えています。今は自分の業務だけでなく、周りが動きやすい環境づくりも意識するようになりました。社風はとても和やかで、未経験でも質問しやすい距離感です。土日休みで有給も取りやすく、私自身、趣味の推し活も大切にしながら働けています。社長がゼロから築いてきた技術を、社員の一員として支えていけることに、誇りを感じる毎日です。

協栄産業で働く魅力は?

「国内で先行して取り組む水平リサイクル技術を物流事務の側から支えています。和やかな雰囲気と趣味も大切にできる働きやすさの両立も魅力だと感じています」(谷中田さん)

【岡本さん】キャップのリサイクルで、世界の子どもたちの未来を支えられる喜び。

ペットボトルのキャップを集めて募金箱に入れる――学校や地域で、そんな取り組みを見たことはありませんか? 集まったキャップが、その先どのように活用されているのか。協栄産業の「ワクチンキャップ運動」は、その答えのひとつです。学校や企業、一般の家庭から回収したキャップをもとに、重量に応じた金額を当社から「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」に寄付しています。およそ2kgのキャップで子ども1人分のワクチンに換算され、2025年の1年間では、2万8000人以上の子どもたちへワクチンを届けてきました。

私はこのワクチンキャップ運動の窓口担当として、回収予約の受付や、寄付量とワクチン換算結果を記した証明書の発行などを行っています。集まったキャップ自体も、新しいキャップへリサイクルされる「キャップtoキャップ」の仕組みが回っていて、無駄が出ない仕組みとなっています。この活動は、実質的にボランティアとして運営されていますが、地域の中でも高い単価で買い取り、寄付を行っています。「どうせやるなら徹底してやる」という社長の意思が、この活動を支えています。あわせて私は、産業廃棄物の動きを記録する管理表「マニフェスト」の管理も担当。書類1枚に法令や環境への責任が伴う、緊張感のある仕事です。

そんな私が協栄産業に入社したきっかけは、前職が期間限定の総務職で、次はより社会に貢献できる仕事に携わりたいと考えたためです。ボトルtoボトルの仕組みに「ゴミを出さずに資源を循環させる会社」という純粋なおもしろさを感じ、入社を決めました。私の所属部署は少人数で運営されているため、入社1年目からさまざまな業務を任されています。産業廃棄物の分野は未経験でしたが、課長は「なぜそうなるのか」という理由から丁寧に教えてくれますし、他部署の方々も「いつでも何でも聞いて大丈夫だよ」と声をかけてくれる温かい雰囲気です。「岡本さんがこの会社に来てくれてよかった」と言ってもらえた瞬間は、本当にうれしかったですね。

休暇も取得しやすく、繁忙期以外は定時で退社することも多い環境で、働きやすさを感じています。成果や取り組みを役職で評価する制度があり、現在は主任へのキャリアアップを目指して、業務の幅を広げています。

協栄産業で働く魅力は?

「集めたキャップが、誰かの命を救うワクチンに変わる。社会貢献を実感できる日々と、いつでも相談できる先輩がそばにいる安心感がうれしいですね」(岡本さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 松本 敬済さんが感じる職場の雰囲気
  • 谷中田 莉紗さんが感じる職場の雰囲気
  • 岡本 美羽さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

企業研究を進める前に、まずは「自分をよく知る」ための分析をおすすめしたいと思います。なぜなら、それがご自身の価値観に合う企業選択の第一歩となるためです。企業の担当者は、自社の職業・職務との適合性、あるいは組織・職場環境などへの職務適性を意識した上で、学生のみなさんと接することでしょう。つまり、みなさんの「具体的な経験」をもとに、「事実」をしっかりと確認し、その事実を生み出した「プロセスのエピソード」を知りたいと考えているのです。

そのため、企業研究を進めるまでの準備期間で、自分をしっかり見つめ直し、どんな経験や事実に基づいて、どんな考えを持ったのかを把握しておくと、企業との相性を確かめる上での判断がしやすいでしょう。こうした価値観はそれまでのみなさんの人生や関わってきた人物から大きな影響を受けている可能性も高いので、その点も整理しておくことをおすすめします。処遇面はもちろん大切ですが、それだけでなく自分の価値観にあった企業を選択することで、仕事の面でもプライベートの面でも人生を充実させることができると思いますよ。 (人事担当より)

PHOTO
「自分に合う企業を見つけるためには、自分自身を深く知ることが大切。自己分析が企業研究の土台と考えて、ぜひしっかりと取り組んでみてください」(人事担当者)

マイナビ編集部から

協栄産業は、1985年の設立以来「分ければ資源、混ぜればゴミ」という理念のもと、リサイクル事業に取り組んできた会社である。その代表的な取り組みが、使用済みペットボトルを新たなペットボトルへと再生する「ボトルtoボトル」技術であり、同社が日本で初めて実現させた。バージン樹脂と同等の品質を実現したMR-PET(R)は、2011年に大手飲料メーカーで採用されて以来、繊維、自動車内装、医療用品など、幅広い分野で活用されている。また、環境大臣賞をはじめとする外部評価も受けている。協栄産業はこうした社会貢献に直結する取り組みを事業として展開している企業であり、安定した業績からも社会的ニーズの高さがうかがえる。

印象的だったのは社員たちが事業の社会的意義を自然体で語っていた点だ。全員が「自分たちの仕事がこの世界をより良くしている」という誇りを抱き、それぞれの業務に向き合っていることが印象的だった。全国拠点で日本のペットボトルリサイクルを支え、国内資源循環の中心で働く。そして使用済みペットボトルを自分たちの手で再生し、再び社会へ届ける、というダイレクトな手ごたえが社員一人一人のモチベーションとなっていると感じた。

平均勤続年数10年以上、土日休みで残業も控えめという働きやすさは若手が腰を据えて挑戦できる土台でもある。安定した環境で社会にプラスとなる仕事がしたい学生に、ぜひ注目してほしい1社だ。

PHOTO
使用済みペットボトルを「都市から湧き出る油田=都市油田」と捉え、新たな資源として活用。日常生活のさまざまなシーンで、同社の原料が採用されている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. 協栄産業(株)の取材情報