最終更新日:2026/7/21

昭和(株)

業種

  • 建設コンサルタント
  • 専門コンサルティング
  • 建築設計
  • 建設

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

100年にわたり蓄積した技術とノウハウで、次代のまちを創り上げる

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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未来のまちを形にする建設コンサルタントとは?

1923年創業の昭和(株)は、都市計画から設計、測量まで一貫対応する総合技術コンサルタントである。全国各地の再開発や復興事業にかかわる同社で、まちづくりの最前線に立つ3名の先輩社員の働き方を紹介する。

高木 孝文さん(写真左)
第1都市調査室
大学院工学研究科社会開発工学専攻修了/2012年入社

池上 文仁さん(写真右)
第3開発設計室
大学院建築学専攻修了/2021年入社

下野 瑞季さん(写真中央)
第2開発設計室
理工学部土木工学科卒/2022年入社

【高木さん】まちにとってあるべき未来を計画する仕事。

地域の都市計画マスタープランの策定に、学生の立場から参加した経験があるのですが、10数年先のまちを作る仕事に面白みを感じたことから建設コンサルタントを志望し、全国各地のまちづくりに関与できる昭和を選びました。

入社後3年間は東日本大震災の被災地である宮城県石巻市の拠点に所属し、震災復興を目的とした高台団地の整備計画作成に取り組みました。具体的には津波の被害を受けなかった箇所に住宅団地を整備する計画であり、事業計画や許認可書類の作成、被災地跡地の土地利用検討などに奔走しました。

当時は苦労も絶えませんでしたが、被災地に貢献したいとの気持ちから、自然と自分が主体となって考え、行動する習慣が育まれました。実は昨年、10数年前に計画した団地を見学する機会に恵まれ、当時検討した通りに建物や道路が立ち並ぶ姿を間近にしました。微力ながらも被災者のみなさんの生活を次につなげられたのではないかという充実感を覚えた瞬間でもありました。

その後、東京や福岡にそれぞれ赴任し、人口減少下でも持続可能なまちを形成するための「立地適正化計画」のほか、中心市街地を活性化するための方策検討に携わっていました。必要なポイントを抑えつつ、地域事情も考慮しながら客先とも何度も議論を重ね、将来のあるべき姿を設定していきましたが、計画が完成した際に客先から「特色を踏まえた創意工夫ある計画ができて良かった」と言ってもらえた時は非常に嬉しかったことを覚えています。

現在は東日本エリアの都市計画を担う「第1都市調査室」に所属していますが、直近では10年後に鉄道新駅が完成する予定の地区で整備にあたり大切にしたい空間形成や使われ方についての方針を策定しました。10年経てば社会情勢も変化するだけに、単に建物を整備するだけではなく、時代が揺れ動いたとしても守ってほしいコンセプトや地域像を明確にしたつもりです。

年次を重ねただけに自分で手を動かして作業するというよりは、頭を動かして進むべき道を切り開くといった場面が増えてきました。自分で考えた提案が客先に受け入れられ、納得していただけたときの達成感がモチベーションにつながっています。まちの歴史や特性、課題は全く異なるからこそ、まちづくりの方向性には確固たる正解は存在しません。これからも学び続けて自分をアップデートしながら、地域の期待に応える提案を重ねていきたいと思います。

先輩の横顔

高木さんは土木系出身だが、文系出身の同期で技術者として管理職に昇格した人もいるという。まちづくりに興味がある多様な人材に活躍の機会が与えられる会社なのである。

【池上さん】多様な地域社会の、新しい未来を作り続ける

大学院では都市計画をテーマに研究してきたこともあり、将来について考えたときには建設コンサルタントや自治体を目指していました。当社はインターンシップから参加したのですが、他社に比べて雰囲気が柔らかく、仕事がしやすそうな空気を感じ取りました。建設コンサルタントは数あれど、まちづくりに関して包括的に手掛ける力を有する企業は少ないので、当社の総合力に惹かれて入社を決めました。

所属する第3開発設計室は、まちづくりの初期段階を担う部署。開発を進めるべき地域に対して、あるべき未来のまちの姿を計画書や設計として提示し、地権者のまちづくりへの機運を醸成するのを目標としています。といっても、地域から簡単に承諾が出るわけではありません。提案に最初から前向きな人もいれば、先祖代々の土地を守りたいという声も聞こえてきますので、資料を提出すれば万事丸く収まるわけではなく、何度も現地に足を運んで丁寧に説明を重ね、条件面はもちろんのこと、“未来を語る”ことで同じ想いを抱いてもらうという部分が重要な意味を持ってきます。

新人時代は説明資料の作成や図面づくりなど、縁の下を支える立場から仕事の進め方を学んでいきました。会話の中で飛び交う専門用語の理解には苦労しましたが、土地区画整理士などの資格取得に励むなどして土台を築き上げ、4年目ごろからは小規模公園の費用対効果調査などを一人で任されるようになり、自分の成長を感じ取っています。

直近では複数メンバーと大型物件を手掛けており、例えば、福岡の産業団地にある複数企業の建物が老朽化したのを受け、地域を丸ごと刷新する案件にかかわりました。少し前の話ですが、神奈川県の約7haの田畑を開発してショッピングモールやマンションを建設する計画に携わったこともあります。

毎回のように開発の切り口が異なりますから、常に勉強し続ける必要があるのが難しいところです。しかし、努力した結果、実際に建物が建って地図が書き換えられ、人が住み、まちとして使われていくという変化を生み出せるだけにモチベーション高く仕事に臨んでいます。今後は建設コンサルタントの飛躍の登竜門である技術士資格の合格を果たし、さらに自分を高めるつもりです。

先輩の横顔

池上さんはまち歩きが好きで、新しい施設ができた噂を聞くと、休日に訪れるのを心掛けている。最近の首都圏は新しいまちが多いだけに、散歩の場所には困らないそうだ。

【下野さん】リーダーとして、チームを引っ張る存在になりたい

私が生まれ育ったさいたま市は、幼少期から少しずつ交通インフラが整備されてきたエリアです。各種施設の開発も年々進んできており、住んでいるまちが変化していく姿を見るのが楽しいと感じていました。まちづくりにかかわる建設コンサルタントを志望し、その中でも昭和を選んだのは、測量会社として創業しただけに確かな土木技術を持つこと、育児と仕事を両立しながら働く技術者が活躍していることなどが決め手となりました。

私の場合、区画整理事業における実施設計を担当しています。新しくエリアが開発される計画が固まって、いよいよ工事に入る直前の最終段階であり、案件としては田畑や宅地だった土地を、物流施設などの産業用地に変えていくケースが多くなっています。適切な設計をするためには、どうしてその計画が採用されたのか、これまでの経緯をさかのぼって理解するために、過去の記録を読み返しています。設計図を形にした後も実際の工事が始まると次々課題が上がってくるので、役所との協議、施工会社との調整、再検討といったプロセスを、スピード感をもって進めることもよくあります。

思い出深いのは、埼玉県の約13haの区画整理事業です。物流施設を誘致する計画で私が1年目のときからかかわっており、特に地下に設置する調整池の設計には力を入れていました。ポンプの配置や開口位置を決め、メーカーとの細かな調整まで任せてもらったおかげで、設計に関する自信をつけることができました。調整池の工事終了後には検査に立ち会い内部を見させていただいたのですが、図面が実際のモノとして形になった様子を見て非常に嬉しく思いました。

この現場は2026年冬には完成する予定です。私の社会人生活と並走してきた案件ですから、完結すると思うと感慨深い気持ちに包まれます。ほかにも並行していくつもの物件に携わっていますが、事業の目的や検討事項が異なっているだけに、常に新しい知識が吸収できる点にも面白みを見出しています。年次的に後輩に作業を依頼する立場にもなりました。設計者としてまだまだ足りないことも多いですから、これからも知識と経験をしっかりと身に付けることで、プロジェクトを回せるリーダーとして飛躍したいと思っています。

先輩の横顔

他部署の先輩も丁寧に疑問に答えてくれるだけに、下野さんは安心して仕事を進められている。昭和は企画、設計、測量のすべてを一貫対応できるだけに顧客の信頼も厚い。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 高木さん、下野さんが感じる職場の雰囲気
  • 池上さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

■自分の企業研究の軸は何なのか、明確に決まっていない学生は少なくないでしょう。その中では興味のある会社の概要や事業内容を調べ、企業の強みが何なのかを浮き彫りにするとともに、その強みが自分の考えにフィットするのか調べてみましょう。建設コンサルタントを例に出すと、企業等が公表している売上や実績を調べていくと、その会社の得意分野が見えやすくなるかもしれません。
<高木さん>

■まちづくりにかかわる業界は、想像以上に仕事の幅が広いだけに、“何となく”で選ばず、各社が求める技術や描けるキャリア、将来的な事業の広がりまで徹底比較しましょう。建設コンサルタントの場合で言えば、プライベートでまちを訪れたとき、「どうやってこのまちは作られたのだろう」と想像を張り巡らせる習慣をつけておくと良いですよ。
<池上さん>

■企業研究では仕事内容はもちろん、どんな働き方をしているのかにも着目しましょう。出産・育児休暇などの制度面の有無も、長期的なライフスタイルを確立するに欠かせない部分だと思います。まちづくりを担う建設コンサルタントという仕事の魅力には、ぜひ多くの学生に気付いてほしいですね。目の前の疑問を放置することなく、「なんでだろう?」と原因を自主的に探っていける人には、活躍の場が広がる世界だと思います。
<下野さん>

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困ったときにはためらわずに相談できるだけに、若手も主体的に業務に取り組める環境がある。研修や実務を通じて、部署を超えたコミュニケーションも生まれやすい。

マイナビ編集部から

1923年に創業した昭和(株)は、日本全国のまち並みのあり様を変える建設コンサルタントとして、1世紀以上にわたり真っ直ぐ歩み続けてきた。過去には太平洋戦争の戦災復興、高度経済成長期の都市の拡大、東日本大震災後の復興など、まさに歴史的局面にかかわってきた。豊富なノウハウを有するからこそ、都市計画から土地区画整理、調査測量、土木設計など多様な事業を抱えるに至っており、文字通りの「総合技術コンサルタント」として社会に貢献し続けている。

専門性が問われる世界だけに、新入社員の教育は手厚く行っている。例えば、入社後は半年間にわたって都市計画、事業計画、設計、測量等の部署をローテーションして仕事の基礎を学習する。取材では土木系学科出身の先輩に話を聞いたが、大学・大学院では学べない実践的なスキルに触れることで実りある半年間を過ごしたと振り返っていた。

設計に欠かせないCADの操作も研修期間中にゼロから学べるという。しかも、資格取得の補助としては、技術士、建築士、土木施工管理技士、測量士、再開発プランナー、土地区画整理士等が対象となっている。そもそも後輩の面倒見の良い先輩がそろっているから仕事への不安も少ない。土木・建築系以外の分野から建設コンサルタントに挑戦したとしても、本人の意欲次第で才能が開花する土壌は、しっかり整っていると感じた。

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千代田区平河町に本社を構えている。社員同士の横のつながりも深く、季節のイベントは若手が企画して推進するほか、釣りやサイクリングなどの同好会活動も活発だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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