最終更新日:2026/6/9

新おたる農業協同組合

業種

  • 農業協同組合(JA金融機関含む)

基本情報

本社
北海道

取材情報

先輩100人100の就活

生産者を支えるJA新おたる。多彩な農産物に将来の「伸びしろ」と「手応え」を感じる

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「気になる企業は積極的に情報収集」が企業研究の基本姿勢です。

小樽市・仁木町・積丹町・赤井川村を管轄する「JA新おたる」は、サクランボとミニトマトの生産で北海道トップクラスを誇る。同組合で活躍している2人の先輩に、自身の就活時代を振り返ってもらいました。

【写真左】
S.T.さん/2024年入社 経営学部 経営学科卒 札幌市出身
営農経済部 購買課 所属

【写真右】
Y.M.さん/2024年入社 経営学部 経営学科卒 札幌市出身
管理部 管理課 所属

金融業界への興味からJAバンク業務がある農協に着目。「伸びしろ」いっぱいのJA新おたるに心が惹かれました

経営学部に進学したのは、株式に興味があったから。株に関するさまざまな本を読んだり、資格取得のための勉強をしたり、大学時代は熱心に勉強へ取り組みました。勉強以外では4年間、大手総合ディスカウントストアでアルバイトに打ち込んでいました。アルバイトにも正社員と同様の裁量権が与えられていたため、男児用のおもちゃを「どうやったら売れるだろう」と考えて、値段の設定や売り場のレイアウトを工夫した結果、売り上げの向上という成果を上げました。この経験は実績として、就職活動でのアピールポイントにもなりました。

就職活動は、自己分析や企業研究を大学3年生の1月頃から徐々に始め、3月にエントリーを開始。就職情報サイトを見たり、企業説明会に参加したりして、自分でどんどん進めていきました。企業説明会は、大学生が「世の中にどのような業界があるのか」を初めて知る貴重な機会だと思います。実際に働いている方々と会えるので、どのような企業かをイメージしやすくなりました。金融業界を中心として、幅広い企業を研究するうちに、JAバンクという金融機関としての業務も行う農業協同組合に注目するようになりました。農協は安定感があるところが魅力です。なかでもJA新おたるは「果樹のまち」として有名な仁木町にありながら、実は主力作物はミニトマトで、道内トップクラスの生産量を誇っています。イメージとは異なる部分で売り上げを伸ばしている点に、大きな伸びしろを感じ、心が惹かれました。

私が所属する購買課は、地域の農家さんからの注文を受けて、農機具、肥料、農薬などの生産資材を販売する部署。私はビニールやポール、パイプなどのハウス用資材を担当しています。入組するまでは農業とは縁のない生活を送っていたため、最初は覚えることが難しかったです。メーカーの方や先輩職員に教わったり、農家さんのハウスを訪ねて話を聞いたりして勉強を重ね、ようやく仕事をこなせるようになってきました。パイプひとつをとっても、さまざまなサイズがあるため、細部にまで気を配りながら仕事に取り組んでいます。

委託業者が配達することもあれば、自分で配達することもあります。生産者さんから「急いでいたから助かったよ」「ありがとう」と言われると、自分の仕事が役に立っていることを実感し、やりがいにつながっています。
(S.T.さん)

入組して気づいたことは?

「農家さんが苦労して農作物を生産しているのを目の当たりにし、感銘を受けました。JA新おたるのアイコは甘くておいしいので、ぜひ皆さんも味わってください」(S.T.さん)

選択肢を広げるために専門学校から大学へ編入。就活ではキャリア支援センターのサポートを活用しました

私は2年間、専門学校で簿記や事務を学んでから、大学の経営学部の3年次に編入しました。専門学校1年の頃から就職を視野に入れて企業説明会へ参加していたのですが、当時「働いてみたい」と思った企業が4年制大学卒以上を募集対象にしていたんです。それをきっかけに、両親や学校の先生にも相談して、自分の将来の選択肢を広げようと思い、大学への編入を決意しました。いざ編入してみると、想像以上に単位の取得に忙しく、サークル活動や学校行事に参加できなかったことが今となっては心残りです。皆さんはたくさんの行事に参加して、学生生活を思い切り楽しんでほしいと思っています。

編入後は、すぐに企業研究がスタート。まずはアプリを使って進めていましたが、就職活動の際に頼りになったのが、大学のキャリア支援センターです。エントリーシートや提出書類のチェック、面接練習、相談など、手厚いサポートを受けることができ、かなり心強かったですね。

私は人前に立つことが苦手なので、事務系の仕事を探していたのですが、正直なところ、どんな業界に進むべきかについては、ずっと迷いがありました。好奇心は旺盛な方なので、ものづくりの分野や空港の検査員業務に心が動いたこともあります。気になった企業が見つかれば、できるだけ説明会に参加して、情報収集に努めるようにしました。そのなかで、私は農業高校出身ということもあり、新おたる農業協同組合が種類豊富に農産物を扱っている点に興味を抱くようになりました。特にブドウやサクランボ、リンゴなど、私の大好きなフルーツを生産している点が魅力でしたね。

私が今所属しているのは管理部の管理課です。1年目は財務関係に、2年目の今は請求書の処理業務に携わっています。請求書やデータ登録など、期日が決まっている業務もあるので、緊張感を持って取り組んでいます。また、備品の発注や郵便物の整理も私の担当です。届いた郵便物を振り分けて各部署へ渡すのですが、当初は他部署に対する理解が足りなくて、間違って渡してしまったこともありました。覚えるまでは少し大変でしたが、他部署と連携する業務にもやっと慣れてきたところです。
(Y.M.さん)

入組して気づいたことは?

「果樹や野菜、稲作、酪農畜産など、多岐にわたる農業を手掛けている点に魅力を感じていましたが、そばも生産していると知り、あらためて多彩さに驚きました」(Y.M.さん)

年次が近い先輩も多く、風通しの良い職場/S.T.さん。資格認定試験制度で中級を取得するのが目標/Y.M.さん

当組合には、生産者さんのもとで農作業を体験する実習制度があります。私はミニトマトとブドウの収穫を手伝ったのですが、生産者さんが一つひとつの農産物をとても丁寧に扱う姿に感銘を受けました。コンテナを運ぶ際も、落とすと数万円の損害になるため、細心の注意を払いながら作業に取り組みました。入組前と比べて、農業に対する意識が大きく変わったと感じています。

以前は「収穫時期は忙しいだろう」という程度の認識でした。例えば米づくりを一つとっても、北海道では雪解けの時期から始まり、収穫まで休む間もない多忙な日々が続きます。そのような生産者さんの苦労を知るにつれ、感謝の気持ちがより一層強まり、それを支えている自分の仕事に誇りを感じるようになりました。私が仕事で扱うハウスの資材はミニトマト栽培で使われることが多いのですが、ミニトマトにもたくさんの種類があることを入組して初めて知りましたね。

職場は風通しがよく、部長や課長とも壁を感じずに話ができます。気軽に話せる年次の近い先輩もたくさんいて、よく一緒に食事を楽しんでいます。
(S.T.さん)

入組後は約1週間、江別にあるJAカレッジで新入職員研修を受け、基本的な知識を学びました。配属後は先輩から教わりながら、一つひとつ業務を身につけました。質問や相談がしやすく、雰囲気の良い職場だと思います。

先日、一般のお客様から「サクランボはどこで買えますか?」とお電話でのお問い合わせがありました。本所では販売していないため、購入できる場所をご案内すると、「ありがとうございます」と大変感謝され、うれしくなりました。生産者の方も購入者の方も、大切なお客様だと実感する日々を過ごしています。農協には職員の知識やスキルを認定する独自の資格認定制度があり、昨年、初級を取得しました。今年は中級の取得を目標にしています。他にも業務に役立つ資格の取得にも積極的に取り組むつもりです。キャリアプランを描きやすい環境が整っているため、やりがいがあります。

また、農産物を購入する機会があるのも、当組合の魅力の一つです。昨年は祖母へ化粧箱入りのシャインマスカットを贈り、とても喜ばれました。
(Y.M.さん)

入組して気づいたことは?

同期の2人はともに札幌出身。2025年3月に後志自動車道余市ICが開通し、仁木~札幌は車で約1時間で行けるようになった。「便利です」と口をそろえる。

企業研究のポイント

企業研究では、まず「自分の強みと弱み」「長所と短所」を知ることから始めると良いと思います。その上で、「自分がどんな業界に向いているか」を考え、業界の候補をリストアップしてみることをおすすめします。ある程度進みたい業界を絞ったら、興味を持った企業が同業他社と比べて「どのような強みを持っているのか」について詳しく調べて、理解を深めることが大切です。自分自身の「強み」と企業の「強み」をしっかりと見極めてください。
(S.T.さん)

少しでも気になる企業があれば、会社訪問やインターンシップなどに積極的に参加して情報を収集しましょう。実際に職場の様子について知ることができる貴重な機会だと思うので、皆さんにはぜひ体験してみることをおすすめします。また、困りごとは一人で抱え込むと、なかなか解決できないことがあります。私の経験からも、悩んだときは周りの人へ相談することが解決への近道だと思います。
(Y.M.さん)

企業研究をする際のポイントは、人によってさまざまだと思います。私はキャリア形成という面にも着目しておくと良いと考えています。例えばJA新おたるの場合は、昇格や昇進の基準を明確に示している点が特徴です。JA独自の資格認定制度があり、農協職員に必要な資格をポイント化して、分かりやすい昇進基準を設けています。そのような点も企業研究の際の参考にしてみてください。
(人事担当/K.M.さん)

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2022年にフルリフォームを行った仁木町の統括事務所(本所)は、エアコンを完備した快適な環境。若い職員も増えており、職場は明るく和気あいあいとした雰囲気だそう。

マイナビ編集部から

JA新おたるが管轄しているのは、後志管内にある小樽市、仁木町、積丹町、赤井川村の4市町村だ。農業としてイメージが浮かびやすいのは米や畑作だと思うが、新おたる農業協同組合では、サクランボやブドウ、プルーン、リンゴなど、種類が豊富な果物も収穫されている。本所のある仁木町は、道内トップクラスのサクランボ産地としても有名だ。さらにミニトマトの産地としても道内トップクラスを誇っている。最新鋭のセンサーを備えた大規模な選果施設もあり、道内のみならず全国へ高品質のミニトマトを出荷しているのだ。

「果物があり、米があり、野菜があり、何でも採れる地域だと言ってもいい。農業が好きな人にとっては、本当に良い環境だと思います」と、人事担当のK.M.さん。Y.M.さんにオフの過ごし方を聞いたところ、「春から秋は自転車でフルーツ狩りに行き、直売所に行って買い物をしています。冬はよく近くの温泉に行きますね」という、うらやましい答えが返ってきた。「オフは野球観戦や札幌に出かけることが多いです」と話すS.T.さんは、生産者さんから規格外の野菜や果物をもらう機会も多いのだとか。

今回取材した2人からは、オンもオフも充実している様子が伝わってきた。生産者を支えるJAの仕事に興味がある人は、ぜひ企業研究に加えてほしい組合だと感じた。

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統括事務所の窓口風景。生産者に寄り添い、経営・生活の両面を支えるのがJAの役割だ。購買事業、販売事業、営業事業、信用事業、共済事業などで、幅広くサポートしている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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