最終更新日:2026/7/6

(株)楢崎製作所【横河ブリッジグループ】

業種

  • 金属製品
  • 機械
  • 環境・リサイクル
  • 建設
  • 機械設計

基本情報

本社
北海道

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

学生時代の学びと経験を活かし、設計部門で活躍!若手の成長を支える職場の魅力

  • 高専 出身の先輩

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地域の安全・安心を支える社会貢献度の高いモノづくり

T.S.さん
設計部設計一課第一係/2024年入社/創造工学科

北海道を拠点に、長年にわたって培ってきた高度な溶接技術を基に、橋梁や大型鋼構造物の製作に携わっている(株)楢崎製作所。ランドマークとなっている大規模な橋梁を手がけるなど、高い技術力で道内のインフラを支えている。今回は同社で活躍している先輩社員に、学生時代の学びや経験がどのように活かされているか、また仕事のやりがいや研修制度、社風について伺った。

高専時代の体験とインターンシップが導いてくれた、モノづくりへの第一歩

■“パスタブリッジ”が進路を決めたきっかけに
高専では土木工学を専攻し、橋梁の構造力学をはじめとする土木分野全般を幅広く学びました。この分野に興味を持つようになったきっかけは、1年次に行われた各科説明会です。なかでも特に印象に残っているのが、「パスタブリッジ」を制作するグループワーク。ロングパスタの乾麺を切り分け、グルーガンで接着しながら橋を製作し、その耐久性を競うという内容で、設計から製作、強度の検証までを行う一連の流れがとても面白かったのです。この体験を通して「土木工学をより深く学びたい」と思うようになり、この分野を専攻することを決めました。

■インターンシップに参加したからこそ感じた当社のリアル
企業研究では、学生時代に学んだ知識を活かし、地元・室蘭に根ざして人の役に立てる仕事に就くことを軸に進めました。4年生の夏休みに、当社が開催する5日間のインターンシップへ参加。設計部署で図面のチェック方法を教えていただいたり、事務所に隣接する自社工場で製作工程を見学したりと、モノづくりの現場を間近で体感できました。さらに、大規模な吊り橋の補修工事現場も見学し、日頃から利用している橋を当社が手がけていることにとても驚きました。授業で学んだ知識が、実際の構造物として形づくられていく過程を目の当たりにし、社会インフラを支えるファブリケーターとしての役割に強い魅力を感じた5日間でした。また、最終日に担当の方へお礼を伝えに伺った際、「今、そうしたあいさつができる学生はなかなかいないよ」と笑顔で声をかけていただき、あたたかい社風を感じたことも心に残る出来事でした。

■充実した新人研修で安心してスタート
入社後は、まずグループ会社の新入社員と一緒に東京で研修を受けました。社会人としての基礎知識に加え、大阪の工場で溶接作業も体験しました。約1カ月半にわたるグループ研修を終えた後は室蘭の本社へ戻り、社内研修として各部署の仕事内容を約1カ月かけて学びました。会社全体の業務を把握したうえで本配属となるため、安心して業務に取り組むことができたと感じています。さらに6月末にはフォローアップ研修も実施されるなど、充実した研修制度のもとで、段階的に成長できる環境が整っている点が大きな魅力です。

学生の皆さんへのメッセージ

「インターンシップに参加し、モノづくりの現場にふれたことで働くイメージを描くことができました。実際に足を運び、自分の目や耳で確かめることが大切だと思います。」

学生時代の学びと経験がつながっていく、図面照査の仕事の確かな手応え

■官公庁案件を支える図面照査の仕事
現在は設計部に所属し、主に官公庁案件の図面チェック、いわゆる図面照査を担当しています。工事を落札すると建設コンサルタントから図面が届き、そこに記載されている材料や寸法に不備がないかを確認します。あわせて、自社工場で実際に製作可能かどうかについても、工場の担当者に確認を行います。図面を読み解きながら、製作現場とお客様の双方とやり取りを行うため責任は大きいですが、その分、やりがいのある仕事です。

■自分の意見を持つ姿勢とチームで動く大切さ
仕事をするうえで心がけているのは、ただ教えてもらうだけではなく、「自分はこう考えますが、どうでしょうか」と自分の意見を添えて質問すること。また、先輩から教わった“チーム全体の動きを見る”ことも心がけています。 「ここの確認をお願いできますか?」など、適切に仕事を分担することで、チーム全体の動きがスムーズになり、みんながより良いパフォーマンスを発揮できると感じています。設計の仕事は一人で完結するものではありません。工場や他部署との連携が不可欠だからこそ、積極的なコミュニケーションを心がけています。

■ジャズバンド部の活動とバイトで学んだ“人との関わり方”
学生時代の経験で、現在の仕事に活かされていると感じるのは、中学時代に所属していたジャズバンド部での活動です。3年生のときには、山梨県で開催されるコンクールへの出場を目指し、夏休みは毎日6時間ほど練習に励んでいました。しかし、出発前日に胆振地震が発生し、状況は一時大混乱。それでも奇跡的に飛行機が運航され、無事に現地へ向かうことができ、結果として入賞を果たすことができました。仲間と心をひとつにして困難を乗り越えた経験や、予期せぬ事態に直面してもあきらめずにやり遂げる姿勢は、現在の仕事においても大きな支えとなっています。

もうひとつ、今も心に残っているのが、高専時代にアルバイトをしていたラーメン屋の店長の言葉です。店長は、仕事に対する姿勢や人との向き合い方など、あらゆる面で尊敬できる存在でした。私が風邪をひき、別の人にシフトを代わってもらった際に、「誰かにしてもらったことは、いつか別の誰かに返せばいいんだよ」と声をかけていただき、その考え方に強い影響を受けました。人との関わり方や思いやりを大切にする姿勢は、今も大切にしている価値観です。

学生の皆さんへのメッセージ

「部活やサークル、アルバイトなど、何かに一生懸命取り組んだ経験は、社会に出てからも自分を支えてくれます。ぜひ、学生時代の今しかできないことに挑戦してください。」

震災復興に携わる誇りとやりがい。仲間との交流が働く意欲につながる

■震災復興工事の“最後の橋”に携わり、仕事の意義を再認識
現在携わっているのは、宮城県石巻市で進む新設橋梁工事です。この橋は本来、東日本大震災の前に架設される予定だったものの、震災の影響で先延ばしになっていたと聞きました。担当者の方から「復興工事としては、これが最後の橋になると思う」「地域の皆さんが長く待ち望んでいた橋なんだよ」と教えていただいたとき、胸の奥にぐっと響くものがありました。日々の業務に向き合っていると、目の前の作業に意識が向きがちで、仕事の意義を見失いそうになる瞬間もあります。しかし、この話を聞いたことで、自分の仕事が地域の暮らしに確かにつながっていることをあらためて実感しました。今年の秋に完成予定で、入社後に携わった案件のなかでは初めて完成まで見届けられる橋です。完成した際には自分の足でその橋を渡ってみたいと思っています。

■休日は先輩とスポーツ観戦。風通しの良さが働きやすさに
当社は職場の雰囲気がとても温かく、何でも気軽に話せる関係性があります。休憩時間には野球の話で盛り上がったり、雑談をしたりと自然とコミュニケーションが生まれる環境です。土・日・祝日はしっかり休めますし、有給休暇が取りやすいのも魅力。休日は先輩に誘っていただき、野球やサッカーの観戦に出かけることもあります。北海道生まれでありながらウインタースポーツ未経験だった私を、スキーに連れて行ってくれたこともありました。誰かが声をかけると自然と人が集まるような仲の良さがあり、こうした日頃の関係性が、業務における円滑な連携にもつながっていると感じています。

■まわりから愛され、後輩に頼られる先輩を目指して
今後の目標は、いつか部署に後輩が入ってきたときに、自分が先輩方から教わった姿勢をそのまま受け継いでいくこと。まわりから愛され、後輩にとって頼りになる存在でありたいと考えています。そのためにも、日々スキルを磨きながら仕事の幅を広げていきたいと思っています。技術面の向上はもちろん、人としての成長も大切にし、周囲に良い影響を与えられる人材を目指していきたいです。

学生の皆さんへのメッセージ

「企業研究では、まず自分の軸を決めることが重要だと思います。自分が大切にしたいものは何かを明確にして、優先順位を決めて取り組んでみてください。」

企業研究のポイント

企業研究を進めていると、サイトを見比べたり、口コミやデータを集めたりと、どうしても“頭のなかだけで判断しようとする時間”が多くなってしまうと思います。私自身も学生の頃は、「仕事って実際どんな感じなんだろう」「この会社の雰囲気は自分に合うのかな」と、想像しきれないまま悩むことが多くありました。だからこそ、少しでも気になる企業があれば、ぜひ会社見学やインターンシップに参加してみてほしいと思います。実際に足を運び、その場の空気を感じ、働く人の話を直接聞くことで、文字や画面越しでは分からなかった気づきが必ずあります。「この仕事なら自分に合いそう」「この会社の雰囲気、なんだか好きだな」といった感覚は、実際に体感するからこそ得られるものだと思います。

また、思うように進まず行き詰まることもあるかもしれません。そんなときは、無理に頑張り続けるのではなく、上手に息抜きや気分転換をしながら、自分のペースで進めていくことも大切です。焦らず、立ち止まる時間も含めて、すべてが経験として自分の糧になっていくはずです。

専攻やこれまでの経験にとらわれることなく、広い視野を持ち、常にアンテナを高く張りながら、さまざまな機会を積極的に活用してほしいと思います。「おもしろそう」「ちょっと気になる」と感じられるものに出会えるよう、心から応援しています!
(T.S.さん)

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横河ブリッジホールディングスグループの一員として、強固な経営基盤を持つ同社。2018年には新社屋が完成し、働きやすい環境づくりにも積極的に取り組んでいる。

マイナビ編集部から

北海道を拠点に、地域インフラを支えるファブリケーターとして90年以上の歴史を持つ楢崎製作所。確かな技術力はもちろん、その強みは人を丁寧に育てる文化にも表れている。入社後のグループ研修や社内研修、OJTなど、段階的に学べる教育体制により若手が安心して成長できる環境をつくっていると感じた。

今回取材したSさんの姿からは、学生時代の学びや人との関わりで培った力が、今の仕事にしっかり根づいていることが伝わってきた。ジャズバンド部で仲間と切磋琢磨しながら目標に向かって努力した経験は、図面照査で部署や工場と連携しながら進める現在の業務に直結している。また、アルバイト先の店長から学んだ「誰かにしてもらったことは、別の誰かに返せばいい」という言葉は、周囲を思いやりながら働く姿勢として息づいている。

さらに、宮城県石巻市の橋梁工事について語る表情からは、震災復興の“最後の橋”とも言われる案件に関わる責任と誇りがにじんでいた。「職場の雰囲気も温かく、面倒見の良い先輩ばかり」と話すように、良好な人間関係が働きやすさを支え、Sさんの前向きな挑戦を後押ししているのだろう。技術だけでなく、人としての在り方を大切にする文化が根づく同社は、地域に貢献したい人、仲間と協力しながら成長したい人にこそ注目してほしい企業である。

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グループ連携による技術・ネットワークを活かし、全国規模の橋梁など大規模案件へも参画。北海道を拠点に、技術者として幅広い専門性を磨きながら成長できる環境が魅力。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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