最終更新日:2026/6/19

森保染色(株)

業種

  • 繊維
  • 化学
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • アパレル(メーカー)
  • インテリア・住宅関連

基本情報

本社
愛知県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

繊維業界の川上で存在感を示す染色加工メーカーの仕事と活躍の仕方、教えます。

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先輩社員が語る、知れば知るほど奥深い「染色の世界」

歴史ある染色加工企業の現場で活躍する3人の若手社員たち。その活躍ぶりと成長の過程から、繊維業界の仕事の流れ、専門性の高い「染色」分野のやりがいを紐解きます。

加藤 稔也さん
生産技術部 技術課
2022年入社
工学部電気電子工学科卒

黒柳 義貴さん
生産技術部 生産課
2024年入社
工学部物質生命化学科卒

越後 友花さん
生産技術部 生産課
2025年入社
芸術学部芸術学科卒

0.01グラム単位で染料の配合を調整し、目指す色へ。染色のレシピ開発案件を多数経験し、技術者として成長。

我々の仕事は、テキスタイルメーカーのうち、織物を専門に手掛ける機屋(はたや)からの染色依頼に始まります。技術課で素材に適した染料と染色方法を選定して試験染色を行い、お客さまが目指す色を再現。その後、現場で実機を用いて染色し、乾燥、品質検査を経て出荷に至るのが、一連のプロセスです。

私は入社後、まず生産課で2年半にわたり染色現場の最前線を経験しました。ウール、ポリエステル、綿、レーヨンなど、素材ごとに異なる染色時間や注意事項などの基礎知識を習得しました。その後、技術課に移り、染色のレシピ(染料の配合や染め方の指示書)作成を担当しています。そこで役立っているのが、生産課で染色機を操作した経験を通して、現場特有の感覚を体得したことです。例えば、レシピ通りに作業しても、染色機の釜の大きさや個体ごとの特性、水と染料の比率などによって色が微妙にブレることがあります。それを体感で知っているからこそ、機械のクセなどを考慮に入れ、精度の高い指示書を作成できるのです。

数ある染料の特徴を把握し、依頼された色を正確に再現するのが、技術課の役割。お客さまから届いた色紙や短い糸の色見本に合わせ、0.01グラム単位で染料の配合を調整して色を再現していくのです。今、私が扱っている案件はアパレル向けが中心で、既存色のリピートだけではなく新色や新素材に対応するレシピ開発案件がシーズンごとに発生し、春先などの繁忙期には多くの案件を同時進行で手掛けます。経験量が圧倒的に多く、試作品に対してお客さまから直接フィードバックを受ける機会もあるため、成長も早いのではないでしょうか。「もう少し濃く」「くすませて」など、お客さまからの具体的な要望に対し、何度も試行錯誤を繰り返す過程で、専門性の高い「色合わせ」のスキルが磨かれていくのを感じています。

今後の目標は、目的の色を一度で、あるいは最小限の手直しで染め上げられるようになることです。また、より厳しい規格が求められる車両用シートなどの分野にも関わりたいと考えています。あらゆる素材に対し、最適な色を提供できる染色のプロフェッショナルを目指し、日々研鑽を積んでいきます。(加藤さん)

ここが自慢!森保染色(株)

多種多様な繊維の染色が可能なこと。特定の素材を専業にする会社もあるそうですが、当社ではさまざまな染色を経験し、高い技術を習得できます。(加藤さん)

染色工程のスキルを磨きながら、産学連携の研究開発や工場改善活動など幅広いプロジェクトで活躍。

大学で化学を専攻していた私は、培った知識を活かせる場として繊維業界を志望しました。数ある企業の中で森保染色(株)への入社を決めたのは、少数精鋭のため個人の裁量が大きく、早い時期からさまざまな経験ができると考えたからです。

入社後はまず、事務や出荷作業など全部署をひと通り経験した後、生産技術部の生産課に配属となり、染色の実務がスタートしました。技術課が作成したレシピに基づき染料を配合して染色機に投入し、染色を進めていきますが、指示書通りに作業しても色が想定通りにならないことも珍しくありません。染め上がりを見本と比較し、差異があれば技術課から染料や薬品の追加指示を受けて調整を繰り返します。最初は10~20本程度の糸を染める小型の機械から始めて経験を積み、現在は最大300本程度を染める社内で2番目に大きな機械の操作を学んでいるところです。

染色工程での作業に加え、業務の幅が年々広がっています。産学連携による新たな染色法の研究プロジェクトに参加しているほか、2年目の秋からは工場全体の安全衛生や品質向上を目指す改善活動のメンバーにも選ばれました。会議では、部署を越えて集まったメンバーが活発に意見を出し合う中、私も積極的に発言し、工場内の動線改善プロジェクトのメイン担当も務めています。最近は、お客さまから依頼を受け、糸の入荷から出荷までの全工程におけるリスクを洗い出すQC工程表の作成も担当しています。他部署とコミュニケーションを取って取り組んだ経験は、貴重な学びの機会となりました。若手のうちから多岐にわたる業務を任せてもらえる環境は、入社前にイメージしていた通りです。幅広い業務を通じて、さまざまな立場の人と円滑に意思疎通を図るスキルも身に付いたと思います。

入社3年目を迎えた現在は、将来的な技術課への異動を見据えた準備期間。染色機の不具合の事例や、それが発色に与える影響など、機械の特性を把握するよう努めています。今後の目標は、技術課に移った際に、一日も早く戦力となることです。扱う薬品や機械について深く学び、リスク管理を徹底することで、事故のない安全で高品質なものづくりを支える技術者への成長を目指します。(黒柳さん)

ここが自慢!森保染色(株)

一番の魅力は、社歴を問わず社員みんなの仲が良いところ。またスキルアップのサポートも手厚く、私も会社の費用負担などを得ていくつか資格を取得しました。(黒柳さん)

1年目から大規模展示会に参加。三社コラボのプロジェクトメンバーに抜擢され、商品開発に挑戦。

芸術系の大学で羊毛を用いた作品づくりに取り組む中で、染色に興味を持ちました。自分の考えやこだわりが詰まったものづくりをする上で、「生地から作る」ことを面白いと思ったのです。そのため、将来の進路として織物メーカーやアパレルなども視野に入れましたが、製品の上流工程に携わりたいと考えて注目したのが森保染色(株)です。工場見学で職場の環境を体感して自分に合っていると感じ、入社を決めました。

染色の現場では、まず手順書の見方や、染料・薬品の計量といった基礎を学びました。先輩の作業を見てメモを取りながら仕事を覚え、小さな染色機のオペレーションから始めていきました。大学の作品づくりで取り組んだ染色とは、当然ながら全く異なります。扱う染料や薬品の種類に加え専門性も桁違いで、当初は戸惑いもありましたが、経験を積み重ね入社1カ月半ほどで、ひとりで釜を任されるまでに成長しました。これまでに、天然繊維からポリエステルなどの化学繊維まで、多種多様な素材の染色を一通り経験。アパレル用だけではなく、カーシートなどの車両用資材の染色にも携わり、素材ごとの特性に合わせ確実に作業を進める技術を磨いています。

1年目の秋には、大きな展示会にも参加しました。大手輸送機器メーカー、テキスタイルメーカーとのコラボレーションによる商品開発のメンバーに選ばれたのです。製造過程で生じる残糸や残反を活用し、災害時に役立つグッズを開発するプロジェクトでした。私は、残糸を用いたサコッシュの肩掛け紐や巾着の紐などの制作に携わり、アイデア出しから具体的な形にする工程まで深く関わりました。このように、若手のうちから多様な経験を積める環境が、当社の魅力です。社内外のさまざまな方と関わってプロジェクトを進めたことで、大きな学びを得ました。

今後の目標は、染色作業の精度を高めることです。一度で注文通りの色に染めるスキルを磨き、スケジュール通りに仕事を完了させるための効率性にも気を配っていきたいです。技術の向上に励みながら、将来的には、新たなプロジェクトや開発案件に携わるチャンスが巡ってくるかもしれません。そのときは積極的に挑戦し、さらなる成長やキャリアアップにつなげていきます。(越後さん)

ここが自慢!森保染色(株)

先輩や上司は穏やかな人ばかり。現場でも気軽に相談や質問ができます。確認を繰り返しても、いつも優しく丁寧に答えてくれるので、ありがたいです。(越後さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 加藤さんが感じる職場の雰囲気
  • 黒柳さんが感じる職場の雰囲気
  • 越後さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

大学での専攻や業種にとらわれず、まずは選択肢を広げていろいろな会社を見ることが大切だと思います。最初は興味がなかったけれど、面白そうだと思える分野に出会えるかもしれません。また、入社後の生活についてもイメージしてみてください。通勤時間、周辺の家賃相場など、具体的に想定して会社をチェックするのも重要です。(加藤さん)

固定観念にとらわれず広い視野で業界を調べるのが良いと思います。興味を持った分野と大学の専攻が結びつけば、それがその人の知識や経験を強みとして活かせる場所かもしれません。また、「やりたいこと」と同じぐらい「やりたくないこと」を明確にするのも重要です。「働き方」を具体的にイメージしておくと、仕事に対するミスマッチも起こりにくいと思います。(黒柳さん)

学生時代は、いろいろな経験が積める時期です。大学で取り組んだ制作やプロジェクト、ボランティアなどの経験が、仕事選びのきっかけになるかもしれません。少しでも興味を持ったことがあれば、積極的に行動してみましょう。その実績を写真やレポートに残しておくのもおすすめです。企業研究では、業界ではなく「業種」で調べてみると選択肢が広がると思います。(越後さん)

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各部門で若手が活躍。産学連携や社外プロジェクトのメンバーに抜擢されるなど、さまざまな経験ができるのも魅力です。

マイナビ編集部から

昭和10年、愛知県一宮市で創業した森保染色(株)。その後、染色加工業として事業を確立してからは、80年にわたり繊維業界で存在感を発揮し続けてきたメーカーだ。天然繊維から化学繊維、短繊維からフィラメントと呼ばれる長繊維まで、あらゆる繊維の加工技術を追求。自動車シート、毛織物、ニット用原糸など、さまざまな繊維素材の染色を手掛ける同社の技術は、業界でも高く評価されている。

今回インタビューしたのは、染色加工の最前線で活躍する若手社員たち。染色のレシピ開発から染色加工の作業まで、それぞれの経験を踏まえて詳しく教えてくれた。具体的なエピソードから伝わってきたのは、その専門性の高さと奥深さ、技術を磨いていくことへの意欲。そして、それに応える企業としてのバックアップ体制の手厚さだ。技術・開発、生産に携わる社員は、各部署をローテーションする新人研修に始まり、まずは現場で染色加工の技術を身に付け、やがてレシピ開発・試作へ。この段階的な育成プランが、技術者の着実なスキルアップにつながっているようだった。また、若手のうちから多様なチャンスを与える社風も特徴的だ。実際、産学連携の研究開発、社外の商品開発プロジェクトのメンバーとして活躍する人もいる。繊維業界を視野に入れている人なら、魅力を感じる環境に違いない。

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日本有数の繊維の町・愛知県一宮市で、80年にわたり染色加工を手掛ける企業。毛織物から車輌資材まで幅広い業種に対応している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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