最終更新日:2026/8/10

(株)鈴木薬局(住友商事グループ)

業種

  • 調剤薬局

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

入社4年目で店長に。若手のやる気を尊重する社風を最大限に活用

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

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「体操を教えられる薬剤師」を目指して

2019年入社の長谷川晃さん。入社4年目から「そよかぜ薬局葛飾店」の店長を務める。入社から今日までを振り返っていただいた。

関東地方で調剤薬局40店舗を展開する鈴木薬局。薬局だけでなくフィットネス事業や、プライベートブランドのサプリや健康食品の販売まで手掛けている。

入社2年目で店長志望を進言。すぐさまサポート教育がスタート

私は入社4年目から「そよかぜ薬局」葛飾店の店長を務めています。薬剤師は私と後輩の二人、そのほか医療事務のスタッフが一人の小所帯ですが、店長は店長。日々忙しく過ごしています。4年目で店長職と聞くと早いと思われるかもしれませんが、当社ではそれほど珍しい人事ではありません。他店舗にも若い店長はいます。

私が店長になれたのは、早い時期から意思表示をしていたからということもあります。入社2年目で配属された店舗で、先輩から将来の展望を尋ねられ「いつかは店長の仕事を経験してみたい」と答えたところ「ならば今から準備を始めよう」ということになりました。そして2年目の新人であるにもかかわらず、店長として必要な業務を実務のなかで教わるようになったのです。

この判断は本社からの指示によるものではなく、店舗独自の判断だったそうです。このような「社員の夢は入社年次に関係なくチャレンジしてもらおう」という雰囲気は当社の大きな特長なのです。そのため、若手も自分の希望を伝えやすい。他店舗の若手や歳の近い先輩がキャリアップしていく姿を見ていても、この点は強く感じます。
必ずしも管理職ではなくても、「専門職としての薬剤師を極めたい」という目標があれば、それを達成できるよう支援してもらえるのです。私の場合は、「店長」に加え「教育」にも携わりたいという希望を伝えていたところ、今年になって本社で行う新人研修を一コマ担当させてもらえるようになりました。このように、若手社員の意向をとても前向きに捉えてくれる会社だということは肌で感じています。ほかの会社の薬局のことはよくわかりませんが、ここまで若手社員の希望をかなえてくれる会社は、少ないのではないでしょうか。

長谷川さんの横顔

地域の患者さんの特性に合わせて、店舗ごとに工夫を凝らしている。長谷川さんが目指しているのは「人が自然に集まる店舗」。

地域に密着した理想の薬局を実現したく店長に。原点は学生時代の実習経験

店長を目指そうと思った理由は、ありきたりかもしれませんが、頭の中にある「理想の薬局」を実現したかったからです。私自身は広い視野を持って患者さんと接し、かつそこで働く若い薬剤師さんの成長も助けられる、そんな薬局を思い描いています。というのも、私が薬局薬剤師の道を選んだきっかけが、そのような店舗での実習だったからです。

学生時代、病院と薬局、どちらで働くかを決めかねている時期、ある薬局を実習で訪れ、薬局薬剤師になろうと決心しました。そう思わせるくらい素晴らしい店舗であり、そこで尊敬できる指導薬剤師の方と出会ったのです。それまで、私は薬剤師の仕事を「薬を調剤し、患者さんに説明して渡す」だけだと、漠然と思っていました。しかしながら、その指導薬剤師の方は、患者さんの性格や生活などまでしっかり把握し、その上で服薬指導をされていました。その患者さんが、どうすれば忘れず間違えず服薬できるか、本当によく観察しながら説明されており、「薬局の薬剤師は、本人に『全ては患者さんのために』という強い気持ちとやる気さえあれば、ここまでできるんだ。これこそ薬剤師の仕事だ!」と感動したのを覚えています。また、その方は他職種連携で地域医療にも関わっていて、薬局薬剤師が薬局外でも働けるということも新鮮な驚きでした。

もう一つの選択肢である病院薬剤師としても実習させていただきました。もちろん、やりがいの大きな仕事であり、自分にとって良い勉強になることは分かったのですが、やはり患者さんとは入院中だけのお付き合いになってしまいます。自分としては、それが目指す方向性が違っていると感じ、「薬局の方が向いているな」と最終的に判断したわけです。

長谷川さんの横顔

かつては体操に打ち込んでいた長谷川さん。特にマット運動が得意だったという。

自らのアイデアで「子ども薬剤師体験会」。子どもたちの笑顔に包まれた特別な1日

鈴木薬局を選んだ理由はいくつかありますが、一番は「自由度が高そうだ」と感じられたことです。実は学生時代に、かなり真剣に体操に打ち込んでおり、薬剤師になるか体操の先生になるか真剣に悩んでいました。そこで、こちらの面接を受けた際に、「体操を教える薬剤師さんをやってみたい」と伝えると「良いですね。面白そう」と興味を示してくれたのです。調べてみると経営理念に「スタッフ一人一人が主役となれる職場を創ります。自ら考え行動し、個々の持てる力を発揮します」と記されており、「この会社なら自分のやりたいことが試せる」と確信しました。

具体的には「健康サポート薬局」の枠を広げて体操を取り込めないか、あるいは学校薬剤師として、学校での体操指導ができないかなどの可能性を考えています。
「自由度が高い」実例として、私が入社3年目に企画したイベントがあります。当時の店舗は耳鼻咽喉科クリニックに隣接していたため、患者さんにお子さんが多くいらっしゃいました。そこで彼らに薬剤師の仕事を知ってもらおうと、「子ども薬剤師体験会」を思いついたのです。小学生を対象に薬剤師の仕事を疑似体験してもらうイベントです。会社に相談すると「ぜひやりましょう」と快諾。そして「具体的なアイデアを出してください」と背中を押されたのです。準備を進めるなかでも、万全のサポートを受けることができました。
当日は子どもたちに薬剤師と同じように、こちらで準備した白衣を着ていただき、調剤や一包化の作業などを、お菓子を使って実体験してもらいました。子どもたちには大人気で、幼稚園児まで飛び入り参加したほどです。

入社3年目の社員でも、このような企画を実現できる会社です。自分のアイデアを実現したい学生の皆さんにとっては、これ以上ない環境ではないでしょうか。

長谷川さんの横顔

長谷川さんが企画した「子ども薬剤師体験会」の一コマ。子供たちはチョコレートやシロップを、混ぜたり切ったり計ったりして、本物そっくりの薬を作り楽しんだ。

企業研究のポイント

企業研究で一番大切なのは、会社の人間と直接会うことです。コロナ禍で難しいとは思いますが、ぜひ工夫して実践してほしいですね。その時に肌で感じた雰囲気を大事にしましょう。学生に接する際の立ち居振る舞いには、日常の就業姿勢が反映されます。こういう情報は決してウェブでは入手できないものです。薬局への就職を考えている場合、この点は特に重要です。というのも、これから薬局間の競争は、サービスの質が大きな要因になっていくと考えられているからです。

また「待遇」では「収入」だけに着目せず、「福利厚生」の充実具合も見ておきましょう。会社員生活は長きにわたります。仕事だけでなくプライベートも充実させなければなりません。そういう目で福利厚生を評価してください。こういう情報も資料の中の数字だけではなく、実際に働いている人に直接聞いた方が良いでしょう。「休日」と称しながら「研修」が入っている会社もあるかもしれません。

もう一点は、ある会社から内定をもらっても、必ずほかの同業他社も当たってみること。薬学生は比較的内定が早いので、そこで企業研究をやめてしまう学生が多いのです。最初に入った会社は、社会人としてのあり方に大きな影響を与えます。大げさに言えば一生に関わる決断なのです。ですから、最低でも三社は直接話を聞くことをお勧めします。重要な決断で後悔しないために頑張ってください。
(人財開発課 野口さん)

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地域に暮らす方々の健康と幸せに貢献することを経営理念に掲げる同社。「地域の方々と同じように、働く人たちのことも大切にしています」と野口さん。

マイナビ編集部から

「入社4年目で店長」というプロフィールを見て「出世街道一直線」の薬剤師さんが現れると思いきや、長谷川さんはごくごく普通の若手社員だった。お話を伺って分かったのだが、若手登用は鈴木薬局において珍しいことではないのだ。やる気と能力があれば年齢や入社年次と無関係に昇進できる。逆に言えば、「言われたことだけをきちんとやる」タイプの人には、物足りなさを感じてしまう会社かもしれない。

記事では、詳細は紹介できなかったが、「子ども薬剤師体験会」はかなり手の込んだものだった。いわゆる職業疑似体験型商業施設でも、あそこまでは凝らないだろう。参加した子どもたちは高い割合で将来薬剤師になろうと思ったのではないだろうか。入社3年目の社員がそれを企画し、会社が全面的にバックアップしたとのこと。ここに鈴木薬局の本質が現れているのではないだろうか。若手薬剤師の可能性を最大限に引き出してくれる会社だ。

キャリアアップの話に「制度」が出てこなかったのも印象的だった。「社内〇〇制を活用し…」といった話はひとつもなかった。長谷川さんを支え、引き上げてくれたのはいつも近くにいる先輩だった。この点も特記しておきたい。それゆえ、この会社を知りたければ資料上の「スペック」だけを見ていても全てを網羅することは難しいかもしれない。「会ってみる」のが一番早い。これは確言できる。

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「子ども薬剤師体験会」で子どもたちに指導する長谷川さん。企画を実現できた喜びとともに、背中を押してくれた会社には感謝しているという。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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