最終更新日:2026/9/24

陸奥テックコンサルタント(株)

業種

  • 建設コンサルタント
  • 情報処理

基本情報

本社
福島県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

社会資本整備に係る業務を通して、地域貢献と自らの成長を目指す

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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河川・橋梁関連の業務を通して、地域貢献と自らの成長を目指す

地域に根差し、60年以上にわたって社会資本整備を手がけ、人々の暮らしに貢献してきた陸奥テックコンサルタント。技術者として日々奮闘する3名の先輩に仕事への思いや魅力、目標を聞いた。

藤島 凌さん(写真左)
空間計測部 一課/2021年入社/日本大学工学部土木工学科

古川 綾華さん(写真中)
河川・砂防部/2021年入社/福島大学共生システム理工学類

迎 竜博さん(写真右)
道路・橋梁部/2022年入社/日本大学工学部土木工学科

【藤島さん】河川の安全を守る流量観測、土木設計に欠かせない公共測量を通じて、インフラ整備に貢献。

行政などが社会資本整備の計画・管理を行うための基盤となる公共測量や、河川整備の基礎データとなる流量観測などを行う空間計測部という部署に所属しています。主に担当しているのは流量観測業務という仕事で、定期的に河川の水の流れる量を調べる低水流量観測や、降水時などに流量のピークを調べる高水流量観測という作業を担っています。ここで得た結果は、河川の計画や防災対策の基礎資料となる重要なデータであり、正確さを確保するため観測施設の点検も行っています。

年間を通して観測した水位・流量やその他のデータを元に増水時期の傾向などが分析され、防災対策として役立てられています。例えば、ダム上流の流量を知ることで、増水時にダムから下流へ放流する水の量を調整する際に役立ちます。作業はもちろん大変なこともあります。冬場に水温が1、2℃まで下がると、寒いだけでなく、万が一水に浸かってしまった場合に生命の危険をともなうので、より一層の安全管理が求められます。一緒に現場に入る仲間とともに業務の注意点について共有し、安全対策を徹底しています。

流量観測業務と併せて、公共測量業務にも携わっています。いずれの仕事も社会資本整備の第一歩となる重要な仕事であり、地域に根差した仕事がしたいと考えていた自分にとって、大きな誇りを感じることができています。測量業務の仕事は、設計や用地測量と複合となることが多く、部門間での連携が必要ですが、当社は部門の垣根を越えてなんでも聞きやすく、話しやすい環境が整っています。また、社内には様々な委員会活動があり、部署に関係なく顔を合わせていることから、社員同士の距離が近いことも連携のしやすさにつながっていると感じています。

公共測量業務は、それだけで終わりではなく、得られたデータをもとに、施設整備のための用地測量など、後続業務と呼ばれる作業が行われます。それらは、共通の基準点を利用して実施されますが、工事の際に支障のない位置に打設するなどの考慮が必要です。このように、その後の作業にも配慮出来るように、今まで以上に意識して、業務に取り組んで行きたいと思います。

仕事に取り組むなかで、大切にしていること

「経験を重ねるほど行動や注意が放漫になりがち。いつも基本からおさらいしています」と藤島さん。常に初心に還り、安全管理を心がけている。

【古川さん】台風で被害を受けた河川の改良設計を担当。安全性に加え、環境的な配慮も必要な仕事。

河川構造物の改修・整備計画、災害復旧などを担う河川・砂防部という部署で、河川の設計業務を担当しています。現在は主に、令和元年10月に上陸した台風19号に伴う洪水で被害を受けた河川の改良設計を行っています。福島県内の緊急的な災害復旧工事は既に100%完了していますが、越水被害を受けた箇所については未だ対応が続いており、自然の力の大きさを痛感しつつも、自分の仕事が災害復興の一助となっていることにやりがいを感じています。

入社4年目を迎え、特に成長を感じるのは河川設計に伴う影響や、関係する要素に気づけるようになったこと。例えば、堤防の地質や河川の流速によって、使用できる護岸の種類・構造が変わってきます。また、河川の法線の形状が原因で被災している箇所や、避けなければならないような重要物が隣接する箇所では、線形改良及び線形変更の検討も必要となり、さらに変更された線形によって私有地に影響が出る場合には用地補償が必要となってきます。そういった、以前は気が付けなかったことに考えが及ぶようになってきました。

私は土木系の出身ではないため、初めは分からないことが多く苦労しましたが、社内研修に加えて技術的なことを学べる研修などを受講させていただける機会が多く、仕事に活かせる知識や、技術基準等も学ぶことができ、成長を実感しています。上司や先輩には日頃から何かとフォローしていただけるので、安心して業務に取り組めています。

河川設計は、安全であることを大前提に形状を決めていくと同時に、景観や環境に、いかに影響を及ぼさず調和させるかといった部分も配慮が必要となります。被災した河川の改良設計だけではなく、中には「水に親しめる川にしたい」という地元要望を受けて発注された業務もあり、何度も懇談会を行うことで、地域のための親水空間づくりに寄与することができました。ひとえに河川設計と言っても、ただ川を拡げるだけではない。今後はそんな河川設計の魅力を発信し、社内における女性河川技術者の第一人者になれたらと考えています。

仕事に取り組むなかで、大切にしていること

「この改良工事は何にどんな影響を与えるのかを意識しています」と古川さん。河川は決して単体であるものではなく、周囲の環境があって成り立つと注意を向けている。

【迎さん】橋梁の補修設計を担当。安全安心な交通インフラを支える仕事。

道路・橋梁部は、部署名のとおり道路と橋梁で担当が分かれており、私は橋梁の補修設計を担当しています。五年おきに実施する橋梁法定点検により既設橋梁の老朽化、損傷の進行を確認し、劣化が著しい部材がある橋梁に対しては、補修工事を実施するための補修設計を実施します。

補修設計を行うには点検で確認された損傷を確認するため詳細調査を実施する必要があります。詳細調査では橋梁の環境によって地上・梯子では近接目視が難しい橋梁もあり、その際には専用の橋梁点検車から人が乗るゴンドラを動かして近接目視を行いますが、昨年、このゴンドラを操作する資格(高所作業車技能講習)を取得したので、現場の役割の幅が広がりました。

橋梁の補修設計には安全性の確保などを考えた様々な基準が定められており、その基準に準拠しながら補修内容を決定していきます。しかし、この基準も周囲の環境や適用する示方書によって補修方法の考え方は様々です。そこが難しくもあり、面白い部分でもあります。どの方法が最適解なのか、社内の技術者同士で検討を行い、発注者に確認をして設計の最終的な方針を決定していきます。

とはいえ、まだまだ経験も浅く、基準書や示方書を読み込んでいても最適解が見出せず、方針に迷ってしまうこともあります。そんな時にすぐ相談できるような上司がすぐそばにおり、自分の考えをもって相談をすれば献身的なアドバイスを頂けますので一人で悩むということはありません。そうしたフォローを受けつつも、作成した資料に対して発注者からこちらが提示した方針の了承を得られた際は達成感がありますし、自信にもつながります。

任せてもらえる業務が増えていくにつれて複数の業務を並行して進めなくてはいけなくなります。その際に、手違いや間違った成果を発注者へ送らないようにToDoリストやメモアプリを活用し、それぞれの業務内容の手順や管理をしています。

そのように工夫をしていても作業が過多となってしまい、私自身の作業が手一杯でパンクしそうになってしまった時があります。その際には上司がサポートしてくださり、逆に上司が手一杯の時には私がサポートに入るといった互いに助け会える環境になっています。

今後は後輩も入ってきてサポートされる側ではなく、サポートする立場になっていくため、自身の技術力を高めつつ、後輩に頼られる存在になっていければと思います。

仕事に取り組むなかで、大切にしていること

「提案する補修設計について、自分の考えを的確に伝える努力をしています」と迎さん。基準書に準拠しながらも、自分なりの発想を盛り込み、設計することを大切にしている。

企業研究のポイント

目指したい業界があっても、企業研究の段階では絞り込み過ぎず、関連する企業を広く見てみることをお勧めします。同じ業界でも様々な業態があり、その分野でのポジション、果たす役割が異なります。また、必要なスキル、働き方、求められる資格なども違ってきます。そうした繋がり、関係性を意識して見ると視野が広がるでしょう。

当社の関わる建設・土木業界では、測量会社、施工会社、資材メーカーなど関係先は多岐に渡ります。さらに、同じ建設コンサルタントでも、全国展開している大手コンサルタントや、各地域で活躍している地域コンサルタント、特定の分野に特化した形態のコンサルタントもあります。幅広い視点で見ることで、気付かなかった新たな発見があるかもしれません。

企業理念や経営方針、人材育成の考え方などにも着目してほしいです。各企業がどのような点を重視しているか、また人材育成の方針や、働き方や健康面などに対して、どんな取り組みを行っているかを意識して見ておくことで、後々の企業選定に役立てられます。その上で、インターンシップなどに望む際には、できる限り予習をして、自分なりのイメージを抱いてみて下さい。そして、“思っていたのと違った”と、いい意味で予想を裏切られる経験をして欲しいと思います。企業の見方、企業を選ぶ際の自分の軸のようなものが、きっとそこから見えてくるでしょう。
(営業総務部総務課 課長 山口 裕子さん)

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「企業研究は、“気づき”を得る期間だと思います。広い視点で見ることで、自分がどんな分野で働きたいか、どんな働き方をしたいかが掴めてくるでしょう」(山口さん)

マイナビ編集部から

1960年に測量会社として福島県郡山市で創業した陸奥テックコンサルタント。地域の社会資本整備に携わり、発展を支えてきた。現在は、道路・橋梁・河川防災などをカバーする土木設計、環境影響調査、補償業務のほか、地図システムの開発なども手がけている。また、UAV(ドローン)、高密度MMS(モービルマッピングシステム)、地上レーザースキャナによる高精度3次元計測に県内の業界でも早い時期から取り組み、ICT施工などにも貢献している。

同社が掲げる経営基本理念は「技術力・機動力・創造力で持続可能な未来へ貢献する」。多発する自然災害に対する防災・減災・国土強靭化の実現や、地域の守り手として持続可能な社会づくりに取り組んでいる。

同社は年間休日125日で、残業時間の削減や健康経営の取り組みを積極的に実施するなど、働きやすい環境整備に取り組んでいる。長く地域に根差して働ける環境は、長く地元に貢献していくという企業姿勢の現れでもあるようだとこの取材を通して感じた。

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建設コンサルタントとして技術を磨いてきたベテラン社員が、若手社員の資格取得への支援・教育を手厚く行っている同社。社員同士の距離が近い社風だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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