普段は意識していないけれど、生活の中に溶け込み「世の中に無くてはならない存在」となっているものがたくさんあります。企業研究はそういった気づきにたくさん出会えるチャンスなので、今まで意識しなかった業界や企業にも目を向けてみてほしいですね。
例えば当社が生業とする建築資材業は、施主、設計者、ゼネコン、ハウスメーカーなどと並ぶ建築業界を構成する不可欠なアクターの一つです。建築資材業界は、建材を製造・販売する「メーカー」と、卸売りを主要業務とする「商社」、そして「商社兼メーカー」から構成されます。北海道三和は「商社」の位置づけで、“サッシのプロ”として創業33年の歴史を持ち、札幌を中心とした建設業界に太いパイプがあるのも強みです。「サッシ」といわれてもピンとこない人が多いかもしれませんが、玄関・窓など外部との開口部に使用する建材から、エクステリアに関する商品、室内のドア、引き戸まで、多種多様な建材があります。一般住宅の窓一つとっても、デザイン性に加え、断熱や防音、省エネなどの状況に適した建材の選択は、豊富な知識と経験が必要とされますから、建築に不可欠なサッシという一つの分野を極めることは、一生モノのスキルを身に付けられるということでもあります。何か一つの分野を追求したい人は、企業研究で極めてみたい対象を探ってみるのもいいかもしれません。
(専務取締役 長谷川貴広さん)