最終更新日:2026/6/9

(株)センクリード

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 専門コンサルティング
  • 広告制作・Web制作

基本情報

本社
茨城県

取材情報

経営者の視点

システム制作を請け負うだけでない、自社商品で異彩を放つ企業づくりを志向

PHOTO

社長が見据える未来地図から、センクリードの実体を読み解く

受託開発/商品開発の二本柱が大きな収益源となっているセンクリード。「魅力的な自社パッケージ商品をつくりだすこと」に注力する同社の理想とする企業像、さらには経営のあり方について、企業トップに伺った。

●話し手
 代表取締役 竹之内 修

着々と自社の開発を推進。会社を支える事業に成長

2009(平成21)年に設立したセンクリードは、当初、取引先のご要望にきめ細かく対応していくところからスタート。地道に実績を積み重ねながら、今日では、当社の技術を認め、求めてくれるクライアントと仕事をしていく、というビジネススタイルに変化しています。

さらに遡るなら、私は会社設立まで約10年間にわたり、個人事業主としてシステム開発の仕事を請け負っていました。会社立ち上げにいたったのは、当時、一緒に仕事をしていた若者に誘われたのがきっかけです。たった2人の船出でしたが、その時に考えたのは、将来的には自社商品を開発・販売していく企業にしたいということ。独立する前、私は大手SIerで商品開発に携わっていました。その経験から、自らシステム商品を考え、お客さまに提供する喜びを知っていたのです。その時と同じ達成感、充実感を多くの社員が味わえる。センクリードも、そんな会社にしていきたいと考えました。

今日、私たちが自社開発のソフトウエア販売に力を注いでいるのも、設立時のこうした思いからです。日本において、自社開発のパッケージを開発・販売し成功をおさめている企業は、そう多くありません。しかし、私はこの分野を大きなビジネスの柱に育てていきたいと考えています。
これまで、当社は『SENQLEAD DigCReader』『Excelに+(プラス)』『届出管理システム』といったパッケージ商品をリリースしてきました。なかでも、今後の伸展に大きな期待を寄せているのが、OCRソフトウエア『G-correction series』です。このソフトウエアを使えば、Webカメラで撮影した画像を手軽にOCR解析し、その結果を電子データ化することができます。このソフトは、工場などで24時間365日、休むことなくデータを採取する必要のあるお客さまのご要望から生まれた商品ですが、業務の効率化に取り組むさまざまなお客さまのニーズに応えながら、幅広い用途でお使いいただいています。例えば、ハンディターミナルと結合させることによる、入出庫作業の効率化も、その一つ。最近は様々な業種から、この技術を応用したいというご要望が、多く寄せられるようになってきました。

竹之内社長とセンクリード

経営者の役割とは、第一に従業員が働きやすい環境をつくり上げること。将来設計、キャリアについて不安を感じることなく、仕事に没頭できる環境をつくることだと考える。

高度な蓄積技術を、全国のお客さまに提供。自社商品を世に送り出す喜びを、全員で分かち合いたい

私たちは、これらの自社開発ソフトを幅広い業界の方々に知っていただくため、展示会への出展を意欲的に行ってきました。これまで東京ビッグサイトで開催されるIT展示会「Japan IT Week」や幕張メッセで開かれる「APPS JAPAN(アプリジャパン)」など大型展示会を通して、さまざまな取引先の方とめぐり合うことができ、私たちの商品を導入いただいている企業は着実に増えてきています。

このように、当社は単にシステムを作るだけではなく、開発商品の紹介・販売までを一貫して手掛けています。展示会などでは開発エンジニアが広報活動の最前線に立ち、商品の紹介にあたることも。したがって、コミュニケーション力に自信がある人、外部に向けた提案に取り組んでみたいという人にも、活躍の場が広がっています。もちろん、スペシャリストとして開発の道を究めたいという人には、それに合わせた人材起用を行っていきます。

こうして、自ら開発から販売までを手掛けている当社で働く社員は、自分たちで会社を動かしているという実感が持ちやすいと思います。事実、当社に新卒1期生として入社した社員は、現在、自社開発のOCRソフトウエア『G-correction series』の担当として、商品のカスタマイズから提案までをトータルに担当。私と同行してお客さまのもとを訪れデモンストレーションを行うなど、拡販活動全般を担うキーマンとして活躍しています。

今後も、商品開発に強みを持つ企業として、さらなる発展を遂げていきたい。それが、経営者としての私の願いです。理想は、現在、客先常駐で開発業務にあたっている社員も含め、全員が自社商品の開発に集中できる体制を整えていくこと。なかでもOCRソフトに関しては、これまでの業務経験を通して、画像加工に関する高度なノウハウを獲得することができました。今後、この蓄積技術を全国に向けて発信していくことで、あらゆる産業の自動化・業務の効率化に貢献していきたいと考えています。

竹之内社長とセンクリード

社長になってから「人の話をよく聞くようになった」という、竹之内社長。自分の周辺に多くの情報、意見が集まるようにすることで、新たな視点を獲得できるようにしている。

初心者から、着実に成長していける環境を用意。全員が楽しく仕事をしながら、事業を拡大していきたい

当社の人材起用は、出身学部やプログラム経験の有無など、バックグラウンドについては一切こだわりません。入社直後に行われるビジネスマナー研修(外部研修)から始まり、約2カ月におよぶプログラム言語の研修を通して、基礎からしっかり技術を教授していきます。初期研修が終わった後は、社内で先輩の指導のもと、業務を通して実践的に技術を習得。さらに、本社オフィスのあるひたちなかテクノセンターでは、随時、C#、Javaなどのプログラミング言語をはじめとする、さまざまな技術研修が開催されています。何か受講したいものがあれば、いつでも学べる環境が整っているのです。

加えて、私の仕事観についても、お伝えしておきたいと思います。これは、「何のために働くのか?」ということにもつながってきますが、私の基本スタンスは「自分のために、家族のために働いて、その結果として会社の利益があがればいい」というもの。私自身はこれまで、そういう考えで働いてきましたし、誰しも同じだと思います。まずは、自分のこと、そして家族のことを大切にする。それができない限り、継続して、真摯に仕事に取り組みつづけることはできません。そのためにも、社員一人ひとりが余裕を持って働ける職場環境の構築には、積極的に取り組んでいます。例えば、有給休暇については申請すれば100パーセント取得できるなど、働きやすい環境が整っています。忙しいイメージのあるIT業界ですが、効率良く仕事を進めて、余裕を持って生活を楽しむ。そんな、スマートな働き方を実現していきたいですね。

そしてなにより、仕事を楽しんでほしいと考えています。例えば、システム開発に取り組む際も「こんなふうに作っていけば面白いよね」とか、新商品を考える際も「こういうソフトがあれば便利だね」と、考えること自体を楽しめればいいですよね。そういう若い人と、一緒に仕事をしていきたいと思います。

竹之内社長とセンクリード

社員同士の距離が近いのが同社の特徴。上下関係の壁もなく、竹之内社長に積極的に意見を出す社員も多いそうだ。

企業研究のポイント

IT企業を目指す人には、大手だけでなくさまざまな企業をチェックして、自分に合った会社を選び取ってほしいと思います。大事なのは、ネットなどを通して得た情報だけで判断するのではなく、自ら足を運び、その会社の雰囲気を感じ取ることです。現地を訪れてみると、五感を通してさまざまなことを感じられるはずです。
また、その会社がどのようなビジネスモデルを追求しているのか?どこに向かおうとしているのか?という点についても、しっかり見極めるようにしてください。例えば、当社の場合なら単に開発業務を請け負い、取引先に労力を提供することで利益を上げていくことを目指しているわけではありません。自社開発したパッケージソフトの販売を通して広く世の中に認知され、全国で事業展開する会社を目指しています。

仕事を通して、若い人にぜひ感じていただきたいのは、ゼロから価値を生み出していく楽しさです。単に作業を提供するのではなく、一人のクリエイターとして、お客さまに喜んでいただける「価値」を創造していく。私自身、この業界に何十年も身を置いてきましたが、この部分にこそITエンジニアとしての醍醐味があると思います。そして、これを体現することができれば、大きな充足感に包まれます。こうした働き方ができるのかについても、慎重にチェックしてみてください。

PHOTO
開発に取り組むという点では同じだが、それぞれに異なる強み、方向性を持つIT企業。経営陣が示すビジョンに耳を傾けることも、その実体に迫る大きなヒントとなるだろう。

マイナビ編集部から

ひたちなかテクノセンターに本社を構える同社には、地元で働きたいという若者も多く集まり、社内にはどこか和気あいあいとした雰囲気がただよう。社内では、社長自身が社員とのコミュニケーションを重視しており、社員との食事をすることも多いという。
また、竹之内社長によると、ひたちなかテクノセンターに拠点を置いているメリットは非常に大きいとのこと。同センターは、茨城県や各企業の出資によって設立された第3セクターということもあり、各種助成金や特許出願、経営相談に応じてくれるスタッフがいる。さらに、センター主導で開催するセミナーも数多く、自己啓発の機会も豊富に用意されているとのこと。茨城県内の企業は優先的に参加できるほか、センター内の企業ネットワークから、仕事が生まれることも少なくないという。
社内のみならず、拠点を置く施設の機能も充実しているセンクリード。職場環境にこだわる方には、一度訪れていただきたい会社だ。

PHOTO
茨城/東京を中心に、幅広くビジネス展開する同社。両拠点とも、若手が中心となって事業を推進。ざっくばらんな社風のもと、のびのびと仕事に取り組んでいる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)センクリードの取材情報