最終更新日:2026/7/10

角一化成(株)

業種

  • 化学
  • プラスチック
  • タイヤ・ゴム製品
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
大阪府

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

技術力、創造力、人間力に優れた100年企業だからこそ実現できた、それぞれのキャリア

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仕事に関する考えや価値観を変えた思い出深いエピソード

同期として切磋琢磨しながらキャリアアップを実現してきた神藤さんと蔵本さん。今回は、そんな2人にそれぞれの過去を振り返りながら、これまでのキャリアや転機となった出来事について語っていただきました。

■神藤晃(写真左)
取締役執行役員営業本部長 滋賀事業所所長
2000年入社

■蔵本善晴(写真右)
技術センター次長 滋賀工場ゴム製造Gグループ長
2000年入社

お客様の要望に応えるための果敢な挑戦、その積み重ねが私のキャリア

2000年に入社し、そこから約20年、大阪の営業所で、電力や下水道、高速道路など、インフラ関係のお客様を中心に、営業を担当していました。電柱の部品や高速道路のジョイント、真空の力で汚水を収集・搬送する真空下水システムなど、お客様の事業に合わせたさまざまな製品を提案しながら、私自身もポジションを上げ、キャリアを築いてきました。

入社した当時は、まだまだ遊びたい盛りの若者で、学生気分がなかなか抜けなかったのですが、転機が訪れたのは入社2年目。上司が担当していた案件のサブ担当として、ある製品の40部品のリニューアルを2ヶ月で立ち上げることになったのです。1つの部品を立ち上げるのにだいたい1.5ヶ月~2ヶ月かかるのが通例で、40部品の同時進行というのはなかなか難しいこと。サブ担当である私のもとにも、毎日のようにお客様から確認の連絡があり、一瞬たりとも気の抜けない日々でした。もちろん、部品の製造は私一人が頑張ってもどうにもならないことですから、営業が指揮を取り、計画表を作成して関係部署に共有し、皆の協力を得ながら一つずつ進めていくことに尽力。結果、何とか納期を守って納品することができ、お客様からはその後、他の製品もご依頼いただけるようになりました。

これまでのキャリアを振り返ってみると、3D-CADを使って図面を描いたり、複合成形による部品を実際に作ってみたりと、お客様の要望に応えるためなら営業の枠を超え、どんなことも果敢に挑戦してきました。うまくいかないことも多々ありましたが、そうした挑戦の積み重ねがキャリアを伸ばすことに繋がっていたように思います。

経験を重ね、現在のポジションを得た私のこれからの課題は、当社の次の100年に繋がるビジネスの柱をどれだけ作れるか、そのための人材をどれだけ育成できるか、ということ。まだまだ模索中ですが、10年、15年という長いスパンで考えながら、焦らずじっくり取り組んでいきたいと思っています。(神藤)

取材こぼれ話

一人では解決できない大きな課題に直面したら、プロジェクトチームを作ってみんなで解決する。そうしたことが自然にできる環境だから、長く頑張れるのだと思います/神藤

真剣に向き合い真理を究める、その積み重ねが技術者を成長させる

神藤さんと同じ2000年に入社し、そこから約6年間、大阪の技術センターでゴムの材料配合技術の研究開発に取り組みました。2005年の終わりに滋賀事業所に転勤し、新工場設立に伴うゴム製造グループの移管(工場引継)などを担当。その後、大阪に戻り、樹脂2色成形の技術開発を行いました。2015年頃から再びゴム製品の製造技術開発に携わるようになり、中国・上海でのゴム成形機の導入、ゴム事業の立ち上げなども経験。現在は、技術センター次長として新たな製品開発の立ち上げを担当しながら、滋賀工場のゴム製造グループの責任者として、製造管理や生産技術の改善なども行っています。

これまで数々の開発に取り組んできましたが、私自身の仕事の原点となっているのは、入社2年目に担当したある製品の開発。ゴム製品というのは製造に時間がかかるもので、一つモノを作るのに1時間かかるといったこともよくあります。ですから、ちょっとした改善をするだけでも膨大な時間が必要で、なかなかスムーズに進めることができませんでした。周囲の先輩を頼ろうにも、新しい製品ゆえ、誰も経験がない。そもそも社内に解がないので、手探りで進めるしか方法がなく、途方に暮れましたが、それでも真剣に向き合い続けていると、何らかの真理というか、ヒントのようなものが見えてきたのです。そして、時間はかかりましたが、自分の中で解を見つけることができました。

これは技術者としてとても大きな経験で、自分に自信もつきましたし、それ以来、どんなに難しい問題でも、「諦めずに向き合い続ければ答えは見つかる」と信じて進めるようになりました。

ただ、技術者として開発に没頭しているとどうしても視野が狭くなりがちで、そんなときには、営業をはじめとする他部署のメンバーから意見をもらうようにしています。そこで、思いがけない視点やアイデアに気づかせてもらうこともよくあって、そうした吸収力や柔軟性も技術者としてキャリアアップする重要な要素だと思います。(蔵本)

取材こぼれ話

今後のキャリアについては、材料技術の開発に携わり、それを新しい事業に繋げていけたらと思っています。諦めなければチャンスは必ずあるはずです/蔵本

2021年には創業100年に到達。キャリアを積み上げてきた自慢のフィールド

私たちがキャリアを築いてきた当社は、2021年、創業100周年を迎えました。長きにわたり事業を継続することができた理由は、大きく3つあると思っています。1つは、人間として正しいことを追求するという理念が全社員に浸透していること。2つは、材料加工の開発や大型2色成形など、付加価値の高いニッチな分野でトップになるという戦略が順調に進んでいること。3つは、商社からメーカーへ、ゴム製品から樹脂製品へと、高分子素材という大きな軸を守りながらも環境の変化に適応し、ビジネスを進化させてきたこと。進化論を唱えた自然科学者は、「この世に生き残る生物は、激しい変化にいち早く対応できたもの」という考えを示しましたが、企業もまさにその通りで、この世に生き残ることができるのは、大きい会社でも強い会社でもなく、時代や環境に合わせて変化できる企業なのです。ですから、受け身ではなく、主体的に行動し、常に頭を使いながら優れたアイデアを世の中に提案していく――私たちはこれからもそんな“創造性の発揮”にチャレンジしていきます。

日本の人口が年々減少する中、当社においても人手不足は喫緊の課題です。その解決を目指し、今後は福利厚生をさらに充実させるなど、働きやすい環境づくりも進めていかなければなりません。また、少人数でも業務が回せるようITを活用して一人ひとりの業務負担を減らすなど、体制の整備も必要です。当社ではまだまだアナログ業務が行われていますから、業務の進め方や働き方を時代に合わせてアップデートしていくことも、現場の最前線にいる我々に与えられた重要な責務だと思っています。(神藤・蔵本)

取材こぼれ話

高分子素材というベースはそのままに、時代に合わせてビジネスを変化させることで長く続いてきた当社。だから、私たちも安心してキャリアを築くことができるのです。

企業研究のポイント

随分前のことになりますが、私自身の就職活動を振り返ると、化学系学部出身の私は高分子素材に興味があり、それに携わりたいという大きな軸がありました。その軸がブレることはありませんでしたが、成果が目に見える=自社の製品を世の中で見ることができるということを大切にして会社を選んでいたように思います。確かに街を歩いていて自社の製品を目にすると嬉しいものです。その考えが間違っていたわけではないのですが、今なら、利益をきちんと積み上げているかというこれまでの業績や、時代に合わせて事業をどう展開していくかという今後の展望も会社選びのポイントにするだろうと実感しています。

企業研究の一環として、まず、その会社に経営理念があるのか、ないのか、あるのであればどの様な理念に基づいて経営されているのかを確認することが重要だと思います。
また、会社説明会や職場見学に積極的に参加し、職場の雰囲気や社員の表情を見て、現場で感じる自分の感覚を大切にして欲しいと思います。

会社というのは、皆さんが思う以上に長い人生を過ごす場所。会社選びは妥協せず、自分が納得できるまで続けてください。(神藤)

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会社説明会などで先輩と直接話す機会があれば、これまでどんなことに挑戦してきたか、それによってどう成長できたか、リアルな体験談を聞いてみるのも良いと思います。

マイナビ編集部から

創業以来扱ってきた高分子素材というマテリアルに新たな技術を組み合わせ、自社開発または他メーカーとの共同開発で、どこにもないオンリーンワンの製品を次々と生み出す角一化成。技術から営業まで、すべての社員が「顧客に満足してもらえる品質の良い製品を供給する」という一つの目的を共有し、それぞれの役割の中で優れたアイデアを創造し続け、100年を超える長い歴史を築いてきた老舗企業だ。

同社がもう一つ、大切にしてきたのが、社員の幸せの実現。会社は人が集まって成り立つもので、風通しの良いあたたかい社風を守り、福利厚生の充実など、働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいるのも、社員が物理的にも精神的にも満足し、生き生きとその価値を発揮できる場を実現するため。取材に協力してくれた神藤さんや蔵本さんも、この恵まれた環境を生かして、失敗を恐れずさまざまなことに挑戦できたからこそ、自身の価値を高めることができ、キャリアアップも果たせたのだろう。

多様な素材と技術を駆使して生み出す複合成形品のように、会社というのも技術力や創造力、人間力など、あらゆる力が組み合わさって完成するもの。だから、会社が発展するためには、すべての力を弛まなく磨き続けることが大切。それを怠らない会社が続いていくということを取材を通して強く感じた。

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関係各社を招いて盛大に執り行った創業100周年の感謝の集い(2021年)。社員の英気を養う楽しいイベントも行い、次の100年に向けて新たな一歩を踏み出しました。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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