最終更新日:2026/7/30

クレア工業(株)

業種

  • 建設
  • 住宅
  • 住宅(リフォーム)

基本情報

本社
宮城県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

「街」を創り「暮らし」をまもる左官業。職人が伝統技法を駆使して、未来を描く

PHOTO

若手職人に聞いた 左官業の「おもしろさ」「やりがい」

東北トップクラスの職人数と売上高、豊富な施工実績を誇る左官業における東北地方のリーディングカンパニー「クレア工業」。伝統技法の担い手として活躍する2人の若手職人さんに、左官業の魅力を伺いました。

夏井 蓮斗さん(2023年入社)総合福祉学部 福祉行政学科 卒業
庄司 絢乃さん(2025年入社)生活科学部 生活文化デザイン学科 卒業
※いずれも 工事部 所属

“下仕事”の必要性・重要性を知ってはじめて、鏝を握って作業する“左官業の尊さ”に気がついた

「左官」には、マンションやビルなどの鉄筋コンクリート造の大規模工事の補修・仕上げ作業に携わる「野丁場(のちょうば)左官」と、主に戸建住宅の内外装の仕上げ作業に携わる「町場(町屋)左官」の2種類があります。現在は工事部に所属し、公共施設や大型商業ビルなど鉄筋コンクリート造の建物の左官工事を担当しています。内外壁の下地補修、モルタル塗り、壁や天井などの左官仕上げに加えて、床のコンクリートの表面にある凸凹を均して平らに仕上げたり、階段部分のモルタル仕上げをしたりしています。

左官を生業とするようになって、4年目。過去と現在の一番の違いは、自分の中の「意識の変化」です。最初は『言われたことだけをやればいい』という考えだったのですが、そこから『今、担当している作業がおわったら、次はどんな作業をまかせてもらえるのだろう』というふうに変わっていき、『もっとうまくなりたい!』と自発的に思うようになりました。

左官仕事の場合、例えば壁をきれいに仕上げても、その上にクロスなどを貼ってしまうケースが多く、(その仕上りを)直接目にすることは少なくなってしまいます。とはいえ左官職人がいなければ、鉄筋コンクリート造の建物を造ることはできません。左官職人は、言わば“縁の下の力持ち”的な存在です。私も最初は『先輩たちのように、早く壁を塗りたい』そう思っていました。しかしその当時は、技術も知識も経験もすべてが足りないので、材料を運んだり、練ったり、掃除をしたり、一般的に言う“下仕事”をこなす頻度が高くなりがちです。それでも、そういった作業をこなさないことには、左官業という仕事は成り立ちません。“縁の下の力持ち”の存在が、必要不可欠であるのと同様です。以前から、下仕事の必要性・重要性を頭では理解しているつもりでしたが、鏝を握り、実際に作業する機会も徐々に増えてきた現在のほうが(下仕事をすることの)重要性を、より感じられるようになりました。(夏井 蓮斗さん)

仕事に対してのこだわり

モットーは「1日の目標設定をする」「向上心を持って仕事する」。『先輩は仕上りが美しいのに、なぜ仕事が早いのか?』そういった部分にも目を向けています(夏井さん)

同じ道具・材料を使っても“技術の差”がはっきりと表れる。そこが左官業の魅力であり、奥深さ。

私も夏井さんと同じ工事部に所属していて、鉄筋コンクリート造の建物の内外壁、床といった部分を、鏝を使って材料で補修する「下地補修」などの作業を、主に担当しています。

“丁寧に。それでいて美しく、スピーディーに” その言葉に、左官業のすべてが凝縮されています。だからこそ、仕事をする上では『臨機応変に対応すること』を心がけています。以前、壁を塗る材料置き場が汚れていた際、先輩職人が掃除しているのを見かけました。その時「本来であれば、私がやらなければいけないことなのに!」とハッとしました。それ以来、例え言われていないことでも、状況に応じて行動に移せるようになりました。

左官業のすごいところは『塗る職人の技術によって、仕上りが全然違うこと』。先輩職人と同じ場所で作業をしている際、ふと隣を見ると、自分の担当した場所と先輩の場所とは、仕上がりの美しさが全然違うんです!同じ道具、材料を使っているのにですよ! 裏を返せば、職人の“技術の差”がはっきりと表れるんです。その先輩の域まで、私はまだまだ辿り着くことはできないのですが、そのすごさを実感しています。そういった部分が左官業の魅力であり、奥深さであると感じています。

仕事に対してのこだわり

自分の携わった仕事(建物)が、形になって残ることが大きなやりがい。さらに完成した建物を利用する人々に、笑顔を届けることができる点も大きな喜びです。

熟練の先輩に追いつき、追い越せる左官職人に。人間的や技術的にも、みんなに頼りにされる職人をめざして。

ある先輩から、過去に誰もが知っている超有名テーマパークの左官工事に携わった時の話を聞きました。改めて“左官職人って、すごく夢のある仕事だな”と感じました。「みんなが笑顔で楽しむ施設の建設に、自分が携わった!」という大きな満足感も得られますし、自分が携わった建物がカタチになって残ること、自分の仕事に誇りを持てることは、この仕事の大きな魅力です。
そんな日々の業務を通して感じるのは、上司や先輩の見事な仕事ぶり。とにかく早くて、キレイで、ムダがありません。上司・先輩が仕上げた箇所を、無意識のうちに目で追っていることも多々ありますから。身につけるべき技術・知識はまだまだたくさんありますが、将来的にはすばらしい技術を持った上司・先輩たちに追いつき、追い越せる左官職人になりたいですね。(夏井 蓮斗さん)

入社して初めて配属された現場で、一緒に仕事をした先輩職人がいました。とにかくフレンドリーで、現場で一緒になるたくさんの異業種の職人さんたちとも、頻繁にコミュニケーションをとっていました。こうすることで周囲と良い関係性を築き、仕事もスムーズに進んでいました。
一般的には『優れた左官職人=高い技術を持つ人』というイメージがあるかもしれません。しかし私が理想とするのは技術的にはもちろん、先に挙げた先輩職人のように人間的にも優れた左官職人になること。先輩や後輩、性別に関係なく、みんなから頼りにされる左官職人になるため、技術も心も磨いていきたいです。(庄司 絢乃さん)

仕事に対してのこだわり

「仕事がきれいな職人は、道具もきれい」どの左官職人を見ても共通していることで、自分の中で大切にしています。仕上がりのきれいな先輩職人の道具はどれもピカピカです!

企業研究のポイント

「仕事は教わるものじゃない。自分の目で見て、盗むもの」職人の世界では、これがスタンダードでした。しかし当社では「見て盗む」をアップデートした『モデリング手法』を取り入れ、2週間で最低限の技術を習得することを中心とした『新入社員研修』に注力。トータルで2カ月をかけて、丁寧な研修を行います。

「一人前の職人である前に、一人前の社会人であれ」そんな思いから、入社後1週間は社会人に欠かせないビジネスマナー、工事の安全面に関するさまざまな知識などを習得する「座学研修」を実施。まずは一社会人として必要なものを身につけます。

次は、いよいよ「技術研修」へ。見本となる先輩職人の動画を見て、手・身体・道具の使い方、視線までも真似(モデリング)する「モデリング手法」を実践。徹底的な反復練習により、現場に出る前に必要な知識・技術を体に覚え込ませます。

その後は「実技研修」を経て、いざ現場配属(OJT)。技術研修で得た知識・技術をすぐ活かせるので、結果、即戦力として活躍。さらに仕事に対してのフィードバックで、自分の課題なども明らかに。新人ながらも作業に携われる「充実感」、日々の成長への「達成感」が得られ、モチベーションもアップします。

企業によって、研修内容も多種多様!入社後の自分自身の姿をイメージしながら、企業研究を進めてみてください!
(代表取締役社長 佐藤 宏樹)

PHOTO
先輩職人が実際に、新人職人たちの目の前で、塗り方を披露するケースも。「先輩が率先して、後輩のサポートをする」創業以来、社内にはそんな風土が根付いています。

マイナビ編集部から

東北地方随一の職人数・左官工事での売上高を誇り、大手ゼネコンからの安定的な業務受注も多数ある同社だが、伝統技法を駆使した仕事ぶりとは対照的に「社員教育」や「福利厚生の充実」は、非常に先進的だ。

従事者の平均年齢が50代中盤という左官業において、同社の10・20代の職人は全体の約35%と、若い力が躍動。女性職人が18人在籍するなど、誰もが働きやすい環境も整う。そして注目すべきは「新入社員研修」。“一人前の職人である前に、一人前の社会人であれ”の考えの下、通常、建設業界では割愛されがちな「ビジネススキル研修」にも時間を割く。ほかにも「安全教育関連研修」「技術研修」「現場研修」などを実施し、総研修日数およそ60日、総研修時間400時間超と、圧倒的な時間を割き、丁寧な人材育成を実践している。

十分な研修を受けた新人職人は、現場に出れば立派な即戦力。上司・先輩も作業を依頼しやすく、新人も現場で貢献できるため「充実感」や「達成感」も得られる。若いうちから、現場経験を積み上げていくこのスタイルなら、同社の掲げる『未経験から3年で、一人前の職人に』も納得がいく。

さらに、今回取材した若手職人2人が挙げているように、資格取得に対しての会社側の手厚いサポートも魅力。全社を挙げて、若手職人をバックアップしよう!という意思がみて取れる。同社なら左官職人としてのキャリアを、しっかりと積み上げていけるに違いない。

PHOTO
「社員教育も福利厚生も、会社側ができる状態ならば、まず挑戦することが大切」と佐藤宏樹社長。「挑戦してダメなら、きっぱりやめる。逆に、成功したらトコトン続ける」

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. クレア工業(株)の取材情報