最終更新日:2026/9/30

丹羽鋳造(株)

業種

  • 機械
  • 鉄鋼
  • 金属製品
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
岐阜県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

現場で得た品質スキルを、お客様サポートにも活かしています。

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一人ひとりが会社の信頼を担う!

品質保証と営業技術という2つの任務を担うメンバーたち。学生時代の学びにかかわらず、入社後に習得した鋳造の知識を存分に活用し、会社やお客様、そして社会へ貢献しようと努めています。

(写真左から)
★徳山創介さん/係長/2015年入社/工学部卒
学生時代の卒業研究で、カーボン材料を半球形状にする深絞り加工に挑む。仕事でも、初めての分野に携わってみたいと鋳造の世界を志望した。

★浜田祐菜さん/2022年入社/文学部卒
製造業を営む父親の姿に憧れ、モノづくりの世界を志望。会社の安定性とコロナ禍でも暖かく迎えてくれた姿勢に惹かれ、入社を決めた。

★内山正崇さん/2023年入社/工学部卒(大学院修了)
学部生の頃は熱関連や機械要素などを専攻していた。工場見学の際に出会った先輩たちの人柄に触れ、口下手な自分でもなじみやすいと直感した。

お客様に近い立場での活動は、毎日が変化に富み、刺激的です。

当社は、油圧機器向けの小物鋳物メーカーです。鋳物とは金属を熱で溶かして鋳型に流し込み、目的の形状に固めたもの。中でも油が通りやすいよう、空洞を持たせた鋳物をつくる際に必要となる「中子(なかご)」を使った製品を当社は得意としています。製品は建設機械を始め、フォークリフトや工作機械、農業機械、自動車に使われており、大手の加工メーカーと直取引をしているケースが大半です。他社では難しいと断られた仕事が回ってくることもあり、業界内では技術力の高さに定評があります。

私たちの部門では品質保証として生産品の不具合対応を担当しており、原因追求、今後の対策を行うほか、営業技術では取引先から図面をいただき、不良の少ない形状の提案を行っています。まずは品質保証としての経験を積み、その後は適性に応じた仕事を担当します。私は現在、品質保証と営業技術の双方を任されており、先日も不具合対応で伺ったお客様から、その場で新規の見積り依頼をいただきました。ワンストップで対応することが、お客様への信頼につながった好事例だと思っています。実際、不具合でお叱りを受けることもあれば、「素早い対応で助かった」と言っていただくこともあり、お客様の声がダイレクトに返ってくる点こそがやりがいです。

私にとって成長の大きな転機となったのは、2018年から2022年にかけてのベトナム駐在です。ベトナムの工場ではベトナム、タイ、インドネシアのお客様、そして日本の本社工場向けの製品を手掛けており、私は品質保証の立場で出向きました。慣れない言語や生活で大変でしたが、それらを経験することで、少々のことには動じない資質が培われたと思っています。

係長として、日頃から部下へお伝えしていることは「失敗を恐れるな」ということです。失敗を次の糧とし、私が言葉で伝えるよりも、自分でやってみることが成長への一番の近道です。浜田さんは直属の部下にあたるため、しっかりと指導し、部門を背負う人材に育てていくことが今後の目標です(徳山さん)。

私のこだわりポイント

係長という立場で、部下たちの負担を減らすことに注力しています。例えばExcelのスキルを身に付け、ペーパーレス化につなげるなど、効率性を追求しています(徳山さん)。

文理に関係なく、夢中になれる鋳造の世界。

私は文系出身ですが、入社前に工場見学や仕事体験を通して品質保証・営業技術の仕事内容を詳しく教えていただけたので、入社後のギャップはほとんどありませんでした。しかし、油圧機器向けの鋳物は特殊な製品であり、使われ方もさまざま。働き始めて覚えることがとても多いと改めて実感しました。

最初は製造現場で定点観察といった、一定のペースで試験片を取り、それらを分析する業務からスタート。文系の私にとっては、金属に含まれる元素の量がどういった影響を及ぼすのかまったくわからず、苦心する面もありましたが、メモを取ったり、先輩に「どうやって覚えたのですか?」と質問をしたりと地道に学んでいきました。先輩たちもつねに即答してくれたことに加えて、当社の新人には半年間、研修日誌の交換という制度があります。これは、その日に行った業務をノートに書き、それに対して先輩がコメントを残してくれるというもの。その内容を見返して、自分のスキルや知識を蓄えていきました。

3年目を迎えた今では不具合対応はもちろん、私の方から改善提案もできるまでに成長することができました。不具合対応がうまくいった時のやりがいは格別ですし、たとえうまくいかなくても、次の方法を考えて試していくことも楽しいです。最近では、徳山さんに同行してお客様のところへ訪問して対応方法を学んでいます。お客様は鋳物のプロではないため、いかにわかりやすくご説明できるかがポイントです。また私たちも、お客様の製品に詳しくなければ説明ができません。徳山さんからよく言われているのは、「何かをする前に悩みすぎず、とりあえずやってみなさい」ということです。

お客様との会話で、直接仕事と関係のない話題であっても、自分の引き出しが増えると感じて関心も湧いてきます。会社としても、学びの機会をたくさん設けてくれており、勉強会や外部セミナーなど、手をあげれば参加することができます。私は今、衛生管理士の資格取得に向けて励んでいます。今後の目標は1日も早く、お客様の窓口として活躍できるようになることです(浜田さん)。

私のこだわりポイント

連絡をいただいたら、すぐに返答をする。不良品が返ってきたら、すぐにチェックをするなど、迅速な対応を心がけています。(浜田さん)。

生き物のように奥が深い鋳物。終わりなき追求こそが醍醐味です。

私の入社時は、先輩と一緒に現場をまわり、不具合がなぜ起きるのか、確認をする作業からスタートしました。できあがった鋳物製品だけではなく、つくる際に必要な部品の知識も同時に蓄えていきました。鋳物は同じようにつくっても、必ずしも同じものができるわけではありません。不具合が生じたり、生じなかったり、その点がとても不思議で、鋳物の面白さでもあります。その日の気温などにも左右される上、鋳型のもととなる砂も同様に、日によって性質が異なってきます。当時は仕事が終わってから、時間を見つけては工場を案内してもらい、各工程の勉強をしていました。

併せて私の場合は1年目から、先輩と不具合のご連絡をいただいたお客様先へ訪問し、お客様対応も学んでいきました。ちなみに品質営業技術課としては、不良率の低減への提案が使命です。そのため、お問い合わせがない時も定期的に訪問し、前月の不良個数をお聞きしたり、当社で行った対策の結果などをお伝えしたりしています。今はまだ、お客様との会話は上司がメインで行っていますが、話の内容を聞き、疑問点があれば後から必ず確認するよう努めています。

仕事でやりがいを感じるのは、何かしら良い報告ができた時です。例えば先日、上司から私の資料が「とても見やすい」と褒めてもらいました。単にデータをまとめた数字の羅列では、わかりにくいと日頃から感じており、簡単なコメントを添えて見やすく工夫しようと思ったのです。これは、学生時代に資料作成をしたことが役に立ったといってもいいでしょう。自ら考えて実践したことが成果につながり、とてもうれしかったです。鋳物の魅力は、一筋縄ではいかない難しさにあると思っています。不具合の原因は1つではなく、いろいろな可能性があります。私は、単純作業ではなく、頭を使ってできる仕事に醍醐味を感じるタイプなので、不具合の原因について考え、取り組んでいける点も大きな魅力です。

今後もさらに経験を積み、自分主体で不具合対策を進めていけるようになるのが目標です。また現在、公害防止管理者の資格取得を目指しており、この知識を活かして、会社に貢献したいとも考えています。(内山さん)

私のこだわりポイント

地道な作業が多い分、正確さを重視しています。「原因はこれ」と決めつけず、求められる値に近いデータも含めて取得し、多角的に考えるよう努めています(内山さん)。

企業研究のポイント

鋳造とは、鋳物をつくる工程のことです。一説によればメソポタミア時代からあり、ほとんどやり方は変わっていないとか。鉄を溶かして、さまざまな成分を混ぜ合わせることで、できるものが異なります。気候や温度、湿度などの条件によって硬さや粘りも変わり、料理と似ているともいえるでしょう。そうした点が難しさでもあり、この仕事のやりがいでもあると思っています。

当然、会社ごとに特徴があり、当社は油圧機器向けの小物鋳物が得意です。鋳物の内部には油が通る空洞があり、その形状が複雑で細かいため、他社ではできないからと当社に依頼されるケースも少なくありません。そうした鋳物をつくる際に用いる「中子」の製造自体は、外部の協力会社にお願いをしていますが、打ち合わせを密に行い、お客様のニーズに付加価値を付けて提供するよう努めています。

企業研究の段階では、どの業界であろうと、こうした各社の強みを知ることから始めましょう。会社見学やインターンシップへ参加し、各社を比較するネタを仕入れてくるのも1つの手です。モノづくりの世界でいえば、その会社が手がけたものが、どこで使われているかも気になる点でしょう。加えて今の時期、学生時代にしかできないことにも力を注いで下さい。特にアルバイトなどを通じ、いろいろな人や社会に対する適応力を養っておくことが大切です。

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多様性を尊重しており、誰でも一から学んで、鋳物のプロへと育てていく。その人に合った働き方も会社が一緒に考えてくれる。

マイナビ編集部から

品質保証と営業技術が1つになった部署というのは、なかなか珍しい。じつは、そこにも丹羽鋳造なりの人材育成方針があり、基本的には品質保証からスタート。経験を積む中で品質保証としてのスキルを極めて、お客様対応に進むなど、その人の特性や個性を見極めていくそうだ。同社の場合、営業といっても飛び込みやノルマがあるわけではない。長いおつきあいのお客様に対し、技術的なバックボーンを持つ人材が、営業技術として、課題解決に努めていくのだ。また同社では年に一度、経営陣も交えて面談の場を設けている。その場では仕事内容や配属の希望はもちろん、会社への提案も自由に述べることができ、しっかりと耳を傾けてくれるそうだ。

さらに着目したいのが、人間関係の良さだ。今回の取材中も周囲からの励ましや笑い声が絶えず、とても和気あいあいとした雰囲気を感じ取ることができた。取材に登場した3名からも「誰もが技術への高い意識を持っている点が気に入っています(徳山さん)」「有給が取得しやすく、土日と合わせて連休も可能。私は友人と遊び、リフレッシュしています(浜田さん)」「他部署の人も快く協力してくれ、仕事に取り組む姿勢は抜群です(内山さん)」という声が返ってきた。こうした先輩たちの話も、企業研究における各社の比較材料として活用してみるといいだろう。

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岐阜県関市にある本社。建設機械向けの油圧部品が全体の5割ほどを占め、フォークリフトや工作機械、農機具部品、自動車のターボチャージャーにも用いられている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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