鋳造とは、鋳物をつくる工程のことです。一説によればメソポタミア時代からあり、ほとんどやり方は変わっていないとか。鉄を溶かして、さまざまな成分を混ぜ合わせることで、できるものが異なります。気候や温度、湿度などの条件によって硬さや粘りも変わり、料理と似ているともいえるでしょう。そうした点が難しさでもあり、この仕事のやりがいでもあると思っています。
当然、会社ごとに特徴があり、当社は油圧機器向けの小物鋳物が得意です。鋳物の内部には油が通る空洞があり、その形状が複雑で細かいため、他社ではできないからと当社に依頼されるケースも少なくありません。そうした鋳物をつくる際に用いる「中子」の製造自体は、外部の協力会社にお願いをしていますが、打ち合わせを密に行い、お客様のニーズに付加価値を付けて提供するよう努めています。
企業研究の段階では、どの業界であろうと、こうした各社の強みを知ることから始めましょう。会社見学やインターンシップへ参加し、各社を比較するネタを仕入れてくるのも1つの手です。モノづくりの世界でいえば、その会社が手がけたものが、どこで使われているかも気になる点でしょう。加えて今の時期、学生時代にしかできないことにも力を注いで下さい。特にアルバイトなどを通じ、いろいろな人や社会に対する適応力を養っておくことが大切です。