最終更新日:2026/6/2

(株)JRC【東証グロース市場上場】

  • 上場企業

業種

  • 機械
  • 機械設計
  • 検査・整備・メンテナンス
  • 精密機器
  • 金属製品

基本情報

本社
神奈川県、大阪府

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

ロボットの活用を通して、効率的で品質の高いモノづくりを支える

  • 機械系 専攻の先輩

PHOTO

新たな領域を果敢に開拓する先輩たち

コンベヤ設備で長きにわたって実績を残してきたJRCでは現在、ロボット・システムインテグレター(ロボットSI)事業で多くの信頼を勝ち得ている。同事業の拠点の一つ、草加工場の先輩に話を聞いてみた。

Dさん
ロボットSI事業本部製造部
電気設計課
工学部機械工学科卒
2023年キャリア入社

Hさん
ロボットSI事業本部製造部
機械設計課
理工学部精密機械工学科卒
2021年入社

【Dさん】設計からプログラミング、テストまで、幅広く挑戦を重ねる

以前、私は小さな機械メーカーの設計者として働いており、機械工学出身ながらも電気回路設計やプログラミング、現場の据付など幅広く取り組んでいました。別会社を経て当社に転職したのは、草加工場が得意とするパラレルリンクロボットがきっかけです。小さなモノを高速でピック&プレースするのが得意なロボットであり、展示会に出かけると頻繁に見かける技術だっただけに興味を持っていました。長く機械に携わってきた一人として、新たに挑戦してみたい分野だからこそ、思い切って新しい道へと踏み出すことにしました。

ただし、機械ではなく、電気設計として入社するのは決まっていました。当社で言う電気設計は、ロボットを動かす土台となる制御盤を形作るとともに、アームなどの動作にかかわるプログラミングも手掛けていきます。多少なりとも電気設計にかかわったことがあるとはいえ、用いているCADも違えば、プログラムに使う言語も特殊で、新たに学ぶという部分では苦労をしましたが、挑戦したい気持ちが強かっただけにアグレッシブに仕事に臨んでいきました。

勉強する上でプラスとなったのは、据え付けも担当していること。全国の現場を訪問しながら、最終的なライン調整を行っているのですが、おかげで実践的な視点を養うことができました。北海道のお菓子メーカーを担当したときは、茨城の協力会社で何度も試運転を繰り返して現地に納入したものの、据え付けてみると微妙な不具合が発生しました。現場では制御担当は私だけでしたから試行錯誤を重ねながら課題を乗り越える中で、少しずつ自信がつき、JRCで成長していけると実感しました。

パラレルリンクロボットは複雑な動きが実現できるので、どうしても上手く稼働させることができず、行きづまってしまうことも少なくありません。それでも失敗を糧に改善策を考案して、なんとか無事に動かせた瞬間は、モノ作りの醍醐味をたっぷりと堪能することができます。私は現場が好きですから、これからもスペシャリストとして技術の最前線に立ち続けたいですね。挑戦を歓迎する企業文化ですから、将来、電気の枠を飛び越えて機械にも顔を出すかもしれません。JRCでは本当にさまざまな可能性が広がっていきます。

先輩の横顔

据え付けの立ち合いで全国に飛び回ることが多いDさん。その土地でしか食べられないおいしい料理や観光地、温泉を巡るのも出張の楽しみの一つだという。

【Hさん】機械設計を手がけつつ、業務改善や海外との対話も手掛ける

JRCでは製造業の課題を解決するロボットSler「ALFIS」をブランド展開しています。さまざまな形のロボットを活用しながら、食品や医療などの製造現場の業務改善を実現するソリューションを提供する事業であり、私はスイス製のパラレルリンクロボットを活用した高速ピッキングシステムの開発において、機械設計者として業務に取り組んでいます。

パラレルリンクロボットは天井から吊り下げるという特殊な形態をとっており、設置面積が小さく、高速かつ高精度な動きが実現できるという特性を有しています。食品で言えば、コンベヤから送られてくる食品をピックアップし、トレーやパッケージに載せるという工程で真価を発揮しているのですが、悩みどころは形が一定ではない点に尽きます。

例えば、クッキーやシュークリームなどを見れば、同じような形に見えて、実は一つひとつ微妙に形状が異なっています。正確にサイズを認識するロボット側にとっては、その違いが不具合を招く要因となってしまうだけに、“遊び”を持たせて設計するのが大切です。現場での組み立てやメンテナンスのしやすさも考慮しており、設計には常に広い視野が求められることを実感しています。

設計業務と並行して、部署内の業務改善にも積極的に取り組んでいます。例えば、見積書を作るときの部品の原価計算を簡易化するツールを作成しましたが、周囲のメンバーに共有することで全員が仕事のしやすい環境づくりに寄与してきました。それほど大きくないチームですからチャンスもつかみやすく、昨年は役員と営業と一緒にスイスのロボットメーカーに出かけ、次世代機種のレクチャーを受けました。資料等を読み込むために英語を使うこともよくありますが、決して得意ではなかったものの、仕事を通して語学力も向上しました。

近年はAIが身近な存在になっていますが、パラレルリンクロボットに関しても活用できる部分が少なくありません。例えば、三次元を理解して行動するフィジカルAIが話題になっていますが、ロボット分野では避けて通れない技術となるでしょう。最新を追いかけるのはもちろん、ビジネスとしても付加価値が付く形を目指して、創意工夫し続けたいですね。

先輩の横顔

Hさんは専攻の枠を飛び出して、さまざまな技術やスキルの習得に励んできた。自分自身のこだわりを、いい意味で柔軟に変えられる人材に、JRCではチャンスが広がっている。

【対談】世代の壁を超えて、モノづくりに対して真摯に向き合う

■Hさん/Dさんと私は同じオフィスの隣同士に座っています。仕事上でも連携するケースが多いので、毎日のようにコミュニケーションを交わしています。

□Dさん/設計上「大丈夫かな?」と思ったとき、パラレルリンクロボットの機械設計を長く手掛けているHさんの意見はとても頼りになります。新しい案件の見積もりを作るときに話し合うことが多いですよね。

■Hさん/どんなロボットがふさわしいのか、付随する装備がどれくらい必要なのか、一人ではなかなか判断できないこともあります。隣にいるDさんが電気的な視点からの意見を言ってくれると、新たな気づきが得られます。

□Dさん/据え付け現場で機械のことで疑問が生じると、Hさんに電話をかけることもありますね。

■Hさん/現場で確認してもらっていると、仕様書だけでは見えてこなかった実態が浮き彫りになることも。先日も現場にいるDさんから「ロボットハンドの先端につけるパッドの径を変えた方がいい」とアドバイスを頂き、おかげでより良いソリューションの提供につなげられました。

□Dさん/私は40代前半で、30代のHさんとは歳の差がありますが、世代間のギャップを感じることなくスムーズに話をすることができています。

■Hさん/年齢差はあまり意識したことはないです。草加工場には50~60代のベテラン社員も多く在籍していることが、その理由のひとつだと思います。パラレルリンクロボットに関しては日本で先駆者に位置付けられている方もいて、高度な技術を惜しみなく伝えてもらっています。

□Dさん/おかげさまで草加工場では、並行していくつものプロジェクトが動いています。当社が契約を結んでいるスイスのメーカーはパラレルリンクロボットの“起源”と言われており、できることが非常に多いからこそ、お客様の声に細かく応えられるのは大きな武器となっています。無論、その性能をフルで発揮させるためには、設計担当の私たちの腕にかかっています。

■Hさん/草加のメンバーの多くは別会社からの事業譲渡を経てJRCの一員となりました。JRCになってからは組織の壁が低くなり、何事もスピーディに意思決定できるようになったと実感しています。

先輩の横顔

草加工場では約30人の技術者が活躍している。技術者の想いを尊重し、自由闊達に仕事ができる環境が広がっている。

企業研究のポイント

学生時代を振り返ると、私はそこまで企業研究に力を入れないまま、社会に出てしまったように思います。しっかりと調べておけばよかったと反省することも多いので、興味を持った会社に関しては徹底的に調べていきましょう。直接コンタクトを取ることで、自分なりに理解することをおすすめします。
これからの時代、AIを活用した開発などが当たり前になってくるだけに、普段から生成AIなどを活用する習慣を身につけておけば、どんな仕事に就いたとしても頼られる存在として認知されるはずです。企業選びでもAIを使えば活路が見出せるかもしれません。今のうちから積極的にAIに触れておきましょう。
<Dさん>

書店に行くと様々な業界の動向をまとめている雑誌が置いてありますが、それを眺めながら自分に合った業界を探してみましょう。中長期的に伸びそうな業界に注目するのも一つの手段。私が学生のときはAIの研究も行っていたのですが、当時はそこまで伸びるとは思わなかったのに、現在は世の中に広く浸透するようになりました。少しでも可能性がありそうな業界に着目すると面白いかもしれません。
自己分析をする際には、普段所属しているコミュニティで自分がどのように行動しているかを意識してみると良いでしょう。さまざまな企業の特徴に触れる中で、自分に合う環境が見えてくるかもしれません。
<Hさん>

PHOTO
ロボットSI事業では自動化と省力化による人手不足解消をテーマに、食品・医療業界に向けて技術・サービスを提供している。

マイナビ編集部から

1961年に創業したJRCは、ベルトコンベヤ部品の製造・販売を通して、鉱山や発電、セメントといった社会の基幹産業の発展を支えてきた。その盤石な事業基盤を持つ一方で、新しい領域に挑戦しているのがロボットSI事業である。
国内外のロボットメーカーと製造業のお客様をつなぎ、ものづくり現場の課題解決につながる最適な自動化ソリューションを提供しており、食品・医療業界を中心に数多くの導入実績を誇る。
JRCのロボットSI事業は、パレタイズシステムから大型生産ラインまで対応可能な総合エンジニアリング力を備え、設計・製作・組立・据付まで一貫対応できる体制を整えている。
さらに、全国の拠点が連携し、知見と技術を共有することで、スピード・品質・柔軟性を兼ね備えた開発を実現している。「挑戦」と「即行」をポリシーに、2018年にスタートしたばかりの事業ながら短期間で成果を上げ、パレタイズから大型ライン構築まで自動化を形にしてきた。変化の激しい時代にあっても、JRCは拠点を超えた力を結集し、ロボットと人が共に働く新しい生産現場の未来を創造し続けていくだろう。
取材に応じてくれた2人の技術者も、先入観に縛られずに挑戦し続けることで新たな価値を創出し続けていた。変化する時代にあっても、JRCならば力強く存在感を示し続けていくはずだ。

PHOTO
技術に対して情熱を持って向き合う社員がそろっている。より良い製品・サービスの在り様を探るべく、お互いに率直に意見を交わす文化も根付いている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)JRC【東証グロース市場上場】の取材情報