最終更新日:2026/8/4

ナイス(株)【東証スタンダード市場上場】

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企業が取り組むSDGs

国産材の新たな価値創出と木質化の拡大を通じて、持続可能な森林循環に貢献!

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「脱プラ・木質化R&Dセンター」の挑戦!

「脱プラ・木質化R&Dセンター」で活躍中の社員3名に、同センターの存在意義や表層圧密テクノロジー「Gywood(ギュッド)」の可能性、SDGsに向けた取り組みや今後の方向性についてお話を伺いました!

★脱プラ・木質化R&Dセンター 
岩本景子さん(写真中央)/2006年入社
志村将宏さん(写真右)/2019年入社
片岡 淳さん(写真左)/2023年入社

【今回ご紹介するSDGsの目標】
目標11:住み続けられるまちづくりを
目標12:つくる責任つかう責任
目標13:気候変動に具体的な対策を
目標15:陸の豊かさも守ろう

森林循環をはじめとする社会課題の解決に本気で向き合う。脱プラ・木質化R&Dセンターの社会的な意義とは

ナイスグループのなかで当社は“SDGs”という言葉が広く浸透する前から、「国産木材利用の拡大を通じた社会課題の解決」に取り組んできました。
その根底にあるのは、単に企業利益を追求するだけでなく、森林循環や資源循環といった社会課題の解決に本気で向き合っていこうという姿勢です。

現在、日本国内の森林は、人口減少に伴う新設住宅着工戸数の減少、木材価格の低迷等の影響もあり、十分に保全できているとはいえない状況にあります。
本来、森林を健康に保つためには木を「伐って、使って、植えて、育てる」というサイクルを回し続けなければなりません。しかし、木材自体の価値が社会に十分に認識されていなければ、この循環はストップしてしまいます。
だからこそ当社は、国産木材に新たな価値を与え、木材利用の可能性を広げることで、持続可能な森林循環の実現を目指しているのです。

その中核を担っているのが、2023年に設立された「脱プラ・木質化R&Dセンター」という部署です。私たちのミッションは、大きく分けて二つあります。
一つは、国産木材を活用した新商品の研究・開発。もう一つは、建築物の内外装における木質化の推進です。
これらのミッションを実現すべく、製材所や協力工場、大学・研究機関など、さまざまなステークホルダーと連携しながら、木材の新たな価値の創出に挑戦しています。

当センターの強みは、木材流通を担う“川中”の立場として、全国の製材所や産地などの“川上”が抱える課題とゼネコン・設計事務所などの“川下”のニーズ、その双方を理解し、つなげられることです。そして、産地ごとの木材の特性や知見を蓄積している点にあります。また、建築士の資格を持つメンバーが木質化を推進する一方で、異業種から転職してきたメンバーが新領域の開拓を担うなど、多様なバックグラウンドを持つプロが集結していることです。
私たちはこれからも、当センター独自の強みを最大限に活かしながら、それぞれの専門性を掛け合わせ、本物の木材の価値を社会へ広げていきます。そして、日本の森林の未来を力強く支えていきたいと考えています。

「脱プラ・木質化R&Dセンター」のココにも注目!

「木材に関する豊富な知識だけでなく、『どうすればミッションを実現できるのか』を論理的に考え、自ら仮説を立てて行動できる人材が活躍しています」(岩本さん)

「柔らかい」を「硬い」に変える新技術。 弱点を克服した無垢材「Gywood」の可能性。

私たち脱プラ・木質化R&Dセンターでは、国産木材の可能性を広げていくため、「非住宅」「非建築」分野での木材活用を積極的に進めています。
日本の木材利用は、用途が固定化されがちです。スギやヒノキは主に住宅の骨組みとして使われ、未利用材はチップ化されてバイオマス発電の燃料に回ることが多いのが現状です。
しかし、人口減少に伴い新設住宅着工戸数が減っていく中で、森林循環も維持するためには、新たな用途開拓が欠かせません。

まず「非住宅分野」では、商業施設や保育園、学校、老健施設、オフィスなどの内装・外装への木材利用を提案しています。
主な提案先は、設計事務所やゼネコン、店舗運営会社などですが、近年は、これまで木材との接点が少なかった企業様からご相談をいただく機会も増えてきています。

こうした取り組みを支える中核技術の一つが、 新たな無垢材「Gywood」です。 これは、スギ・ヒノキなどの針葉樹の表層部をプレスして硬くする表層圧密テクノロジーを駆使してつくられています。
針葉樹には「柔らかくて傷が付きやすい」という弱点がありましたが、「Gywood」はこれを克服、針葉樹ならではの香りや木目の美しさ、温もりはそのままに、一定以上の硬さを実現しました。
熱伝導率が低く、真夏でも表面温度が上がりにくいという「人に優しい」特性も大きな魅力です。最近では、フローリングやキッチン、階段板、さらにはグランピング施設のウッドデッキなど、一定以上の硬さが求められる用途にも活用が広がり、 無垢材ならではの温もりや空間演出の面で評価をいただくケースも増えてきています。

一方で、内装や外装に無垢材の導入を検討されるお客様の中には、「傷が付きやすいのでは」「腐るのでは」「メンテナンスが大変なのでは」といった不安を抱えている方も少なくありません。
確かに天然素材である以上、変色や腐食を完全に避けることはできません。しかし近年は、保存処理や塗装の技術が飛躍的に進化し、高い耐久性とメンテナンス性を両立できるようになりました。
当センターでは、技術的なエビデンスをしっかりと蓄積し、「こういう環境・使い方なら問題ありません」「この処理を施せば長く使えます」と丁寧にご説明しています。データに基づいた安心材料を一つひとつ積み重ねることで、お客様が国産木材を採用しやすい環境づくりに力を入れています。

「脱プラ・木質化R&Dセンター」のココにも注目!

「キーワードは『Gywoodインサイド戦略』。街や暮らしの“ここにも、あそこにもGywoodが入っている”ような世界を目指しています」(志村さん・左/片岡さん・右)

学校机にトラックの床板まで! 「Gywood」が切り拓く「非建築分野」の可能性

家具などをはじめとする「非建築分野」でも木材活用に力を入れています。
現在、日本国内では家具づくりによく使われる広葉樹の流通が大きく減少しています。
多くの家具メーカー様が海外産の木材に依存していますが、世界的な需要増と供給不安により、価格高騰や入手困難な状況が続いています。
こうした課題を解決する存在として注目を集めているのが「Gywood」です。
「Gywood」の特性を活かし、家具メーカー様だけでなく、オフィス家具メーカー様などとの取り組みを進め、椅子やソファ、会議テーブルなどへと活用の幅を着実に広げています。

【Gywoodのユニークな活用事例】

事例1:子どもたちに愛着を生む「学校机」
ある小学校の卒業生の方から「地元の木材を使った机を母校に入れたい」とご相談いただいたことをきっかけにスタートし、現在は福井県、徳島県、宮崎県など全国へ実績が広がっています。
無垢材ならではの木目や節には一つとして同じものがなく、「自分の机がすぐ分かる」と子どもたちからも大好評です。

事例2:物流業界の課題を解決する「トラックの床板」
従来使われていた海外産の硬く重い木材であるアピトン材を「Gywood」に置き換えることで、セミトレーラー1台あたり約200kgの軽量化に成功しました。
燃費の向上や積載量の増加など、物流会社様の経営改善に直結するため高い評価をいただいています。
住宅市場に代わる、安定的かつ継続的な需要を生み出す柱として大きな可能性を感じています。

事例3:空間を演出する「木製スピーカー」
外部機関と連携し、「Gywood」をつかったスピーカーの開発にも挑戦中です。オフィスビルのエントランスやオブジェなど、音と木材を掛け合わせた新しい空間演出への応用を目指しています。

私たちの今後の展望は、非住宅・非建築分野における木材利用を“当たり前の選択肢”にしていくことです。
近年の大規模プロジェクトなどを通じて木造建築や内外装の木質化への注目は大きく高まりましたが、これを一過性のブームで終わらせてはいけません。
コンビニエンスストアやロードサイド店舗、オフィスなどで国産木材の利用を日常的な風景として定着させること。
それが安定的な需要を生み出し、ひいては日本の「持続可能な森林循環」へとつながっていくと確信しています。

※登録商標:「Gywood」

「脱プラ・木質化R&Dセンター」のココにも注目!

キズがつきやすく、形状変化がしやすい無垢材の表層部をプレスで“ぎゅっと”圧密してつくる「Gywood」。美しい木目、広葉樹なみの硬さを生かし、幅広い分野で活用が進む。

企業研究のポイント

企業研究では、まず「できるだけ多くの会社を見ること」が大切だと思います。最近はかなり早い時期から情報収集を始める方も増えていますが、その時点ではまだ「自分が本当にやりたいこと」が明確になっていないケースも多いはずです。また、当社のようにB to B事業を展開している企業は、一般消費者との接点が少なく、企業研究を進めるなかで初めてその存在を知るケースも少なくないはずです。そういった意味でも、できるだけ幅広い業種・業界のインターンシップや企業セミナー、オープンカンパニーなどに積極的に参加して、「こんな仕事もあるんだ」と視野を広げていただきたいと思います。

なお、当社で活躍しているのは「誠実に信頼関係を築ける人材」です。当社は木材流通をルーツに持つ会社であり、創業当時から“信頼”を何より大切にしてきました。営業においても、単に商品を売るのではなく、「ナイスの〇〇さんだからお願いしたい」と思っていただける関係づくりのできる社員が活躍しています。それから「主体的に行動できる人材」も重要です。“正解”が見えにくい時代だからこそ、自ら考え、チャレンジしながら前へ進める人材に、多くのチャンスが広がっている会社です。
(管理本部 人事部人材開発課)

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ベテランから若手まで揃う人事部メンバーが、ありのままの姿で学生一人ひとりに寄り添い、皆さんの“こうありたい”未来を後押しします。

マイナビ編集部から

建築資材事業と住宅事業を両輪として、住宅や建築物、暮らし全般にわたる商品・サービスを提供している「ナイス(株)」。今回の取材では「脱プラ・木質化R&Dセンター」の取り組みに焦点を当ててお話を伺ったが、同社は「SDGs」という言葉が広く普及する前から、木材を通じた環境貢献や循環型社会の実現に力を入れてきた。1980年には社有林「ナイスの森」の保全・育成活動をスタート。全国8ヵ所に社有林を保有し、森林保全や資源循環を見据えた取り組みを続けている。さらに近年は再生可能エネルギーの導入や、木材利用の促進による脱炭素化への貢献、“木育”を通した地域貢献活動など多方面からSDGsに関連した活動を展開している。
中東紛争や石油・ナフサ価格の高騰、環境問題への関心の高まりなどを背景に、改めて木材という素材の可能性が見直されている。住宅分野にとどまらず、商業施設や学校、家具、トラック床板など、木材活用のフィールドは着実に広がっており、木材を軸に、さまざまな企業や事業、人をつなぎながら、社会課題の解決に取り組む同社の挑戦もまた進化を続けている。「ビジネスを通じた社会的課題の解決」というやりがいある仕事に挑戦していきたいという志をお持ちの方に企業研究をお勧めしたい会社である。

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B to B・B to Cの双方の事業を一つの会社で展開しているのも同社の特徴。多彩な職種に挑戦しながら、自分らしいキャリアを歩むチャンスがあるのも魅力だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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