最終更新日:2026/7/24

スタンレー電気(株)

  • 上場企業

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 自動車・自動車部品
  • コンピュータ・通信機器
  • 精密機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

我が社自慢の制度・社風

自発挑戦型人材を育て上げ、創業100年のその先の未来を創造する

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制度改革と人材育成で、一人ひとりの挑戦を後押し

方倉 林太郎さん(写真左)
人事部 人材開発課 課長

100年以上にわたり、“光”の可能性を追い求めてきたスタンレー電気(株)。主力となる自動車ランプをはじめ、センサーやエネルギー分野など、光を活用した多彩な技術を世に送り出すことで、社会を幅広く支え続けている。同社の技術革新を生み出す原動力となっているのが人材への投資だ。2024年、新たな人材方針として「自発挑戦型人材」を掲げ、人事評価制度やキャリア形成支援などを大幅に刷新した。社員一人ひとりが自ら未来を描き、挑戦を続けられる環境づくりとはどのようなものなのか。人事部の方倉さんに話を伺った。

1on1コミュニケーションを軸に、自分自身で未来を選択できるように支える

私たちスタンレー電気は、創業以来100年以上にわたり、「光」の可能性を追求し続けてきました。主力製品である自動車用ランプでは、国内外の完成車メーカーに製品を供給し、モビリティの安全・安心を支えてきました。

一方で、自動車業界はいま大きな変革期を迎えています。当社はこれを成長機会と捉え、従来の「照らす」技術にとどまらず、「光で価値を創る」企業へと進化しています。
現在は自動運転やADASを支えるLiDAR向け光デバイス・センシング技術、車両と社会をつなぐ次世代ランプシステムの開発に加え、深紫外LEDによる除菌など、光技術を活用した新事業の拡大を進めています。また、道路照明やスマートインフラなどの社会インフラ領域にも挑戦。「モビリティ」「電子デバイス」「社会インフラ」を軸に、光の力で社会課題の解決に取り組んでいます。

当社が大切にしてきた価値観は、「光の可能性を追求し続けること」です。光に限界を設けることなく、高い目標に挑み、新たな価値を生み出す姿勢を受け継いできました。
こうした挑戦を続けるためには、一人ひとりが主体的に成長し、自ら課題を見つけ行動できる環境が欠かせません。過去のノウハウに頼るだけではない、挑戦し続ける風土をつくる――そんな思いを込めて、2024年10月に新たな人材方針「自発挑戦型人材」を掲げ、人材育成体系も刷新しました。


新たな方針に基づく施策の一つが「キャリア形成支援」ですが、その軸となるのが、年4回の上司との「1on1コミュニケーション」です。組織内のコミュニケーション活性化、社員の成長支援という2つの目的で始まり、経営陣からも重要施策として注目されています。

1on1コミュニケーションでは、上司に自分の将来なりたい姿を伝えます。その実現に向けて不足するスキルを自ら補えるよう、eラーニングや資格取得支援などの自己選択型学習コンテンツを用意しています。さらにキャリアを考える研修も実施し、一人ひとりのキャリア形成支援を広げています。

運用当初は、上司に「どのように話せばよいのか」と戸惑う声もありました。しかし回数を重ねると密度も濃くなり、日常でも1on1について気軽に話せるようになりました。人事部にも、部下のキャリアを的確に支援するための相談が寄せられ、会社全体で社員の成長を支える風土が形成されてきた手ごたえを感じています。

自発挑戦型人材を育て上げるために

「キャリアは会社に与えられるものではなく、自ら考えるもの」と語る方倉さんは、自発挑戦型人材の育成に関して、人事制度や研修制度の両面から推進している。

人事制度(給与/評価制度)の改定も実施。より自分らしく働ける場が整う

実は、人材方針・人材育成体系の刷新は、給与/評価制度の刷新と連動した施策として展開されました。新しい制度では、社員一人ひとりが自らキャリアを切り拓き、挑戦と成長を続けられる環境づくりを進めています。

その一つが、キャリアの選択肢の拡充です。キャリアコースを大きく2種類に分け、「管理職を目指す」「専門性を高める」という道を用意しました。組織や事業を牽引するマネジメント人材を目指す道だけでなく、専門性を磨きながら価値創出に貢献する道も整備し、多様なキャリアの実現を支援しています。社員それぞれの強みや志向を大切にし、自らの可能性を最大限に発揮できるキャリアプランの実現を目指しています。

また、管理職および一般社員の上位層には、年齢や勤続年数ではなく、現在担っている役割や発揮している成果を重視する「役割等級制度」を導入しました。これにより、若手であっても大きな役割に挑戦し、その期待に応えている社員は適切に評価される仕組みとなっています。会社が用意した画一的なキャリアを歩むのではなく、一人ひとりが主体的に将来像を描き、その実現に向けて挑戦できる環境づくりを進めています。

さらに、管理職に対しては、組織運営における期待役割や行動指針を明確化しました。当社が重視しているのは、「共創」の考え方です。上司が一方的に指示を出すのではなく、メンバーとの対話を通じて多様な意見や挑戦を引き出し、ともに成果を生み出していくことを求めています。管理職自身も挑戦する姿勢を示しながら組織を牽引することで、その姿に刺激を受けたメンバーが新たな挑戦へ踏み出す。そうした成長の好循環が、少しずつ組織全体に広がり始めています。

自発挑戦型人材を育て上げるために

方倉さんは人事部の中で採用や人材開発、組織開発に携わっている。部下たちが「なぜ」「どうして」を理解できるように支えながら、自発的な挑戦を促している。

新入社員教育や福利厚生も充実。20日間の「チャージ休暇」にも注目

配属されてすぐに自発的に活躍できるように、新入社員研修も力を入れて整備してきました。まずは社会人マナーや会社理解をテーマにした集合研修を1週間強にわたって開催。その後は実習期間に入り、モノを作る現場である工場と、その販売に携わる営業の業務をそれぞれ1か月半ほど経験してもらいます。

当社では職種別採用を行っていますが、全職種が必ず工場と営業の両方の実習を経験していきます。メーカーである当社には多岐にわたる職種が存在しますが、その中心となる「製品をつくる」、そして「その価値をお客さまへ届ける」最前線に立つ人材たちが、どんなところにやりがいや苦しさを感じながら奮闘しているのか、短期間でもリアルに経験していくことが、長くメーカーで働いていく上で欠かせないと私たちは考えているのです。

なお、実習中も配属予定先の上司とは1on1コミュニケーションを行っており、実習で見てきてほしいこと、配属後の具体的な業務などについて細かく伝えています。また研修中もキャリアの考え方を学ぶことで、将来的な自分の姿を自発的にとらえるためのトレーニングを行います。

長く働いていくには環境面の整備も欠かせないため、ワークライフバランス面や福利厚生の整備にも力を尽くしています。中でも特徴的なのはチャージ休暇でしょう。5年勤続で5日間の連続休暇と5万円の支給、10年勤続では20日間の休暇と20万円の支給となり、一般社員はもちろん管理職や経営陣も対象となっています。チャージ休暇を活用して海外に出かける社員も多く、私の身の回りにもヨーロッパのサーキットでハンドルを握ったクルマ好きの社員がいました。また、沖縄にマンスリーマンションを借りて長期滞在したという社員もいるなど、思い思いの形でチャージ休暇を満喫しています。

リモートワークやフレックスタイム制も導入済み。海外対応している部署がある関係上、コアタイムが13時から15時と変則ですので、臨機応変なワークスタイルを実現することができます。出産育児休暇も完備しており、男性で数か月にわたって取得した実績もあります。これからも暮らしの不安を少しでも取り除くことで、自発挑戦型人材として思い切り飛躍できる土壌を整えていく考えです。

自発挑戦型人材を育て上げるために

上司と部下が定期的に対話する1on1コミュニケーションは、特に注力する人材育成施策。その人らしい挑戦や成長を支えるコミュニケーションの場として有効活用されている。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 方倉さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

企業研究をするうえでは、「その会社で働く自分をイメージできるかどうか」という視点を忘れないようにしましょう。Webサイトなどに掲載されている社員インタビューを読み込んだり、ロールモデルとなりそうな先輩社員に話を聞いたりして、業務内容はもちろん、どのような環境がその会社に広がっているのか、少しずつ浮き彫りにしていきましょう。

とはいえ、自動車業界は今、大きな変革期に差し掛かっており、将来的には最初はまったく想像していなかった仕事にかかわる可能性もあります。現に今の人事部のメンバーも、入社する時点では生成AIを使って業務をするようになるとは夢にも思いませんでした。変わりゆく世の中にいるからこそ、臨機応変に挑戦を重ねながら自分自身を高めていくという視点も大切だと思います。

もし企業研究で迷ったら、「自分がワクワクするか」という感覚を重視してください。なぜその企業にワクワクするのか、掘り下げて考えていく中では、あなた自身が大切にしている価値観や興味の方向性が見えてくるはず。その結果、最初は考えてもいなかった業界や仕事へ興味が広がるかもしれません。自分の可能性を狭めることなく、好奇心を持って企業研究を進めてください。
<人事担当一同>

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社員一人ひとりが仕事に誇りを持ち、より良い仕事を実現するべく、自由に意見を交わす風土が根付く。挑戦する人材を歓迎する機運も年々高まっている。

マイナビ編集部から

“光”の可能性を100年以上にわたって追いかけ続けてきたスタンレー電気(株)では、光の価値を5つの領域で表現している。すなわち光源の開発に代表される「光を創る」、センサーなどで周囲の状況を認識する「光で感知・認識する」、路面描画や表示技術に代表される「光で情報を自在に操る」、太陽電池による発電や加工用レーザーなどの「光のエネルギーを活かす」、室内外を華麗に照らす「光で場を演出する」の5種類であり、これらのジャンルを有機的に結合させながら、新しい分野の開拓に挑み続けてきた。

今回の取材では「自発挑戦型人材」の育成が主たるテーマとなった。人事制度や研修はもちろん、働きやすい場づくりにも注力しており、方倉さんの取材にもあったチャージ休暇以外でいえば、住まいのサポートも充実しているという。独身寮として借り上げ社宅を提供しており、自己負担分の家賃は最大1.2万円。初めて一人暮らしをするという新人も少なくないだけに、生活費の不安が抑えられるのはうれしいところだ。

ちなみに方倉さんは子育て中で、毎日お子さんを保育園に送ってから出勤している関係上、フレックスタイム制を活用して10時までに出社するワークスタイルを選択している。お子さんの急な発熱などでもリモートワークが選択できるのも重宝しているそうだ。子育て家庭が臨機応変に働ける職場環境も同社の魅力といえると感じた。

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東京・中目黒に構える本社オフィスは、夕刻となると美しい光に包まれる。光にかかわる専門家集団として、これからも同社は光の多様な可能性を追求し続けていく。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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