最終更新日:2026/8/7

(株)エフテック【東証スタンダード上場】

  • 上場企業

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 金属製品
  • プラント・エンジニアリング
  • 機械設計
  • 機械

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

“学び”は社会に出てからも武器になる。技術者たちが語る成長の原点

  • 機械系 専攻の先輩

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学生時代の経験が今の仕事を支えている

自動車の足回り部品の開発製造で名を馳せるエフテック。理系学科出身の3名の先輩たちが、学生時代に培った知識や経験を活かしながら、どのように成長を遂げているのか、話を伺ってみた。

写真左から

T.K.さん
品質保証室
理工学部精密機械工学科卒/2016年入社

N.K.さん
情報システム部
大学院理工学研究科ソフトウェア専攻修了/2020年入社

S.H.さん
エンジニアリング本部技術課
機械学部機械機能工学科卒/2023年入社

【T.K.さん】より良いモノづくりが実現できる環境を整備。機械工学の基礎がフルに活きる

大学時代は機械工学を専攻し、研究室ではロボットを動かしたとき、人間の心理にどのような影響を与えるのかを探っていました。中でも電動車椅子の自立走行に関して重点的に調べていたのですが、工学的な機構はもちろん、制御プログラムを書いてみたり、唾液や脳波などを通して人間のストレスを測ってみたりと、学問の枠を超えて学びを深められたことが大きな財産となりました。

エフテックの一員となってからは約3年にわたって溶接に携わりました。最初は部品をセットして溶接の機械を動かすところからスタート。溶接の機械を扱うには「ティーチングペンダント」という操作盤を活用します。実は大学の研究室でもティーチングペンダントを触っていたので、人より早く操作できたかもしれません。

慣れてくると視野も広がり、設備トラブルの解消に関わるようになり、最終的には不具合を回避するための方策の企画と実施を任されました。溶接ロボットの動作がどのように作業者に影響を与えるのかを見ていくという点では、研究室でのテーマに直結しており、大学時代の学びが役に立つ場面が多々ありました。

その後は5年ほど人事担当となり、勤怠管理や採用業務に取り組みました。現在は品質保証室に異動しており、社内の品質保証に関わる情報を一元管理するシステムの導入に携わっています。既に溶接では運用が進んでおり、例えば会議の議事録をシステムに入れると関係者全員に自動的に共有されるといった仕組みが活用されています。

今後、このシステムは溶接での結果をもとに他部署に横展開されていくことになりますから、私自身にも溶接の枠を超え、社内全体のモノづくりに関する知識が問われています。しかも工場全体の品質保証のマネジメントシステムの運用も兼務しており、なおさら多角的な知見が欠かせません。

その中で活きているのは大学で材料力学をはじめとする機械工学を学んできた経験です。基礎をある程度把握しているおかげで、専門外の技術に触れるときにもプラスに働いていると感じる場面も少なくありません。今後、日本の品質保証の情報を海外の拠点にも共有されることになるでしょう。そのときにも最前線で活躍できるように自分を磨き上げたいと思っています。

先輩の横顔

バイク好きだというT.K.さんは、社内の愛好家と一緒にツーリングに出かけることもある。有給消化率は100%だけに、オフタイムもたっぷりと楽しむことができている。

【N.K.さん】学校で学んだ知見をもとに、生成AIを活用した取り組みを推進

ソフトウェアについて学んできた私は、大学院では「遺伝的アルゴリズム」を研究していました。生物の進化をモチーフにプログラムでの最適解を探るという分野であり、昨今、注目が集まっている生成AIの基礎ともなっています。遺伝的アルゴリズムや自然言語処理といった技術的な背景を学んでいたことで、AIは「何が得意で、何が苦手か」「どこに気をつけなければならないか」が肌感覚としてわかるのは、学生時代の学びが直接活きていると感じる部分です。

情報系学科出身者はIT企業に就職するケースが多いでしょうが、私はいわゆる社内SEとしてエフテック内部の多様なシステムを支える選択をしました。システムを使う相手のことを理解しなくては良いシステムは作れないと考え、最初は溶接担当として現場での製造に携わっていきました。

現在の部署にやってきたのは3年目のこと。以来、社内のITに関するあらゆる業務に関わっています。私は各部署からの問い合わせに応えるヘルプデスク業務、社員に配布している各種端末の調整、要望に合わせたシステムの作成や機能追加などを担ってきました。直近では外部ベンダーとの協業のもと、生産管理システムの入れ替えにも臨んでいます。すべきことが多いのが大変ではありますが、自分が関わったシステムに関して社員から前向きな感想が返ってくるというのは、やはり大きなモチベーションとなっています。

ちょうどこの4月からはAIエージェントを活用したシステム開発を進めています。開発の負荷軽減を目的に導入しましたが、「ここまでできてしまうのか」と驚かされることばかりです。ただ、大学の学びを通じて「入力したデータが外部に渡る可能性がある」という点に早い段階から意識を向けました。外部に出してはいけない情報は入力せず、数字を使って試す際は仮の値を使うといった点を徹底しています。

また、アルゴリズムの出力が必ずしも最適解や正解とは限らないというのは、大学の研究を通じて体感していたことです。生成AIも例外ではないと考え、間違いを極力少なくするような質問の仕方を意識するようにしています。生成AIの活用については、どの部署でも試行錯誤をしているところですので、私が中心となって全社的にAIの使い方を伝授することで、業務の効率化の実現を支えていければと思っています。

先輩の横顔

N.K.さんの部署はフレックスタイムを導入しており、コアタイムは10時~15時。早く切り上げて夕方に遊びに行くといった自由な働き方もできている。

【S.H.さん】部活と研究室での経験を応用して、モノづくりを支える

機械工学を学んできた私は、研究室ではコンピュータ上の人体モデルを動かして、クルマと接触したときの影響を探るというテーマを追いかけていました。その一方でアメリカンフットボール部に所属して試合や練習に明け暮れていました。大学から始めたので経験は浅かったものの、チーム内では積極的に発言をして意思表示をするのは意識していました。当時の経験は、現在の部署でまさに活きています。

私が担当しているのは、アメリカやメキシコなどの海外拠点から依頼を受けた「金型」に関わる調整全般です。海外から新しい金型がほしいとの要望を受けた後、国内外の金型メーカーを探して製造方法を打ち合わせし、日程や金額なども決定したうえで、期日通りに納品できるように支えていきます。

非常に多くの人とのコミュニケーションで成り立っている仕事ですから、アメフト部時代に自分の意志を伝え、相手と協調して物事を動かしてきた経験を重ねてきてよかったと改めて実感しています。海外とのやり取りはもちろん英語ですが、学生時代に疎かにしていたので、語学面は今も苦労させられています。メールでのやり取りが中心だけに、翻訳ソフトを活用しながら何とか意思疎通を図っています。

3年目の秋には初めて中国に出張して、金型メーカーが作った製品チェックに臨みました。文化が違うと意思疎通のハードルが高くなるという事実に直面しましたが、異なる考え方を持つ人たちとのやり取りは非常に面白くて、新しい発見の連続でした。

この仕事では「部品仕様書」を用いて、関係各所に情報を伝えるプロセスが欠かせません。研究室時代、仕様書を書いてその後の作業を進めていく経験をしていたので、この点も学んでいてよかった要素でした。もちろん学生の頃と比べて仕様書の難易度は異なっていますが、先輩たちの指導の下でしっかりと形にできるようになっています。自分が関わった金型がようやく完成して、現地に送り出されていく様子を見るのはやりがいが大きいですね。とはいえ、私一人ですべてを完結させられているわけではないので、先輩のように各案件を単独で推進できるように自分を磨き上げるつもりです。

先輩の横顔

配属当初から海外とのやり取りを任せられているS.H.さん。語学が得意だったわけではなかったが、年次を問わずチャンスを与えてくれるのが同社の流儀である。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • T.K.さんが感じる職場の雰囲気
  • N.K.さんが感じる職場の雰囲気
  • S.H.さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

■私が学生だった頃は、そこまで多くの企業がインターンシップを開催していませんでした。それが今ではインターンシップのみならず、短期間での仕事体験も頻繁に行われるなど、時代は大きく変わりました。時間は有限だけにできることには限界はありますが、せっかく企業が扉を開いて気軽に情報にアクセスできるのですから、ぜひアンテナを広く張って行動してください。
<T.K.さん>

■自分が企業研究をスタートしたときは、手を広げて調べすぎていた傾向があったように思います。まずは明確に“やりたいこと”を決めた上で、行きたい業界や企業を絞り込んだほうがスムーズに物事が運ぶと思います。個別の企業を比較する上では、一つの要素だけではなく、さまざまな角度から調べてみましょう。当社でいえば、モノづくりを楽しめるのはもちろん、働きやすい環境づくりも自慢ですから、試しに調べてみてください。
<N.K.さん>

■まずは自分の強みを見つけるのが大事です。日頃から関わっている身近な家族や仲間に、自分についての感想を聞いていくと、どんな場面で自分が活きるかが見えやすくなるかもしれません。自分の魅力を理解しておくことで、企業研究の際も自身に合った職場選びができるようになります。メンタル面も大切にしながら、さまざまな企業をみて有意義な期間にしてください。
<S.H.さん>

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人気車種の部品に関わっているだけに、成果が日常の中で見えやすい仕事でもある。世界に名だたる足回り専門メーカーとして飛躍するべく、社員たちは自己研鑽に励んでいる。

マイナビ編集部から

数ある自動車部品メーカーの中でも、エフテックでは性能や安全性の根幹を担うシャーシ(足回り)部品の開発や製造で優れた実績を残している企業である。取引先には国内外の大手メーカーが名を連ねていることからも、同社の技術の信頼性の高さがうかがい知れるだろう。

取材で登場してくれた3名の社員たちに会社の自慢を伺うと、ワークライフバランスの良さだと共通して話してくれた。実際、有給休暇の消化率は例年100%を達成し、月平均の残業時間も10時間以内に抑えられている。住まいの面の支援も手厚く、30歳までの独身社員には借り上げ社宅を月3,000円の家賃で提供しているという。社員食堂は1食260円。久喜市界隈で一人暮らしをする若手たちの生活をがっちりと支えてくれている。

今回は3人ともに理系の専門学科出身者だったが、文系も含む異分野出身者が技術者として活躍するケースもあるそうだ。言うまでもなく機電系が優位な事業形態だから、未経験者には人一倍の努力が欠かせないものとなる。ただ、入社後1年弱にわたる現場研修をはじめ、学べる場所は豊富に用意されているから、主体的に行動できる方なら、活躍の場をどんどん広げていけることだろう。

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埼玉県久喜市に本社を構えている。高速道路や鉄道網が充実している立地だけに、オフタイムの過ごし方というところでも充実した時間を過ごすことができる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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