最終更新日:2026/8/3

NKE(株)

業種

  • 機械
  • 機械設計
  • その他電子・電気関連

基本情報

本社
京都府

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

モノづくり現場を機械設計や新技術で支援。自由裁量が大きく、社会貢献の手応えも十分

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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中堅・若手2名に聞く、仕事のやりがい・仕事に取り組む姿勢

京都を起点に、機械の自動化によって人間と社会に貢献できる会社を目指しているNKE。メーカー企業を支援するオリジナルの自動機開発を行っている先輩社員、農業分野に新たな事業を画策する新人の2名に話を伺った。

◎A.Tさん/技術部 技術第1グループ
2017年入社/工学部電子物質学科卒

◎S.Nさん/イノベーション推進室 デザインソリューショングループ
2024年入社/環境科学研究科環境動態学専攻修了

オリジナル品も開発し、工場の自動化に貢献。自分のペースで仕事を進められ、感謝の声が励み(A.Tさん)

「機械の設計に取り組める会社」を自分の軸として企業研究を展開し、情報サイトで当社を知り見学会に参加しました。自分なりに仕事が進めやすく、進捗状況によって有休も取りやすい、ワークライフバランスよく働ける環境=社員を大切にする社風が魅力でした。

当社は「モノづくり現場を支援する」ための設備機器や生産ラインの自動機を手掛けていますが、私は技術部でカタログ製品のカスタマイズ=特注品対応、お客様ニーズにゼロから応えるオリジナル製品の企画開発・設計・エンジニアリングに携わっています。

近年だけでも二つの案件で、お客様ニーズに応えた仕事が印象的です。一つは食品業界のお客様で、ガラス瓶を多数個並べてハンドリングできるよう「エアチャック」と呼ばれる製品を設計開発したことです。カタログ製品も参考にしましたが、ガラス形状が特異なためアタッチメント部は工夫が必要でしたし、一気に16本をつかむ工程をまず10台分でテストし、現地で問題なく動作したときは“よっしゃ”となりました。ただ1000台もの大量生産ができる体制にもっていきたいというお客様の要望があり、そこはお客様と対面やWEBで何度も検討を重ね、設計と試作機テストを繰り返しました。その都度フィードバックももらいながら、2年がかりで成し遂げたときには大きな達成感が得られました。お客様からの「非常に使いやすくなった。ありがとう」との言葉は感無量でした。

もう一つは電気・電子系企業向けに、電極シートを搬送する際の「バキュームコンベア」と呼ばれる製品を新たに開発している案件です。薄い紙状のシートを搬送するのに高速で動かすと風が起こって飛んでしまいますが、そうならないよう裏側から空気を吸わせることで吸着したまま搬送できるようにする機械システムの開発中です。過去にないものでしたのでゼロからデータを取って実験を進め、試作機を作ってお客様に見てもらい、ここはOK、ここはダメと評価を受け、課題や不具合を解決しながら完成を目指しています。

現在の技術第1グループは上司と先輩と私の3人体制です。入社当初は製品の改良において「こうした方がいいのでは」と先輩に提案するなど、信用を得るのに努めました。やりたい方向性を伝える中で、3年目頃からお客様を一人で任せられるように。機械や電気、材料の知識をベースに、自分なりのペースで仕事ができる点がやりがいとなっています。

それぞれのプロフィールを紹介

A.Tさんは機械設計をやりたい思いから同社を志望。オリジナルの自動機も開発し、中堅へと成長。後輩にも技術を伝えたいと意気込む。趣味はバイクでの一人旅やスポーツ。

農業分野の研究・人と違う視点を当社の得意な機械と掛け合わせ、新たなイノベーションを提案(S.Nさん)

学生時代は大学院まで農業や環境系の学びを専攻し、特に植物のイネが栄養の少ない土壌でも発育できるような遺伝子の研究を行いました。企業研究においては自分がアプローチするというより、私の専門や経歴などに興味をもっていただいたのが、当社でした。

当社はモノづくりの現場を支援するための設備機器の開発がメイン。そのため工業分野を連想されますが、農業分野にも参入して社会貢献がしたい思いがあり、私に白羽の矢が立ったようです。日本の食料自給率は40%を切るほど低く、農業離れも進んでいます。それは機械化・自動化が遅れていることも要因でしょう。私としても農業に貢献したい気持ちは強く、当社の思いと共鳴。当社は自分主体となって企画・開発を進めていける点、新しいものを生み出そうというベンチャー気質も感じて入社を決めました。

入社3カ月の導入研修の後に4カ月間は各部署を回って現場を見学。実際に自動化のためのさまざまな機械を見たり、企画から開発・設計、製造への流れを体感したりして勉強させてもらいました。見るものすべてが知らないもので新鮮でしたし、先輩方に一から教えてもらい、ユーザー側の視点から作り手側の視点や苦労も学べた気がします。例えばモノを搬送するコンベア単体ではなく、それらを組み合わせて大型モジュールとして提供するなど、大きなシステムが出来上がっていく過程も当社は面白いと感じました。

今は新しい事業を起こすことを目的としたイノベーション推進室にて、一つ上の先輩と共に農業分野では機械設備を使って何ができるかを模索しています。農業は現在、耕作放棄地も多く、人手不足も深刻です。スマート農業が求められている現状から、まずは農業改良普及センターなどを訪ねてどんな技術指導をしているのか、どんなニーズがありどんな機器が地域に役立つのかをヒアリング調査している段階です。自分のテーマとして小規模農場や個人農家を対象に環境測定機器や便利グッズのようなものが作れないか、などを模索。企画書を書いて社内で承認がおりたら、農業分野に役立つ新たな機器やシステムの開発につなげたいと思っています。成果が出るのはまだ先になると思いますが、やりたいことを自分の裁量でやらせてくれる環境を張り合いに、期待に応えていけたら幸いです。

それぞれのプロフィールを紹介

S.Nさんは大学でイネの遺伝子研究・品種改良などに取り組む。その知見と経験を活かし、自動化が得意な同社の中で何ができるかを模索中。休日はゲームや飲みで友人と交流。

段階的に100点を目指し、PDCAを繰り返す(A.Tさん)/いろいろな方との対話を心掛けてヒントに(S.Nさん)

【A.Tさん】仕事で心掛けているのは、すぐ100点満点の成果を出そうとするのではなく、60点のところまでできたとなれば上司やお客様にチェックしていただき、そこから改善を図って40点分を積み上げていくこと。100点を目指すとしても、ある時点で周囲の意見を伺ってみて方向性が合っているか確認するなど、着実で段階的なステップアップを心掛けています。第1グループは少数精鋭ですが、先輩のチーフやリーダーにも意見や質問がしやすく、適宜アドバイスをもらえるなど信頼関係を築きやすい環境も助かっています。

どうしたらお客様の問題を解決できるか、そこを考えることが自分は大好きなので、日々の仕事が苦労には感じません。仮説を立てたら試作品を作ってデータを取りながら検証してみる。そこから課題があれば克服して次の行動に移す。学生時代にこうした「PDCAサイクル」(Plan⇒Do⇒Check⇒Action)の姿勢を習得、入社後も貫けている実感もあります。完成品を納めることができた達成感、お客様からの感謝の声が積み重なることは自分の自信となり、今後のモチベーションになっていることは言うまでもありません。

現在はエアチャックやコンベアなど機器単体の開発・設計に当たっていますが、今後は制御盤やタッチパネル、ソフトウェアも含めてブロックの組み合わせでソリューションを提供できるよう当社の機械開発設計をリードできる存在へ成長していけたらと思っています。

【S.Nさん】一人でできることには限界があるので、とにかく社内外を含めいろいろな人と話すこと、情報を得ることを日々心掛けています。多方面に人脈をつくっておけば困ったときに助けてもらうこともできますし、違う会社や他部署を巻き込んで協業するということもできるでしょう。

農業分野のニーズをつかむために現地にどんどん出向きたいですし、大手農業機械メーカーなどの動向も察知しつつ、あまり取り上げられていない個人農家さんの困りごとも把握していきたい。まだどこもやっていないことに着目。数年先に新たな機器やグッズなどの開発を進め、社会に貢献していけたら幸いです。先輩と一緒に新しいものを生み出す可能性があることが、当社で働くモチベーションになっています。

それぞれのプロフィールを紹介

全く異なる専門・経歴から同社で出会った先輩と後輩の2人。工場の中の機械化・自動化に限らず、農業分野などでも協業していく可能性も十分にありそうだ。

企業研究のポイント

【A.Tさん】働くうえで、私は何よりも環境が大切だと感じます。得意分野も良い環境があれば伸ばせるし、やりがいも感じられるでしょう。その意味で、自分にはどんな環境があれば、働きやすいのかを考えることが大切です。私は職場の雰囲気、有給休暇の取得率なども大切と考え、先輩社員との交流会などでも積極的に質問したりしました。

【S.Nさん】最初から業種を絞りすぎないことです。例えば機械が得意だから機械分野へではなく、農業や商業など違った業界・業種に自分のやりたい仕事を掛け合わせてみたりしてください。そこに、新たなイノベーションを起こせるヒントが落ちていたりするので、最初から志望業種を狭める必要はないと思います。あとは自分の能力を活かすことができるかどうか、それをインターンシップなどで確認していくと良いと思います。

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2人が活躍するイノベーションセンターは高い壁もなく、コミュニケーションが図りやすい。対話したり雑談したりする時間が、開発のヒントになる可能性も十分にある。

マイナビ編集部から

同社は「人間価値に基づく社会の形成に役立つ自動化」を標榜し、自動化の行き届かない社会課題の解決に向けて挑戦している。人と技術の調和を大切に「人の生活に役立つこと」や「社会に貢献すること」を常に考え、半世紀以上にわたり創意工夫によって人間思いの機械を生み出し続けている。それは同社の製品カタログを見ればわかるだろう。汎用性の高い製品はカタログ化し、一品一様でのカスタマイズや特注品開発にも力を注いでいる。モノづくり現場を支援するための機械の開発・設計にとどまらず、コンポーネント化とエンジニアリング化により、各種機能をユニットとしてブロック単位で標準化し、ソリューションを提供しているのも特長。機械や電気電子、材料、ソフトウェアなどの専門、異分野の発想力もまた新製品開発・既存品の改良などに活かせるだろう。

今回、同社の機械設計として7年の経験を積み中堅へと成長している方、そして新たにイノベーションを起こすべく頑張り始めた新人の方、2名に話を聞かせてもらったが、いずれもイキイキと自分の仕事を理路整然と語り、未来を志向する姿が印象的だった。同社は京都に本社工場があるほか、国内外に営業所も広げており、まだまだイノベーションを起こそうという気概にも富む。時に粘り強く意志強固に、時に周囲の意見を受け入れて柔軟に、お客様の生産性向上に向けたモノづくりに挑戦したい人に格好のフィールドがある。

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京都市伏見区にある本社イノベーションセンター。出身地も大学も全国いろいろな個性を持った社員が集結。モノづくりへの意欲、新たな価値創造への想いに満ち溢れている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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