最終更新日:2026/7/22

(株)テツゲン【日本製鉄グループ】

業種

  • 鉄鋼
  • 環境・リサイクル
  • プラント・エンジニアリング
  • その他メーカー
  • 商社(その他製品)

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

製鉄分野の再資源化技術で幅広い産業に貢献。「持続可能な未来」を紡ぎ出す仕事です

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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理系の素養や興味を活かせる、多様なフィールドがある!

日本製鉄グループの一員として、製鉄プロセスで生じる副産物のリサイクル事業を推進する「テツゲン」。異なる部門で活躍する理系出身の先輩たちに、それぞれのキャリアや今後の展望について語っていただきました。

■久間 優大郎さん (写真左)
東日本支店君津事業所 スラグ加工工場 破砕・固化体係/SA係
2020年入社/工学部 総合システム工学科卒

■鷲山 貴之さん (写真中)
東日本支店君津事業所 技術室(兼)本社技術部
2022年入社/工学部 物質生命化学科卒

■高橋 昴佑さん (写真右)
東日本支店君津事業所 塩酸再生工場 酸化鉄係
2024年入社/理工学研究科 物質生命工学専攻応用化学コース修了

さまざまな工程を担当しながら広い視野を養える。製造業ならではの醍醐味も/久間さん

学生時代は機械力学を専攻し、スラグをテーマとした研究に取り組んでいました。ゼミの先生が日本製鉄出身だったこともあり、自然と当社に関心を持ち、グループの安定基盤や充実した制度面に惹かれて、入社を決めました。

入社後は一貫してスラグ事業に携わっています。最初の配属は出荷係でした。君津事業所は海に囲まれた立地にあり、スラグはベルトコンベアから直接船に積み込まれ出荷されます。私が着任したのはちょうど新設備の立ち上げ時期で、手順書の作成や安全面の課題抽出、改善方法の検討など、幅広い業務に関わることができました。専門知識が十分でない中でも、実務を通じて学び、工事関係者とやり取りする中でコミュニケーション力も磨かれていきました。

2年目後半からは、工場全体の生産量を管理するスラグ管理係を担当。約4年半の経験の中で、特に印象に残っているのが、日本製鉄に対する単価改定の提案です。部署長から収益改善案の依頼を受け、関連データの収集・分析から資料作成、提案・交渉までを一貫して担当しました。根拠をもとに説明を組み立てる力や、相手の意図を汲みながら交渉する力が培われ、最終的に単価改定の実現と収益の安定化につなげることができました。

現在は、破砕・固化体係とSA(スラグ蒸気エージング)係を担当しています。路盤材として使用されるスラグを用途に応じた粒度に加工、無筋コンクリートの代替製品となる水和固化体の製造を行うのが「破砕・固化体」工程です。また、出荷前に蒸気で膨張させて冷却・安定化させる「蒸気エージング」という処理を施すことで、品質の安定化も行っています。その他、設備の更新計画の立案・実行に加え、日々の稼働状況の確認やトラブル対応も担っています。

路盤材は道路づくりに欠かせない材料です。手掛けた製品が問題なく出荷されていく様子を見ると、社会の役に立つものを製造できているやりがいを実感します。特にエージング設備は高温処理を伴うため不具合が発生しやすく、細かな変化にも注意を払いながら管理しています。異動してまだ2ヶ月ですが、一つひとつの設備や工程への理解を深め、一人でも不具合に対応できるようになること、そして安定した生産体制の維持ができるよう管理していくことが現在の目標です。将来的には、異なる設備や環境を持つ拠点でも経験を積み、会社全体を俯瞰できる人材へと成長していきたいです。

「テツゲン」のここも魅力!

「九州出身なので、格安で住める綺麗な寮があることも入社の決め手でした。朝夕の食事付きで、机・椅子などの家具が完備されていることも助かっています!」(久間さん)

課題解決につながる試験結果を導き出し、製品づくりに貢献するやりがいを実感!/鷲山さん

学生時代は、超分子ポリマーの合成に関わる化学系の研究に取り組んでいました。大学の講義で公害・環境問題について学んだことをきっかけに環境分野への関心が高まり、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えるようになりました。当社を志望したのは、付加価値を生み出すものづくりができること、そして大手のグループ企業としての安定した事業基盤に魅力を感じたことが理由です。

入社後は、スラグ加工工場の破砕・固化体係からスタートしました。扱う単位はグラムからトンへと大きく変わりましたが、データ整理やグラフ作成といったスキルはそのまま活かすことができ、学生時代の経験が業務に直結する場面も多くありました。

また、新人時代には通常業務と並行して、業務効率化に向けたアプリ開発にも挑戦しました。日報や点検表のデジタル化を目的に、ローコード開発ツールを社内研修や独学で習得し、スマートフォンアプリを開発。試行錯誤を重ねながらも、現場で実際に活用され、「業務負担の軽減につながった」という声をいただけたことは、大きなやりがいとなりました。この経験を通じて、自ら課題を捉え、調べながら解決策を導く力が身についたと感じています。

入社3年目の半ばからは技術室に所属し、各部署の課題解決に向けた試験業務を担当しています。ダストリサイクルペレットの配合変更試験や酸化鉄の粉体改善試験など、課題に応じてさまざまな試験を行っています。現在は特に肥料の生産性向上試験に注力しています。スラグ粉末に結合材を加えて粒状化する工程において、結合材の種類や条件による品質の変化を検証し、最適な製造方法の確立を目指しています。

学生時代の研究と大きく異なるのは、「実用化を前提に試験を行う」という点です。その分さまざまな制限もありますが、「高付加価値の製品づくりに貢献できた」という手応えや達成感を味わえるのは、この仕事の醍醐味だと思います。

現在の目標は、試験結果を確実に設備化へとつなげ、生産性向上に貢献することです。また、技術スタッフとして必要な知識の習得にも力を入れており、これまでに「危険物取扱者」「公害防止管理者」の資格を取得しました。資格取得にかかる費用は会社が全額負担してくれるため、この恵まれた環境を活かしながら、今後は「エネルギー管理士」にも挑戦していきたいです。

「テツゲン」のここも魅力!

「土日祝が休みなので、友人と予定を合わせてドライブや遠出をしてリフレッシュすることが多いです。寮が格安な分、自由に使えるお金が多いのも嬉しいですね。」(鷲山さん)

酸化鉄製造の管理業務を担当。環境貢献の手応えがやりがいに/高橋さん

大学時代、国内外の公害について学ぶ中で環境分野への関心を持ち、大学院では水銀除去をテーマに研究を行っていました。企業研究では西日本にある環境分野の企業を検討していましたが、事業基盤が安定していることに加え、実家を離れて生活してみたい気持ちもあったため、独身寮に自己負担が少なく住める点に魅力を感じ、当社を志望しました。

入社後は、君津事業所の塩酸再生工場に配属され、酸化鉄係として業務に携わっています。塩酸再生工場は、製鉄所の圧延・酸洗工程(製鉄を引き延ばし、塩酸で洗う工程)で発生する廃塩酸を処理し、再利用可能な塩酸と電子機器の磁性材料などに利用される酸化鉄を分離・回収して製品化する役割を担っています。その中で私は、酸化鉄の在庫管理や倉庫への輸送および客先への出荷手続き、それに伴う配車手配などを入社以来担当しています。

配属後は、まず配車手配の業務からスタートしました。先輩に教わりながら慣れていきましたが、新人の頃は社外の関係者に対し、必要な情報を口頭で伝える難しさを感じる場面もありました。膨大な量を扱うため、計算や手配に誤りがあると保管スペースの不足などにつながる可能性があり、正確性が求められます。その分、綿密に計画を立てて手配を行い、予定通りに移管ができたときには大きな達成感があります。

入社3年目を迎えた頃には、担当業務の幅も広がり、在庫管理システムの手順書作成にも取り組みました。新たに配属されるメンバーがスムーズに業務を理解できるよう、操作や流れを整理し、誰が見ても分かりやすい内容を意識して作成。現在は現場でも活用されています。私が手掛けた手順書をもとに、他の社員が業務を進める様子を目にしたときには、微力ながら現場の役に立てた嬉しさや、成長を実感することができました。

現場に足を運ぶ機会はあるものの、基本的にはデスクワークが中心のため、現場の理解を深め、正確に現場の様子をイメージできるようになることが直近の目標です。将来的には、同じ工場内の塩酸回収や酸化鉄の生産に直接関わる業務も経験し、知見を増やしていきたいと思っています。また、「公害防止管理者」資格の勉強も進めており、3年以内に6科目すべてに合格できるよう、取り組んでいきたいです。

「テツゲン」のここも魅力!

「業務関連の資格取得費用を会社が負担してくれるほか、全国どの拠点でも社員寮や社宅を利用できるので、安心して働ける環境が整っています。」(高橋さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 久間さんが感じる職場の雰囲気
  • 鷲山さんが感じる職場の雰囲気
  • 高橋さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

自分が学んできた分野と完全に一致する企業を見つけるのは難しいかもしれませんが、知識を応用できる領域は必ずどこかにあります。「新しいことも楽しみながら学ぼう」という姿勢で企業研究に向き合うことで、選択肢を広げることができると思います。
(久間さん)

幅広い業種や企業を見ながら、「どのような環境なら自分が活躍できそうか」を考えることが大切だと思います。私も当初は化学・インフラ・食品業界などを中心に検討しており、鉄鋼業界に進むとは想像していませんでした。しかし、日本製鉄構内に位置する当社の工場を見学した際に巨大な設備を目の当たりにし、強い関心を持つようになりました。先入観を持たずにさまざまな企業を見ることで、自分に合う一社に出会える可能性が広がるはずです。
(鷲山さん)

本社所在地だけにこだわりすぎないことも一つのポイントです。製造業の場合、国内外に複数の生産拠点を持つ企業が多く、実際の勤務地が本社と異なるケースも少なくありません。私自身、当初は出身地に近い西日本エリアを中心に検討していましたが、その点に気づいてから視野を広げ、全国展開している企業にも目を向けたことで、当社と出会うことができました。
(高橋さん)

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東京本社では職種別の「1DAY仕事体験」を実施しており、各支店・事業所では工場見学を含めた2DAYSを計画中。自分の目で社内を見ることが、何よりの企業研究になるはずだ。

マイナビ編集部から

創業から87年以上、日本製鉄の製鉄所構内に主要な拠点を置き、製鉄プロセスで発生する副産物の再資源化に取り組んでいる「テツゲン」。電子部品などに欠かせない磁性材の原料となる「酸化鉄」、製鉄の原料となる「ダスト」や「スラッジ」、セメント原料や肥料に生まれ変わる「スラグ」など、再資源化技術を活かした多様な環境事業を展開。酸化鉄の素材メーカーとしても、日本を代表する一社だ。

同社の特徴はそれだけではない。製鉄所内で培った水処理技術を活かし公共の水処理施設の維持管理を行うほか、グループ外企業との連携により産業廃棄物の削減にも貢献している。また、子会社を設立して環境保全型農業の可能性を追求するなど、多角的に事業領域を広げている。近年は土地資産を活用した不動産事業にも着手しており、長い歴史を持ちながらも型にとらわれない、チャレンジングな気風を持った企業という印象を受けた。

2020年以降は、5年連続で売上高を更新中。利益を社員に還元し、費用・設備ともに恵まれた寮や社宅制度など、待遇面の良さも光る。また、配属においても本人の意向に耳を傾けながら、できるだけ希望にマッチする形になるよう配慮しているとのこと。理系の素養を活かして活躍できるフィールドがたくさんある企業のため、自身が興味を持てる部門を考えながら、企業研究を深めてほしい。

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全国すべての拠点に、月額2,500円~で利用できる独身寮や借上社宅、ファミリー向けの社宅を完備。プライベートも充実できると、社員からも好評な制度の一つだ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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