最終更新日:2026/6/1

吉川建設(株)

業種

  • 建設
  • 不動産

基本情報

本社
長野県

取材情報

DXが変える、私たちの仕事

BIM/CIM活用により建設業界の可能性をひらく、若手技術者たち!

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DX推進部、土木部、設計部、それぞれの立場・視点で進めるDX

業務効率化だけではなく、建設業の業務プロセスの変革にもDXを積極的に活用。広い視野のもと挑戦を続ける先輩社員たちに、建設業界でのDX活用の可能性を聞きました。

(写真左から)
塩谷 聖明さん/2020年新卒入社
施工統括部土木部/DX推進部

山内 昇さん/2021年キャリア入社
DX推進部 部長/営業統括部設計部 課長

飯田 智彦さん/2025年キャリア入社
営業統括部設計部

建設業界のDXを若手の視点で推進。BIM/CIM活用の推進で、設計分野での付加価値創出を目指しています!

2024年に新設された当社のDX推進部は、システムやデジタルツールの導入から、新たなソリューションの全社的な浸透・推進という水平展開立ち上げまでを一貫して担う部署です。私は部署の立ち上げから携わり、現在は部長として会社全体のDX推進の目標設定や方針づくり、プロジェクトの立案・実行などをリードしています。まだ若手ですが、従来の知識や成功体験に縛られることなくフラットな視点で物事を捉え、実践していけるのが強みだと思っています。

これまでにチャットツールの全社統一化、名刺管理のソリューション導入、業務プロセスのデジタル化、建築業特化型の生成AI導入など、様々なプロジェクトを実現してきました。各現場から仕事がスムーズになったという声も届いており、ログ解析でもツールの活用率などが上がってきているので、一定の成果が出ていると実感しています。特に顕著なのが、生成AIの利用率の向上。計画書作成、工法比較や工期のチェック、概算見積といった建設業ならではの業務はもちろん、アイデア出し、メールの添削など、社員一人ひとりが自身の業務の課題に合わせてフレキシブルに使いこなしています。

DXというと「ペーパーレス」「時短」「省人化」がキーワードに挙げられやすいですが、当社が目指すのは業務プロセスの変革や新しいソリューションの導入により、お客さまに新しい価値を提供すること。そのため、BIM/CIMの活用に力を入れているのです。計画・調査・設計の段階から3次元モデルを導入し、建設事業全体の関係者で情報を視覚的に共有。施工や工程管理、現場の状況把握、維持管理などをスムーズに行うことができます。より高度な活用を推進し、コスト管理、アフターメンテナンスにも領域を広げるなど、当社の強みとなる付加価値を生み出していくのが目標です。

長野県内の建設業界でBIM/CIMを活用しているのは、当社も含め上位の数社に限られています。費用がかかるだけではなく、ツールを使いこなす技術も必要になるため、導入のハードルが高いのです。現在は、BIM技術者の育成に特に力を入れており、全国から注目されBIMの取り組みといった講演依頼なども受けているほどです。地場のゼネコンとして安定した経営基盤を持つ当社は設備投資もしやすく、かつ中小企業であるため意思決定のスピードが早いのが特徴。DX推進を加速していきたいと思います。
(山内さん)

当社の自慢!

教育に関する投資を惜しまないのが当社の魅力。外部勉強会などへの参加も後押ししてくれ、技術者としての意欲が満たされます。(山内さん)

初期段階からの3次元モデル導入により、若手技術者が現場を理解しやすい環境をつくっています!

私は施工統括部土木部に所属。現場で施工管理を経験し、現在はBIM/CIM活用や各種書類作成の補助、人員が足りない時のサポートなど、現場支援を担当しています。またDX推進部の業務も兼任。新しいソフトウェアのデモなどを通し、導入の検討や導入後の運用に携わっています。

DX推進に力を入れている当社は、2021年に長野県BIM/CIM活用モデル事業に参画しました。長野県発注の道路工事において3次元モデルを活用することで一連の工程を最適化し、公共工事プロジェクトの業務効率化・高度化を目指した取り組みです。当時、県として初めての試みで、当社としてもBIM/CIMを活用した施工管理の事例がなかったため、新しい挑戦でした。初期段階で3次元モデルをつくり、施工に携わる様々な業者と現場の流れや情報の共有化を図りながら、進めていきました。その中で、社内で3次元モデルを制作できる環境を整えなければならないという課題が浮かび上がり、BIM技術者の育成に注力する流れとなりました。また、プロジェクト参加で得た学びを地元の業界に還元するため、BIM/CIMスキルアップやDX推進に関する長野県主催の講演会に、当社が講師として登壇。私も参加して、参加者からの質問に回答する中で、意識の高い同業他社の方々と交流でき、多くの学びを得ました。

最近、国土交通省のBIM/CIMに関する要領が更新され、3次元モデルを積算に活用していく流れになりました。例えば、3次元モデルに建材や部材などの情報を付与すると、構造物の容積を自動的に計算し、材料コストが算出されるという仕組みを目指しています。当社も、BIM/CIMのより良い活用について、様々な試行を重ねています。例えば、初期段階で3次元モデルをつくることで、2次元の図面では分からない詳細まで検証することができます。過密配筋や部材の干渉箇所などを現場に入る前に把握し準備できるため、作業の効率・精度を高められるのです。

また従来、施工管理者は、複数にわたる2次元図面を自分の頭の中で組み立てて、現場をイメージしていました。その作業は新人にとっては難しいものですが、3次元モデルを使えば視覚的に一度で理解できます。BIM/CIM活用の推進は、ベテラン社員と若手社員のスキルの差を埋め、誰もが仕事を進めやすい環境をつくる一助にもなると思います。
(塩谷さん)

当社の自慢!

フットワークが軽く、良いものがあれば積極的に取り入れ社員に還元してくれます。社内での意思決定もスムーズで、改善や改革のスピードが速いのも特色です。(塩谷さん)

BIMを活用した設計業務がスタンダード。設計とBIM両方の高い技術を実務で活用できる設計士を目指せます!

これまで、設計事務所などで設計士として経験を積む中で、BIMの活用に可能性を感じていました。建設業界の仕事は大きく設計業務と施工業務に分けられます。私は設計職ですが、設計段階にとどまらず工程全体でBIM/CIM活用をしていくべきだと考えていました。そこで選んだのが、吉川建設。DX推進部の山内さんから詳しく話を聞き、当社の取り組みに大変興味を持ったと同時に、考え方に共感しました。生産性向上において、一人の設計士には限界があります。DXを取り入れ、チームでの生産性向上、工程全体、業務フロー全体で仕事の進め方を変えていくことが必要です。当社ならそのチャレンジができるし、実際に実務でBIMを使いこなしているところに大きな可能性を感じました。私は東京の建設業界でキャリアを積んできましたが、当社のDX推進、実務でのBIM/CIM活用は、かなり進んでいる印象でした。

現在は、主に民間企業のプロポーザル案件の企画設計に携わっています。企画設計とは、建物を造るための基本的な概要の提案。プロポーザルの場合、クライアントは企画設計の段階で採用の可否を検討します。例えば、小規模な建設会社や設計事務所の場合、そこに時間や費用をかけることが難しく、平面図での提案が多いはずです。当社の場合、BIMを活用することで、提案の段階から3次元モデルを提示でき、よりリアルで完成形がイメージしやすいプレゼンテーションが可能です。また、設計のスピードも2次元より2倍ほど向上します。

設計段階でのBIM活用メリットは、施工に進んでからも発揮されます。3次元モデルによってフロントローディングが可能になるため、干渉チェック、全体の納まりなどを細部まで検討して、精度の高い企画設計ができるのです。また、モデルをお客さまとも共有し、インテリアなど細部に対するお客さまの要望や条件を初期段階で把握できるのもメリットです。

設計分野ではBIM活用により成果物に圧倒的な差が生まれるため、企業も淘汰されていくと思います。設計とBIM両方の高いスキルを持つ技術者は、まだ少ないのが現状。当社は技術者の育成にも力を入れており、BIM+AIの時代に適応したチームになりつつあります。今後もBIMを使った質の高い設計に加え、建設業務のワークフロー全体の効率化・高精度化を目指します。
(飯田さん)

当社の自慢!

新しい考え方、やり方に対して柔軟性が高い企業風土。技術者として面白い人材も多く、同じ意識・方向性のもとで通じ合えるので、楽しく仕事ができます。(飯田さん)

企業研究のポイント

会社の規模や事業内容、仕事といった基本的な情報は、ネットなどで簡単に収集できる時代です。ただ、職場の雰囲気だけは、実際に職場を見なければ分かりません。会社訪問やインターンシップなどへ積極的に参加し、その会社の雰囲気が自分に合っているのか、その現場で自分が働く姿をイメージできるのかを、よく見極めることが大切だと思います。

当社では、インターンシップなどのほかに、職場そのものを見ていただける機会を設けています。入社後のギャップを防ぐためにも、オフィスはもちろん、施工中の工事現場にも学生のみなさんをお連れし、雰囲気を体感してもらう目的で行っています。実際に働く若手社員と直接話す時間も設けていますので、仕事内容はもちろん、成長のポイントや具体的な目標についても聞いてみてください。自身が描いているキャリアステップや、5年後、10年後のビジョンも見えてくるはずです。

また、DX推進に注力している点も当社の特徴。近年、DXへの取り組みをきっかけに、専門学科未経験の先輩社員も活躍しています。高い専門知識がなくても一から知識やスキルを身に付けられる環境であり、研修や教育体制など会社全体でサポートしています。こういった職場環境にも着目してみてください。
(総務部 部長/村松さん)

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2022年に本社社屋を移転リニューアル。営業職、施工職、事務職がセクションに分かれずワンフロアで働くため、意思の疎通が図りやすい環境だ。

マイナビ編集部から

吉川建設(株)は、創業100年以上の歴史ある地場ゼネコン。長野県飯田市を拠点に、地域の主要な建造物、道路、橋梁などを数多く手掛け、存在感を示し続けている。

近年、働き方改革、業務効率化があらゆる業界で加速する中、建設業界でもその動きが活発になっている。特に同社は早くからDX化に力を入れ、2024年にはDX推進部を創設。チャットツールの導入や電子化の促進による業務効率化だけではなく、建設業における業務プロセスの変革にも注力。BIM/CIMの活用による付加価値の提供まで視野に入れ、新たな挑戦を続けている。

今回、インタビューした3人の若手技術者たちは、BIM/CIM活用のメリットや今後広がる可能性について、実務を通して実感しているようだった。若くしてDX推進部を率いる山内さん、施工管理の現場経験を活かしたDX推進に取り組む塩谷さん、設計だけではなくワークフロー全体への活用を目指す飯田さん。それぞれのお話から、同社の先進性と社員一人ひとりの意識の高さがうかがえた。

伝統ある企業だからこそ、常に新しいものを取り入れイノベーション(変革)を起こし、成長を続けてきた同社。取材を通し、地域の企業でありながら業界をリードする勢いと力を感じることができた。

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1914年創業の総合建設企業、吉川建設(株)。生産性向上につながるBIM/CIMを早くから導入するなど、果敢に挑戦を続ける。同社の成長は止まらない。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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