最終更新日:2026/6/5

(株)日本色材工業研究所

  • 上場企業

業種

  • 化粧品

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

世界中に届く化粧品をカタチに。責任とやりがいの大きな仕事に挑む

  • 理系学科系統 専攻の先輩

PHOTO

若手から中堅社員のキャリアレポート

化粧品のODM・OEMメーカーとして世界で名を馳せる日本色材工業研究所。ここでは生産の最前線に立つ3名の先輩に、入社動機や仕事内容、やりがいなどについて、語ってもらった。

I・Yさん(写真右)
研究開発本部 研究開発部 第一グループ パウダーメイクチーム
大学院工学府生命工学専攻修了/2018年入社

K・Mさん(写真左)
生産本部 技術開発部
生物資源科学部応用生物科学科卒/2020年入社

T・Yさん(写真中央)
生産本部 つくば工場 製造グループ 製造チーム
応用生物学科卒/2015年入社

【Iさん】新製品づくりの最前線に立ち続ける。育休も取得しプライベートも充実

大学院では微生物の遺伝子改変をテーマに研究を重ね、最終的には微細藻類からバイオ燃料を抽出するというテーマに挑んでいました。就職活動では生物を学んだ経験を活かしてモノづくりの最前線に立ちたいと、食品や化粧品会社の研究開発職を志望。当社の場合、ODM・OEMという形態を通してモノづくりに特化していることから、やりたいことができる環境が広がっていると思い入社を決めました。

入社後は、研究開発部のパウダーメイクチームに所属しています。パウダーファンデーションなどの処方開発を担っており、基本的にはお客さまのご要望に合わせてサンプルを作り、複数回の評価を経て処方が完成し、世の中に出る製品の生産につながっていくという流れで進みます。製品によって異なりますが、着手してから発売まで早ければ半年、長ければ2年の月日がかかることもあります。

新人時代は、何百種類もの化粧品原料の把握に苦労しましたが、原料に触りながら、そしてOJT担当の先輩の指導を受けながら基礎を固め、2年目に入ってからは1人で製品を担当するようになりました。当時、海外の某大企業の製品処方を担当したのですが、当社が持っていた特許を基にしたルースパウダーが採用され、初めて世に出ることとなりました。新技術であることに加えて、子会社のフランスの工場で製造することになったため、まさにわからないことだらけ。そんな中でも周囲の力を借りながらなんとか形にできたことは自信につながりました。

その後は市場にない有効成分を用いた医薬部外品のパウダーを開発したり、環境負荷等を軽減した原料を用いるクリーンビューティーをめざした処方を設計したりと、さまざまな案件に挑むチャンスに恵まれました。さらには私たちが主体となって新しい化粧品を生み出すべく、時間を見つけては基礎研究にも取り組んでいます。どの案件でも試行錯誤を繰り返しているため、ようやく形になって市場に流通し、テレビやインターネットで話題になっている様子を見るとモチベーションが上がります。

プライベートでは第一子が誕生し、2か月の育児休暇を取得しました。子育て中の女性が多い職場ということもあり、引き継ぎ等もスムーズで安心して育児に専念できました。もし私が休んでいなかったら、妻の負担がかなり大きくなっていたでしょう。改めて当社の働きやすさを実感しています。

先輩から一言

「お客さまのご要望に合わせた製品化がメインですが、空き時間で自分なりのテーマを持って基礎研究に取り組めるのは、自由闊達な当社らしいところだと思います」(Iさん)

【Kさん】苦労して作った化粧品が、店頭に並ぶ。その喜びは非常に大きい

学生時代、有機化学を専攻していた私は、就職活動では化粧品や触媒、香料といった化学の知識が活かせる企業を目指しました。当社を選んだのは新しい化粧品づくりに注力していることに加え、面接官が仕事について熱量高く話してくださり、こういう人たちのもとで働いてみたいと思ったためでした。

最初の2年半はつくば工場内で、できあがった製品の成分を調べる品質管理業務に携わっていました。つくば工場は私が入社する直前に第三期工事が完了し、バルク(化粧品の中身)製造から充填/包装まで一貫して生産できる体制が整ったばかりでした。品質管理についてもルールから作り始める必要があり、新人の私も手探りの状況で、一つひとつ品質管理の進め方を確認していきました。

入社3年目で技術開発部に異動後は、具体的な製品づくりに取り組んでいます。お客さまのご要望を受け、研究開発部が作成した処方をもとにラボレベルから量産化できるまでにスケールアップする、バルクを入れる容器や包装に関して検証する、といったところが主な業務です。研究開発、工場、営業などの間に立ってコミュニケーションをとることが多い一方、生産上の基準となる書類作成などデスクワークも担います。

さまざまな業務に携わってきて印象に残っているのが、特殊な箱の包装マニュアルの作成です。通常、製品は四角形の箱で包装するのに対し、複雑な形状の箱に詰める際は、折り目などが特殊なため、工場でのオペレーションを確立するため試行錯誤を繰り返しました。現場の担当者と相談しながら作業マニュアルを完成させた時の達成感は非常に大きかったです。

ラボレベルからスケールアップをするときは化学の知見が活かせますが、バルクを容器に充填し納品できる形にするには機械などの専門外の知識が欠かせません。ですが、部署内では書籍等も用意されていますし、聞けば応えてくれる先輩方がいていただけることは心強い限りでした。苦労して作った化粧品が店頭に並んだ後に在庫がわずかになっていたり、SNSでインフルエンサーの方が発信されている様子を見ると、嬉しい気持ちに包まれます。

特定のブランドに特化せず、幅広い企業の化粧品をODM・OEM生産する当社では、同じ口紅でも多様な種類の製品に携わることができます。私自身、新しいことにチャレンジしたい気持ちが強いので、まだ手掛けたことのない製品を担当して業務の幅を広げたいですね。

先輩から一言

「年齢が上の先輩も気軽に話しかけてくださる環境なので、誰にでも相談がしやすいのが心強いです。チャンスも非常に多いと実感しています」(Kさん)

【Tさん】職人的な技術を身に付けるため、多様な製品の製造に挑み続ける

化学に関して実践的な学びを重ねてきた私は、衛生関係の授業を受けたこともあり、最初は食品会社への就職を考えていました。しかし、学内説明会で日本色材工業研究所と出会ったことが転機となりました。化粧品の色を決めるには、職人的な判断が必要だと聞き、もともとさまざまな色を見ることが好きだった私は、その技術を継承してみたいと入社を決意しました。

最初の約5年間は座間工場に所属し、パウダー製品のバルク(化粧品の中身)製造を担当しました。研究開発部が作った処方書をもとに技術開発部が量産を検討した製造ラインの稼働と、お客さまのご要望を受けて完成した化粧品の色合いの最終的な調整が製造の役割。お客さまによって色に対するご判断は異なるため、毎回微調整に苦戦しましたが、職人技を持つ先輩たちに教えていただきながら実践の中で学びを深めてきました。

転機となったのはつくば工場に異動したこと。2019年にすべての製造設備が完成した工場であり、私は乳化製品のラインに立ち上げから関わっています。水と油を絶妙な割合で乳化させるにはシビアな条件が求められるため、生産を軌道に乗せるまでにはトライアンドエラーを繰り返しました。

さまざまな案件に挑む中、特に難しかったのは海外製品のリキッドファンデーションの製造で、一気に9色を作ることになったプロジェクトでした。私がすべての責任者となったのですが、あらかじめお客さまのご要望をしっかりと受け止め、わからないことは逐一上司に相談しながら丁寧に調整しました。最終的に、一発で合格をもらった際は本当に嬉しかったですね。

ODM・OEM生産を手掛ける当社の製造担当は、毎回のように異なるモノづくりに挑んでいます。そのたびに製造ラインを調整することは大変ではありますが、多様な製品にかかわれること自体、製造担当として非常に面白いと感じています。約10年間でパウダーと乳化製品という大きな2つのモノづくりを経験したことで、知見の広がりを実感するとともに、自信にも結びついています。

反面、まだ足りない部分も少なくありません。色の調整は経験がモノを言うため、これからも多くの案件に挑んでいきたいと思います。また、原料の役割について詳細に理解できれば、処方書を見たときに製造上の課題に素早く気付けますので、自主的な勉強もしながらさらなるレベルアップを果たしていくつもりです。

先輩から一言

「製造機械に触れたことがない方も、研修やOJTで操作技術はきちんと身に付きます。周りの方にフォローいただき、着実にスキルアップできる環境も当社の魅力です」(Tさん)

企業研究のポイント

■化粧品会社といってもその種類は多岐にわたっており、ブランドを持つメーカーもあれば、当社のようなODM・OEMに特化した企業、原料や容器の生産を手掛けている企業も存在しています。それぞれ異なる強みを有していますので、しっかりと調べ上げた上で、その会社がどんな事業を営み、どんな強みを持っているのかを明確にしてください。その上で自分のやりたいことと照らし合わせて、進みたい企業を選ぶと良いと思います。
<Iさん>

■学生時代、複数企業の1Dayインターンシップに参加しましたが、今思うと1社でもいいから数日間のインターンシップを経験して、仕事や社風を深く知っておいてもよかったかなと思います。実際、数日間参加することで、配属の可能性がある部署の先輩の声を直接聞ける可能性がありますし、会社の中身も深く理解できるでしょう。その会社に入る入らないは別にしても、会社を絞って調べると自分の進みたい方向性が見えてくるかもしれません。
<Kさん>

■私の場合、“作りたい”を軸にして企業研究を進め、加えて化学という経験を生かせる場所を探していったところ、当社とめぐり逢うことができました。ただ、モノづくりに関わる企業は広範囲に存在していますので、企業研究の段階では専攻にこだわることなく、さまざまな企業を見ていった方がいいのではないかと思います。
<Tさん>

PHOTO
取材に応じてくれた3名の先輩のように、学生と世代の近い社員が数多く活躍している。

マイナビ編集部から

日本色材工業研究所は化粧品のODM・OEMに特化したモノづくりのスペシャリスト集団として歩んできた。表立ってその名は出てこないが、大手化粧品会社の著名ブランドの製品は、実は同社が製造しているというケースも多い。単に製造を請け負うのみならず、企画から生産までを一挙に手掛けたり、自社の研究開発チームで培った知見をもとに全く新しい化粧品を提案するケースもあるという。“Made in Japan”はもちろんのこと、世界に軸足を広げ、フランスの子会社を活用した“Made in France”の製品づくりにも取り組むことができる点も魅力のひとつだ。

業界の明日を切り拓くべく、能動的に行動しているからこそ、同社は関係各所から多大な信頼を集めているようだ。自社ブランドを持たないにもかかわらず、東京証券取引所スタンダード市場に上場していることも、同社の信頼の証だろう。そんな同社が目指しているのは「美しさと健康とを創りだすこと」で人々の生活や文化の向上に寄与することだという。今回は3人の社員が話をしてくれたが、利用してくれるユーザーの豊かな暮らしを実現するべく、真っすぐな姿勢で仕事に取り組む様子がひしひしと伝わってきた。専門的な知識以前に、化粧品を通して誰かを笑顔にしたいという思いが重要な仕事だということがよくわかる取材だった。

PHOTO
主要生産拠点の一つ、神奈川県の座間工場。他に茨城県のつくば工場を構えるほか、フランスでも2つの製造拠点を有している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)日本色材工業研究所の取材情報