最終更新日:2026/7/1

旭イノベックス(株)

業種

  • 金属製品
  • 建設
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
北海道

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

無人・無動力で作動する水門『オートゲート』を生み出す技術者たちに迫る!

  • 機械系 専攻の先輩

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水門の設計を通じて人々の暮らしを守る責任とやりがい

鉄工所で培った技術をベースに水門と橋梁、建築の鉄骨、パネルヒーターの設計・製作と多様な事業を展開する旭イノベックス。間もなく創業75周年を迎える安定経営のもと、高い技術で挑戦を重ね、進化を続けています。

水門設計を担っている若手社員2名に、仕事への思いややりがい、働きやすさなどについて伺いました。

■中川 総馬さん(写真右)
土木鉄構事業部 設計部 設計課
工学部 機械工学科出身/2021年入社

■中西 陽子さん(写真左)
土木鉄構事業部 設計部 設計課
生産機械システム技術科出身/2022年入社

正解がないからこそ、自ら考え、挑戦する面白みがある!【中川さん】

学生時代に「楽しい」と感じた CADを使った仕事をしたいと思ったこと、そして地元・北海道で働きたいという思いが、私の入社理由です。数ある機械設計の会社の中でも、旭イノベックスは“水門”という、人々の暮らしを洪水から守る社会貢献性の高い製品を扱っている点に強く惹かれました。学生時代にCADに触れた経験はありましたが、実務では分からないことばかり。最初は本当に毎日が勉強でした。現在はCADを使った水門の図面作成や、Excelを使った強度計算など、水門設計の一連の工程を担当しています。

設計に「正解」はなく、製造担当や現場担当の意見を聞きながら、自分なりの答えを組み立てていくことが求められます。公共工事の案件が多く、発注図をもとに詳細構造を決めていく流れに最初は戸惑いましたが、少しずつ仕事の全体像がつかめるようになりました。入社後は小さな案件から経験を重ね、徐々に大規模で難易度の高い案件を任されるように。特に印象深かったのは、幅4.5m、高さ3.6mの巨大なゲートが3門並ぶという大型ゲートを設計した案件です。分割構造にする必要があったのですが、現場での溶接かボルト組立かといった工法選定から、強度計算、組立手順の検討、さらには発注者への説明まで、多くの課題に向き合いました。ボルト組立を採用する際は「本当に大丈夫なのか」という疑問に対し、計算根拠を示しながら納得いただく必要があり、設計者としての責任と難しさを痛感しました。完成したゲートを現地で見たときの達成感は、今でも忘れられません。

正解のない課題に向き合うのがこの仕事の難しさであり、やりがいでもあります。経験を重ねるほど「このパターンならこうすればいい」という自分なりのセオリーができ、成長を実感できます。先輩は答えをそのまま教えるのではなく、考えるヒントをくれるので、自然と“考える力”が鍛えられました。今は後輩に教える立場でもあり、まず「あなたはどう考えた?」と聞くようにしています。後輩の意見から自分が学ぶことも多く、教えることが自分の成長にもつながっています。今後は、電気設備の設計など新しい分野にも挑戦していくつもりです。

あらためて『旭イノベックスで良かった』と思うことは?

「農業用の取水設備など、ふだん意識していなくても身近なところに当社の水門が設置されており、自分が関わった成果が目に見えるのもやりがいです」(中川さん)

携わってきた水門設計の一つひとつに思いがあり、成長がある。【中西さん】

在学中、学校からの紹介をきっかけに旭イノベックスの水門を知り、「人の暮らしを守る」という役割に強く惹かれ、入社を決めました。会社説明会で社員の方がとても丁寧に話してくださり、若手でも挑戦できる環境があると感じたことも大きかったです。私の場合、大学時代に機械設計について一通りは学んでいましたが、入社後に強度計算など業務に必要な基礎知識を学ぶことからスタートしました。その後、先輩に教わりながら徐々に設計の実務を担当するように。社内資料に目を通して考え、わからなければ先輩に質問しながら、業務理解を深めていきました。

入社1年目の11月に初めて水門の設計を任されました。初めての案件だったこともあり、周りにアドバイスを求め、助けてもらいながら完成させることができました。それ以来、担当してきたどの案件も思い入れがあります。特に印象に残っているのは、入社4年目後半のこと。基本的には、当社で水門を担当して周辺の構造物は他社が受け持つことが多いのですが、その案件では、水門の設置に伴って周りの構造を変える必要があると考え、「こういう理由でこう変えていただきたい」と提案をしました。すると「わかりやすい説明をありがとう」と感謝の言葉をいただきました。率直に嬉しかったですし、納得していただける説明ができるだけの知識がついたこと、コミュニケーション力が高まったことを実感できました。

設計は、ものづくりの最初となるポジション。自分なりに考え、理解して説明できる力が求められるため、大変ですがやりがいも大きいです。また、パソコン画面で完成させた図面が実際に大きな構造物となって、地域の人たちの役に立っているのを目の当たりにすることができるのも、この仕事のやりがいです。これまで各地の大小様々な水門を担当してきましたが、まだ携わったことのない種類や仕様の水門があり、知識不足、経験不足と自認しています。今後は、土木施工管理技士などの資格取得にも挑戦し、より幅広い案件を任せてもらえる存在を目指して成長を続けていきます。

あらためて『旭イノベックスで良かった』と思うことは?

「先輩に設計のチェックをお願いすると『○○がないけど大丈夫?』などと、丁寧に教えてくださいます。自分で考えて自分の力にできる環境です」(中西さん)

安心して働き続けられる基盤があるから、仕事への意欲も高まる!

働きやすさという点では、旭イノベックスは本当に人の良さを感じる会社だと思います。部署を越えて気軽に相談できる雰囲気があって、「ちょっと聞きたいんですが」と声をかければ、皆さん当たり前のように手を止めて教えてくれます。若手だから遠慮しなきゃ……という空気感はなく、むしろ「分からないことはどんどん聞いて」というオープンな環境です。

社内食堂があって、お値打ち価格でランチを食べられるのも嬉しいですね。公共工事が多いため、年度末に向けて残業が生じることがありますが、お願いしておくと夜の食事も用意してくれてありがたいです。さらに、足元ヒーターやウォーターサーバーの導入など、働く環境を良くするための要望にもすぐに応えてくれる柔軟さがあります。

また、趣味の合う先輩と休日に出かけることもあり、立場や経験に関係なく交流できる点も魅力です。仕事だけでなく、人としての距離が近いからこそ、現場での連携もスムーズになります。若手向けの勉強会や、当該研修で全国の現場を見に行ける制度もあり、学ぶ機会が自然と増えるのも魅力です。安心して挑戦できる環境が整っているからこそ、毎日気持ちよく働けています。
(中川さん)

入社前に先輩社員の方たちと接して、話しやすく和気あいあいとした様子に惹かれました。思った通りの社風で、仕事は集中して取り組む落ち着いた環境でありながら、相談しやすく和やかな雰囲気もある社内です。先輩方は相談すると「答え」ではなく「考えるヒント」をくれるので、自分で考える力が自然と身につきますし、失敗しても責められるのではなく「次にどうするか」を一緒に考えてくれるのが心強いです。

当社は全国に拠点を展開し、各地の案件に携わっています。その中で「道外研修」という制度があり、年に1回ほど、全国に設置された水門を見学できる機会があります。自分が関わった設備を実際に目にすると、大きなやりがいと誇りを感じます。また、若手のうちから積極的に知識や経験を広げられる環境が整っている点も魅力です。そのほか、資格取得支援制度や住宅手当、通勤手当なども充実していてありがたいですね。仕事も人間関係も含めて、安心して成長できる職場だと感じています。
(中西さん)

あらためて『旭イノベックスで良かった』と思うことは?

「技術者一人ひとりの考えや個性を大切にしつつ、チームとしてお互いに高め合い、温かな人間味を感じられる社内です」という中川さん、中西さん。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 中川さんが感じる職場の雰囲気
  • 中西さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

自分自身を振り返ると、大学の学びの中で「楽しい」「面白い」と感じたことを糸口に就職活動を進めました。これから企業研究を進める際には、まず授業や実験などで自分が何に興味を持ち、どんなことに面白みを感じたかを振り返ってはどうでしょうか。そして、それに関連した企業を幅広くピックアップし、その中から自分に合う環境かどうかを調べて絞り込んでいくことをお勧めしたいです。また、その際には、周りにアドバイスを求めてみると良いでしょう。もちろん自分自身の考えが最も大事ですが、周りの意見も参考にすることで、より自分に合った進路が見つかると思いますよ。
(中川さん)

企業研究の前に、まずは「自分はどんな仕事をしたいのか」を自分なりに考えてみることをお勧めしたいです。私の場合、大学で学んだ機械設計やCAD操作を活かせる仕事を……と思っていましたが、ひとくちにCADと言っても、何の設計図を描くのかは企業ごとに様々です。その会社は何を強みとしているのか、自分は何に共感できるか。丁寧に調べて考えていくことが、良い結果につながっていくと思います。また、気になる企業が見つかったら実際に足を運んでみて、自分なりにその会社の雰囲気を確かめてみることをお勧めします。実際の雰囲気を知ることでより自分に合っているのかを判断しやすくなると思います。
(中西さん)

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HPで紹介されていることやSNS上の情報を参考にしつつ、働く社員の“生の声”を聞き、実際にその企業の空気感を肌で感じることも大事だと語る中川さん、中西さん。

マイナビ編集部から

1952年に機械の修理・整備を行う鉄工所としてスタートし、水門の施工へと事業領域を広げた旭イノベックス。創業75周年を目前に控えた現在、水門や橋梁を扱う土木鉄構事業部、建築の鉄骨を手がける建築鉄構事業部、パネルヒーター・冷暖房システムを担う住環機器事業部の三部門で事業を展開している。中でも同社の知名度を全国に知らしめたのが、土木鉄構事業部の開発した「オートゲート」だ。水位の変化・水の流れる方向に応じて無人・無動力で排水・止水を行うという水門は、東日本大震災の教訓を受けて導入が進み、現在全国3,500箇所以上に設置されている。

今回の取材を通じて強く感じたのは、同社が水門メーカーとして社会インフラを支える技術力を持つ根底に「人を育てる文化」が根付いているという点である。先輩が答えではなく「考えるヒント」を与え、若手が自ら判断できる力を育てるという姿勢が特徴的である。また、道外研修や勉強会など、現場を見て学ぶ機会が豊富であることも、技術者としての視野を広げる大きな支えとなっている。さらに、社内食堂などの日々の業務を支える環境づくりにも力を入れており、社員が安心して挑戦できる土壌が整っている。

今後は海外からのニーズにも対応していきたいという同社。社会インフラを支える企業として、技術と人材の両面で今後ますます存在感を高めていく企業であると感じた。

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「ものづくり日本大賞(内閣総理大臣賞)」(経産省)を受賞した水門「オートゲート」を始め、橋梁、建築鉄骨、パネルヒーターのいずれの分野でも信頼を得ている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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