最終更新日:2026/6/1

遠藤科学(株)

業種

  • 商社(精密機器)
  • 商社(電子・電気機器・OA機器)

基本情報

本社
静岡県

取材情報

経営者の視点

堅実経営を支える創業の精神とそれを実現するための4つの柱

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社員一人ひとりの幸福追求の先に広がる未来

■取締役社長/遠藤 恒介さん

■取締役営業本部長/入月 孝尚さん

1947年の創業以来、科学機器の総合商社として幅広い産業を支えている遠藤科学。あらゆるニーズに応える商品調達力と付加価値を高める情報力、お客様の信頼に応える人材力によってモノづくりを支えています。静岡本社を中心に、中部・関東エリアに15拠点を配置。科学機器に特化した地域密着の「総合商社」として、各地域の公的機関や自動車・医薬品・半導体などのさまざまな業界に、理化学機器や測定器、試験機といった科学機器を提供しています。日本のモノづくりと科学技術の発展に貢献し、着実な成長を続けています。今回は、遠藤科学の遠藤社長と取締役営業本部長の入月取締役に、会社の経営方針や事業内容、今後の展望などを伺いました。

社員を大切にする。それが当社の原点

当社は1947年に、理科教師をしていた私の祖父と祖父の弟によって創業。元教師が立ち上げた事業だったこともあり、売上よりも「人」を育てることに重きを置いていました。創業時の社員は戦後の混乱期で働き口がなかった、かつての教え子たちでした。教師時代に培った理科の知識を活かして、学校向けに理科教材の製造・販売を開始。その目的は社員である教え子たちが、日本の再建に向けて生活できるようにすることでした。その後はさまざまな産業が復興し、学校向けの教材だけではなく、機器類を仕入れて販売するようになり、現在のビジネス基盤がつくられました。社員のための事業という、創業時の精神は今も大切に受け継がれています。

当社の経営理念は、4つの柱で構成されています。「社会に貢献」は、科学機器を提供することによって日本の科学技術が発展し、新しいモノや高度なモノが人々の豊かな生活に繋がるためのお手伝いをするということ。「法令遵守」は、ルールの中でビジネスをし、「お客様に誠意」をもって尽くす顧客重視の姿勢を忘れず、常に礼儀正しく接します。「社員の幸福」は当社の最も重要な理念であり、働く社員の幸福を追求することが経営の一番の目的です。

社員の幸福を実現するための手段の中で、終身雇用の保障をする制度があります。当社では創業以来、終身雇用を貫いており、誰もが長く安心して働ける環境を整えています。また、会社として直接的に社員へ利益を還元できるのは給与であるため、少しでも高い給与を支払っています。働きやすく、仕事にやりがいを持ちながら、毎日出勤することが楽しみと思える環境づくりを推進しています。営業車やOA機器の充実といったハード面はもちろん、充実したオフの時間が確保できるようにワークライフバランスを重視した取り組みを行っています。

当社の歴代社長がよく口にしていたことは「企業が業績を上げる目的は、社員を幸せにすること」という言葉。目的はあくまで社員の幸せであり、売上や業績は目的達成のための手段であることを肝に銘じて、社員のための働きやすい環境づくりが、私の役目だと思っております。
[代表取締役/遠藤恒介さん]

遠藤科学の魅力

「社員の勤続年数が長いことが特徴。豊富な情報量や商品に関する知識を多く持っている人材を活かすことで、安定した経営を続けていくことができています」と遠藤社長。

当社の強みとB to B営業の面白み

当社の強みは、誰もが安心して仕事ができる環境が整えられており、経営基盤が強固であることです。77年の歴史がある当社は、長年の間この業界で仕事をしているため、非常に幅広い業界の企業様や業界を代表するような一流企業様と安定的に取引しています。加えて、非常に多くの科学機器メーカーから仕入れていることも重要な要素といえます。そして、研究者の方と対等に話ができる優秀な社員が揃っていることも当社の強みといえるでしょう。情報収集も含めしっかりと対応し、ニーズに合った適切な提案ができる有能な社員の存在が、必要不可欠となっています。

営業スタイルは、既存のお客様を訪問するルート営業。つくばや千葉などの新しいエリアの新規開拓もありますが、静岡県内の拠点はルート営業がほとんどです。「営業」というとさまざまなイメージがあると思いますが、当社の場合はお客様からの依頼を受け、それに応えるというパターンが全体の6~7割を占めています。ありがたいことに、多くの仕入れ先メーカー様から信頼を寄せていただいており、年間3,000~4,000社の仕入れ先メーカー様とお付き合いしているため、あらゆるお客様のニーズに最適な機器の提案でお応えをしています。

一つの大きな仕事が終わり、お客様から直接「ありがとう」と感謝の言葉をいただけることは、営業によって大きなやりがい。「今回の提案、良かったよ」や「問題が解決された、助かったよ」などと、声をかけられると素直に嬉しく、次も頑張ろうといったモチベーションにも繋がりますね。当然、営業として数値目標も持っているため、その数字を達成することで営業という仕事の楽しさを感じることができると思います。また、当社は法人相手のB to Bビジネスを展開しているため、その企業様と長くお付き合いすることになります。お客様とじっくり向き合いながら、自分の人間性で信頼関係を構築できるのはB to Bならではの醍醐味です。最初は「遠藤科学さん」と社名で呼ばれていたのが、「〇〇さん」と名前で呼ばれると、自分のステージが一つ上がったように感じられ、大きな達成感を感じることができます。
[取締役営業本部長/入月孝尚さん]

遠藤科学の魅力

「優秀な人材が安心して成長することができるよう、4月から7月まで本社研修を実施。その後3年間は先輩と行動し、専門的な知識やスキルを身につけます」と入月取締役。

今後の展望

創業以来、堅実経営を続けてきました。これまで新事業を立ち上げたり、M&Aをして利益を得たり、海外事業を展開するといったことには一切目もくれず、「社員の幸福」のために経営をしてきました。それは、これから先も変わることはなく、あくまで今の事業を一生懸命に続けることが当社の展望です。

また、当社は科学機器のプロとして最先端の情報を握っている「総合商社」。さまざまな産業分野で最先端の研究をしているお客様が「何をしているのか」などの情報をキャッチできるようにアンテナを張り、研究に取り組んでいる研究者の方が、どのようなモノを必要としていて、どのような研究をしているのかを探ることが大切です。研究者の方は実験道具や科学機器にはあまり詳しくないので、「そのような研究をしているなら、こういう分析装置がありますよ」などと提案することが可能になります。ネット上では掴めない価値のある情報を付加することで、お客様満足度を向上し、事業の安定化と会社のさらなる成長を支えていきたいと考えています。
[遠藤恒介さん]


当社は壮大なビジョンは描いておらず、財産は「人」だと考えています。ビジネスはB to Bですが、実際にお付き合いのあるお客様もやはり「人」ですので、商社にとって大切な人と人との繋がりはどこの企業にも負けない会社でありたいですね。「やっぱり遠藤科学って強いよね」と認めてもらえるようなメンバーは揃っており、それに近い状況は整っていると感じています。ただし、人員的な余裕があるわけではなく忙しいという側面もあるので、皆で協力をしながら携わっている業務の質や精度を高めることを進めていきたいと考えています。

営業担当の一人ひとりが多くの面白い情報を持っているので、その人だけで終わらせてしまうのは非常にもったいないと思っています。そのため、さまざまな情報がタテ・ヨコで繋がるような仕組みをつくり、皆が知識の引き出しを多く持てるような営業ができるようにしたいです。一人ひとりが持っている良いモノを集約して、全体に広げながら営業の財産にできれば、さらに強い組織になると考えています。
[入月孝尚さん]

遠藤科学の魅力

「企業が業績を上げる目的は、社員を幸せにすることですね」と創業時から続く精神を受け継いだ遠藤社長(右)と入月取締役(左)。

企業研究のポイント

企業研究で企業選びを始めるときは、どうしても名の知れた企業や街で見かける会社に目がいってしまうと思います。しかし、世の中には皆さんが初めて知る仕事や見たこともないような会社がたくさん存在しています。是非、知名度や規模にとらわれることなく、できるだけさまざまな会社を調べてみてください。その中で、新たな発見や出会いがあり、やってみたいことが見つかるかもしれませんよ。そして自分の実力を発揮できるのか、自分に合っているのかという観点を持って、幅広くフラットに見て、知ってほしいですね。視野を広げて取り組むことで、自分にとっての良い会社と巡り合う確率が高まり、満足のいく結果に近づけるでしょう。
[遠藤恒介さん]

現代はネットなどで多くの情報が簡単に入手することができます。企業研究の段階では、多くの企業のホームページにアクセスすることでしょう。その際に参考してほしいことが、「先輩社員の声」といったコンテンツ。そこには皆さんと年の近い若手社員が登場し、仕事のことや会社の雰囲気、入社の決め手などを本人の声で紹介されています。そのため自分が働いている姿をイメージしやすく、企業選びの参考になると思います。そこで興味を持った企業は、もっと深く知ってアプローチするというように、あらゆる機会を有効に活用してほしいと思います。
[入月孝尚さん]

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創業当初から、社員を大切に想う”遠藤科学”では、一人ひとりの個性を大事にしながら、自分らしく長く働ける環境であることが最大の魅力だ。

マイナビ編集部から

今回、遠藤社長と入月取締役に話を伺い、2人とも質問に対して終始柔らかな表情と口調で返してくれた。人当たりの良さを感じるとともに、同社の穏やかな社風がつくられている理由が分かったような気がした。

同社では、社員の幸福が最も重要な理念であり、それを経営の目的としている。同社が優良企業たる所以は、それを実現・実行する手段を持っていることだ。その一つが、科学機器に特化したビジネスモデル。数千種類もの商品を取り扱っており、公的機関のほかに自動車や製薬、機械、化学工業、半導体など、多様な産業に関わり、各分野の最先端技術を支えている。そのため時代や社会の変化があってもあまり影響を受けることはなく、だからこそ70年以上にわたって存続でき、安定した経営基盤を築いているのだろう。資源や広大な農地が少ない日本は、「技術力を磨いて、新しいモノや新しい技術を生み出していくことが、生きていく術」と遠藤社長はいう。従って、同社の重要度が高まることはあっても、下がることは考えられないため、将来性も十分といえるだろう。

高い志を持ち、それを実現できる有効な手段と実行力を持っている遠藤科学。ぜひとも企業研究する際に、くわえてほしい一社だ。

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困ったことがあれば、年次や社歴に関わらず頼れる先輩や上司がサポートをしてくれる。また、社員間の情報交換も盛んなので、安心して業務に取り組むことができる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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