最終更新日:2026/6/1

大日本除虫菊(株)【KINCHO】

業種

  • 化学
  • 日用品・生活関連機器

基本情報

本社
大阪府

取材情報

先輩100人100の就活

KINCHOは品質だけでなく人にも熱い。一人ひとりに向き合う姿勢に惹かれ入社を決めた

PHOTO

2025年入社の先輩たちの学生時代~入社まで

入社して1年が経った先輩たちにインタビュー。学生時代に力を入れたこと、それがどう企業選びにつながったのか、同社のどんなところに魅力を感じたかなど、三者三様の経験や思いを語っていただきました。

竹下 廉徳さん(写真左)
2025年入社/営業部 中四国支店/経済学部卒

吉岡 篤司さん(写真右)
2025年入社/中央研究所/大学院 農学府修了

ダニロヴィッチ テオドーラさん(写真中央)
2025年入社/海外部/言語文学部 日本語学科卒

徹底的な品質へのこだわり、「人を大切にする」という理念が入社の決め手に

私が就職活動を始めた時期は大学3年生の秋以降でした。就職先を考えるうえで大切にしていた軸のひとつが、「関西に拠点を置くメーカー」であること。その条件に当てはまった企業のひとつが当社でした。1dayインターンシップで当社の事業内容を知り、「身近な殺虫剤に、こんなにたくさんの種類があるとは」と驚きました。インターンシップを通じて製品への理解が深まり会社への興味が湧いたため、さらに本格的に企業研究を進めていきました。殺虫剤の成分について調べ、その知識を面接でも披露すると、「よく知っていますね」と褒めていただきましたのですが、振り返ってみると、もう少し詳しいところまで突き詰めていれば、面接官を驚かせるようなアイデアが出せたかもしれないなと思っています。

当社以外にも複数社受けていましたが、製品の品質の高さや国産へのこだわり、「人を大切にする」という企業姿勢を知る中で私の気持ちは次第に当社へと固まっていきました。お電話で内定のお知らせをいただけたときは、とてもうれしかったです。選考も時間をかけて一つひとつ丁寧に進めていただいた分、努力が実った喜びが大きかったように思います。

第一志望の当社に内定をいただけた理由は、いろいろあると思います。高校時代は部活を頑張り、大学に入ってからはアルバイトに打ち込み、同じ飲食店で4年間続けました。バイトリーダーも務めていたため、接客だけではなくさまざまな業務に関わりました。そのなかでスタッフの採用も担当していたので、面接官の視点を持てるようになったことは、自分の面接でも活かせたと感じています。ほかにも、時事問題についてより広く情報を集めたり、面接を意識して友人や大学の就職部の方と話す時間をつくったりもしました。

入社後は4か月間の研修期間があり、8月から営業部に正式配属。現在はドラッグストアやホームセンターなどの店舗に提案を行っています。他社との競争は激しく、ブランド力だけでは勝てないという厳しい現実があることを実感していますが、その分やりがいも大きい仕事です。入社1年目の春・夏は研修中だったので、今の時期の営業はこれから迎える2年目が初めてのことになります。どんな提案をすることになるのか、経験がない分不安もありますが、それ以上に楽しみな気持ちの方が大きいです。
(竹下さん)

就活に役立ったこと

部活のキャプテンや生徒会長として人前で話す機会が多かったこともあり、ポイントを押さえて話すスキルが身につき、面接でも活かすことができました。(竹下さん)

「人と昆虫との共生」というメッセージが、昆虫好きの胸に響いた!

小学生の頃、魚類に興味を持ち、中学生になるとその対象は両生類や爬虫類に移りましたが、昆虫は子ども時代から今に至るまでずっと好きでした。大学院では森林生態学を専攻し、地面と木で暮らすアリの生態の違いや、食べたものがどのように吸収されるのかなどについて研究しました。趣味で昆虫サークルにも所属し、全国各地へ採集に出かけていました。

就職活動を始めたのは、大学院1年の後半。正直、最初から明確な計画があったわけではありません。ただ、昆虫の研究に関われる仕事がしたいと思い調べていくうちに、昆虫の研究職というのは、主に農薬関連と家庭の害虫対策に関する分野に分かれることを知りました。私は虫に触ることに抵抗がないため、家族や友人に「捕まえて」と頼まれることがよくありました。そんな経験から、誰かの役に立ちたいという気持ちが強くなり、家庭用製品をつくっているメーカーに目が向くように。そして当社と同業他社のインターンシップに参加しました。

インターンシップを通して感じたのは、研究職の仕事内容自体は会社が違っても似ているということ。その中で、当社が強く打ち出していたのが「虫を殺す」ではなく、「人と昆虫の共生」という考え方でした。駆除して終わり、ではないんですね。長い歴史の中で多くの先輩たちが積み上げてきた研究実績があり、それを元に事業をされていることや当社の哲学を垣間見ることができました。これは今も実感していることですが、当社は品質への強いこだわりがあり、分析結果への評価も厳しく行っています。そんな理念や姿勢に惹かれたことも入社を決意した理由です。

大学では生物学系の研究をしていましたが、現在所属している中央研究所では化学分析がメインです。殺虫剤の有効成分が半年後にどれくらい残っているか、温湿度などの環境が変わった場合にどう変化するかなどを調べて、安定性を評価しています。実験のやり方が間違っていると再試験になるなど、決して簡単な仕事ではありませんが、分析作業そのものが好きなので、大学時代とは違う機械を使った実験はとても楽しいです。まだ入社1年目ということもあり末端作業が多いですが、ゆくゆくは一連の流れをすべて経験してみたいですね。
(吉岡さん)

就活に役立ったこと

就職活動は情報戦ですから、いろんな人の話を聞きました。業界事情についても別の研究室で知り合った方に教えていただき、参考にしました。(吉岡さん)

日本語に興味があり、セルビアから留学。一人の人間として大切にしてくれたことが入社を決めた理由

私はセルビアで生まれ育ち、中学生の頃には母国語のほかに英語も話せるようになりました。さらにアジア系の言葉に挑戦しようと考え、言語高等学校で日本語を専攻。もっと日本語を深く学びたいという思いから、大学最後の1年間は交換留学生として日本で過ごすことに。当初は日本で就職することまでは考えていませんでしたが、日本での生活が気に入ってそのまま就職活動を始めました。

企業研究ではセルビアと関係のある会社を探し、出会ったのが当社です。社名にもなっている除虫菊は、殺虫成分の元となる花で、セルビアが原産地。この花をきっかけとしたご縁から、当社の創業者はセルビアの名誉総領事に就任し、現会長もその職を引き継いでいます。また、大阪で働きたいとの思いがあったことも、当社に惹かれた理由です。岡山の大学に通いながら全国を旅した中で、一番気に入ったのが大阪でした。

最終的に入社を決めた一番の理由は、面接での印象です。当社の面接はどの会社よりも長く、定型質問だけでなく一人の人間として私自身に興味を持ってくれました。私からの「1日の仕事の流れは?」という逆質問にも人事部や海外部の部長がわかりやすく答えてくださり、なぜ私が海外部に向いているのかを具体的に説明してくださったことも、うれしかったです。そうしたことから、人を大事にしている会社であることがわかって入社を決めました。その仕事や会社にどれだけ興味があっても、人間関係や福利厚生がよくなければ仕事を続けるのは難しいと思います。その意味で当社はとても魅力的だと感じました。

現在所属している海外部では、輸出業務と海外企業への営業活動やプロモーション、キャンペーンの提案に加え、在大阪セルビア共和国名誉総領事館としての業務も担っています。両国の友好関係を深めるだけでなく、国際イベントでのプロモーションなどの活動も行うのが海外部。各分野で豊かな知識を持つ方々と話す機会も多く、日々新しい学びがあり、仕事はとても面白いです。

私の担当エリアは香港です。香港や台湾に行ったことはありませんが、未知の世界を少しずつ知っていく過程を楽しんでいます。最近では漢字の知識も増え、専門用語も理解できるようになってきました。会社の周辺には美術館が多く、休日に出かけることもあります。仕事とともに、そんな大阪での暮らしを楽しんでいます。
(ダニロヴィッチさん)

就活に役立ったこと

企業の情報も面接対策も大学のキャリアアドバイザーに相談できて心強かったです。皆さんも相談できる人をつくっておきましょう。(ダニロヴィッチさん)

企業研究のポイント

私はスタートが少し遅めでした。だからこそ、みなさんには早めに動き始めることをおすすめします。時間に余裕があるほど多くの情報を集められますし、知識を増やそうと考えてもすぐには難しいものです。限られた中でできることをやる、という心づもりでいきましょう。とくに決まっていないなら、最初は第一志望以外の業種の企業研究も進めて、視野を広げる方がいいと思います。(竹下さん)

企業研究は情報収集が大事ですから、業界に詳しい人を見つけてください。私は虫が好きですが、研究職としては虫好きでなくても問題はありません。実際、当社には苦手な社員もいますし、虫嫌いの消費者の気持ちが理解できることも重要です。また、商品開発や品質評価には辛抱強さが必要なので、実験が好きな方に向いています。こうした仕事の特性も参考に、企業研究を行ってみてください。(吉岡さん)

企業について考える際に大切なのは、自分に自信を持ち、自身の強みに目を向けることです。苦手意識やコンプレックスはいったん脇に置き、これまで続けてきたことや努力してきた経験を振り返ってみてください。企業研究を進める中で、その会社の価値観や姿勢に触れ、自分の強みがどのように生かせるのかを考えることが、納得のいく選択へとつながっていくと思います。(ダニロヴィッチさん)

PHOTO
取引先もユーザーも社員も大切にしようという思いにあふれた当社には、温かな人のつながりがあります。そんな環境の中で、やりがいを感じながら日々、挑戦を続けています。

マイナビ編集部から

大日本除虫菊(株)のコーポレートサイトを開くと、『KINCHO』のロゴの上に、「昔も今も品質一番」とある。その文字は控えめだが、品質に対する同社の揺るぎなさが伝わってくる。先輩たちの話にも「品質」という言葉が頻繁に登場した。

同社が考える品質とは、効能の高さだけではない。家庭で使われることが多い商品である以上、人体にとって安全であること、自然環境を守り、生態系に与える影響を減らすことを大前提に設計されている。1886年にセルビア原産の除虫菊の種子と出会い、日本で栽培し、世界初の渦巻型かとり線香(重要科学技術史資料第00135号)の開発に成功した頃から変わらない理念だ。「昆虫との共生」を願う姿勢に惹かれたという研究職の吉岡さんのお話も印象に残った。人も環境も守りたいという思いを基本に、時代に合わせ多種多様な商品を送り出してきた同社。電源不要で、部屋に置くだけでいい『シンカトリ』は次世代型の屋内蚊取りで、営業の竹下さんもイチオシだ。

縁の深いセルビアからやってきたのはダニロヴィッチさん。異国出身だからこそ先入観なく同社の社風、人柄を受け止め、この会社で働くことを決めた。相手が取引先であれ社員であれ、関わった人を大事にする姿勢を貫くところが魅力であると言う。3名の先輩たちの経験と実感を、企業研究の参考にしていただきたいと、取材を通して感じた。

PHOTO
棒状の蚊取り線香から渦巻へ、エアゾール剤、液体式、さらに「空間式虫除け」として『虫コナーズ』など、次々に新たな分野を切り開いてきたメーカーだ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. 大日本除虫菊(株)【KINCHO】の取材情報