福祉分野の企業研究では、実際に施設という現場に足を運ぶことを大切にしてください。話を聞くだけで終わりにせず、自分の目で見て、空気感を知ることが何よりの判断材料になると思います。見学の際には、職員と利用者さんの距離感、お互いがどんな表情で生活をしているかにも注目してみてください。可能であれば一歩踏み込んで、利用者さんと一緒に食事の時間を過ごしてみるなど、その方の目線に立つような経験をしてみると、その法人ならではの介護のあり方を理解できるのではないでしょうか。
例えば当法人では現場の職員に、支援方針に関する権限を移譲しているという特徴があります。そのため利用者さんの希望に対して、上司や本部の許可を待たず、その場で判断し実行できる自由さがあります。これは利用者さんの“その瞬間の気持ち”を尊重するという方針によるものです。もちろんすべてが実行できるわけではありませんが、豊かな生活を送ってもらうために何ができるのかを考え、形にしていく取り組みを続けてきました。
こうした具体的な支援の様子を見ることで、自分が働くイメージが鮮明になっていくと思います。企業研究や施設見学では「自分や自分の大切な人が、このサービスを利用したいと思えるか」という問いを持って向き合ってみましょう。
【人事担当 下村さん】