最終更新日:2026/7/21

伊那バス(株)

業種

  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 旅行・観光
  • 商社(電子・電気機器・OA機器)

基本情報

本社
長野県

取材情報

記事で読む社会科見学

伊那谷の暮らしを支え続けて100年。次の時代へ、当たり前の日常を運び続ける。

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未経験から交通インフラを支えるプロフェッショナルへ。

1919年の創業以来、地域の公共交通を支え続ける「伊那バス(株)」。現在は、通勤や通学などの移動サービスだけでなく、OA機器販売をはじめとした複数の事業を展開し、安定した経営基盤を構築しています。

地域の当たり前を守るために、「伊那バス(株)」は何を大切にしてきたのか。今回は経営の中枢を担う取締役副社長と、OA事業部を支える次長にじっくりお話を伺いました。時代とともに変化する事業内容から、地域の方々と築いてきた信頼関係、そして各職種が担う責任まで。現場を知る二人の言葉から、同社の「今とこれから」を紹介します。

(写真右から)
●藤澤 宏正さん(取締役副社長 総務・人事担当)
●北原 勉さん(OA事業部 次長)

創業から続く挑戦の歴史と、多角的な事業展開による揺るぎない安定基盤。

通学や旅行、部活動の遠征など、日常のさまざまな場面で利用されている“バス”という移動手段。普段当たり前のように使っているこの存在の裏側に、実は一つの企業が長年にわたって支えてきた歴史があります。

当社の歴史は古く、1919年(大正8年)に遡ります。当時、地元有志の出資により購入したT型フォードを用いて、伊那町の入舟と高遠町を結んだのが始まりです。その後の需要増加に伴い、上伊那から下伊那にかけて網の目のように路線を拡大したほか、貸切バス事業にも着手。戦時中の燃料が苦しい時代においても、木炭車を走らせることで地域の足を絶やさず、懸命に事業を継続してまいりました。しかし、時代の流れとともにマイカーが急速に普及したことで、路線バスの利用者は減少。現在、生活の足としての路線バスは、自社単独での運行ではなく自治体からの委託運行へと形を変えて存続し、快適な暮らしに欠かせない移動サービスを支え続けています。

大きな転機となったのは、中央自動車道の開通です。これを機に他社と共同で運賃をプール精算する仕組みを構築し、名古屋線を皮切りに高速バスの運行をスタート。現在では新宿・名古屋・関西方面などへの路線を展開し、旅行や帰省といった身近な移動にも広く利用されています。社会科見学や修学旅行などで利用される貸切バスなどは、学生の皆さんにとって身近なサービスの一つではないでしょうか。

また、当社はバス事業にとどまらず、ガソリンスタンドやタクシー、整備工場、旅行会社などを展開するグループ企業として、地域の「移動」と「暮らし」を多角的に支えています。日々の移動を快適に成り立たせている背景には、このような幅広い事業の連携があります。

コロナ禍では極めて深刻なダメージを受けましたが「地域の足を守る」という使命のもと、雇用を維持しながら乗り越えてきました。普段何気なく利用しているバスの裏側には、こうした人々の「移動」を途切れさせないための歴史と挑戦の積み重ねがあります。

「伊那バス(株)」の魅力

伊那谷の暮らしに寄り添う伊那バスの本社。100年の歩みで培った強固な安定基盤のもと、社員一人ひとりがプライドを持ち、地域の皆さまの当たり前の日常を支えています。

安全な移動と社員の健康を守り抜き、次の100年も地域に愛されるインフラへ。

通学や旅行などで日常的に利用しているバスですが、その安全は当たり前に保たれているものではありません。当社では「安全確実」「奉仕」「健康一致協力」という3つの社是を掲げており、中でも「安全」は最も重要であると位置づけています。運転手の休息時間や実労働時間等の法令遵守を徹底するほか、故障率が上がる前に新しい車両へ代替し、安全性を担保しています。その安全は社員が健康であってこそ成り立つものと考えており、一般的な健康診断に加え、脳ドックや睡眠時無呼吸症候群の検査、眼底検査などを実施しております。

地域との関わりにおいては、当社の貸切バスは地元の子どもたちの成長に深く寄り添っています。小学4年生の社会科見学から始まり、5年生の臨海学習、そして小学校、中学校、高校の修学旅行まで、地域の学生の皆さまの学校行事における移動のほぼ全てを担える体制を構築。ほかにも、地域の視察研修や、お祭り・花火大会でのシャトルバス運行など、イベント時の移動にも幅広く関わっています。こうした場面でも、皆さんが安全に移動できるように努めることが、地域の活動を支えている大切な要素だと感じています。

今後の展望としては、業界全体の運転士不足という課題を乗り越え、さらなる発展をめざしています。現在、需要が拡大している貸切バス事業においては、人員体制をより強固にし、事業を一層拡大していく方針です。そして次に見据えるのは、リニア中央新幹線の開通に伴う交通環境の劇的な変化です。これは既存の高速バス事業にとって一つの試練であると同時に、リニア駅を起点とした新たな観光・視察などの需要が生まれるチャンスでもあります。こうした時代のうねりを的確に捉え、次なる100年もこの伊那谷になくてはならない「足」として走り続けていきたいと考えています。
日常の“安全な移動”の裏側には、こうした多くの取り組みが支えとなっていることをぜひ知ってもらえたら嬉しいですね。
(藤澤 宏正)

「伊那バス(株)」の魅力

「どの職種も地域のお客さまと直接関わる仕事です。『ありがとう』の声をいただける機会も多く、地域の役に立っていると実感できるのが大きなやりがいです」(藤澤さん)

100年の歴史が育んだ信頼を背負い、お客さまの業務改善に寄り添う提案型営業。

日常的に利用しているバス会社が、実は地域の企業のオフィス業務も支えていることをご存じでしょうか。当社は交通インフラを担う企業である一方で、コピー機などの複合機を扱う「OA事業」も展開しています。この事業は1993年、国内大手複合機メーカーから「上伊那地域での販売を担ってほしい」という依頼を受けたことをきっかけにスタートしました。長年にわたり地域の「移動」を支えてきた中で培った信頼が、新たな事業への広がりにつながったのです。

OA事業部の役割は、単にコピー機などの複合機を販売して終わりではありません。製造業や建設業などを営む地域のお客さまに寄り添い、業務改善につながる解決策を提案することが求められます。例えば、紙のFAXで届く注文書を電子データ化し、自動で基幹システムに連携させる仕組みを構築することで、入力時間や人的ミスを大幅に削減する。こうした取り組みは普段目にする機会は少ないものの、地域の企業活動を支える基盤の一つとなっています。

営業活動においては、創業から100年以上にわたり築いてきた「伊那バス」というブランドが大きな強みとなっています。この地域で当社のバスに乗ったことがある方が多いことから、新規訪問であっても信頼をもって受け入れていただきやすく、お客さまの課題に向き合う関係を築いています。

また、事業部では幅広い年代の社員に育成体制が整えられており、個性を尊重する風土のもと、一人ひとりが自分らしい営業スタイルでお客さまと向き合うことができます。バス事業とはアプローチの形は異なりますが、「地域社会の役に立つ」という想いは共通しています。普段は“移動手段”として親しまれている企業が、オフィス業務の効率化といった側面からも地域を支えているという多角的な役割も、当社の特徴の一つです。
(北原 勉)

「伊那バス(株)」の魅力

「多種多様な業種のお客さまと関わり、広く社会を知ることができるのが営業の醍醐味。刺激の多い業務を通じて、人間として大きく成長することができますよ!」(北原さん)

企業研究のポイント

企業研究において、企業の知名度や給与などの条件は確かに大切な指標です。しかし、それ以上に重視していただきたいのは、「自分がそこで具体的に働く姿をイメージできるか」、そして「その時間を心から楽しめそうか」という点です。どれほど条件がよくても、日々の業務にやりがいや楽しさを見出せなければ、長く働き続けることはできません。

そのイメージを掴むためには、インターネット上の情報だけでなく、ぜひ実際に現地へ足を運んでみてください。当社では随時会社見学を実施しています。窓口の雰囲気や社員の表情、そして実際に走っているバスに乗ってみることで、画面越しでは決して分からないリアルな空気感を肌で感じ取ることができるはずです。

当社の強みは、100年以上にわたり地域交通を支えてきた歴史と、多角的な事業展開による盤石な経営基盤です。そして仕事の最大の魅力は、地域の当たり前の日常を守り、お客さまから直接「ありがとう」と感謝されることです。この伊那谷で、誰かの役に立つ仕事がしたい、社会を支える実感を持ちながら成長したいという方は、ぜひ一度、職場見学に参加してみてください。
(藤澤 宏正)

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新宿や名古屋などの都市部と長野を結ぶ、高速バスの発着点となる伊那バスターミナル。地域の玄関口として、毎日多くのお客さまの快適で安全な移動を支え続けています。

マイナビ編集部から

地域住民の移動を支える路線バス、都市部と長野をつなぐ高速バス、修学旅行など楽しい思い出をつくる貸切バスなど、長野県伊那谷に根差した多様な輸送サービスを展開する「伊那バス(株)」。1991年には、国内大手複合機メーカーの特約店として、コピー機やファックス複合機、パソコンなどOA機器の販売をスタートさせ、事業の多角化を実現。今回のインタビューを通じて、同社が100年以上の歴史で培ってきた揺るぎない安定性を改めて実感した。コロナ禍という未曾有の危機においても社員を守ることを最優先し、雇用を最後まで維持した姿勢から交通インフラを担う企業としての強い責任感と、社員思いの温かい社風がうかがえた。

特筆すべきは、未経験者を着実にプロへと導く手厚い教育体制。運転士は大型二種免許の取得支援から始まり、座学、実車での運転練習、路線見習いと段階を踏んで育成。事務職も同様に、窓口で先輩社員と共に実践的な指導を行う。営業含めどの職種も、本人が自信を持てるまで先輩が伴走し続けるため、不安なくキャリアをスタートできる環境が整っていると感じた。長野県南信地域の「当たり前の日常」を支え、次なる100年へと走り続ける同社。地域社会に貢献し、確かな経営基盤のもとで長く活躍したいと願う学生にとって、同社は間違いなく魅力的なフィールドとなるはずだ。

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路線バス、高速バス、貸切バスなどの多様な輸送サービスを通じ、地域社会に貢献する同社。日々の暮らしの足から旅の思い出まで、伊那谷のあらゆる移動を支え続けています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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