最終更新日:2026/8/7

(株)ジオシス【JAPEXグループ】

業種

  • 建設コンサルタント
  • 機械
  • ソフトウエア
  • 建築設計
  • 商社(精密機器)

基本情報

本社
東京都

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

見えない地下を探る。その技術が、この国を支える力になる

  • 理系学科系統 専攻の先輩

PHOTO

学生時代の探究心から物理探査のスペシャリストに――

地下の構造を調査し、防災やエネルギー開発といったインフラを支えるジオシス。同社の技術者たちは、どのような学生時代を過ごし、その経験や学びを仕事にどう生かしているのか。先輩技術者にインタビューしました。

◆野田 克也さん(写真左)
取締役・営業推進部長/1998年入社
鉱山学研究科 資源・素材工学専攻(現:国際資源学研究科 資源地球科学専攻) 博士前期課程修了

◆八木 雅俊さん(写真右)
システム営業部/2019年入社
総合理工学研究科 総合理工学専攻 博士後期課程修了

学生時代の学びを生かし、防災やエネルギー開発を支えてきました

もともとは石油や天然ガスの資源開発に携わりたいという思いがあり、大学では資源・素材工学を専攻。地質学と応用地球物理学中心に学びました。当時学んだのは、岩石や岩盤のほか、金や銀、銅などの鉱物、そして石油のような化石燃料まで幅広い分野。なかでも力を入れたのが「物理探査」でした。振動、重力や磁気といった目に見えないデータを使って、地面の下がどうなっているかを調べる技術です。地図には載っていない地下の様子を、いわば透視するように解き明かしていく技術に心惹かれました。

そんな私の就職活動時代は、いわゆる就職氷河期のまっただなか。志望度の高かった石油関連企業は採用が非常に少なく、1人採用されるかどうかという狭き門。資源開発会社に入るのは現実的に難しい状況でした。そこで目を向けたのが、地域の暮らしに密着した「地質調査業」です。いわゆる建設コンサルタントという分野のなかでも、学生時代に力を入れた物理探査を専門にしている会社に絞って活動し、指導教員の紹介でジオシスと出会いました。

それ以来、物理探査エンジニアとしてさまざまな経験を積んできました。石油や天然ガス資源調査や、能登や東北など地震のあった地域での防災調査、北海道や九州の地熱・火山調査など、全国でさまざまなプロジェクトに携わりました。どのように探査を行うかという企画立案から見積もり作成、現地調査、データ解析までを自分で手がけるなかで、深い知見を身につけることができました。

こうして成長してこられたのは、技術者を信じて任せてくれる社風があったから。入社4年目のとき、ある大学から依頼された調査を一人で任され、その場で数百万円規模の予算を動かす判断をしたこともあります。また、公的資金を活用した調査では、自分が出した解析結果をもとに研究者が地下構造を判断することもあり、責任の重さと同時に、社会に役立っている実感を強く持てました。当社は少人数な組織なので、幅広い業務に関わることができます。だからこそ、自分の頭で考え、手持ちの機材や知識を組み合わせて提案するおもしろさがあります。学生時代に学んだ地質学や物理探査の基礎知識は、まさにこの仕事の土台になっているのです。(野田さん)

技術者たちのお仕事風景

少人数のチームで力を合わせ、全国各地の現場へ。企画から現地調査、報告まで、一つの調査を最初から最後まで手がける経験が着実に積み重なっていきます

海から陸へフィールドを移し探究を続けています

私は海の近くで育ったこともあり、水辺できれいな石を集めるのが好きな子どもでした。その興味が地質へと向いていき、大学では海洋学部で海洋科学を専攻しました。船に乗って海底の地形や堆積物を調べたり、地震の津波被害を調べるために現地に残った瓦礫の状況を調査したり、海底の断層を調べたりもしましたね。

もともとは研究機関で働きたいと考えていて、大学院修了後は活断層や火山を専門にする研究所に1年ほど勤めました。ただ、研究をして論文を発表しても、それが日常の防災につながっている実感を得にくく、学生時代から研究してきたことを人々の安心に役立てたいという想いが膨らんでいき、転職を決めました。そんな時に、知人の紹介でジオシスを知りました。地震の観測や山・海での現地調査を通じて、巡り巡って人の役に立てそうだと感じたことが入社の決め手になりました。

今はシステム営業部に所属していますが、実際の仕事は営業だけというより、現地調査や企画立案、データ解析までを一貫して担当することが多いです。お客様は大学の先生や研究機関の方が中心で、「こういうことを調べたい」というご要望を伺い、どんな機材でどんな方法なら実現できるかを一緒に考えます。地熱開発や火山のモニタリング、防災に関わる調査など、フィールドは北海道から九州まで全国に広がり、情報収集でアメリカのヒューストンに出張したこともあります。さまざまな業務に挑戦する機会がありますが、学生時代に培った「自分で考え、試し、改善する」姿勢が仕事のベースになっています。特に印象に残っているのは、出向先の親会社で社内の自社研究コンペに採択された時のことです。企画書が通れば最大500万円の予算がつく制度で、千葉県の九十九里で淡水と塩水の境界を調べる研究に挑戦しました。機材の扱いも、畑を貸してもらうための地域住民との交渉も、すべて自分で進めたことは大変でしたが、技術者として思い出深い研究になりました。

学生時代は海がフィールドだったので、最初は山での調査に戸惑いもありましたが、実際に登ってみると海とはまた違うおもしろさがあると感じています。型にはまった仕事はほとんどない環境だからこそ、自分がどこまでできるようになるか限界を感じたことがありません。だから仕事に飽きることがないんです。(八木さん)

技術者たちのお仕事風景

専門の機材を担いで山や海のフィールドへ。天候や地形と向き合いながら、地下に眠るデータを一つひとつ丁寧に読み解いていきます

技術への高いモチベーションを支えるのは、働きやすい環境

◆フラットな社風と、裁量のある働き方が魅力!
当社では今、地熱をはじめとしたサステナブルなエネルギー資源の開発にも力を入れています。石油や天然ガスを大量に採る時代から、持続可能なエネルギー開発へ。そうした技術開発や資源開発の分野にも、これからどんどんチャネルを広げていきたいですね。
そんなジオシスの文化を一言で言うならば「フラット」。技術者が多い会社ですが、若手から役員まで、自由に意見を言い合える環境です。年次に関係なく、技術の前では平等という考えが根付いています。また、当社はJAPEXグループの一員ということもあり福利厚生制度を整備していますし、体調や家庭の事情を伝えてもらえれば働き方も柔軟に対応しています。どうしても急な出張や現場作業がある仕事ではありますが、休みたいときはお互いに声を掛け合いながら調整し、個人の裁量を大切にしつつもフォローし合える。そんな働き方ができる会社です。(野田さん)

◆在宅勤務も選べるから、自分らしく働ける
仕事では今、陸上の調査が多いのですが、もともと専門にしていた海の分野にも、これから少しずつ関わっていきたいと思っています。日本は陸地よりも海の方がずっと広くて、まだ分かっていないことがたくさんあります。提案すれば挑戦させてもらえる環境なので、自分で仕事をつくっていけそうな手応えを感じています。
働き方については柔軟だと感じています。残業はそれほど多くありませんし、在宅勤務も週2日程度まで認められています。もちろん周囲とのバランスを見てですが、集中したい日は自宅で効率的に作業を進められますし、急ぎの打ち合わせなどがない日も在宅で働いています。また、わからないことを抱え込まずに相談すれば、いろいろと意見をもらえる雰囲気もあるので、心強いです。こうしたい、こう考えているという意見を伝えやすい社風があって、なおかつ挑戦させてもらえることがジオシスの大きな魅力だと感じています。(八木さん)

技術者たちのお仕事風景

現地で得たデータをコンピューターで解析し、報告書にまとめることも大切な仕事。数字の向こうにある地下の姿を、粘り強く描き出していきます

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 野田さんが感じる職場の雰囲気
  • 八木さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

企業研究では給与や休日といった現実的な部分も大切な視点だと思います。ただ、それだけでなく、その会社でどんな仕事をするのか、そこでどんな成長ができるのか、という視点でもぜひ会社を見てほしいと思っています。

例えば当社では、少人数の組織であることから、幅広い業務に携わる機会があります。お客様である研究者の方によって求める内容はそれぞれ違いますし、決まった正解のある仕事ではありません。だからこそ、自分で考え、知識や技術をどう組み合わせて提案するかが問われるんです。そこにやりがいを感じてもらえる方にはとてもおもしろい環境だと思いますし、実際に若手のうちから一つのプロジェクトを任されることも珍しくありません。学生時代に学んだ知識をそのまま生かせるというより、そこからどう自分で発展させていけるかが問われる仕事です。若手社員の中にも、学生時代の学びをベースにしながら経験を積むなかで、新しい解析手法の検討や学会発表に挑戦している者がいます。

社会人になってからの時間は長いので、自分が興味を持って取り組めるかどうかをイメージしながら会社を見てもらえると、あなたらしい企業研究ができるのではないかと思います。

PHOTO
役職や年次に関係なく、技術者同士が率直に意見を交わし合うフラットな雰囲気。この文化こそが、ジオシスの技術力の根源なのかもしれません

マイナビ編集部から

地下の構造を音波や重力などのデータから読み解く「物理探査」を専門とするジオシスは、防災やエネルギー開発、インフラ整備を支えてきた技術者集団だ。1980年の設立以来、地質調査や物理探査に関する調査業務に加え、専門機器やソフトウェアの販売も手がけ、石油資源開発(株)グループの一員として事業を展開している。
今回の取材で特に印象的だったのは、年次にかかわらず、一人ひとりが幅広い業務を担当していることだ。企画立案から現地調査、データ解析、報告まで一貫して担当することも多く、依頼者によって求められる内容がその都度異なる。マニュアル通りにはいかない仕事ばかりだというが、その不確実さこそがおもしろいと先輩社員は笑顔を見せてくれた。社内の空気にも、その裁量の大きさが表れている。役職や年次を問わず意見を交わし合う様子からは、風通しの良さが伝わってきた。防災やエネルギー開発という社会に欠かせない仕事に携わりながら、山や海のフィールドに実際に足を運び、自分の目で確かめていく。そうした働き方に心からやりがいを感じている社員が多いことも、取材を通じて見えてきた。数学や物理、地質学を学んできた理系学生にとっては特に、同社は見逃せない存在と言えるだろう。専門知識を土台に、自分で考え、試し、改善していく力を存分に発揮できるチャンスが広がっている。

PHOTO
部署や年次を越えて自然と意見が飛び交うオフィスの様子から、風通しの良い社風と、社員同士の距離の近さが伝わってきた

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)ジオシス【JAPEXグループ】の取材情報