最終更新日:2026/7/27

社会福祉法人南風会

業種

  • 福祉サービス
  • 食品
  • 教育

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

地域とともに歩む障がい者支援施設で、「ラブ・ユア・ネイバー」の支援を実践

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誰かを支える毎日が、自分を育てていく

青梅市や新宿区で障がい者支援施設を運営する社会福祉法人南風会。現場で支援を実践する2人の職員に話を聞くと、利用者と真摯に向き合う中で、職員同士が支え合いながら成長を続ける姿が浮かび上がってきた。

水落 柾希さん(写真左)
シャロームみなみ風(生活支援員)
2021年入職/人間科学部卒

片庭 希海さん(写真右)
シャロームみなみ風(生活支援員)
2023年入職/人間学群卒

【水落さん】小さな“共感”の積み重ねが、大きな信頼を育てていく。

実は中学生の頃から、ずっと保育士を目指していました。大学でも保育を専攻していましたが、コロナ禍で保育士試験が中止になって悩んでいたときに、ゼミの教授から「障がいのある方の支援の仕事をしてみたら?」とすすめられたんです。これまで障がいのある友人がいたり、オンラインゲームの中で知り合ったりしたこともあって、志望を変えることに大きな抵抗はありませんでした。就職活動を進める中で、離職率が低く、辞めた人の評価も高い法人があると聞いて見学したのが南風会です。印象的だったのは、利用者さんにも職員にも笑顔が多く、雰囲気が明るかったこと。「ここで働きたい」と直感的に決めましたが、入職して5年目の今も、その印象は変わっていません。

ただ、全くの未経験でしたから、最初の1年間は、何が分からないのかすらわからないという状態でした。ですが、OJT制度で専属の先輩がついてくれて、「今日はこれができたね」「次はこうしてみよう」と具体的に教えてもらえたおかげで、ステップアップしやすかったです。自分の仕事を一通りこなせるようになって、少し余裕が出たのは3年目くらいだったと思います。

この仕事で難しいのは、やはり利用者さんとの関係づくりです。最初は「どんな時も優しくいることが大切」と思っていましたが、なかなか関係が深まらない。先輩の見本やアドバイスを参考に自分なりの関係づくりの方法を探していきました。最終的な正解は自分で見つけるしかないと思っ
ています。

私が大切にしてきたのは、どのような利用者さんにとっても「この人がいると落ち着く」と感じてもらえる存在になること。そのために、怒ったり焦ったりする姿を見せず、感情の波をできるだけ一定に保ち、穏やかでいることを意識しています。さらに、感情や経験を共有することも心がけています。以前、公園に行ったとき、突然雨が降り始め、利用者さんの心配をしていたら、「濡れちゃったね、楽しかったね」と言ってくれました。私も「濡れちゃったね」と笑いながら話しかけました。日が経ってからも楽しそうに振り返ってくれました。こうした共感が、信頼を深めていくんだなと実感したできごとでした。そんな小さな喜びを大切にできるこの仕事が、自分にはとても合っていると感じています。

ワークライフバランスも充実!

「プライベートも大切にできる環境です。ウォーキングやジョギングが趣味で、職場から3時間かけて歩いて帰ることもあるんですよ」と水落さん。

【片庭さん】その人らしさを大切にしながら、生活の中に小さな喜びを増やしていく。

身近に障がいのある方がいたことがきっかけで、大学では福祉を専攻しました。就職活動でいろいろな施設を調べる中で、特に気になったのがシャロームみなみ風です。障がい者施設というと少し離れた場所にあるイメージがありましたが、この施設は新宿区の静かな住宅街にあります。実際に見学してみると、地域に開かれたカフェが併設されていて、利用者さんと地域の方々が笑顔で交流している姿がとても素敵だと感じて、入職を決めました。

現在は生活支援員として、利用者さんの生活全般のサポートをしています。支援の中でまず大切なのは、関係性をつくることです。入職当初から関わっている利用者さんがいるのですが、最初の頃はなかなか心を開いてくれず、どう接すればよいのか悩みました。先輩に相談すると、「関わり方を固定せずに変えてみるといいかも」などとアドバイスをもらい、試行錯誤を重ねました。すぐに結果は出ませんでしたが、2年目くらいに気づくと距離が近づいていて、今ではその方から傍に来てくれることもあります。そういった瞬間に、「ちゃんと気持ちは伝わっている」と感じ、とてもうれしくなりますね。

障がいのある方の支援には、「こうすればOK」という決まった方法がありません。大切なのは、気持ちをくみ取り、寄り添うこと。たとえば、「こんなことが好きなんだな」「こういうとき不安になるんだな」と、一つひとつ理解を深めていきます。地道な積み重ねですが、その人のことを知れば知るほど、信頼関係が少しずつ築かれていくのを感じます。

もちろん、大変だなと思うこともあります。それでも、職場に来て利用者さんの顔を見ると、自然と元気になりますね。特に、目標を一緒に立てて少しずつ達成していく喜びは、この仕事の原動力です。たとえば、ある利用者さんは、季節が変わっても気候に合わない服をずっと着ようとするこだわりが見られました。そこで「次の冬はこんな服を着てみようよ」などと話しながら、一緒に衣替えの計画を立てたんです。そうやって少しずつ取り組むうちに一緒に選んだ服を嬉しそうに着るようになりました。こうした支援を通して、利用者さんが自分らしく暮らし、生活の中に小さな喜びを増やしていくことを何より大切にしています。

ワークライフバランスも充実!

「あらかじめ希望を出せば休みを取りやすく、今年の夏は7連休で友人と海外旅行へ。しっかりリフレッシュできました」と片庭さん。

ともに笑い、ともに育ちながら、次のステージへと進んでいく。

【水落さん】
学生時代に福祉を学んでいなかったことが自信のなさにつながっていたため、昨年、働きながら介護福祉士の資格を取得しました。スクーリングの半分が出勤扱いになり、研修費補助の制度もあって助かりました。資格を取ったことで知識が深まり、仕事に対する自信もぐっと増しました。

今は後輩から相談を受けることも増えました。すぐに答えを教えるよりも、「やってみてどう感じた?」と、自分で考えてもらうように心がけています。逆に後輩の提案にハッとさせられることも多く、互いに学び合える良い関係です。

もともと保育士志望でしたが、今はこの仕事が楽しいと思っています。利用者さんの目標に向けて計画を立て、課題や改善点をみんなで考え、支援がうまくいった時は、取り組んで良かったと思いました。職場はコミュニケーションも円滑で協力し合う雰囲気が自然にあり、居心地の良さを感じます。今後の目標は、利用者さんにも職員にも「水落さんがいれば安心」と思ってもらえる存在になること。これからも経験を積み、状況に応じて自信をもって判断できる力を磨いていきたいです。

【片庭さん】
学生時代は座学中心でしたが、その学びが生かされる場面も多く、特に「意思決定支援」という考え方は、今も自分の支援の軸になっています。知的障害のある方は自分の気持ちをうまく表現できないことも多いですが、利用者さんの意思をくみ取り尊重することで「自分の人生は自分で決められる」と思えるように支援していきたいと考えています。たとえば「今日のおやつはどっちがいい?」といった小さな選択を重ねることで、将来の大きな自己決定ができると信じています。集団生活の中では全員の希望をかなえることが難しい場面もありますが、それでも忘れずにいたい大切な視点です。

私は自分で言うのも何ですが、少し真面目すぎる性格で、一つの課題にじっくり向き合いすぎてしまうところがあります。けれど、その分だけ深く考え、先輩や歴代の担当職員に相談しながら、一歩ずつ進んできました。そうやって取り組んできたことは、自分の中で小さな自信になっています。

これまでの3年間は、担当している利用者さんのことで精いっぱいでしたが、これからはフロア全体を見ながら、利用者さん同士の関係や職員間の連携にも目を向け、少しずつリーダーシップを発揮できるようになりたいと思っています。

ワークライフバランスも充実!

お互いにサポートし合いながら前向きに働ける職場です。休暇も柔軟に取れ、趣味や旅行などプライベートも大切にできます。仕事と生活のバランスが心地よく保たれています。

企業研究のポイント

福祉施設は本当に種類や数が多く、どこが自分に合うのか迷う人も多いと思います。給与や休日などの条件は大きく変わらないことも多いため、雰囲気や人間関係、職員の姿勢などがポイントになるのではないでしょうか。たとえば南風会は、髪色や服装も常識の範囲内であれば自由で、自分らしさを大切にできる職場です。実際に足を運んでみることで、その施設が大切にしていることがきっと伝わってきます。(滝沢さん)

私はもともと保育の仕事を志していましたが、縁があって障がい者支援の仕事を始めました。最初は不安もありましたが、今ではこの仕事を選んでよかったと感じています。だからこそ、学生の皆さんには最初から分野を絞りすぎず、できるだけ幅広く見てほしいと思います。思いがけない出会いが、自分にぴったりの仕事につながることも、きっとあると思いますよ。(水落さん)

私の就職活動はコロナ禍の影響で、現場を見に行くのが難しい時期でしたが、やっぱり実際に施設を訪れて雰囲気を感じることが大切だと強く感じます。職員と利用者さんの関係性や空気感は、Webサイトだけでは分からないからです。少しでも「いいな」と思ったら、迷わず足を運んでみてください。見て・聞いて・話すことで、自分に合う場所がきっと見えてくると思います。(片庭さん)

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仕事の話からプライベートの雑談まで、笑顔が絶えない職場。日々の支援の工夫を共有したり、互いの頑張りをねぎらったりと、自然に励まし合える関係が築かれています。

マイナビ編集部から

1964年の設立以来、南風会は半世紀以上にわたり、知的障がいのある人を中心とした支援を続けてきた。理念は「ラブ・ユア・ネイバー(目の前のあなたを大切にする)」。この“あなた”には、利用者だけでなく、家族や地域、そして職員自身も含まれている。

法人の理念は職員同士の関係にも表れている。服装や髪型の自由度が高く、自分らしくいられる環境の中で、お互いを尊重し、困っている職員がいれば自然に手を差し伸べる風土がある。面倒見の良さが、南風会の良好な人間関係を形作っている。

地域とともに成長する姿勢を貫きながら、南風会は次のステージへと進んでいく。2027年3月には、板橋区に大規模な障がい者グループホームを開設予定だ。地域により密着し、一人ひとりが自分らしく暮らせる場を広げていく構想である。

「相手の成長を願える人になる」――先輩から受け継がれてきたこの言葉が、多くの職員たちの心に息づいている。利用者の成長も、自分自身の成長も、そして仲間の成長も、大切にする。南風会はこれからも、“目の前のあなた”を尊重しながら歩み続けていく。

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「目の前のあなたを大切にする」を理念に掲げ、利用者だけでなく職員や地域の人も尊重する。互いを思いやり、支え合う文化が息づく、温かい職場環境が南風会の魅力です。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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