最終更新日:2026/7/31

(株)パル・オネスト

業種

  • 調剤薬局

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

薬局の外へ飛び出し「街づくり」にも寄与。薬剤師の新たなキャリアを示したい

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

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街全体を元気に!先例のないチャレンジに挑む社員へインタビュー

■加藤 大貴さん
イノベーション事業部 部長
2013年入社
薬学部薬学科卒業

埼玉県南部から東京都板橋区にかけて37店舗を展開するパル・オネスト。加藤さんは、同社で薬剤師として基礎を固めた後、従来の薬局の枠を超えた新しい事業の担い手として活躍の幅を広げています。入社後から現在までのキャリア、そして挑戦を後押しする同社の社風について語っていただきました。

薬剤師としてのベースを固めながら、働きがいのある店舗づくりに注力した20代

私が当社を志望したのは、積極的に新しいことに挑戦できる社風があること、先進的な設備をいち早く導入し、効率化を図る企業姿勢に魅力を感じたことが理由です。私が入社した10年以上前から、薬のピッキングをサポートするシステムや薬歴の音声入力システムが既に導入されていました。当社の新卒薬剤師は原則、最初の2年間で3つの店舗を経験します。私の場合は、小児科クリニックの門前薬局、内科・外科病院の門前薬局、そして幅広い処方せんに対応する駅前の薬局を経験。応需する処方せんや求められるニーズ、職場の雰囲気もさまざまでしたし、薬局長によってマネジメントスタイルも異なり、自分の引き出しを増やすことができました。

入社時から「早くキャリアアップしたい」という思いがあったので、3年目になると薬局長にチャレンジしたい意思を伝え、薬局長に就任、入社6年目からは、エリアマネージャーとして3店舗を統括するように。数字にも向き合う立場となったことで、経営的な視点で物事をとらえられるようになった実感があります。また、店づくりと並行して、近隣のフィットネスクラブとコラボレーションして高齢者の運動機能をチェックするイベントを開催したり、管理栄養士による食事相談会を実施したりと、処方せんがなくても来局いただけるようなアイデアを次々と形にしていきました。

エリアマネージャーになってからは「店舗の品質やサービスを向上させるためには、薬剤師がモチベーション高く働ける環境づくりが欠かせない」と考え、各店舗の薬剤師を褒めて伸ばす指導を実践したほか、薬局長と連携しながら、各店舗の利益率の向上にも注力しました。1つの店舗で効果が出ていた在庫管理のノウハウを他店にも横展開してコスト削減を実現するなど、エリア全体の底上げを図っていくことに、やりがいを見出すことができました。

さらにこの時期、新店の立ち上げも経験。薬剤師が働きやすい環境づくりはもちろん、「医師と薬剤師が信頼し合って協力することが、患者様の満足度につながる」と考え、近隣の医療機関との関係構築にも注力しました。未経験のチャレンジではありましたが、一つひとつの取り組みが実を結びオープンから着実に来局者が増加。今では、周辺地域以外からも多くの患者様が来局する店舗に成長しています。数字面でも結果を残すことができ、大きな達成感を味わうことができました。

加藤さんの仕事風景

プライベートでは2児の父。「子育て世帯としての目線は仕事にも役立っています。子どもの風邪などで他の薬局に行くと、サービスの受け手として多くの気づきがありますね」

地域との接点を広げるべく新事業にチャレンジ。薬剤師の新たな可能性を探る日々

キャリアを重ねる中で新たに生まれてきたのが、「薬局薬剤師や薬局企業の可能性を広げられる新事業に挑戦したい」という思いです。外部研修にも参加して知見を養い、上司へアイデアを発信し続けた結果、入社7年目にはエリアマネージャーを兼務しながら現在のイノベーション事業部のベースとなる事業を主導できることになりました。

「薬剤師に新たな活躍の場を提供するとともに、地域の健康をサポートしていきたい」。そんなビジョンの下、2022年4月に立ち上げたのが「PAL CAFE」です。健康意識が高い方だけが集まる場所にはしたくないと考え、あえて調剤薬局と併設せず、薬剤師や管理栄養士が在席していることも強くアピールしないお店としました。カフェ営業での黒字化を図りつつ、地元の自治体とタッグを組んでイベントを行ったり、音楽コンサートやアロマ教室、料理教室、セミナーを開催したり、フードフェスに出店したりしながら、地域の方々にPAL CAFEの存在を知ってもらう活動を重ねてきました。オープンから約4年、物価高騰の状況下でも収益を出せるようになってきたことは、ここ1年の大きな成果です。

スタッフの成長に伴ってPAL CAFEの運営をほぼ任せられるようになり、最近は店外での活動にも力を入れています。地域の方々との関わりを通じて「健康寿命を延伸させるには、健康な人たちの意識を変えることが重要だ」という気づきを得たことから、富士見市のフレイルサポーター資格を取得。管理栄養士と協働して、病気の前段階にある人たちの症状の改善に役立つ「フレイル予防メニュー」なども考案しました。私に続き、薬局スタッフも資格を取り始めたので、今後はPAL CAFEで実施しているようなフレイルチェック測定会を薬局ごとでも実施したいと考えています。

さらに、大きな手応えを感じているのが商店会とのコラボレーションです。子育て世帯が楽しめる街づくりを十分にできていないと感じたことから、子ども中心のハロウィンパレードを企画。開催2年目になる昨秋は、行政の広報誌で紹介いただいたり、近くの大学の地域創生学部の学生さんたちと一緒にイベントの企画・運営に取り組んだことで、参加者の募集を早々に打ち切るほど、盛況なイベントに発展しました。「子ども連れのハロウィンといえば、みずほ台ハロウィン」と広く認知いただけるようなイベントに育てていくことは、今後の目標の1つです。

加藤さんの仕事風景

商店会の一員として、地域とのつながりを強化する加藤さん。「薬局だけでなく地域全体をよくしたいと考える社員が、社内にも少しずつ増えている実感があります」

商品開発やラジオ出演にも注力。広く地域を盛り上げる活動を続けていきたい

地域の方々との関わりが広がる中で、私も活動の幅がどんどん広がっています。地元のコミュニティFM局では、管理栄養士と一緒に毎週30分の「パル VOICE」という番組づくりを行っています。地元のお店の方やドクターをゲストとして招きながら4年間コツコツと発信を続けたことで、最近はリスナーからのお便りも増えてきており、再放送や川越市での越境放送もスタートすることになりました。

直近半年間は、商品開発にも取り組んでいます。カフェのメニューやセミナーと連動させながら、管理栄養士が考案する万能調味料「たまねぎ麹」を開発し、販売を開始しました。今後も当社らしい商品開発を行っていきたいですし、ふるさと納税の返礼品にエントリーすることも視野に入れています。

さらに今春には、商店会の副会長にも就任しました。会社組織とはまた違った意思疎通の難しさがありますが、考え方の異なる方々と協働する面白さを感じています。活動の継続や発展のためには、活動を収益化できる仕組みが必須なので、今後は薬局運営で学んだことを商店会にも還元していきたいですね。「街づくりに前向きな、元気な商店会」としてのブランディングに取り組んでいくつもりです。カフェ事業をきっかけに、地域の方たちと薬剤師の今までにない接点を創出してきました。国が指し示すこれからの薬局の方向性に沿う形で、新しいことにいち早く取り組んでこられたことに、一定の手応えを感じています。「食事をしていただいたお客様に、体組成測定や血管年齢測定のサービスと一言アドバイスを提供する」といった取り組みも喜ばれており、カフェの方が気軽に情報発信ができるのだなという気づきもありました。

そのようなさまざまな活動を通じて、地域の方々の健康意識を高めるところから健康寿命の延伸にもつなげていき、「あの地域は健康で長生きの人が多いよね」と言われるような状況を作っていきたいです。商店会の活動も含めた1つのビジネスモデルとして、他の地域にも広がっていけばという思いも持っています。そして、今後も引き続き自分の考えを形にできるポジションで仕事をしていくことが目標です。会社としても年々、店舗数や従業員数が増えており、今の規模感に合った体制や仕組みにブラッシュアップしていく必要性を感じているので、意見や考えを積極的に発信し、会社全体を良くすることにも貢献していきたいです。

加藤さんの仕事風景

「役職者になってからもメリハリを付けて働ける会社です。子どもの送り迎えや行事参加、家族旅行など、積極的に育児にも関わっています」

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 加藤さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

企業研究の際には、「やりたいことができる会社か」「自分にとって居心地の良い職場環境か」といった要素を含めて、総合的に自分の人生を設計することをお勧めします。近年はマネーリテラシーが高く、数字面を重視する学生が増えている印象があります。私も家族で楽しく暮らすための収入を意識しながらキャリアを歩んできたので、気持ちはよくわかります。ただ、数字でわかる情報だけで企業研究をしてしまうと、仕事や人生に対して前向きに取り組めない状況にもなりかねないと思います。

私は入社当時、「薬剤師の仕事以外にも何かやってみたい」という気持ちが強くあったものの、具体的なビジョンは見えておらず、薬剤師として仕事をするうちに、具体的にやりたいことが見つかってきました。当時の私と近しい気持ちがある方は、トップ層に理解がある中小企業に注目してみると良いと思います。大きすぎない企業のほうが、自分の意見やアイデアを上層部に届けやすいですし、理解を得られればチャレンジできる可能性が高いからです。

既にやりたいことが見つかっている人は、自分の熱量に従ってキャリアパスを考えていけば良いと思いますし、「薬局薬剤師がやりたいことである」という志向の社員も大勢活躍している会社です。自分次第で多彩なキャリアを選択できる環境があることも、学生の方に知ってほしい当社の魅力です。
(加藤さん)

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「明るい社風や風通しの良さにも注目してほしいですね。初めて会社見学をした折、薬剤師たちが薬局長に楽しそうにツッコミを入れていた様子を今でも覚えています」

マイナビ編集部から

学生時代に抱いた「調剤薬局は待ち時間が長いから、カフェが併設されていたらいいのに」という思いをきっかけに、カフェ事業を起案した加藤さん。当然ながらカフェ事業のノウハウは社内になく、全くの手探りからのスタート。お店を軌道に載せるまでは、さまざまな苦労があったそうだ。しかし、諦めることなく、自ら積極的に社外に飛び出したことで、枠にとらわれない考え方や行動ができるようになったという。

草の根の活動を一つひとつ積み上げていき、商店会や自治体、近隣の大学、そしてラジオのリスナーにも知られる存在となった加藤さん。地域を元気にする一員として、確実に地域の人たちから信頼を得ている様子が、取材を通じて伝わってきた。

近年、淘汰される薬局も出てくる中で、パル・オネストは従来通り1~2年に1店のペースで着実に新規出店を続けており、経営に長けた企業という印象を受ける。これからの時代に即した新たな薬局のあり方を見出すためには、先例のないチャレンジが必要なことをトップ自身がよく理解しているからこそ、加藤さんのような社員がイキイキと活躍できるのだろう。

「仕事の幅を限定せず、薬剤師としての可能性を広げたい」という人や、「本当に地域に必要とされる薬剤師のあり方」を追求してみたいという人は、ぜひとも企業研究を通じて、同社と接点を持ってみてほしい。

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社内ブログでこまめに発信し、社内イベントにもよく参加する社長は、社員たちにとって身近な存在だ。「なんでも気兼ねなく話せる存在です」と加藤さん。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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