最終更新日:2026/7/16

不二ラテックス(株)【東証スタンダード上場】

  • 上場企業

業種

  • 精密機器
  • タイヤ・ゴム製品
  • 医療用機器・医療関連
  • 機械設計
  • プラスチック

基本情報

本社
栃木県、東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

衝撃を吸収する「緩衝器」。その用途は幅広く、モノづくりの面白さが凝縮!

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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前例のない製品開発に挑み、試行錯誤を楽しむ若手社員

不二ラテックスはゴム製品のみならず、金属製・樹脂製の緩衝器の製造においても国内屈指のシェアを誇る。その設計・開発担当として課題に挑む社員2名に、仕事・会社の魅力や心構え、オフタイムなどをうかがった。

中島 健吾さん(写真右)
技術課 第一技術係
2020年入社/理工学部 バイオサイエンス学科卒

志村 遥さん(写真左)
技術課 第三技術係
2024年入社/理工学部 機械知能システム理工学科卒

多くの人に支えられ、前例のない構造の緩衝器をカタチにできた

大学ではバイオサイエンスを学び、食品・医薬品業界を中心に企業研究を行いました。そのうちの1社として医療機器を開発・製造する不二ラテックスに興味を抱き、人事担当の話しやすい人柄に触れ、「この人のいる会社で働きたい」と思えたことが当社の志望度を高めた理由です。加えて、福利厚生やワークライフバランスが整っていることにも安心感を抱き、入社を決めました。

入社後に配属となったのは、金属製緩衝器(ショックアブソーバ)の設計・開発です。ショックアブソーバは、コンベアの方向転換部やスライド装置の終端など、産業用機械が衝突を起こす箇所に設置され、衝突時の衝撃を吸収するために用いられます。機械の消耗や騒音の発生を防ぎ、物流、プラント、自動車、半導体、航空宇宙など、さまざまな産業に活用されています。

私が担当しているのは、標準品と特注品の設計・開発です。当社では多様な標準品を取り揃えており、コスト減や耐久性向上などの課題と向き合いながら、新たな製品開発を随時進めています。一方で、お客様のリクエストがあれば、それに応じてオーダーメイド、即ち特注品としての製品制作も進めます。配属後は先輩のもとで標準品・特注品双方の設計・開発業務を行い、まさしくゼロからスキルを磨いてきました。転機が訪れたのは5年目のことで、新たな特注品開発を私が初めて主担当として手がけることになりました。

営業担当とともにお客様先を訪問し、お話をうかがうと、製品に求める条件が非常に厳しく、「どうすれば実現できるのだろう」と頭を抱え込む内容でした。しかし、「やるしかない」と腹をくくった私は、上司・先輩に相談しながら設計に着手し、試行錯誤の末に図面を完成。「こんな材料、どこにある?」「どうやって部品をつくる?」など、実際にカタチにする過程でいくつもの課題が浮かび上がりましたが、生産管理、調達、製造、協力会社など、社内外の関係各所に掛け合い、多くの人の知見によってそれらを克服し、約1年をかけて試作の完成にたどり着きました。現在も改良を重ねている段階ですが、自分が主体となってこれまでにない構造のショックアブソーバを具現化でき、モノづくりの難しさと面白さを体感しているところです。
(中島さん)

会社・仕事の魅力は?

「図面と試作を仕上げて終わりではなく、生産技術や製造など関係各所と連携して量産化に至るすべてに携わります。だから、モノづくりの手応えが格別です」(中島さん)

身近に使われるダンパーの新規開発に挑み、オフタイムも充実

学生時代は理工学部で機械全般について学び、モノづくりに携わることを志して企業研究を行いました。会社選びで重視したのは、栃木県で働けることと、年間休日が120日以上あること、そして、人間関係の良いコンパクトな組織であることです。当社はこれらの条件にかなっていたことに加えて、工場を訪れた際に空調が整っていることに気づき、快適な環境だと感じたことも決め手になりました。

私の担当は、樹脂製ダンパーの設計・開発です。ダンパーとは、衝撃を吸収し、動きをゆっくりにするための部品のこと。樹脂製は軽量のため、用途が広く、身近なところでは住宅の引き戸や家電製品、車のダッシュボードなどに用いられ、戸や扉、フタがゆっくりと減速して閉じるように衝撃を吸収する役割があります。なかでも私が主に担当しているのは、FPDと呼ばれる直線型のダンパーです。

まだ経験の浅い私は、試作試験を中心に担当し、製品や開発に関する理解を広げているところです。現在注力しているのは新しい標準品です。コンパクトに使いやすい製品をめざしているのですが、小さくしても性能を維持する必要があり、これがなかなか至難の業です。耐久性や強度などにおいて求める性能を実現できるように、試験データをもとに課題を洗い出し、設計変更、チューニング、試験をコツコツと繰り返しています。同製品の試作試験に携わり始めて約1年。「一筋縄にはいかず、難しさに直面しているからこそ、やがて日頃の地道な追求が実を結び、晴れて量産化に至ったならば、とびきりの解放感と達成感が待ち受けているんだ」と、期待を膨らませています。

また、2年目にはデモ機の制作にも取り組みました。営業担当がお客様にダンパーの性能をプレゼンする際に使う卓上サイズの装置で、ダンパーのはたらきにより、扉がソフトクローズできるということを一目でわかるようにする必要がありました。上司による素案をもとに、機構を考え、図面を描き、部品の発注や加工・組み立てもすべて私が担当したため、モノづくりのリアルな実感を得られ、上司から「キレイにできたね!」と上々の評価をもらえたときには、達成感を味わうことができました。
(志村さん)

会社・仕事の魅力は?

「樹脂製ダンパーは住宅や家電などに用いられ、身近な場所に貢献できます。さらに当社のシェアは国内有数。皆さんの周りにもきっと活用されていますよ」(志村さん)

先輩たちの心がけとオフタイム、そして今後の目標

■若手社員のチャレンジを後押しする社風
特注品開発プロジェクトを通して実感したのは、連携の大切さです。当初はクリアできないと思っていた条件も、調達、生産管理、製造など各分野のスペシャリストの皆さんと「どうすれば実現できるか」を議論し、トライを重ねることで、カタチにすることができました。そうした議論を活発にできるよう、日頃からコミュニケーションを重ね、気軽に意見交換ができる雰囲気づくりを心がけています。会社全体に若手社員のチャレンジを後押しする社風があり、どの部署の方々も快く相談に応じてくれるので心強いです。

プロジェクトが佳境を迎えると、多少残業をすることもありますが、普段は定時退社が基本です。私の場合は、残業は月3時間くらいしかありません。入社後6年間で私の休日出勤は1回だけで、オフタイムも充実。那須や日光など北関東の名所へのドライブを満喫しています。これからもメリハリのある働き方を実践しながら、厳しい要求があっても果敢に挑み、まだ世の中にない製品をつくりたいと思っています。
(中島さん)

■推し活を満喫でき、仕事のモチベーションもUP
私が心がけているのは、「程よく」です。試作試験では、期待どおりの結果が表れることのほうが少なく、何もかも完璧をめざすと、うまくいかないときに自分自身を追い詰めてしまいます。そうならないように、「8割できれば花丸」という心持ちで臨み、1つでも良い結果が出れば自分を褒めるようにしています。また、忘れないようにしているのは「真摯に、素直に」という姿勢です。ミスや気になることをうやむやにすると、後々大きな問題に発展してしまいかねません。気になることがあれば先輩たちと共有し、対応を一緒に考えるようにしています。

入社の決め手にもあげたように、当社は休日・休暇が充実しているので、自分の趣味の時間を大切にできています。私の趣味は、推し活。「推し」のライブがあれば遠方にも出向きます。つい先日も平日に有給休暇を取得し、ドームライブに参戦してきたところです。また、今の目標は、自分のアイデアを製品化し、市場に出すことです。それが「推し」の身近にも使われるかもしれないと想像するだけで、期待が膨らみます。
(志村さん)

会社・仕事の魅力は?

開発品の試作試験を重ねる志村さん。「上司・先輩たちは失敗をとがめるのではなく、ちょっとしたことでも認めて褒めてくれます。だから意欲が高まり、働きやすいです」。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 中島さん、志村さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

まずは大学の進路相談窓口やOB・OG、企業の人事担当の方々に積極的に話しかけてみると良いですよ。そうした人たちは学生の声を聞きたいと思っていて、歓迎してくれるはずです。その際には、休日数や残業の状況、職場の雰囲気、福利厚生などについても遠慮なく聞くことをおすすめします。安心して働き続けられる環境かどうかの大切な指針になるからです。製造業界について言えば、設計・開発担当が図面作成に専念する企業もあれば、当社のように開発、量産まで一貫して携わる企業もあります。そうした点も確認し、皆さんの軸に合うスタンスを探ってみると良いですよ。
(中島さん)

企業選びの際には、「この条件は譲れない」というポイントを整理しておくことをおすすめします。私の場合、「年間休日120日以上」「栃木県勤務」「おだやかな雰囲気の中規模の企業」という条件を定め、当社を知ることができました。何より信じてほしいのは、自分自身の感覚です。インターンシップや職場見学などを通して、さまざまな企業の職場や社員の方々に接し、「何だか居心地が良い」「楽しい」と思えたなら、自身の企業研究の軸に合っている可能性が高いのではないでしょうか。そのときの感覚を大切にしてほしいと思います。
(志村さん)

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「幅広い製品を検討し、“これをつくりたい”と思えるかどうかを探ってみてください。当社の緩衝器のように、意外なところにも面白い製品が見つかりますよ」と先輩たち。

マイナビ編集部から

不二ラテックスといえば、ゴム製品のメーカーというイメージが強いかもしれない。しかし同社は大きく2つの事業領域を持つ。一つは創業以来手がけるゴム製品関連事業。もう一つが、今回取材した精密機器事業である。精密機器事業においては、中島さんと志村さんの両名が携わる緩衝器の開発・製造を中心に手がけ、実は国内有数の技術力とシェアを誇っている。

取材した2名は、終始おだやかな雰囲気で話し、それでいてモノづくりに対する熱さが感じられた。“かつてない製品づくり”をリードする中島さんには、新たな製品を切り拓く誇りとともに、支えてくれる周囲の人たちへの感謝がにじむ。ロボットアニメをきっかけに機械・モノづくりの世界に飛び込んだと話す志村さんは、樹脂製ダンパーを手にわかりやすく、熱をこめて説明する姿が印象的だった。

こうした若手の皆さんが伸びやかに持ち味を発揮しているのは、意見をしっかりと受け止めてくれる上司・先輩に恵まれ、後押しをしてくれるからだろう。中島さんも「会社全体に新しい挑戦を支える風土があります」と力をこめる。あわせて、年間休日の多さとともに、残業がほとんどなく、プライベートを充実できる環境も整う。「モノづくりを楽しみたい。でも休みは大事」という考えに共感するなら、ぜひ注目してほしい1社である。

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栃木市に2つの工場を構え、技術力を発揮する同社。完全週休2日制、年間休日128日、平均残業7.8時間など、バランスよく勤務できることも大きな魅力にあげられる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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