最終更新日:2026/6/18

リードケミカル(株)

業種

  • 薬品
  • 化学
  • 化粧品
  • 医療用機器・医療関連
  • 試験・分析・測定

基本情報

本社
富山県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

「貼る薬」という選択肢を通じて、痛みに悩む人々の生活の質向上に貢献したい

  • 理系学科系統 専攻の先輩

PHOTO

研究開発を通じて、医薬品を必要とする地域や人々に貢献していく

経皮吸収技術を用いた非ステロイド性鎮痛消炎剤の製剤化に取り組んできた製薬企業、リードケミカル(株)。現在は複数の国や地域で展開され、患者の生活の質向上を意識した医薬品づくりを続けています。

今回は、2023年に入社した同期3名にインタビューを実施しました。入社を決めた理由や現在の仕事内容、仕事のやりがい、今後の目標、そして会社の魅力について話してもらいました。

・Y.N.さん(写真左)
研究開発本部 研究開発部/2023年入社
医薬保健学域 薬学類 出身

・N.O.さん(写真中央)
研究開発本部 研究開発部/2023年入社
理工学教育部 生物学専攻 出身

・S.Y.さん(写真右)
品質管理本部 久金QCグループ/2023年入社
農学研究科 生物産業創成科学専攻 出身

貼付剤の開発に取り組む企業で感じる仕事のやりがい【N.O.さん】

◆身近だった貼付剤の奥深さに惹かれて
元々製薬業界に興味があり、それを軸に企業研究を進めていました。合同企業説明会にも参加しましたが、大学の研究室の先輩が当社に在籍していたこともあり、詳しく話を聞く中でさらに興味を持ちました。特に惹かれたのが、貼付剤に特化した製薬会社であるという点です。学生時代にスポーツに取り組んでいたため、湿布などの貼付剤を使用する機会が多く、身近な存在でした。使用している当時は、患部を冷やして痛みを和らげるものという認識でしたが、薬としての効能や皮膚からの吸収メカニズムなどを知り、話を聞くうちに興味が深まっていきました。そうした背景から研究職志望で応募しました。

◆自分の担当した製剤が世に出る日を夢見て
志望通り研究職として採用され、研究開発部に配属されました。研究開発部は、製剤の設計や試作を行う製剤化グループ、製品の品質試験や分析方法を検討する品質試験グループ、製剤の透過度などを試験する非臨床グループ、患者さんを対象に試験を行う臨床グループ、新たな製剤開発に向けて薬物の探索や可能性を検討する基礎研究グループの5つに分かれています。私は非臨床グループに所属しています。現在は、ラットやマウスといった動物の皮膚を使って薬物の透過性を評価する動物試験を担当しています。新製品や既存製剤の処方変更時に、臨床試験へ進む前段階として行われる試験で、透過性や既存製剤との差などを確認しています。基本的には1つの研究課題に対して2~3人のチームで協力しながら研究を進めています。動物を用いた試験に携われる点は他のグループにはない特徴であり、試験方法を工夫し、その検討が成果につながった時に達成感ややりがいを感じます。現在はまだ、自分の担当した製剤が市場に出た事例はありませんが、将来的に製品化された際には、より大きな達成感を得られるのではないかと考えています。

◆いつかはプロジェクトリーダーに!
現在は1つの試験業務を担当していますが、将来的には開発ライン全体に関わるプロジェクトに携わり、最終的にはプロジェクト全体をまとめられる人材になりたいと考えています。そのためにも、今は目の前の業務を一つひとつクリアすることを大切にし、理想の実現に向けて日々業務に取り組んでいます。

リードケミカルのここが凄い!

「新しい社屋で作業スペースに余裕があり、研究に集中しやすいと感じています。会社見学時に、研究に取り組む環境を具体的に想像できたのが印象的でした。」N.O.さん

研究の楽しさの追求と薬剤師免許取得者として描く未来【Y.N.さん】

◆新薬の研究開発を地元・富山で
大学入学当初は病院薬剤師を目指していましたが、研究室で研究の楽しさを知り、研究職への関心が高まりました。その後、製薬企業での研究や開発といった仕事に目を向けるようになり、研究を通じて医薬品づくりに関わりたいと考えるようになりました。学生時代の薬局実習で、ロキソニンテープなどの当社製品に触れる機会があり、医療現場で使用されていることを知っていたこと、さらに国内だけでなく海外にも事業を展開している点から、幅広い業務に携われるのではないかと感じ、当社への入社を決めました。

◆製品の安全安心を担保するために
入社後は研究開発部の非臨床グループに配属され、昨年5月に品質試験グループに異動しました。品質試験グループでは、医薬品の申請資料に必要となる規格や試験方法の検討、安定性に関するデータ収集を行う試験を担当しています。日本薬局方(医薬品の性状および品質の適正を図る目的で定められた規格基準書)や、ICH(医薬品規制調和国際会議)の基準に基づいた試験を実施しています。 異動してから1年程度ですが、製剤の含量を測定する含量試験や、製剤中からどの程度薬物が放出されるかを評価する放出試験、貼付剤の粘着力を評価する試験など、多様な試験を経験してきました。思うように進まないこともありましたが、さまざまな方法で情報を調べたり、周囲の方に相談したりしながら解決の糸口を見つけ、上手くいったときには嬉しさや達成感を覚えました。これらの試験は、患者さんに安全・安心な医薬品を届けるために欠かせない工程であり、製品を世に送り出す最終段階に携われていることに誇りと責任、やりがいを感じています。

◆専門性を高め、自分の強みも活かしたい
直近の目標は、各種試験や医薬品関連の法令などについて知識とスキルを身に付けることです。専門性を高めた上で、試験を構成したり、計画を立案したりする試験責任者を目指しています。 また、薬剤師資格を保有していることを自身の強みとして活かしたいと考えています。製造販売、品質管理、安全管理など、薬剤師資格が業務上必要となる役割もあり、研究者として経験を積んだ後に、そうした分野へキャリアを広げていくことにも興味があります。

リードケミカルのここが凄い!

「フレックスタイム制は自分の生活リズムに合わせて出勤時間を調整できる点が嬉しい制度。また、時間単位で有休を取れるので、ちょっとした用事に利用しています」Y.N.さん

製品を安定的に市場に送り出し、安心して使用していただくために【S.Y.さん】

◆湿布薬に特化していることに魅力を感じて
大学では農学部で「食」を中心に学んでいましたが、化学分野の講義を通じて製薬分野にも関心を持つようになりました。東北地方の大学で学ぶ中で、将来は地元に近い北陸地方に戻って働きたいという思いが次第に強くなり、製薬業が盛んな富山県内の企業に目を向けるようになりました。できれば専門領域を持っている会社で働きたいと考えていたため、湿布薬をメインに製造している当社に着目しました。湿布薬は誰もが気軽に手に取れる身近な医薬品であり、多くの方の健康に寄与できる点に魅力を感じ、当社を志望しました。

◆多くの皆さんに使ってもらえることがやりがいに
現在は品質管理本部 久金QCグループに所属しています。QCグループには、製造前の原料を試験するグループと、製造された製剤を試験する製剤グループがあり、製剤グループはさらにパップ剤とテープ剤に分かれています。有効成分の含量に関する試験などを担当しており、私は製剤グループに配属され、各試験を一通り経験した後、現在はテープ剤を中心に担当しています。製品の最終的な品質試験に携わる中で、自分が関わった製品が多くの使用者の方に使われていると実感できることにやりがいを感じています。家族や学生時代の恩師が実際に使用しており、「使ってみて良かった」と声をかけてもらえた際には、大きな励みになりました。常に自信を持って製品を送り出せるよう、責任感を持って試験に取り組んでいます。業務では期限を守ることを大切にし、トラブルが発生した際には迅速に対応できるよう、日頃から機器の点検や小さな変化にも注意を払っています。

◆すべての品質試験に精通した責任者を目指して
品質管理(QC)として、高品質な製品を安定的に供給し、安心して使用していただけるよう業務に取り組んでいます。現在は製剤試験が中心ですが、今後は原料試験など、まだ経験していない試験にも携わり、品質管理に関わるすべての試験に精通することが当面の目標です。将来的には、試験エラーを防ぐための仕組みづくりや業務改善にも積極的に関わり、試験の責任者を担える存在を目指しています。また、品質保証(QA)分野についても学び、知識と視野を広げていきたいと考えています。

リードケミカルのここが凄い!

「現在、社宅制度を利用しています。当社では寮や会社指定の物件ではなく、場所や間取りなどを自分の希望に沿って選ぶことができる点が良いと感じています。」(S.Y.さん)

企業研究のポイント

企業研究を始める際には、その企業が強みとしているものを知り、それを志望動機と絡めて、どのようにアプローチするかを考えることが大事だと思います。そのため、ホームページを読み込んで深掘りします。また、オープンカンパニー等では質問の機会が設けられているため、積極的に質問して情報を収集します。そうして興味のある業界内の多くの企業の情報を集めることで比較検討できるので、前向きに取り組んでみてください。[N.O.さん]

まずは幅広く、さまざまな会社を見ること。就きたい仕事が決まっていても、完全に合致する会社は多くはないため、視野を広げて調べ、そこから自分とのすり合わせをして段々と絞り込んでいくのがいいと思います。また、会社見学も重要です。私も県内企業に関してはすべて会社見学を行い、働いている人の様子や建物などを見て決めたので、気になった会社には実際に足を運ぶことをお勧めします。[Y.N.さん]

企業研究では、自分のやりたいことと会社の方向性が一致しているかを確認することが大切です。漠然とではなく、その会社がどんなビジョンを描き、どのように活動しているのかを意識して調べてみてください。会社を絞ったら、会社見学やインターンシップなどを利用し、会社の雰囲気や働いている人の人柄に触れ、総合的に判断してみてください。[S.Y.さん]

PHOTO
ホームページで会社の概要は確認できますが、自分に合っているかどうかは分かりません。後々後悔しないためにも実際に現地に足を運び、自分で見て感じて判断してください。

マイナビ編集部から

リードケミカルは、薬物が皮膚から吸収されることを実証した経皮吸収技術を強みとする製薬企業である。同社の製品は、安全性と有効性に配慮したものづくりを行っており、国内のみならず、北米をはじめ、欧州や南米、中国、東南アジア、アフリカなどへ展開している。現在、約40か国で販売するなど、日本発の技術を世界へと発信し、経皮吸収型製剤を主軸とするスペシャリティファーマとして同分野での実績を積み重ねている。

同社では、社員一人ひとりにとって働きやすい環境づくりにも取り組んでいる。N.O.さんは、特にフレックス制度を評価しており、「自分のペースで働くことができ、有休も取得しやすいため、私生活との両立がしやすい」と語る。職場環境についてY.N.さんは、「研究開発部は意見を出しやすい雰囲気がある」と話す。さらに、「年に1回実施される研究発表会では、各グループの活動内容を知ることができ、部署全体の理解が深まる」と続ける。

また、S.Y.さんは「コミュニケーションが取りやすく、全体的に話しやすい職場である」と評価するほか、「資格取得のバックアップもあり、学びたいことに取り組める環境が整っている」と述べている。研究者や技術者の成長を支える姿勢がうかがえる取材であった。

PHOTO
貼付剤というニッチな領域であるため、最初から専門的な知識を持っている人は少なく、全員同じスタート。研修期間も十分で、基礎からしっかりと学べます。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. リードケミカル(株)の取材情報