最終更新日:2026/8/13

岐阜県厚生農業協同組合連合会(JA岐阜厚生連)

業種

  • 医療機関

基本情報

本社
岐阜県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

病院運営・チーム医療、各部門の仕事とやりがい、キャリアの築き方を紹介

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

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地域医療現場の前線に立ち、キャリアを築く先輩たち

地域の3次救急を担う総合病院で、事務・薬剤師のそれぞれの立場で地域医療に貢献する先輩たち。その活躍やキャリアから、仕事と職場の魅力をひもときます。

(写真左から)
S.N.さん
企画総務課/2021年入職
経済学部卒

T.F.さん
医事課/2017年入職
子ども教育学部卒

H.U.さん
薬剤科/2025年入職
薬学部卒

【企画総務課】経理や財務から院内DX化に関わるプロジェクト主導まで、幅広い領域で活躍。

職場の安定性と地元貢献を軸に、公務員や組合を視野に入れて就活をしていました。その中で、幼少期からお世話になっていた地元の中濃厚生病院に貢献したいという思いを抱き、JA岐阜厚生連への入職を決めました。

企画総務課の仕事は、人事・給与、財務、庶務、管理の4つに分かれます。私が担当している管理系業務は、備品購入や施設整備、固定資産の管理、診療材料の価格交渉、さらには院内ネットワークの初期対応や補助金の申請など、多岐にわたる分野をカバーしている点が特徴です。事務職はデスクワークのイメージが強いと思いますが、実際には現場に出ることも多く、外部業者との価格交渉やスケジュール調整を主導する役割を担っています。経理処理や財務に関わる業務においては、経済学部での学びや全体の数字を把握する考え方が生きていると感じます。

やりがいを感じるのは、院内全体に関わる大規模な案件に携わり、無事にやり遂げたとき。これまでに最も印象に残っている案件は、医療機関用スマートフォンの導入です。病院のDX化推進の一環としてPHSからの切り替えを目指すもので、私は事務局のメイン担当を務めました。導入まで約1年かかった大きなプロジェクト。医師や看護部を含めたワーキンググループの運営、本部への稟議資料作成、導入に伴う物品整備など、さまざまな業務に取り組みました。中でも特に大変だったのは、導入するスマホの台数管理と、予算関連の資料作成でした。全部署からの要望を聞いて目的に応じて台数を調整したり、当院の資産や他病院の実績を分析し、高額な初期費用を裏付ける緻密な資料を作成したりして、地道に取り組んでやり遂げました。導入後は、チャット機能による連絡業務の円滑化、電子カルテ連携による利便性向上が進み、病院全体で大きな改革ができたと思います。一連のプロセスをやり遂げたことは、私にとっても大きな経験となりました。

事務職員のキャリアパスはさまざま。最初に配属された部署でスペシャリストを目指す道もあれば、他部署への異動を通じて多様な業務を経験しながらステップアップする道もあります。私は、将来的に医事課や地域保健課なども経験し、幅広い知識を備えたゼネラリストになりたいと考えています。キャリアアップを続け、組織の運営に深く貢献できる存在になるのが目標です。(S.N.さん)

私のワークスタイル

わかりやすく簡潔に伝える、自ら調べて理解し自分なりの考えを持つ、気負いすぎない。この3つが、仕事をする上でのマイルールです。(S.N.さん)

【医事課】電子カルテや医事システムの管理・運用を通じ、病院ならではのIT知識を習得。

最初に配属された病院の医事課で、入院患者さんのレセプト業務を担当。その後、地域保健課では企業向け健康診断の運営を担当するなど、幅広い業務に携わってきました。現在の所属は、中濃厚生病院の医事課。患者数や診療収入のデータ収集・月報資料作成などのほか、電子カルテや医事システムの管理・運用も担当しています。当初、ITに関する知識は全くありませんでしたが、前任の先輩によるマンツーマンの指導を通じて、実務の中で一つひとつスキルを身に付けていきました。

当院は規模が大きく、電子カルテを扱う端末だけでも600台以上に及びます。電源トラブルのような初歩的なものから、複雑なソフトウェアの不調まで、日々発生する多種多様な不具合に対応するのも、私の役割です。原因がスムーズに特定できないこともありますが、現場に足を運び、詳細に確認することで解決に導いています。

最も印象に残っている仕事は、電子カルテシステムの大幅アップデートです。私は、医事課のメイン担当を任されました。まず取り組んだのが、関わるシステムベンダーとの顔合わせです。電子カルテと連携する検査部門では、画像診断、検体検査、生理検査など、検査の種類によってシステムが異なり、それぞれをシステムベンダー各社が管理しています。そのため、30社以上の担当者を集めた交流会を設定し、ベンダー間の顔をつなぎ、スケジュール設定などから始めました。大変だったのは、各部門の専門的な業務内容を理解することでした。そのため、実際に現場の操作を見学させてもらい、システムがどのように使われているかを徹底的に把握するようにしたのです。そして、院内の全部署と打ち合わせを重ねて課題を洗い出し、システムベンダーと検討し、運用に落とし込みました。その作業を繰り返すこと約1年、システムの更新が完了。休診となる三連休の間に全端末の入れ替えとテストを一気に実施しました。入念なシミュレーションのおかげで、稼働初日をスムーズに迎えられたときは、ほっとしたものです。現場からも「業務が効率化された」という声を聞き、嬉しく思っています。

今後は、医療DXの導入に積極的に取り組みたいと考えています。デジタル診察券の導入や、マイナンバーカード活用による受付の完全自動化などを実現し、患者さんの利便性向上に貢献することが目標です。 (T.F.さん)

私のワークスタイル

簡単な業務は速やかに片付けるのがモットー。私は仕事を溜めやすいタイプなので、5分以内に終わることは「すぐやる」と決めています。(T.F.さん)

【薬剤科】病棟薬剤師として急性期医療の現場で患者さんと向き合い、スキルアップを目指す。

多職種が連携するチーム医療に携わりたいという強い思いから、病院薬剤師を志望しました。中濃厚生病院は、岐阜県中濃地区の三次救急を担う基幹病院。病棟では主に急性期の患者さんを対象に、医師・看護師・薬剤師・理学療法士などによる高度なチーム医療に取り組んでいる点に魅力を感じ、志望しました。入職後は、調剤室からスタート。入院患者さん向けの処方箋を通じ、採用薬の種類や処方のパターンを学びました。診療科ごとに、よく使われる薬や組み合わせを覚えることで、その後の病棟業務につながる下地づくりができたと思います。

1年目の秋からは病棟での業務が始まりました。整形外科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、呼吸器内科など複数の病棟を経験。持参薬の鑑別や相互作用の確認、服薬指導を担当しました。整形外科では、術後の痛みで眠れない患者さんの悩みに応えたことが印象的です。看護記録をチェックしたり、自ら病室へ足を運んで痛みの詳細を聞き取ったりして、医師や看護師に共有し、適切な処方につなげるようにしました。また、喘息や糖尿病の患者さんに対する自己注射指導も担当。不安を抱える患者さんから「教えてもらえてよかった」と感謝の言葉をいただけることに、大きなやりがいを感じました。

現在は、救命病棟で集中治療を必要とする患者さんの薬剤管理を担っています。基本的な業務は一般病棟と変わりませんが、術後であまりお話ができない方などもいらっしゃるので、看護師の申し送りにも耳を傾け、血圧の変動などの情報を把握するように努めています。一般病棟との最大の違いは、受け持つ患者数が少ない分、お一人おひとりにかけられる時間が多く、より深く病態や治療に向き合える点です。医師から持参薬の代替薬について相談を受けたり、投薬に関する看護師の質問に答えるなど、現場のニーズに即した情報提供に取り組むことも、自身の成長につながると感じます。

当院は薬剤師のスキルアップ支援が充実していて、製薬メーカーによる薬剤説明会、外部の勉強会などを通じて最新の情報に触れることができます。私も、呼吸器疾患の治療法に関する勉強会に参加したことがあります。日々の業務や学びの機会を通じて得た知識・経験を糧に、将来は、チーム医療に貢献できる薬剤師として成長していきたいです。(H.U.さん)

私のワークスタイル

患者さんの症状や検査に関することなど、覚えることはたくさんあります。先輩薬剤師だけでなく看護師にも質問し、わからないことはすぐに解決しています。(H.U.さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • S.N.さんが感じる職場の雰囲気
  • T.F.さんが感じる職場の雰囲気
  • H.U.さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

企業研究では、まず企業の理念を調べ、何を目指している企業なのかという特徴をつかむことが大切です。また、財務状況などの数字を確認することで、その企業が注力している分野や安定性、将来性なども見えてきます。さらに、自由度の高い企業か、堅実な企業や公的機関かなど、組織風土の違いも参考になると思います。同じ業務内容でも、より希望とマッチする環境をよく見極めてください。(S.N.さん)

ウェブで集める情報だけでなく、現地を直接見ることが企業研究には必要だと思います。インターンシップや仕事体験を活用し、職場の雰囲気や具体的な業務内容を肌で感じることをおすすめします。特に事務職の場合、実際の業務風景や空気感を知ることが、自分に合った職場選びの大きな判断材料になるのではないでしょうか。(T.F.さん)

仕事の内容はもちろん、働く環境や業務形態も企業選びの重要な要素です。総合病院は、多くの人と関わり働きたい人、土日休みを優先する人に適していると思います。一方、調剤薬局は土曜勤務があるケースも多く、ドラッグストアは店舗の異動もあるかもしれません。自分の理想の働き方を軸に、私生活と両立できるかを見極めることが、納得のいく職場選びにつながるはずです。(H.U.さん)

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各病院で職種を越えた協力体制が築かれ、チーム一丸となって地域医療に貢献している。

マイナビ編集部から

6つの病院を中心に、岐阜県内で広域な医療ネットワークを展開するJA岐阜厚生連。地域によって気候も文化も異なる岐阜県において、それぞれの病院が生活環境や医療ニーズに柔軟に対応し、高度医療と予防医療の両輪で、地域住民の安心と健康を支えている。また、多様化する社会ニーズに応え、保健・福祉サービスも併せて展開し、地域の安定と発展に貢献してきた。

今回インタビューしたのは、事務職員と薬剤師。中濃地区で3次救急を担う基幹病院で、地域医療の前線に立つ人たちだ。病院事務というと、業務が限られた特殊な分野だとイメージする人もいるかもしれない。しかし、企画総務課、医事課それぞれの仕事やキャリアの描き方について詳しく話を聞き、業務の幅広さと、マネジメント力を養える環境であることがよくわかった。多部署を経験し多様な知見を得てゼネラリストを目指す、また配属された部門でスペシャリストを目指すなど、多様なキャリアパスが描けるのも魅力だと感じた。

また、総合病院の病棟薬剤師の活躍ぶりも興味深かった。高度なチーム医療に携わり患者の治療に直接貢献できるのは、薬剤師として大きなやりがいにつながるはずだ。ここなら、地域貢献という大きなビジョンのもと、専門性を磨きキャリアアップを目指せるのではないだろうか。

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取材した関市の中濃厚生病院では、急性期医療、健診、訪問看護など、多様な医療サービスで地域の健康を支えている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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