(株)微生物化学研究所

所在地
京都府宇治市槇島町二十四、16番地
業種
医薬品メーカー(研究開発)|医薬品メーカー(生産技術)

プロフェッショナルの仕事

畜産農家が待ち望む動物用ワクチンを創る
生き物と人間の幸福を守れる仕事です

猪狩 康孝さん

東京大学薬学部卒業後、薬学博士号を取得。製薬会社で総括製造販売責任者や工場長を務めた後、2017年から(株)微生物化学研究所取締役に就任。研究開発、製造、製剤、品質管理、品質保証の各部門を統括する。

抗生物質に頼らず、免疫機能で動物たちを守る

「治療から予防へ」は人間向けの医療でも主流になりつつありますが、食肉への抗生物質等の残留を避けたい牛、豚、鶏等の動物たちについては、生体が持つ免疫機能を利用するワクチンによる感染症対策が、早期から求められてきました。戦後間もない1948年から動物用ワクチンを手掛けてきた京都微研は、この分野での国内におけるパイオニア。長年にわたって、全国の畜産農家さんや獣医師さんと交流を積み重ねながら、動物の健康と畜産経営の収益性、食文化の豊かさを支えてきました。
製薬会社で総括製造販売責任者や工場長としてヒト用ワクチンと向きあってきた私から見ても、研究開発から製造販売まで揺るぎない一貫体制を持つ京都微研の実力は十分に評価できるものです。研究開発への意欲がきわめて高く、常に新しい技術や最新の知見を取り入れて研究開発の仕組みをつくり、それに基づいて新製品を創造できる点にこの会社の強さと魅力を感じます。

10年以上かけて新たなワクチンを創造。
研究開発は根気が必要な仕事。

ワクチンをつくる過程はヒト用ワクチンと変わらない

動物用ワクチンといっても、安全性試験や臨床試験後に製造販売承認申請ができる点、医薬品医療機器等法が適用される点ではヒト用ワクチンと違いはありません。ワクチン開発は感染した動物からのウイルスや菌の分離からスタートします。次にそれを培養して対象動物に感染させる攻撃試験を行い、因果関係を確認できたら、弱毒化や不活化をして「ワクチンの素」にします。研究開発の役割は主にここまでです。
ベンチスケール(試作スケール)で造られた「ワクチンの素」を量産スケールに“拡大”するのが次工程の製造部門。タンク内でウィルスや菌を増やし、低分子医薬品の原薬にあたる「原液」を作りますが、培地やタンク内の条件、攪拌速度といった諸要素を最適化しなければ、目的とする原液を効率よく適切に製造することはできません。その点、京都微研は長い経験から培養条件の割り出しに長けていて、設備レイアウトも整然と整って作業性がすぐれており、品質のよい「原液」を安定して作れるのです。

薬学や化学の知識のほか、動物を理解できる
知識と愛が必要な場合もある。

どの部門でも薬学の知識を存分に発揮できる

いくつかの「原液」を混ぜて、薬効を発揮できるかを確認しながら製品化するのが製剤部門の役割。製造・製剤工程は医薬品製造施設に適応されるGMP基準に準拠した環境で行ううえ、作業者と環境を汚染・感染から守るため、厳重な対策がとられています。厳格な品質管理基準に基づいて製造プロセスや製品をチェックする品質管理部門、医薬品医療機器等法に基づき、製造販売業者として品質保証及び安全管理に責任を持つ品質保証部門を含めて、京都微研のあらゆる職域は、薬学の知識を役立てながら各分野のプロフェッショナルとして活躍できる環境です。生化学や獣医学、農学、水産学など多様なバックグラウンドを持つ仲間と学びあい、切磋琢磨しあう毎日は喜びの連続。どの部門にも薬剤師でなくてはできない業務があります。
製品情報の提供や安全性情報の収集など、MR(医薬情報担当者)の役割を担う営業職も薬学生が力を発揮できる仕事。安全で効果的なワクチンづくりの一翼を担えます。

農水省の適正製造基準に準拠する製造現場。

Message

薬学生を中心に獣医学、理学、農学、水産学部等の出身者を歓迎します。期待するのは素直な対応ができる方、専門性が異なる仲間と知識を持ち寄って高めあうことを楽しめる方です。稀少な業態ゆえ、毎年、全国から新入社員が入社していますが、業務の面白さと家庭的な社風で、皆さんいきいきと働いています。一人ひとりが確かな将来像を描けるよう、充実した研修・キャリアアップ制度をご用意しています。

(株)微生物化学研究所

所在地
京都府宇治市槇島町二十四、16番地
業種
医薬品メーカー(研究開発)
  • 医薬品メーカー(生産技術)