学生のための就職情報サイト

  • 会員登録

 幼少期に祖父母を訪ねて1人で飛行機に乗る機会がありました。幼い私にとっては、世話をするために側についてくださった客室乗務員(キャビンアテンダント=以下CA)の印象がよほど深かったようで、「旅の思い出より、機内のことばかり話していた」と母が笑い話にするほどでした。
 そうした思い出がきっかけとなり、CAを目指して専門学校を探すようになりました。学校選びの決め手になったのは先生方の存在です。「CAとしての訓練よりも、まずは入社できるだけの知識や教養を身につけることが先決です」と先生がおっしゃっていた通り、社会人としての基礎や求められる英語力をこの学校できっちり磨きました。もし航空業界に進めなくても、他業界で通用する力が養えたと感じています。
 私は4月に入学した直後から就活に臨むつもりで一生懸命に努力し、結果、幼い頃の思い出に残る航空会社から内定をいただくことができました。今もまだときどき、「夢を見ているのかな」と思うことがあります。

就職活動を振り返って、
何か反省点はありますか?

 エントリーシートを出したのは航空会社を中心にホテルなど5社だけです。第1志望は決まっていましたが、その他の会社も説明会などで実際の雰囲気を確かめ、どこに採用されても納得がいくように選びました。ですから、就職活動にはとくに後悔はないです。もし強いて言うなら、専門学校を選んで進学した段階で、航空業界しか視界になかったため、仮に他業界にも触れて、他の会社を深く知った場合でも、やっぱり航空業界を選んだのかな? という思いがあるだけかも知れません。

 ただ、実際問題として学校も忙しく、並行して他業界を回るのは現実的ではありませんでした。また、飲食業界のインターンシップを経験したことで、同じお客様と長い時間ご一緒できる機内での仕事に、改めて強くひかれることになりました。

就職活動でもっとも辛かったことは?

 朝早くから登校し、放課後も残って勉強する生活を2年間続けることは、これまで経験したことがないほどの強い意志を維持しなければいけませんでした。今思えば何一つ無駄ではなかったのですが、積み重ねることの大変さを実感しました。とくに辛かったのは、TOEICの点数がなかなか伸びなかったことです。1年生の夏休みを過ぎた頃から集中的に、先生にカウンセリングしていただきながら、頑張りました。

 CAを目指すにあたり、語学力向上のため入学時に400点台だった点数を500点台まで上げたところで停滞してしまったんです。「TOEICの点数は、絶対に上がっていくものだから」と先生に励まされながら毎月のように受験を続けて、11月のある日、急にポンと700点台の点数を取れたときは驚きました。そして、継続してきた努力の成果が出たことに泣きました。年内に600点を超えるスケジュールを立てていたので、計画通りに達成できて嬉しかったです。

          

入社の決め手になった
ポイントを教えてください。

 元々の思い入れが強い入社先ですが、選考を受ける中でより好きになっていく要素があり、志望度がますます高くなっていきました。他社の面接は緊張しっぱなしでしたが、入社企業の選考では会場に着くと、ホッとする感覚を抱くのです。来場した学生一人ひとりをていねいに対応できるほどの人数のCAが私たちを出迎え、いろいろと気遣ってお声がけくださるので気持ちがほぐれ、面接でも気負うことなく話せました。

 入社後は訓練を経て、航空機に乗務することになりますが、そうした業務だけでなく、後進の学生に対してできることはしてあげたい、伝えていきたいと思っています。

自分の内定ポイントは
どこだったと思いますか?

 私は普段から学校の先生に言われたことに対して、立ち止まって考え込むよりも、まずは素直に吸収しようという心構えで生活していたので、それを感じていただけたのかなと思います。

 実際の面接では具体的に話さなかった内容…、例えば現在だけでなく、これまで過ごしてきた時間までを含めた「私という人間」を理解していただいた気がしました。

 また、なるべく自ら行動して情報を集めるように心がけていた姿勢も評価につながったかも知れません。例えば卒業生の先輩に話を聞いたり、航空会社の社員が安全教育を受ける施設や空港の見学をしたりしました。航空業界でなくても、興味がある講演会にはできるだけ参加して学べる機会は逃さないようにしていました。

同じ道を志す後輩の皆さんへ
メッセージをお願いします。

 定めた目標に対して、やるべきことを逆算して考えることが、とても大事だと思います。例えば年内はTOEIC、年明けからは企業研究、そのために「今日は何をするか」まで落とし込んでいきます。そういうスケジュールを決めていないと、TOEICの勉強をしながらも、なんとなく企業研究が気になってしまい落ちつきません。計画してあれば、「今はこれに集中していて大丈夫」と安心できます。
 それから、私は入学時に「無遅刻無欠席」を自分の中で決心し、継続しました。これは就活の時期を迎えたときに、自信を持って言えることが何か1つでも欲しいと思ったからです。実際に面接で話すことはありませんでしたが、自己管理能力をアピールする際の根拠として、自分の中では大きな強みになりました。少し体調が優れないときもありましたが、学校に通い続けられたのは、家族が支えてくれたおかげなのでとても感謝しています。

 TOEICの伸び悩みもそうですが、私は、とにかく助走が長いタイプで、結果が出るまで時間がかかります。それが自分で分かっていたので、辛くても1歩1歩、毎日を積み重ねるしかないと割り切って考えていました。皆さんもそれぞれ自分に合ったやり方を見つけて、それを続けると自信の貯金につながります。

 それから、感謝の気持ちを忘れないのが大切だと思います。勤めたい企業を自分で自由に選べて、その夢に向かって頑張れる環境があるのは本当にありがたいことです。学校の先生は私のために毎日、何カ月も続けて放課後の面接練習につき合ってくださいました。
 企業の選考を受けるためには、そうした準備が必要になります。皆さんも周囲の協力を得る機会が、今後増えていくと思います。私も1人だけでは絶対に、夢を叶えることはできませんでした。ですから、先生や友人、親など、周囲の方々には感謝の気持ちをもって接することが大切だと思います。

ページTOPへ