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 高校生のときに、企業と組んで課題を解決するコンペ参加型の授業があり、ハウスメーカーから提案された「新しい建物を考える」というテーマで3位になりました。それが、設計に興味を持ったきっかけです。進路相談で紹介されたこの学校のオープンキャンパスを見学し、雰囲気が良かったので入学を決めました。4年間の学校での生活はとにかくみっちりと授業があり、インターンシップなども、開催スケジュールがうまく合わないと参加が難しかったです。密度の濃い時間を過ごした分、専門的な知識で大学生に勝っているという自信になっています。
 エントリーシートを出したのは6社で、合同説明会や就活サイトでの情報や、知名度などから企業を絞り込みました。その際に参考にしたのは新卒向けに加えて、転職者向けの情報サイトです。既に何年も働いている人たちの生の意見を知ることができて役立ちました。選考を受ける中で第1志望にしていた企業に内定をいただいたのが4月下旬。2カ月弱の就活でした。

就職活動を振り返って、
何か反省点はありますか?

 学校の授業とスケジュールが合わなかったため、仕方がないのですが、インターンシップに参加できていたら良かったかな、と思います。インターン生同士で情報交換できたり、会社内部の様子が分かったりするなどのメリットも多かったでしょう。
 ただ、この学校ではカリキュラムの一環でオープンデスク(研修)が義務づけられているため、この経験で得られるメリットもありました。この研修では研修先も自分で探すことになっているため、僕も自ら交渉して2週間ほど設計事務所に通いました。

 インターンシップとは違いますが、この研修だからこそ学べたことがあるのかも知れません。だからインターンシップに参加しなかったのも、反省点とは違う気もしますし、ほかでもとくに何か失敗したようなことはなかったです。面接練習もしていないし、エントリーシートの添削も受けていませんが、とくに問題はありませんでした。どちらも選考を受ける企業の経営方針や社風を調べてキーワードを抜き出し、志望動機などと結びつくように反映させました。

就職活動でもっとも辛かったことは?

 3月に予定をぎちぎちに詰め込んだので、かなりタイトなスケジュールになってしまいました。とくに4週目は説明会や面接が一気に集中し、1社の時間が押すと次の予定が心配でハラハラしました。
 4月になると春休みが終わって学校が始まったので公欠で就活しましたが、休んだ授業は友人に内容を聞いてフォローアップに努めました。大学生と同じ土俵での就活でしたが、引け目を感じたことはありません。

 専門的な学習は大学よりも時間を割いてきているし、大学生が学ぶ一般教養などの科目は、必ずしもそこで学ばなくても普段の生活のなかで身につけられると思っていましたから。
 また、集団面接などでは、あまり常識のない大学生と出会うこともあったので…(笑)。

 専門学校は出席日数に厳しく、休めないため本当によく勉強します。1日ごと、週間や月間、年間ごとに比べてみてもカリキュラムに遊びがない分、みっちり業界についての知識と技術を学んだ4年間には自信を持っています。もし、社会に出て「専門学校卒」であることで不利な面があったとしても絶対に巻き返せる自信があります。

          

入社の決め手になった
ポイントを教えてください。

 6社受けたうち、内定は3社からいただきました。2社はハウスメーカー、1社はマンション専門の建設会社です。ハウスメーカーを選んだのは、お客様と直接会える、相手が見える仕事をしたかったからです。建築する戸数が多く街づくりに関われる分譲住宅でも、個性ある設計に携われる注文住宅でも、どちらでも良いと思っていましたが、最終的には第一志望にしていた分譲住宅のメーカーに決めました。

 第一志望にしていた理由の一つは、活発なジョブローテーションにあります。自分も入社したら設計に限らず、営業からのスタートになるかも知れません。ただ、営業を経験することでお客様と接し、住宅のトレンドが分かり、学べるものも多いでしょう。それは設計の部署に移ったときにもきっと役立つ経験になるはずです。

 あとは社員の方々の印象も入社を決めた理由です。採用人材課の方をはじめ、会う方会う方、どなたも輝いていたのです。グループワークでは設計担当の社員さんと話す機会もありましたが、仕事に対する熱意を感じました。若手が活躍している事例もあって、入社5年目の支社長がいるなど、チャレンジさせてもらえる環境だと感じました。

自分の内定ポイントは
どこだったと思いますか?

 とくに「ここに力を入れて頑張った」という点がないので、何が内定に結びついたのか自分では分からないのですが、「採用したいと思ってくれている」と感じた場面は何度かありました。面接は全般的にエントリーシートに書いたことを見返して臨み、聞かれたことに素直に答えただけです。普通に、素の自分で向き合った就活だったので、それを評価していただいての入社は、かえって無理がなくて安心です。

同じ道を志す後輩の皆さんへ
メッセージをお願いします。

 設計職を目指すなら、やはり普段から建物をよく見ることは必要かと思います。少なくとも自分の好みくらいは話せるといいですね。建築士の名前や作品もある程度知っていると、面接官が設計士だったときに話のきっかけになります。

 専門学校生は、大学生に比べると授業やカリキュラムが過密になり、時間が限られているので、企業選びなどでは、インターネットが大きな情報源になると思います。情報の偏りを防ぐためには、1社につき4つか5つ、複数のサイトで確認しましょう。新卒向けのサイトだけではなく、実際に働いている人の声を拾うためには、転職サイトを見ることもおすすめします。

 また、会社を訪問する際には、そこで働いている人の様子を見るのに加え、自分以外に会社を訪れている学生も見ます。企業によっては、就活生にもカラーがあるので、同期として一緒に働きたい人たちか集まる場所かどうか判断するわけです。
 とにかく、その企業に関わる「人」を見ることは重要ですね。仕事の内容に対しては努力次第で変えたり、自分が順応したりできると思うのですが、そこで働く人の中身は自分では、なかなか変えようがないですからね。

 設計士を目指すなら、面接では必ず「なぜ設計士になりたいのか」が聞かれます。その企業の事業と関連づけた理由をきちんと話せるように準備しておきましょう。僕の場合は分譲住宅のメーカーだったので、「量産することで街全体を作りたい」「そこで暮らす人々の笑顔を増やしたい」という点について話をしました。

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