シゴト場拝見
WORK PLACE
病院薬剤師としてオールマイティな力が付く、地域密着型病院
「厚生病院」と呼ばれて親しまれている静岡・清水の2病院をはじめ、JA静岡厚生連の4病院は地域の皆様に身近な存在として信頼をいただいてきました。総合病院の多様な調剤知識や専門技術が身につく上、病棟業務への取り組みも本格的に始動しました! 顔の見える病院薬剤師として、患者さんとじっくり向き合えます。

静岡厚生病院(静岡市葵区)は市内北部の患者さんに身近な総合病院。知る人ぞ知る関節リウマチの研究拠点でもあります。薬剤師も、効果は抜群だがリスクも孕んでいるリウマチの薬についての専門知識を磨いています。

病棟薬剤師は、医師や看護師と連携して入院患者さんの服薬指導や相談業務を行う仕事。患者さんと顔の見える信頼関係をつくることができ、退院後、外来に来る時にも声をかけていただけるのが嬉しい瞬間です。

静岡厚生病院の無菌調剤室。抗がん剤やリウマチ関連薬など、取扱が難しい薬剤も多く扱うため、安全管理を徹底しています。常に最新の医薬情報を把握しておくため、医師と合同の勉強会にも参加しています。

清水厚生病院(静岡市清水区)は、2病棟の規模ながら12の診療科を持ち、二次救急病院も担う地域密着型の総合病院。いち早く病棟薬剤業務を導入し、入院患者さんの服薬指導やサポート業務を行っています。

複数の診療科にかかっている患者さんは特に、薬の飲み合わせや投与量などに注意が必要です。そのため時には薬剤師が医師の処方に薬学的見地から意見や情報を提供することも。医師や看護師との連携は不可欠です。

万事において薬の提供ミスを起こさないよう、調剤室の棚には薬剤ごとに情報カードを備え付けています。カードは取扱に注意が必要な順に赤・黄・青に色分けし、新人でも一目でわかるように工夫しています。

リハビリテーション中伊豆温泉病院(伊豆市)は、温泉治療が特徴的な、県内最大級の回復期リハビリテーション病院。もっとも薬剤師の仕事は一般の急性期病院とそれほど違いはありません。

綿密なカンファレンスで、チーム医療を円滑に実行。新人薬剤師も一年上の先輩をはじめ、周囲のサポートを受けながら、チームの一員として少しずつ病棟業務に携われるようになります。

院内処方が殆どのため、薬剤師には広範な知識が求められ、一人前になるには最低2,3年はかかります。新人薬剤師は医薬品の知識や仕事の流れなどの基礎を半年はかけて学び、その後OJTでスキルを磨いていきます。

静岡厚生病院

顔の見える病棟業務

安全最優先の無菌ルーム

清水厚生病院

医師や看護師と密な連携を

新人も学べる情報カード

リハビリテーション病院

新人時代から病棟業務も

調剤室で基礎力を磨く