(株)ファーマシィ
【本社】
  • 広島県福山市沖野上町4-13-27
【業種】
  • 調剤薬局

PROFESSIONAL WORK

服薬アドヒアランス向上をめざして
診療所を対象にした薬剤師外来に挑戦

安福 功一さん

2015年入社。神戸学院大学薬学部卒。多くの病院では薬剤師外来を設けているが、診療所に対する薬剤師外来の取り組みは珍しく、社内初の試みに挑戦中。休日は子供とサッカー観戦を楽しむ。神戸マラソンにも出場予定。

多彩なフィールドがあり、スキルアップできると確信

診療15分前に来局した患者さんに対して
服用状況や副作用などをヒアリングします

数ある調剤薬局の中からファーマシィを選んだのは、多彩な活躍のフィールドがある当社なら、視野を広げ、スキルアップできると確信したからです。
最初に配属になった国立成育医療研究センターの門前にある大蔵薬局(東京都)では、高度な小児医療やターミナルケアに従事。その後、京都エリアの5店舗を統括するブロック長となり、京都第一赤十字病院の門前にあるファーマシィ薬局東山(京都市)で薬局長兼管理薬剤師を兼務。そして2018年10月にファーマシィ薬局上本町駅前(大阪市)のオープンを機に薬局長兼管理薬剤師として着任し、現在は「薬剤師外来」をメインに、店舗管理業務全般を行っています。

「薬剤師外来」とは、診療所を受診前の患者さんに薬局薬剤師が残薬や服薬の状況、副作用による体調変化などをチェックし、医師に服薬情報の提供を行うことで服薬アドヒアランスの向上につなげることを目的とした取り組みです。

受診前の残薬・服薬チェックで患者の健康をサポート

副作用に対して不安を持たないよう
服薬の意義や効能を丁寧に説明します

今年1月から同じビルの上階に入居する心療内科と連携し、薬剤師外来に取り組んでいます。始めたきっかけは、医師から「患者が残薬を持参し、診察時に残薬調整をするときもある」と聞き、薬剤師が介入することが患者・医師ともに有用であると考えました。また、心療内科は完全予約制であり、患者さんの来局時間を程度把握できるため、早速、薬剤師外来を医師に提案したところ快諾いただき、診察前の患者さんへの介入を開始しました。

受診直前の10分間程、患者さんに必要な情報を聞き取り、整理した上で服薬情報提供書(トレーシングレポート)に記載して医師にフィードバック。医師からは「診察時に患者の残薬や服薬状況を把握できるため、その日の処方に反映しやすい。また、遠慮して本当のことを言わない患者もいるので、事前に薬局から情報を提供してもらうことで、診療の質の向上につながっている」と高評価をいただいています。

診療所に対する薬剤師外来を積極的に広げていきたい

患者さんに寄り添う地域密着型薬局をめざし
薬局長として薬剤師をサポートしています

これまで20人の患者さんに対して介入。残薬の多い患者さんの理由としては「仕事が不規則で1日3回毎食後の服用ができなかった」「副作用や依存が怖い」「抗うつ薬など調子の悪い時だけ飲んだ」など。こうした患者さんには、薬理作用や薬物動態などの知識も踏まえ、毎日服用すべき理由を分かりやすく丁寧に説明し、服薬の意義を理解してもらうことで服薬アドヒアランスの改善に。また、患者さんが服薬に負担を感じているケースでは、以前の処方医の引き継ぎで漫然と処方されていた整腸剤、補助的に使用されていた精神神経用剤などの減薬を医師に提案します。提案が通り、患者さんから感謝の言葉をいただいた時は、薬剤師冥利につきますね。

今後は薬剤師の介入により患者さんの健康に寄与できていることをエビデンスとして残すため、学会や論文発表も行っていきます。そして、社内他店舗や他社にも広げていきたいですね。

MESSAGE

当社の魅力はいろいろなことにチャレンジしやすい風土があること。私も入社3カ月目に会社に大きな提案をしました。在宅医療に使うため、高額なPCAポンプの購入を提案。最初は難しいと言われましたが、最終的には患者さんのためになるならと受け入れてもらえました。また、母校の非常勤講師もやらせてもらっています。私もそうですが、患者さんのためにさまざまな取り組みをしたい方にとっては非常にやりがいのある職場ですよ。