(株)ファーコス
【本社】
  • 千代田区神田練塀町68−1 ムラタヤビル2F
【業種】
  • 調剤薬局

PROFESSIONAL WORK

病院や薬局の枠を超えた密接な多職種連携。
薬のプロとして情熱を持ち、地域医療に挑戦

乙須 舞さん

外資製薬メーカーのMRとして活躍した後、結婚を機に熊本のファーコスに入社。2人目の出産時に退職して2004年再入社。「ファーコス薬局 たるみやま」の在宅医療専任薬剤師として地域に向けた幅広い活動に取り組む。

「薬剤師の役割とは?」医師の一言が私の行動を変えた

かかりつけ薬局として地域医療をサポート

会社ではなく、患者さまと地域の利益を優先し、困っている人に尽くすことで後に利益はついてくる。ファーコスは「先義後利(せんぎこうり)」の精神で、設立当初から20年以上にわたり在宅医療に力を入れています。その理念に共感したことが一番の入社理由。全国に200薬局以上の保険薬局を展開するなか、特に先進的に取り組んでいるのが京都市右京区にある「ファーコス薬局 たるみやま」です。地域包括ケアシステムが導入される以前から地域の基幹病院を中心にクリニックや保険薬局、関連機関が一体となり、ICTによる患者さまのカルテ情報の共有、勉強会や委員会活動を通じて、誰もが安心して暮らせる生活を支援。私はこの薬局で15年間、地域とのネットワークづくりを強化してきました。そのきっかけとなったのは、ある医師の「乙須さんは“はい”しか言わないね。在宅医療の理念を持ち、薬剤師として発言しないといけないよ」という一言だったのです。

患者さんのためにチームが連携して、プロの仕事に挑む

HPN(在宅経静脈栄養)の無菌調整も行う

在宅医療は、高齢者の方が中心となります。残りの人生を住み慣れた我が家で安心して暮らせるように、患者さまの希望をチーム全体で叶えていく。その人の人生に深く関わり、大きな影響を及ぼす仕事です。一人ひとりの病状やニーズは異なり、わからないことの連続でしたが、その都度、医師や看護師に聞き、まずはやってみる。退院して在宅医療に切り替えるときは、それぞれの視点から活発に意見を交わし、在宅医療の体制を構築。人生の最期まで寄りそうために、薬局に無菌室も導入し本社の専門スタッフから指導を受けるなど、新しい事に挑戦、現在は小児から末期癌までさまざまな患者さんを受け入れている。この仕事を通じて、チームワークとは仲良しメンバーではない。医師や看護師、ケアマネ、薬剤師…それぞれがプロとして自分に与えられた仕事を精一杯にやり遂げ、患者さまのために最大限の力を発揮する。その一員として活躍できることに大きなやりがいを感じます。

他の薬局とも協力。地域全体のレベルアップを図りたい

人に恵まれた職場で育児と仕事を両立する

少子高齢化や人材不足が課題となる今、地域医療は多職種のタテの連携だけでなく、薬局同志のヨコのネットワークをつくり、それぞれの規模や特色、保有設備を活かした連携が重要になっています。これまでに患者さまの病状や居住地に合わせて他の薬局に紹介をしたり、他社の薬剤師さんに無菌調剤の指導を行い、勉強会なども実施してきました。「競合なのに?」と思うかもしれませんが自社の利益だけでなく、地域全体のレベルアップを図っていくことが、私の使命だと強く感じています。けれども育児と両立しながら地域医療をテーマに幅広い活動ができるとは思ってもみませんでした。実現できたのは、子どもが急病のときも快く協力してくれた仲間がいたからこそ。在宅医療は大変なイメージがありますが、自分でスケジュールが組めるので臨機応変に働くことができます。生涯活躍するうえでも在宅医療の薬剤師という仕事をおすすめしたいですね。

MESSAGE

乙須さんの仕事振りは、全国でも注目を浴びています。本人の努力はもちろんですが、当社は現場に裁量を与えているため、自分次第で幅広い仕事に挑戦できます。また、人材育成に関しても入社後1カ月間の新卒集中研修をはじめ、各薬局でのOJT研修、学会発表など学ぶ機会も豊富。ゆくゆくは処方設計、緩和ケアなど多彩な活躍のステージがあり、長期的にキャリア形成ができます。
(人事担当の大野さん)