PROFESSIONAL WORK

現代の地域薬剤師に求められる
“選ばれる”ためのコミュニケーション能力

石井 雅夫さん

大学卒業後、大分県内での薬剤師経験経て、2016年に入社。現在は「ファン薬局上野店」の管理薬剤師として勤務する一方、全店舗のスタッフの労働環境の実際の把握や改善を担うエリアマネージャーも兼任する。

患者様にも還元される業務効率化を図る職場環境づくり

他局で導入事例の少ない散剤・水剤の
自動分包機の導入など最新の設備を展開

あらゆる診療科目を取り扱う管理薬剤師として患者様の応対に加え、エリアマネージャーを兼任し「薬剤師が仕事をしやすい環境づくり」に励んでいます。門前薬局としての機能も担う「ファン薬局 上野店」には一日平均約200名の患者様がご来局されます。患者様を明るく迎え入れるために不可欠なスタッフの心身の健康やモチベーションを保つための面談を通し、本部への職場環境改善を提言していくことも私に与えられた重要な任務です。一方、仕事のしやすさという観点では、調剤機器導入を積極的に進め、業務効率向上をいっそう進めている段階です。これまでにない時間短縮の効率化によって、患者様へのスピーディーな薬剤の提供を可能にし、調剤ミスも無くなります。私たちは安心・安全なお薬を“素早く届ける”という付加価値を大切にしています。

最新設備がもたらす業務効率化と「対応力」

「信頼してもらえる患者様を増やすことが、
薬剤師のやりがいにもつながる」と石井さん

最新の調剤機器導入により、薬剤師の業務軽減化が進む今日の調剤薬局業界は「対物」から「対人」に比重を置く時代を迎えています。したがって薬剤師も、的確な処方や薬の知識に加え、患者様とのコミュニケーション能力がいっそう求められるようになりました。現在薬剤師による在宅医療のニーズが高まるなか、患者様との信頼関係の構築は重要な課題です。そこで私が注力しているのは、他局にない魅力の創出。つまり“選んでもらえる”店づくりです。また同時に、患者様の生活を多角的にアドバイスできるスタッフの教育は欠かせません。患者様から様々な相談を受けるようになることは、信頼される薬剤師になった証。服薬指導から食事、生活習慣、日々の他愛ない話題にも丁寧に対応できるよう、医療分野にとどまらず幅広いニュースやトピックスを意識的に取り入れる姿勢も薬剤師には必要なのです。

地域の相談薬局を目指し、教育と店舗環境整備に注力

ファン薬局の中で最大級の医療タウン型
の薬局(4医療機関の処方箋を応需)

2016年度の制度開始にともなう「かかりつけ薬剤師」を増やすことは今後の目標の一つです。そのための第一歩として各々の薬剤師としてのスキルアップ向上を前提とする勉強会や外部講習会を定期的に行う他、eラーニングを活用した学習環境が充実しています。空き時間を見つけて少しずつ勉強しているスタッフも多いんですよ。また、社を挙げて取り組んでいるのは、地域に開いた店舗空間の工夫です。例えば車移動が生活の軸である地域において、医療モール型の薬局やドライブスルー対応の薬局を展開したり、地域の“相談所”として、FACE TO FACEの応対がかなう個別ブース式のカウンターを導入したりと、環境整備にも力を入れています。今後も「対人」に重きを置きながら、地域に信頼される薬剤師を育成します。

MESSAGE

薬剤は患者様の命に直結する仕事です。薬の知識をはじめ、あらゆる診療科目の処方を担い、新薬もコンスタントに生まれる環境においては、継続的な勉強が必須です。とはいえ、現段階で学生の皆さんにおすすめしたいのは、様々な人との交流を通し、コミュニケーション能力を養うこと。その経験が、薬剤師としてのキャリアの土台になりますよ。